TALK001
時をかける幽霊

2000年12月7日脱稿
2001年6月15日更新

海外TFシリーズの迷キャラクター、スタースクリームについてです。



「ビーストウォーズ」21話において、 TFシリーズ第1作の人気キャラ・スタースクリームが登場しました。 これにより、「BW」が米国TFシリーズの続編であることがはっきりとしました。
(ちなみに、ここでいう「米国TFシリーズ」とは、 第1作→「ザ・ムービー」→「2010」→「ザ・リバース」 の流れであります。)

さて、スタースクリームが実は太古の地球であった惑星エネルゴアに現れた理由ですが、 単なる旧作からのファンへサービスではありませんでした。 第2シーズン(日本の「ビーストウォーズメタルス」前半)から登場するランページの 誕生するきっかけだったのです。
不死身のトランスフォーマーであるランページを登場させるには、 過去に不死身の戦士が活躍したという例を示すのが一番です。 そこで、幽霊となって活躍(?)したスタースクリームが再登場したというわけです。 米国のスタッフ、なかなかやりますね。

ところが、スタースクリーム再登場において二つの謎が発生しました。

1.身体、ありませーん。
前回のスタースクリーム登場は「2010」第16話「スタースクリーム復活」であります。 その話において、スタースクリームは新しい身体を手に入れました。 そして、爆発により宇宙の彼方に吹き飛ばされてしまいました。身体がある状態で。
ところが、再登場した彼には身体はなく、スパークのみという状態でした。
何らかの理由により再び身体を失ったのでしょうか?

2.21世紀から太古の地球へ
スタースクリームの最後の活躍は日本版では西暦2010年、米国版では同2006年であります。 いすれにしろ、21世紀初頭であることにはかわりありません。
ところが、「BW」の舞台は人類が誕生する前の地球であります。 (それでも、400万年以上さかのぼることはできませんが) 明らかに彼は時代をさかのぼっているのです。
コンボイ達が乗っていた「アクサロン」といった超時空宇宙船を使えば別に問題はありません。 ところが彼は宇宙船を使った形跡がありません。 後にデプスチャージが遭遇した時空の歪みに入ったのでしょうか?

重箱の隅をつつくようなことをしてしまいましたが、スタースクリームは本当に人騒がせな奴ですね。 そんなところが好きな人も少なくないのですが。



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