去る2003年(平成15年)2月11日、
「変形武者」内に新コーナー「トランスフォーマー パロディ伝説」がスタートしました。
タイトルの由来はもちろん脱稿日現在で放送中の「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」をいじくったものです。 それはさておき、最初のネタが「諸君 儂は戦争が好きだ」でした。 元ネタはあそこでも書いたように、平野耕太「ヘルシング」中の演説です。 (ちなみに、元ネタはこちら。) その元となった演説中に、「千人に満たぬ敗残兵に過ぎない」というくだりがあります。 演説を行っている人物が率いる組織が約千人から成るので、 これをデストロン軍団の人数に直そうとしたとき、悩んでしまいました。 「デストロン軍団の正確な人数がわからない」という、 「貴様はそれでもTFファンか!」という罵声がとんできそうなものです。 話は悩む前に少しさかのぼります。 合体兵士の扱いですが、「数人で手をつないでいる状態」の延長線上にあるものと見なして、 カウントから外しました(ムチャクチャな理論だ……)。 まずは、小部隊を構成している者から数えてみました。 彼らの数をはじき出した後に、ガルバトロンなどの小部隊に属さない者の数を合わせるのです。 |
部隊名 | 人数 | 兵士名 |
---|---|---|
ビルドロン | 6 | ロングハウル、スクラッパー、グレン、ミックスマスター、スカベンジャー、ボーンクラッシャー |
スタントロン | 5 | モーターマスター、ブレークダウン、ドラッグストライプ、ワイルドライダー、デッドエンド |
コンバットロン | 5 | オンスロート、ブレストオフ、ボルダー、ブロウル、スインドル |
アニマトロン | 5 | レーザークロー、ラムページ、ダイムボム、タントラム、ヘッドストロング |
テラートロン | 5 | ハングルー、リッパースナッパー、シナーツイン、カットスロート、ブット |
カセットロン | 9 | サウンドウェーブ、フレンジー、ランブル、コンドル、バズソー、ジャガー、 ラットバット、スラッグフェスト、オーバーキル |
バトルチャージャー | 2 | ラナバウト、ラナマック |
小計 | 37 |
ここまで数えて、ふと気付きました。数に含めていいのかどうか迷う兵士(または部隊)がいるのです。 彼らのせいで、先程書いた悩みに直面したのです。 |
兵士(部隊) | 理由 |
---|---|
スウィープス | 全人数が不明 |
インセクトロン | 増殖可能 「ザ・ムービー」でスウィープスに転生したがシーンあり |
新ジェットロン | 「ザ・ムービー」で戦死したと思われるシーンがある |
ブリッツウイング | 「2010」5話でデストロンを離反 |
オクトーン | 「2010」7話で脱走。その後捕縛 |
いろいろ悩んだ挙句、スウィープス以外は次のように結論をつけました。 彼らのことは後回しにしておきます(おいおい)。
そして、いかなる小部隊にも入っていないガルバトロン、サイクロナス、ダイナザウラーを合わせて (46+3=49)、49人です。 とうとうスウィープスの番ですが、第26話「原始の呼び声」で次の台詞がありました。 「スウィープス6および7、これより〜」 どうやら、少なくとも7人はいたようです(欠番がなければの話ですが)。 同時には7人も存在しなかったり、「スウィープス8」以降が存在する可能性もあるのですが、一応7人としておきます。 彼らを率いるスカージが「スウィープス1」かどうかはわかりませんが、 上司ということもあり、「スウィープスより一段上の存在」として、7人の中には含めませんでした。 その結果(49+7+1=57)、西暦2010年のデストロン軍団は全員で57人となりました。 一方、「諸君 儂は〜」の元ネタを見ると、「千人に満たぬ〜」とあります。 最終的(一つの演説という形になったとき)には、キリの良い数字を少し下回る必要があるのです。 そこで、肝心な演説の方は「60人に満たない〜」としました。 こうして見ると、デストロン軍団って野望(全宇宙の支配。エネルギー強奪はあくまでもその準備に過ぎない)の割には 意外と小規模だったんですね。 |