TALK002.
2010年のデストロン兵士数

2003年2月12日脱稿
新コーナーを開設しようとしてぶち当たった壁は……。



去る2003年(平成15年)2月11日、 「変形武者」内に新コーナー「トランスフォーマー パロディ伝説」がスタートしました。 タイトルの由来はもちろん脱稿日現在で放送中の「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」をいじくったものです。
それはさておき、最初のネタが「諸君 儂は戦争が好きだ」でした。 元ネタはあそこでも書いたように、平野耕太「ヘルシング」中の演説です。
(ちなみに、元ネタはこちら。)
その元となった演説中に、「千人に満たぬ敗残兵に過ぎない」というくだりがあります。 演説を行っている人物が率いる組織が約千人から成るので、 これをデストロン軍団の人数に直そうとしたとき、悩んでしまいました。 「デストロン軍団の正確な人数がわからない」という、 「貴様はそれでもTFファンか!」という罵声がとんできそうなものです。

話は悩む前に少しさかのぼります。
合体兵士の扱いですが、「数人で手をつないでいる状態」の延長線上にあるものと見なして、 カウントから外しました(ムチャクチャな理論だ……)。
まずは、小部隊を構成している者から数えてみました。 彼らの数をはじき出した後に、ガルバトロンなどの小部隊に属さない者の数を合わせるのです。

小部隊ごとの人数
部隊名人数兵士名
ビルドロン ロングハウル、スクラッパー、グレン、ミックスマスター、スカベンジャー、ボーンクラッシャー
スタントロン モーターマスター、ブレークダウン、ドラッグストライプ、ワイルドライダー、デッドエンド
コンバットロン オンスロート、ブレストオフ、ボルダー、ブロウル、スインドル
アニマトロン レーザークロー、ラムページ、ダイムボム、タントラム、ヘッドストロング
テラートロン ハングルー、リッパースナッパー、シナーツイン、カットスロート、ブット
カセットロン サウンドウェーブ、フレンジー、ランブル、コンドル、バズソー、ジャガー、 ラットバット、スラッグフェスト、オーバーキル
バトルチャージャーラナバウト、ラナマック
小計37

ここまで数えて、ふと気付きました。数に含めていいのかどうか迷う兵士(または部隊)がいるのです。
彼らのせいで、先程書いた悩みに直面したのです。

数えていいのかどうか迷った兵士
兵士(部隊)理由
スウィープス全人数が不明
インセクトロン増殖可能
「ザ・ムービー」でスウィープスに転生したがシーンあり
新ジェットロン「ザ・ムービー」で戦死したと思われるシーンがある
ブリッツウイング「2010」5話でデストロンを離反
オクトーン「2010」7話で脱走。その後捕縛

いろいろ悩んだ挙句、スウィープス以外は次のように結論をつけました。
彼らのことは後回しにしておきます(おいおい)。
ブリッツウイングとオクトーン
のちにデストロンの一員の戻ったもの(「ザ☆ヘッドマスターズ」には登場)として、 アストロトレインとともにカウントに入れる(3人)
新ジェットロン
命は取り留めたもの(実際に16話「スタースクリーム復活」などに登場)として、カウントに入れる(3人)
インセクトロン
オリジナルはユニクロンに改造されることなくそのまま生存して、 「2010」第1話に登場したもの(クローンがスウィープスに転生したと想定)として、 カウントに入れる(3人)
これで先の37人と合わせる(37+3+3+3=46)と46人になります。
そして、いかなる小部隊にも入っていないガルバトロン、サイクロナス、ダイナザウラーを合わせて (46+3=49)、49人です。

とうとうスウィープスの番ですが、第26話「原始の呼び声」で次の台詞がありました。
「スウィープス6および7、これより〜」
どうやら、少なくとも7人はいたようです(欠番がなければの話ですが)。 同時には7人も存在しなかったり、「スウィープス8」以降が存在する可能性もあるのですが、一応7人としておきます。 彼らを率いるスカージが「スウィープス1」かどうかはわかりませんが、 上司ということもあり、「スウィープスより一段上の存在」として、7人の中には含めませんでした。
その結果(49+7+1=57)、西暦2010年のデストロン軍団は全員で57人となりました。
一方、「諸君 儂は〜」の元ネタを見ると、「千人に満たぬ〜」とあります。 最終的(一つの演説という形になったとき)には、キリの良い数字を少し下回る必要があるのです。
そこで、肝心な演説の方は「60人に満たない〜」としました。

こうして見ると、デストロン軍団って野望(全宇宙の支配。エネルギー強奪はあくまでもその準備に過ぎない)の割には 意外と小規模だったんですね。



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