(就寝中に目が覚めて) あれ?球磨川がいない……あいつ、何処をうろついているのだ?トイレに行っているのか…… | |
(暫くたっても球磨川えびの、帰ってこない) | |
あいつはまだ帰ってこないか……いくら宇宙一のイカレポンチとはいえ、気になるな。探してみるか (千賀子さん、部屋を出ようとすると……) | |
(物音) | ガタッ! |
何っ! (急いで隣の部屋に駆けつけると……) | |
あ、ちかたん。こんな遅くに何してるの? (このHPでは、球磨川えびのの影武者を、けろぴーにやってもらっています。以後、ご了承ください) | |
それはこっちの台詞だ!それに、「ちかたん」はやめろ! | |
ちかt……じゃなかった、千賀子さん、今私たちは男の浪漫に浸っているところです | |
(球磨川えびのを一殴りした後) それじゃ全然分からん。具体的に説明しろ。秘密は許さん。あと、「私たち」とは何だ? | |
痛てててて……秘密だということ自体浪漫の一部だけど……しょうがない、話すか。 実は私たちは模型を作っています。デアゴスティーニから発売されている「週刊 パーツ付きクラフトマガジン 戦艦大和を作る」です。 あと、「私たち」というのは、私以外にも「大和」製作に携わっている人(?)がいるからです。 (後ろを振り返って) お二人さ〜ん、自己紹介してやって! | |
ウイングガンダムだ。球磨川えびのによって、下手糞なプラモデルとして生まれてしまった | |
ガンダム・ステイメンであります。自分も、ウイングガンダムと同様な生い立ちであります | |
何だこいつらは!いつのまに住み着いたんだ! | |
「こいつら」って、二人(?)に失礼だな〜。家にはトランスフォーマーだって居るんだ。ガンダムが居たところで不思議じゃないだろ | |
どちらかが居るだけでも十分すぎるほど問題だ。それに「二人(?)」という表現を使っているお前にも問題がある | |
彼らはどう見ても人間には見えないし……そうそう、今オイラ達は人手不足でね〜人員追加を考えていたところなの。この際、加わってくれない? | |
こら!勝手に加えるな!私を加えるくらいならトランスフォーマー達がいるだろうが! | |
彼らとトランスフォーマー達は生い立ちが生い立ちだけあって水と油の関係だから、トランスフォーマー達を外回り(「遊進団漫遊記」)、ガンダム達を内回りで使っていくことにするつもりだ。 それに、お嬢様→人妻→未亡人とトランスフォーム(?)してきた由利子さんや、うちの動物系キャラ陣にやらせたら……どういう結果になるか分かっているでしょ? | |
考えただけで怖くなってきた…… | |
自分からもお願いします!球磨川さんと違って、常識ある貴女のような人がいないと大和は完成しません! | |
俺からも頼む。球磨川と違って、はるかに器用で頼りになると聞いている | |
そこまで言われるとな……よし、この私とあなた達の力で、戦艦「大和」を必ず完成させてみせるぞ! | |
若い男が頼むとここまでノリやがって……ところでガンダム達、オイラに失礼なこと言ってなかったか? | |
別に。本当のことしか言っていないが | |
新しい仲間も加わったことですし、ホームページで公開しましょう。史実の大和と違い、もはや機密事項ではありません | |
そうだな……よし、公開しよう。名付けて、「戦艦『大和』のような物を作る」だ! | |
(一度ずっこけて、再び立ち上がってから) 何だ「大和『のような物』」とは!大和を作る気は無いのか! | |
ハーッハッハッハッ! おっと笑ってしまい失礼。俺達はこれから大和の模型を作ろうとしている。しかし、プラモデルすらまともに作れない球磨川が製作に携わる以上、実際に完成するのは大和の模型ではなく、大和に似ている何かとなる。今回のプロジェクトにこれ程相応しい名前は無い。 | |
出来が良くなかった場合の責任逃れにも使えます | |
お前らボロクソに言いよって〜大激怒ォォォ! | |
(激怒中の球磨川えびのを前にして) ここは私が最近覚えた必殺技で球磨川を止めてやる。 (素早く球磨川えびのの懐に飛び込み、胴を締め上げ) ジーグブリーカー!死ねぇっ! (球磨川えびの、倒れる) | |
球磨川がぐったりとしているがいいのか?「死ねぇっ!!」と叫んでいるから殺人の意思があると見なされるぞ | |
大丈夫だ、すぐに復活する。それに、球磨川によると、この必殺技を使うときは必ずこう叫ばなければいけないそうだ | |
(……しかし、何故こんな技を覚えたのだろう……) |