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MANGA NEWS old 20(020113〜020331)



投稿者:020331(日)Kouji

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■TVアニメ「デジモンテイマーズ」終了。
4点。
前2作から世界観を変えて仕切り直したデジモン第3作。カードバトルを取り入れてゲーム性を意識したスポンサーの意図はどこへやら、小中千昭の脚本は第1クールをたっぷりつかってデジモンとのパートナーシップを問い、デジモンバトルにすら疑問を投げかける。しかしこの挑戦が結果的に物語を迷走させてしまった。単純で力強いカタルシスを封印されたキャラクターたちは、第2クールの新宿防衛戦以降も抑圧的な戦いを余儀なくされる。デジモンやデジタルワールドにSF的な考証を試みた設定の数々も本作の特徴だったが、アイテムや理屈が多い割にはストーリーの中での使われ方が唐突でいまひとつ機能していなかったように思う。作品の軸となるインプモンのエピソードが思ったより目立たず、変わって後半目立ったのは精神的に追いつめられた加藤さんのインパクトある壊れっぷり。デジモン前2作が冒険の話だったのに対して、「デジモンテイマーズ」はSFのスタイルを強く押し出しつつも、あくまでインナーワールドの成長物語だったということだろう。
「どれみ」と「コメットさん☆」の間の枠という縁で一年間おつき合いさせていただいたけれど、見ていてワクワクしなかった。

■TVアニメ「ギャラクシーエンジェル」終了。
5点。
エンジェル隊のくせ者5人によるバラエティコメディ。
いやこういう作り方もできる時代なんだなと感心。とことんナンセンスだが耳に残ってやがて心地よいOP、EDが作品を象徴しているようです。

■そんなこんなで01年度の極私的TVアニメ5選は以下の通りです。
1「コメットさん☆」
2「スクライド」
3「ちっちゃな雪使いシュガー」
4「学園戦記ムリョウ」
5「NOIR」

4月の新番組に向けてビデオ録画予約をせっせと入れ直す。

(3月31日[日]22時24分02秒)

投稿者:020330(土)Kouji

YOUNG KING OURs
スピリッツ増刊IKKI

酒日。

■スピリッツ増刊IKKI、
基本的に実力のある人ばかりが描いているのでおなかがいっぱいになる。「セクシーボイス アンド ロボ」(黒田硫黄)のラストページとか、お見事です。

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■TVアニメ「アクエリアンエイジ」終了。
4点。
キャラクターを活かせなかった。頭身の高いデザインは悪くなかったしキャラ作画も比較的整っていた。一方で止め絵の多用やアクションシーンを記号で表現するなど、作画枚数の効率化も徹底されていた。局所的にいいシーンもあったが、それ以外の部分で途端に省力モードに入ってしまう。作画、作劇のクオリティに安定感がなく、作品がどうにか成立するギリギリのコストでやりくりして作られているような心許ない印象を受けた。
原案となったトレーディングカードゲームの設定の盛り込みが中途半端で、軸となるストーリーとの乖離が最後まで埋まらなかった。この物語にあえてファンタジー的要素を混ぜる必要があるだろうか。いっそ「チャンス・トライアングルセッション」みたいに、芸能界デビューを目指す若者たちの愛憎渦巻く青春ラブストーリーに徹したほうが筋が通った気がする。この辺は、描きたい物語が先なのか、まず設定ありきなのかという企画の問題に通じる。最終2話では全てを台詞で解説して解決するお約束。消化不良の感は否めない。

(3月31日[日]22時13分57秒)

投稿者:020329(金)Kouji

ビッグコミックスペリオール

■ビッグコミックスペリオール、
「MOONLIGHT MILE」(太田垣康男)。宇宙ものと言えばもうひとつはこれ。面白くなってきてます。

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ヤマト裁判、松本零士はなぜ負けた?(zakzak)
「宇宙戦艦ヤマト」の著作者を巡る裁判。その結果は・・・。(ANIMAXIS.com)
松本零士氏と西崎義展氏との「宇宙戦艦ヤマト」に関する裁判について(株式会社ベンチャーソフト)

ジブリ最新作「猫の恩返し」(報知)
ジブリ最新作『猫の恩返し』いよいよ製作スタート!(E.goo)

もっと知りたい日本製アニメ(北海道新聞)

台湾の人気番組「流星花園」中国で放映禁止 「花より男子」リメーク版(産経)

暴力:10代前半のテレビの見過ぎが原因? 米研究グループ(Mainichi INTERACTIVE)

コミックガム公式サイトがリニューアル

(3月30日[土]01時10分14秒)

投稿者:020328(木)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン

行きつけの書店でOURs LITEが平綴じ月刊誌のスペースに入るようになって、気づけばコミックガムが置いてない。おーい。コミックゼロサムは……ちょっとフォローする余裕なし。

■モーニング、「プラネテス」(幸村誠)。明快さと重さを兼ね備えた佳作。

「大使閣下の料理人」(作/西村ミツル 画/かわすみひろし)、ベトナム編を締めて新展開へ向かう。ホアさん万歳。

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■TVアニメ「旋風の用心棒」終了。
5点。
寂れた田舎町、鬼無宿。2つの勢力に分かれて抗争に明け暮れる町にひとりの男がやってきた。15年前に起きた金塊強奪事件の謎。ひとりまたひとりと増えていく犠牲者。この町に隠された秘密とはいったい……。
日テレ深夜枠らしく長編をしっかり作ろうという姿勢には好感。惜しむらくは物語のクライマックスとなる第24話での作画の息切れ。最終25話の作画が良かっただけに残念。
極私的注目ポイントは第13話。やくざの三男、銀鱗が登場するエピソードでは、バーの店内を明暗のコントラストとパースを強調した独特の演出が印象的だった。作画の良さとも相まって、鱗という男の狂気が迫力を持って描かれた。

■TVアニメ「ちっちゃな雪使いシュガー」終了。
6点。
人間の町に修行にやってきた見習い雪使いのシュガーは、ピアノ好きでしっかり者の少女サガと出会い、彼女の部屋に居候する。まだ見ぬ「きらめき」を探しながらサガや仲間の季節使いたちと暮らしていく日々の輝きを描く。
良い作品でした。01年度を代表するTV作品のひとつに挙げられるでしょう。深夜枠の放送であったことがとことん悔やまれます。この作品は子どもたちを含むもっと多くの人に見てもらって評価されるべきでしょう。季節使いたちのデザインや仕草のかわいらしさだけでなく、素朴なエピソードを照れずに描く美意識が終始作品をあたたかい雰囲気につつみました。最終23-24話はちょっと駆け足だったけれど、切なすぎる別れをきっちりと描き、潔く締めた最終話は感動的でした。
極私的注目ポイントは光宗信吉の音楽。軽やかでありながらしっかり感情が織り込まれたメロディーで作品を彩りました。「少女革命ウテナ」「フリクリ」と個性的な楽曲の起用で魅せてくれた光宗信吉の優れた仕事。MVPをあげたいです。

■TVアニメ「おねがい*ティーチャー」終了。
5点。
高校生の草薙桂と、実は宇宙人の風見みずほ先生が出会ったそのときから、2人の時は加速を始める。突然の結婚、そして同居……。悩みながらも瞬間の眩しさに突き動かされ、二人の距離は縮まっていく。
黒田洋介の時代、という感覚を強く覚える昨今。とにかくシチュエーションの見せ方が悔しいくらいハマっている。そこに至る道程の描写も状況を俯瞰する視点もばっさり省略して、ここぞというおいしい場面を情感にのせて魅せる技は、例えるならアニメ版「10 cmの爆弾」とでも言おうか。毎回のように爆発する恋力に酔うが吉の2次元恋愛ファンタジー。
極私的注目ポイントはOPアニメ。みずほ先生を追いかけ、ズーム、パンする映像にぶれを入れたり、画素の荒れを模した処理を加えたりと、手持ちカメラの撮影に見せる演出が良かった。

(3月30日[土]01時06分41秒)

投稿者:020327(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー

■アフタヌーン5月号。「BLAME!」劇場アニメ化。2003年冬公開予定。
今号は「茄子」「ぽちょむきん」がお休みのため四季賞読み切り2本が掲載。

読み切り「陽射しの、君のいる所」(樋垂タカネ)
いつも教室で寝てばかりいるクラスメートの少女のことが気にかかる少年。
2001冬の四季賞四季大賞受賞作。二人の交わす言葉の「素」な感じがいい。情報密度の薄い時間を贅沢に自分で埋めて生きる様がうらやましくなりました。

読み切り「砂吉」(田辺剛)
姉や周囲の「あきらめろ」の声に耳を貸さず「第九」に向かう砂吉。
2001冬の四季賞準入選作。ハイコントラストのシャープな絵柄が印象的。

読み切り「SEA SIDE SOUVENIR」(博内和代)
波打ち際に閉じこめられた思い出の品々。捨てられて、現世からこぼれ落ちたまぼろしの家族。
「チャックのある風景」「外環視点」「バナナチ○コ」に続く博内和代の4作目が登場。本作でも緻密な描画と構成はなかなかのボリューム感。インパクトでは初期2作品に及ばないが、密度と透明感を兼ね備えた作画の魅力で長尺を飽きさせない。作品集の実現が望まれます。

次号、五十嵐大介の読み切り登場。刮目して待つべし。また、木尾士目の新連載「げんしけん」開始。おたくネタとのこと。

(3月30日[土]01時00分36秒)

投稿者:小田中

> この手の話はやはり自分で調べることが大事
 全くそのとおりです。おんぶにだっこですいません。
 原文がネット上で見つかった(下記)ので目を通しました。

最大判 昭和60年10月23日(福岡県青少年保護育成条例違反被告事件)
http://roppou.aichi-u.ac.jp/scripts/cgi-bin/hanrei/hanrei.exe?76

 この判決の骨子は
『「淫行」とは、広く青少年に対する性行為一般をいうものと解すべきではなく、青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性行又は性行 類似行為のほか、青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性行又は性行類似行為をいうものと解するのが相当である。』
という部分だと思いますが、はて『青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性交又は性交類似行為』とはなんぞやというのが問題になります。反対意見の中にもこれは明確でないと指摘しているものもあります。

 それが明確であるかどうかはひとまず措いて、これをすごく乱暴にまとめてしまうと「青少年相手の愛のないセックス」ということになると思います。
 判例は「こどもがセックスなんかしちゃいかん」と言ってはいない。そのかわり「こどもと愛のないセックスなんかしちゃいかん」と言ってる。そういうことでしょうか。
 Googleで「青少年保護育成条例 逮捕」でヒットしたのをいくつか読んだ限りでは、ニュースの中では必ずしも金銭の授受については触れられていなかった。触れられていなかっただけで実際にはあったのかもしれないし、少なくとも金銭授受を伴う場合は限りなくクロに近いということになりそうです。伴わないから直ちにシロとはならないだろうけど。

 なお、裁判所はわたしが「予断ですが」以下で書いた法規制定者側にはあたりません。法規を定め施行するのは、端的に言ってしまえば議員であり公務員です。
 ただこの予断を実証していくのは難しい。条例が審議された当時の議事録でもひっくり返さないと何も出てこないような気もします。だからほんとに個人的な予断にすぎません(偏見かもしれない)。

「売春防止法で十分」は完全にわたしの勘違いでした。申し訳ありません。
 それはそうと、刑法で処罰対象としている年齢(13歳未満)と、児童の権利に関する条約/児童ポルノ法や青少年保護育成条例で対象としている年齢(18歳未満)との差は、もしかするともっと論じられていいことかもしれません。
 先の反対意見の中にも「年少少年(13?15歳)」と「年長少年(16歳?17歳)」という呼び方でさらにこの間の年齢の人間を区分し、さらに女性が16歳で結婚できることを指摘しているものがあって、なかなか興味深かったです。
 女性の16歳は結婚できる=性的に成熟している、だけど保護されるべき児童である。この点は突っ込むとおもしろいところかもしれないけど、そもそもこの掲示板で論じる話ではない(それを言ったらこれ全部脱線ですすいません)し、時間がなくなってしまったのでとりあえずやめときます。

(3月26日[火]23時53分20秒)

投稿者:020326(火)Kouji

増刊ヤングジャンプ漫革
少年エース
マガジンZ

■マガジンZ、今夏、新連載「サクラ大戦 漫画版」(原作/広井王子 キャラクター原案/藤島康介 漫画/政一九)開始予定。

マンガ版「サクラ大戦」といえば、マガジンZ創刊号(99年8月号)で、4号から新連載開始(原作・広井王子 作画・綱島志朗)と予告されたものの、翌月2号の告知で「編集部の都合により延期」となり(なぜか2号につく予定だった「サクラ大戦」ポスターもなしになって)、そのまま立ち消えになっていた企画。今回は大丈夫なんでしょうね?

「∀ガンダム」(原作・矢立肇/富野由悠季 漫画・曽我篤士)が最終回。TVアニメとのメディアミックスとしては健闘。

次号に高橋葉介が読み切りで登場。

■増刊ヤングジャンプ漫革、
読み切り「bazaar」(武富智)
やはりこの人は魅力的な表情を描きます。なぜ一万円なのか説明されないのがひっかかりましたが。
次号にも登場予定。短編集の早期実現に期待します。

「国境なき医師イコマ」(野洋)。01年にYJ本誌に集中連載されたシリーズの新作読み切り。内戦に荒れる土地で医療行為に従事する主人公の壮絶な体験。

「BLOODY MARY」(岸虎次郎)。シャープでよいです。

読み切り「渡辺くんのいる風景」(梅沢俊一)。売春をしているいじめられっ子が小学校の同級生だった透明人間と再会した。乾いた青春ストーリーはなかなかの存在感。低温の新井英樹、といった印象。

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宇宙戦艦ヤマトの著作者、松本零士氏でない…東京地裁(読売)
「宇宙戦艦ヤマト」の著作めぐり、松本零士氏の訴え棄却(朝日)
松本零士氏は控訴の方針。

『宇宙戦艦ヤマト』の著作者はだれか!?(@nifty AnimeFan)
気持ちはともかく記事の文章がめちゃくちゃ。

(3月26日[火]22時53分38秒)

投稿者:020325(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
ヤングキング
ビッグコミック
アフタヌーン
マガジンSpecial
少年サンデースーパー

■ビッグコミックスピリッツ、今号の誌面にはヤング誌ならではの熱と迫力を感じた。
巻頭新連載「つゆダク」(朔ユキ蔵)

■少年サンデースーパー、新連載「II(ツヴァイ)」(石渡治)
SFバイオレンスアクション。
01年11-12月に週刊少年サンデーに掲載された前後編読み切りが連載化。98年の少年サンデースーパーに掲載された「風神」(石渡治)とも設定がリンクしてる。

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「宇宙戦艦ヤマト」著作者は西崎氏=松本零士さん敗訴−東京地裁(時事通信)
「ヤマト」著作者は西崎氏と認定(日刊スポーツ)

第74回米アカデミー賞一覧。新設された長編アニメ賞には「シュレック」(SponichiAnnex)

「ちっちゃな雪使いシュガー」最終回(3月26日(火))の放送は26時50分〜となります。

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■淫行とか18歳未満の性行為とか、法的にはどうなのかしら?という話。
(この手の話はやはり自分で調べることが大事。今回のネタ本が清水英夫・秋吉健次編「青少年条例−自由と規制の争点」(三省堂 92年)だったりするので、最近の状況の変化はフォローしきれていない可能性もあり。また、判決文一部抜き出しをやってますので注意。以上前置き。)

ほとんどの青少年条例では、何人も青少年に対し、「淫行」and/or「みだらな性行為」and/or「わいせつ行為」を「してはならない」and/or「させてはならない」and/or「教えたり見せたり聴かせたりしてはならない」、と定めています。

また、幾つかの条例では、青少年の免責を定めています。
(例:東京都青少年の健全な育成に関する条例「第30条 この条例に違反した者が青少年であるときは、この条例の罰則は、当該青少年の違反行為については、これを適用しない。」)

それでは、こうしたいわゆる淫行条例の規定は「18歳未満(と)の性行為はいけない」という感覚を支持するものでしょうか。

この点については、福岡県青少年保護育成条例違反被告事件(最高裁昭和60年10月23日大法廷判決)が、青少年条例の淫行処罰規定について合憲判決を出した判例として重要な示唆を含んでいます。ちなみに裁判官2名が補足意見、裁判官3名が反対意見をつけている刺激的な判決文です。

この裁判で弁護側は、条例の淫行規定は、青少年が自由意志に基づいて行う性行為についても一律に規制しようとするものであり処罰の範囲が不当に広すぎる、また「淫行」の範囲も不明確で、広く青少年に対する性行為一般が検挙、処罰される危険がある、などとして憲法違反を主張しました。

これに対して判決は、淫行規定の趣旨を
『(略)青少年の健全育成を図るため、青少年を対象としてなされる性行為等のうち、その育成を阻害するおそれのあるものとして社会通念上批判を受けるべき性質のものを禁止することとしたものであることが明らかであって、(略)「淫行」とは、広く青少年に対する性行為一般をいうものと解すべきではなく、青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性行又は性行類似行為のほか、青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性行又は性行類似行為をいうものと解するのが相当である。』としました。

さらに、もし「淫行」が広く青少年に対する性行為一般を指すとすれば、婚約中だったり真摯な交際をしている青少年との性行為などの『社会通念上およそ処罰の対象として考え難いものをも含むことになって、その解釈は広きに失することが明らか』としました。加えて、『「淫行」を目して単に反倫理的あるいは不純な性行為と解するのでは、犯罪の構成用件として不明確であるとの批判を免れない』としました。

ですから判例上からは「こどもがセックスなんかしちゃいかん」という考えと淫行条例規定とは区別されるべきです。


ちょっと脱線しますが、この判例の面白いところはこの先で、じゃあ「淫行」とは『青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性行又は性行類似行為のほか、青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性行又は性行類似行為』のことを指す、という解釈は適切なのか? そしてなにより、この解釈は「淫行」という言葉から通常の判断能力を有する一般人が理解できる範囲を遙かに超えているのでは? という反対意見が出たわけです。反対意見の中には、淫行って言ったらふつうは単に性行為のことでしょ、とか、性行為そのものは自己の性欲を満足させるために行われるのが通常じゃないの、という意見もあって、読んでて面白いです。

「こどもがセックスなんかしちゃいかん」ということを定めているのはむしろ刑法です。刑法176条(強制わいせつ)、177条(強姦)によって、『13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者』および『13歳未満の女子を姦淫した者』は、脅迫や相手の同意の有無に関わらず処罰されます。


>今回の児ポ法改正は、だから児童の虐待根絶を名目としている側面がかなりあると思っています。
>淫行条例にそういう側面があったように。援助交際を取り締まるだけなら売春防止法で十分だったはずですから。

子どもの人権保護と子どもの健全育成、お互いの主張にはかなり相違点があるのですが、いざ規制しましょうという段になると、特定の分野では意外に利益が一致してしまうというか、むしろ意見の合わない部分は棚上げして、利害が一致する部分で力を合わせて法案を通してしまおうという側面はあると思います。今回の児ポ法改正に関しては、サイバーポルノへの警戒感を強める外国からのプレッシャーも追い風になっていると思います。

淫行条例については上述したので、「売春防止法で十分だったはず」かどうかについて。売春防止法には『第一条(目的) この法律は、売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものであることにかんがみ、売春を助長する行為等を処罰するとともに、性行または環境に照して売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更正の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする。』と定められています。この法律によると、行為者それぞれへの対応は以下のようになります。

売春をさせた者、売春を助長する行為をした者 →処罰
売春をした者(女子限定) →補導処分および保護更正
買った者 →罰則なし

この対応が、子どもの人権保護の主張と開きがあることは理解できると思います。性風俗を乱す非行少女を取り締まる、という精神ですから。そもそも売春防止法自体が、公序良俗とか性道徳とかが色濃い性格のものです。それに対して、「児童買春、児童ポルノ禁止法」では「買春」という言葉が話題になったことは記憶に新しいです。

『「売買春」は多くの国で違法とされていますが,この言葉は「売」る側,すなわち子どもが犯罪を犯している印象を与えます。「買春」という言葉を使うのは,売ることを強制されている子どもの視点を大事に,「買」う側,すなわち子どもを搾取する側の問題を,その犯罪性や組織的な問題をふくめて,強調しています。』(ECPAT/ストップ子ども買春の会Webサイトより)

ですから、売春防止法を含む現行法で十分という姿勢を従来とってきたのは政府であって、児ポ法推進派にとっては、虐待や搾取を根拠として加害者を処罰できる児ポ法の実現こそ本望だったわけです。

援助交際の問題は、むしろ子どもの権利保護の精神からは悩ましいジレンマが出てきます。子どもの性的自己決定権を尊重する立場からは、援助交際を本人の意思と責任で行われる行為としてとらえてしまうと容認かということにもなりかねない。そこはなかなか簡単ではなくて、援助交際を支える業者や市場やメディアを含めた社会環境の中で、不当な権力関係が介在しないかとか、子どもの自己決定が歪められていないかとかを議論していくことになります。いずれにせよここはちょっと歯切れが悪い。その理由は、今は「子ども」に限定しているとはいえ、この法律にはもともと商業的性的搾取は人権侵害だとする精神が強く流れているからでしょう。(「自分の意思で性を売りたい」と言われても「あなたの性的自己決定だから構いませんよ」と簡単に言うわけにはいかない、という。)

(3月26日[火]01時07分29秒)

投稿者:020324(日)Kouji

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「アーシアン」外伝、「コミッククリムゾン」に掲載予定
「アーシアン」(高河ゆん)は、本編連載完結にもかかわらず単行本は最終巻が現在まで未刊のまま残されている。その理由は、最終巻に収録予定の外伝の方が未完だからということらしい。そのシリーズ最終エピソードを「描きます」とのこと。実現すれば単行本最終巻の実現へと動き出す見込み。
僕は「アーシアン」のラストを未読のまま何年も待たされてるので、ぜひ実現して欲しいもの。

新番組、特番をチェック!TVアニメ放映LIST(3/24版) (@nifty AnimeFan)

リンク連絡は基本的なマナー?HP運営者の約9割が「連絡欲しい」(japan.internet.com)
アンケート結果はあまりに自分の認識と差があって驚いた。そうなんですか?

漫画業界に風穴・「週刊コミックバンチ」、古い作風に新しい技術(NIKKEI B2O)

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>菅原さん

問題への注目を喚起する第一歩として「たとえ話」は効果的だと思います。
ただ、極端な例をもって「だから規制」「だから反対」へと短絡するのは危険です。特に特に国民の権利を法規制しようとするならそこは徹底して慎重にならなければいけない。反対する側にとっても、例外を挙げて条文の不備を突いて、それで満足してしまうとしたら、あまり良いことではないでしょう。じゃあ、その例外だけ適用を免れるように条文を修正すれば賛成なんですね?とか。
ある程度論点が広がるのは承知の上でその先へ掘り下げていくことが大事だと思います。本当はなぜ規制なのか、本当はなぜ反対なのか、と。

自民党は、児ポ法立案時に「わいせつ」概念を規制の根拠に入れようとしてECPATの主張と対立することもあったようです。性的搾取・虐待からの子どもの保護を謳った「子どもの権利条約」34条に対して、政府は国内法(刑法、売春防止法、児童福祉法、都道府県条例など)の適用で対応可能という姿勢を従来とってきました。しかし99年の児ポ法、00年の児童虐待防止法、そして01年の横浜国際会議と、子どもの権利保護をめぐる動きは国内外で大きな展開を見せています。
でもって、自民党の森山法務大臣は児ポ法見直し問題では規制推進派の筆頭なのですな……。


>海法さん

>エロマンガ読みが持つべき責任と応えるべき信頼ってなんでしょうね?

プラクティカルにはとりあえず「自身が犯罪者にならないこと。」「エロマンガのせいにしないこと。」という声が出てくるはず。

・エロマンガへの批判的視点をも含めて読みこなすこと。
・毒性の強いものを取り扱っている自覚を持って、その性質と影響について理解を深めること。
・そうした表現・手法を嫌悪する人々の権利や社会状況の存在を、自分の嗜好と同様に尊重すること。

一般的な言葉にすると当たり前。法規制したがる人にもそのまま当てはまりそう。

信頼の方はですね……例えば、
「あなたが痴漢に間違われて無実の罪に問われたとき、鞄からエロマンガが出てきたとかその手の事実が周知された状態で、『あいつは絶対やってない』と堂々と証言してくれる人は何人いますか?」
というのは僕の考えているイメージに結構近いです。
実際には単なる「ウチの子はそんな子じゃありません」のような思いこみや、「否定しきれる証拠もないから可能性はゼロではない」のような論理的判断もあるでしょうが、「背中を向けても後ろから刺されない安心」の究極形はそんな感じではないかと。逆に言えば、それがあったから踏みとどまれる、そんな絆を築けるかどうか。


>小田中さん

>18歳未満の性行為の話は…すいません、わざとああいう書き方をしました。
>これは児ポ法ではなく、各都道府県で制定されているいわゆる淫行条例の
>ほうの話になります。

いわゆる淫行条例のほうの話で「あくまで予断です」とのことですが、これについて書いてみたいと思います。どの辺が予断かというネタです。(明日書ければ……。)

(3月25日[月]00時05分46秒)

投稿者:020323(土)Kouji

ガンダムエース
B street Vol.8

「ヤサシイワタシ」(ひぐちアサ)のすごさに打ちのめされてぼーっと過ごした夜。

■B street Vol.8、「虹の彼方に」(雨宮智子)

■単行本「恋風」(吉田基已)第1巻、購入。

■OURs LITE、
「恋愛ディストーション」(犬上すくね)がよいです。どうしてくれよう。

「エビアンワンダー」(おがきちか)
「デッドコピー」(がぁさん)
「妄想戦士ヤマモト」(小野寺浩二)
「純粋!デート倶楽部」(石田敦子)
「金魚屋古書店出納帳」(芳崎せいむ)
と今号もなかなか充実。
今までピンとこなかった「紺碧の國」(水原賢治)がやっと面白そうな展開に。

次号には大石まさる、あびゅうきょ、山名沢湖など。

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■OVA「るろうに剣心 星霜編」。レンタルにて。
5点。
OVA前作「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 〜追憶編〜」の出来が素晴らしかったので楽しみにしていたが、前作と同じ古橋一浩が監督を務めてはいるものの、作品製作のコンセプトがかなり異なっていたのが残念だった。「追憶編」の続編として、姉を剣心に殺された縁の復讐劇を描くのかと思っていたが、実際の本作は、ヒロインの薫のモノローグを軸に、剣心と出会ってからのエピソードや剣心への想いを綴っていく話になっている。もちろん、巴と剣心の悲劇がどう受け止められたか、剣心と薫の息子へ継がれていく想いなどは描かれているのだが、大量の回想シーンを交錯させるスタイルからは、いわばダイジェスト版に近い印象を受けてしまう。ドラマチックであろうとすることが物語としての足腰の弱さに繋がった。芝居がかった語りでシーンを繋いでいく中で、ストーリーはひどくセンチメントに流れていく。全編を通じて薫と剣心の哀しく深い愛を描いているのだが、こう扇情的に演出されてしまうと、「るろうに剣心」の物語を前提とした思い入れのある視聴者でなければついていくのはなかなか難しいのではないだろうか。
前作「追憶編」(99年OVA)は、原作の巴編を時代劇の美意識で見事に仕立て上げた佳作だった。(極私的に7点つけます。)年月が経っても色あせない魅力を持った作品だと思う。それに対して本作「星霜編」は、ファンに囲まれて「るろうに剣心」のフィナーレを飾る最終公演だと位置づけられるのかもしれない。
あと、キャラクターの目が大きすぎてちょっと慣れなかった。

(3月25日[月]00時04分55秒)

投稿者:海法

>表現・思想の自由のコスト
 満額払わないのは、一つの見識なのですが、「満額払うつもりがない」という認識が欠けているとなると、これは問題です。

 児童ポルノを、いい加減な根拠で規制するなら、それは「聖書には進化論は載ってないから教えるな」というのと、変わりがないわけです。逆に言うと、そうしたことを笑い飛ばしたことがあるなら、なぜ規制するかを真剣に悩まなくちゃいけない。
 そして、「我々は思想の自由、表現の自由の一部を認めない」ということを、胸を張って子供に伝えられなければならない。

 次に、思想の自由のコストを満額払い続けるのは、それはもう、大変なことですが、いい加減な根拠、成り行きで制限するのは、もっと悲惨なコストを伴う、ということです。
 「害をおよぼす可能性があるから」規制していい、というなら、この世のたいていのものは規制できるわけで。果たして、そこで単なる線引きにとどまらない、規制の拠って立つべき原理の話がどれくらいされているのか、という。

 さてまぁ、コミュニケーションの話ですが、以上の理由で、私は「読む必要性」よりも、「規制する理由」のほうが、大きく理由を必要としている、という立場です。
 もちろん、その上で、どちらから話しかけるかなんてのは些細な問題なので、話し合いはしていくべきでしょうけれど。

 そこで悩むのですが、エロマンガ読みが持つべき責任と応えるべき信頼ってなんでしょうね?

(3月23日[土]21時04分38秒)

投稿者:小田中

OS崩壊中という個人的事情に甘えて短文で。

18歳未満の性行為の話は…すいません、わざとああいう書き方をしました。これは児ポ法ではなく、各都道府県で制定されているいわゆる淫行条例のほうの話になります。
ちゃんと条文調べてないのできわめて確度の低い内容という前置きをして書くと、条例では18歳未満との性行為は刑罰対象としているところが多いようです。それでは18歳未満同士の性行為はどうかというと、おそらく附則の形で対象外としているケースが多いのではないかと。つまり、ほんとうはいかんのだけどお目こぼししましょうという形ではないかと。

(ここからは私の予断ですが)おそらく、法規制定の側にいる人間には「18歳未満の性行為はいけないことなのだ」と思っている(ポーズとしてそうしている人も含めて)人間が多数存在するのではないかと思います。こどもがセックスなんかしちゃいかん、健全でないといかんという信念を持つ人が(そのこととその人たちが18歳未満に性的魅力を感じるかどうかは全く別の事柄です)。
今回の児ポ法改正は、だから児童の虐待根絶を名目としている側面がかなりあると思っています。淫行条例にそういう側面があったように。援助交際を取り締まるだけなら売春防止法で十分だったはずですから。
以上あくまで予断です念のため。

マンガの力やフィクションの効用は、この場所に出入りしている人にとってはごく当然のこととして知っているし、体験していることだと思います。
問題は世の中にはマンガやアニメやゲームや小説や映画やその他もろもろのフィクションと縁遠い生活を送っている人がたくさんいることです。50代でマンガ読んでる人はほとんどいないだろうし、過去を含めてもマンガの力を身をもって知らなかった(あるいはきれいさっぱり忘れてしまった)人が大多数だと思います。
そういう人たちにマンガの力やフィクションの効用を理解させるのは、これまた茨の道以上かもしれないという気がします。「マンガ(その他)なんてなくても生きていけるだろう」という人は、力のあるマンガ(その他)を読んで/見ても、なおそれがわからないかもしれない。共通言語が存在しないのです。

(3月23日[土]16時08分55秒)

投稿者:菅原

前の書込み中、RHINEと書いたのはAMIの誤りでした。鎌やんさんら、漫画家さ
んのやっている運動です。お詫びして訂正します。

(3月23日[土]06時11分49秒)

投稿者:菅原

わたくし、自民党の平党員ですが、児ポ法問題について、法案を掌理する自民
党女性局に意見を上申しました。
RHINEの意見を自分なりに焼き直したものにすぎませんが、皆さんのご意見が
多く集まれば、今後の方針に影響してくるだろうと存じます。
最近の党を見ていると、本当に反映されるかは自信がありませんが(w

>「ドラえもん」のしずかちゃんのお風呂シーンまで規制されてしまうぞ大変
>だ問題だ、という言い方は「話が通じる」近道ではあるのですが、それは一
>種のトリックであって、こんなひどい本が流通しているぞ大変だ問題だ、と
>いうのを裏返しただけでもあります。

人口に膾炙した名作であるエスパー魔美で、お父さんが娘をヌードデッサンの
モデルにしている描写は、本法案では違法になるのでしょうか?という例えを
用いましたが、浅はかでしたかね。

(3月23日[土]06時08分09秒)

投稿者:020322(金)Kouji

ヤングアニマル
OURs LITE

■単行本「ヤサシイワタシ」(ひぐちアサ)第2巻購入。表紙が怖くてぞくぞくする。
01年度の極私的ベスト作品候補のひとつ。大学生のラブストーリーから一転、生と死の深みに引きずり込む。個性的なキャラクターと容赦のないネームが鮮烈な余韻を残します。

■ヤングアニマル、読み切り「卒業」(たくまる圭)

■OURs LITEは後日に。

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>猫仮面さん

実は「おたく」「偏見」のネタは後回しにしようと思っているのですが……。宮崎事件には僕も大きな衝撃を受けました。アニメ系おたくの社会性と精神性に決定的な影響を与えた出来事でした。この事件が投げかけた問いに向き合うために僕はこれからも長い時間をかけることになるでしょう。

今回の表現規制問題は、極私的には、一番根っこのところでマンガ・アニメファンとしていかに「胸を張るか」だと思っています。だから「不当な偏見を受けてきた被害者」ではなく、マンガやアニメに多くのことを教わってきた人間のひとりとして、これからもマンガやアニメが素晴らしいものであるために、何が出来るかを考え続けたいと思います。

>小田中さん

>正攻法でいくなら、表現の自由というところで攻め返すことになりそうです。
>18歳未満の性行為がアウトなら、じゃあ18歳未満を虐待したり殺害したりするのは
>いいのか。そもそも18歳未満にかぎらず殺人描写はどうなのか。
>強盗や詐欺や国家転覆はどうなのか…と考えていくと、

児ポ法の話であれば、18歳未満の性行為がアウトということではありません。児ポ法は、そもそもアジア観光における子ども買春根絶キャンペーンというNGO運動が草分けとなり、後に「子ども買春・子どもポルノ・性的目的での子どもの売買根絶」へと拡大していったもので、理念としては89年に国連総会で採択された「子どもの人権宣言」の流れを汲んでいます。ですから子どもの性的自己決定権(セクシャル・ライツ)は尊重されますし、子どもを性情報から隔離するという考え方自体はむしろ批判の対象になります。その意味で、「虐待・搾取」を根拠にする児ポ法推進派と「わいせつ」を根拠に規制したがる国内勢力との間には立案過程での行き違いも多かったのです。

それはそれとして、子どもの心身を虐待から保護するための法律が、実在のモデルがいない絵を規制対象に想定し得る時点で、「子どもを虐待する表現」が「虐待行為」と同等に見なされていることに注意しなくてはいけません。「子ども」と「性」のカップリングは倫理的、政治的に一番突破しやすい部分であり、これが通ればそれ以外の分野にも同じ理屈が適用できます。「18歳未満を虐待したり殺害したりする表現はいいのか。」ということになれば、おそらく「好ましくない」という声が返ってきそうです。さらに「女性の商業的性的搾取に反対し、ポルノを法規制する」という案は十分説得力があります。(詳しくありませんが、実際フェミニズムのラディカルな部分にはそういう主張もあります。一方でリベラルな立場からは、女性の体や性を不浄なものとして隠蔽する差別的価値観にポルノ規制が利用されることへの警戒感があるようです。)

>犯罪抑止目的論を拡大していくと、すべての犯罪行為をフィクションで
>描写することはよくないみたいなことになります。

犯罪抑止目的でのフィクション規制に効果があることを実証する統計データはないはずですが、少なくとも児童ポルノに関しては世界的に生理的抵抗が強いこともあって、突破口になってしまう可能性は高いです。でも、フィクションを対象にした時点で、自分たちが「児童虐待」ではなく「児童虐待という概念や表現」を根絶しようとしていることを、規制する側は考えなくてはなりません。

>国の裁量権

表現の自由の法的制限は過去にどっさり判例がある鉄壁ネタです。
日本国憲法は、第11条で基本的人権の永久不可侵性を謳っていますが、第12条では、この自由及び権利は「国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」、「国民は、これを濫用してはならない」、「常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」としています。

ちょっと青少年健全育成条例の問題に脱線しますが、
「静岡県青少年のための良好な環境整備に関する条例違反被告事件」(浜岡簡裁昭和62年5月28日判決)の判決文に、以下のような一文がありました。
(判決文の一部抜き出しである点に注意。誉められた行為ではない。素人だけになおさら)

「(前略)近時における少年非行の特徴として、粗暴化と性非行の増大が指摘されていることは公知の事実であり、未だ基本的人格形成期にある青少年の健全な育成を図り、良好な環境を整備するために(……略……)社会的通念上非難を受けるべき性質の図書について規制したものであることが明らかで、合理的根拠を有するものというべきである。証人小林司は、当公判廷において、いわゆるポルノに接するのは青少年の性的成長に一定の役割を果たしており、ポルノによって性行動が曲るということは今までの研究成果では否定されている旨供述するけれども、国により、地域によって性に関する環境、住民の意識、受け止め方は異なるし、同証人引用の資料によっては、にわかにこれを措信し難く採用できない。」

想像するに、証人は60年代のポルノ解禁後に性犯罪が減少したデンマークなどの例なども出したのだろうけど……。つまり国や地域(や時代)が異なる資料はどうも信用されないし、よほどの説得力を持ったデータでもない限りは、少年非行の特徴として粗暴化と性非行の増大が「指摘されている」ことの方が通ってしまうんだなあと思いました。

で、児ポ法の問題に戻って。
青少年条例がらみでゾーニングによる対応が現実的なのは、表現の自由を一部制限するけれども、大人が買おうと思えば買えるルートは残されているから、制限し過ぎてはいない、という双方にとっての落としどころだからでしょう。「成年向け」表示も効果的な手段です。
しかし、児ポ法の場合はそうした妥協策が(今のところ)ない。だから、「子どもを虐待する」という生理的抵抗の大きい表現を、それでも表現として尊重する態度を貫けるかどうか。そして、子どもを虐待する表現を含むフィクションに接することが、現実の子ども虐待を誘発・助長するものでないという主張に説得力を持たせられるかどうか。これらの点が重要だと思います。

どちらも茨の道です。しかし茨の道だけが道かというと、世の中そんなに狭くないと思ってます。

えーとこの辺から、性教育が大事とか、優れているものを評価しようとか、社会的批判をきちんと受け止める土壌を作ろうとかいう流れになるんですが、ひとまず置きます。(でもって、おたくコンプレックス云々のネタはもっとずっと先なのでは……と思います。)

とりあえず最後に短いコメントを。

>しばたさん

僕もマンガの力を舐める見方はしたくないと思っています。マンガは人生を変えるし、人を生かしも殺しもするし、有益だし有害だし、面白いしくだらないし、つまるところ素晴らしいものです。
毒か薬かは、用量と受け手の状態によって決まります。マンガとの出会いをより実りのあるものにするため、マンガの面白さを語る処方箋がもっと出回って欲しいと思います。これはマンガファンや業界の人間が担うことが出来る役割ではないでしょうか。(堅苦しい意味でなく、いろんなマンガをもっと語ろうということ。)

>海法さん

海法さんの言うことは筋が通っていると思いますし、この問題を考える際に有効な指針となるでしょうが、「思想の自由を標榜するコスト」を額面通り支払う覚悟が、はたして人々に(日本人に、世界の人々に)本当にあるのでしょうか。さらに踏み込んでしまえば、誰もが常に満額を支払う必要があるのでしょうか。これは僕が以前から抱えているひとつの疑問です。(このネタも脱線気味かしら。)

目の前の人間が刃物を持っていても刺されるまでは逃げてはいけない、という法はない。相手を危険だと認識するのも想像力です。もちろん何もしていない相手を捕まえて罰することはできない。では、そうして脅かされている自分は「覚悟」さえあれば安全に近づけるのか。そこにある不安や危険を解消するためには、選択肢は他にもあるのではないでしょうか。ぶっちゃけた話、お互い話し合って相手に過度の不安を与えない努力はしてもいいはず。「覚悟」と同じくらい、「信頼関係」があるかどうかが現実の人間同士には重要です。(でもって、おたくがコンプレックスにかまけて怠ってきたのがこの部分じゃないかと僕には思えるのです。)

>料理男さん

「読みこなす力」を鍛えるのが最良の手段とはいえ、現代ではそれも一筋縄ではいかない面もあるからいっそう事態はややこしいです。例えば、マンガやアニメを全然知らなくたって暮らしていけるし、逆にマンガやアニメばかり見ていても生活できるのです。都会で一人暮らしすれば地域とのつながりに疎くなることもあるし、義務教育課程の子どもなら学校と塾と家の往復が全世界だったりする。共通の情報が少なくなって、ひとりひとりを取り巻く世界は多様になって、コミュニケーションはますます重要に、かつ難易度もアップという悩ましい状況です。
そんな時代を不安に感じながらも、心のどこかで「面白い」と感じる気持ちがあります。そう思えるのは、たぶん僕が今まで読んできたたくさんのフィクションのおかげだと思います。


……短くないじゃないか。おやすみなさい。

(3月23日[土]02時10分06秒)

投稿者:料理男

>「読みこなす力」を鍛えるには、経験も環境も大事。
 そうです!これこそが問題の改善を図る上での、最良の手段なのです。

マンガには当然絵があり、描かれた人物は様々な表情をとります。背景も入れば、擬音や擬態語も文字として表されます。
台詞との相乗効果によって、想像せずに済む、もしくは非常に少ない労力の想像のみで、ビジュアルとしてシーンが頭に入ってきます。

だから想像力に乏しくなるのかと言えばそうではありません。
人間関係や訪れた場所等を含む全ての経験を総動員して「想像」は可能になるのですから、たとえマンガによってしか大半の知識を得ていないとしても、そのジャンルが日常の些細な出来事までを表現しているような分野まで多岐に渡っていれば、「想像する」という行為はさほど困難ではないはずです。

「百聞は一見に如かず」の言葉があるように、実体験に優るものはありません。
しかし百聞(数多くの疑似体験)によって、少しでも本物に近付こうとすることは可能です。

普遍的な事柄を知りつつも十人十色の個性に触れることで、想像力の範囲は大きく広がるものです。
「知る楽しみ」を大切にして欲しいと思います。

(3月22日[金]08時57分56秒)

投稿者:海法

単純な話、「気持ち悪い」を根拠に、表現を取り締まることを許すのが、どれほど危険なのかは、少し想像力を働かせれば分かるはずです。

フィクションの効用は、そうした想像力を得るところにあると思います。

得られた想像力が犯罪を犯すことにつながる時もあるでしょう。そういう時には、想像を禁ずるのではなく、犯罪を犯した結果に対する想像力を育てるべきなのです。

そもそも思想の自由を標榜するコストは、たとえ犯罪につながりかねない危険思想の持ち主と一緒に暮らさなければならないとしても、思想自体は取り締まらないという覚悟だったはずです。

思想の自由のそうしたコストは、社会全体が想像自体を禁じる方向に向かうことに比べれば、微々たるものだ、という教訓の結果、選び取られたものだったはずです。

「好き嫌い」と「良い悪い」の区別をつけない国家。判断を任せるのではなく、判断の元となる事実を奪おうとする国家。
そうなった時の害は、マンガが好きな人、嫌いな人、とか、そういう枠を超えて、日本全部に及ぶことは間違いありません。

あと「諸外国では禁止されてる」って話もありますが、例えばはっきりした宗教の規範がある国が思想を取り締まる場合、少なくとも行き先がわかるしルールの中で対処もできうるけど、そういう規範がない日本が曖昧な理由で規制を認めると、歯止めがない分、何が起きるかわかりませんって。

(3月22日[金]04時29分26秒)

投稿者:しばた

私としては漫画には悪影響くらいあるだろうな、と最近では思っています。
いや、むしろ積極的にそう思いたいというか。
なんつってもここまで生きてきた中の多大なる時間を捧げてきたメディアです。
そのくらいの力があると信じたい、そうじゃなきゃ悔しい。
今、仮にそこまで人を動かす作品が出てきていないとしても、いつかそんなスゴイ
影響を人間に与えうるものが描かれる可能性は信じていたいです。
もちろん好影響のほうを与えるモノが出てくるのはさらに良いんだろうとは
思いますが。

ただし、そんな力を漫画が仮に持っているとしても、それを単純に禁じちゃえばい
いのかというとそれはまた別問題。
悪影響はあるかもしれない、だからといって禁じる必要もなかろう、というのが
私のスタンスということになりますかねえ。

漫画にまったく興味がないような人にとっては、犯罪を犯さずとも、身の周りの人を
オタク道に引きずり込んでしまうという段階で、まず間違いなく「有害」なんですよね。
だから、エロがどうこうというのは、そういう人にとってはもう論じるまでもない
領域だったりする。エロでないオタクメディアを容認するだけでも、そういう人にと
ってはすでに「譲歩」なのかもしれません。

まあこういうモノを守るためには、究極的には「商業的に無視できないレベル」になる
しかないのかもしれませんね。
例えば煙草。例えばギャンブル。例えば酒。
こういうモノに弊害があることが分かっていつつも、けして禁じられることがない
のは、そこに大きな利権があるからでしょう。
いざとなったら「エロ税」払うから……みたいな策もあり得るかな。
そのエロ税が、こどもの権利保護のための資金として使われるなら良いかもしれません。

(3月22日[金]02時36分12秒)

投稿者:小田中

絵を対象に含める今回の改正内容に反対するのは、基本的には分の悪い喧嘩だというのをまず認識せざるを得ないと思います。法律を作る側にいる大多数の人は漫画やアニメと無関係の生活を送っているだろうから。そもそもフィクション全般と無縁な人も多いだろうし。

正攻法でいくなら、表現の自由というところで攻め返すことになりそうです。
18歳未満の性行為がアウトなら、じゃあ18歳未満を虐待したり殺害したりするのはいいのか。そもそも18歳未満にかぎらず殺人描写はどうなのか。強盗や詐欺や国家転覆はどうなのか…と考えていくと、犯罪抑止目的論を拡大していくと、すべての犯罪行為をフィクションで描写することはよくないみたいなことになります。(というか内心そう思っている大人はたくさんいると思います)

犯罪行為を描いたフィクションを見た/読んだものが同じ犯罪を行なう確率が高い、ということは、いままで立証されたことがないはずです。
科学的な裏づけのないような論拠で、国民の権利である表現の自由を制限していいはずがない、これは憲法違反だ…とするのが正攻法の最たるものだけど、いまの裁判所のていたらくを考えると、仮に裁判に持ち込んだとして勝てる見込みはあまりないとか思います。国の裁量権とかなんとかでうやむやにされるのが関の山でしょう。そういう意味でも分の悪い喧嘩です。

ひとつ前から疑問に思っているのは、実際に漫画で飯を食っている人気漫画家や大手出版社は、この法律改正の動きをどう思っているのかということ。
かつて紀伊国屋書店の撤去騒ぎの対象になった(らしい)「バガボンド」や「ベルセルク」の作者は、自分には関係のないことと思っているのでしょうか。それを出版して利益を挙げている(だろう)講談社や白泉社は。仮に「ふたりエッチ」と「ベルセルク」の両方がなくなったら、白泉社のダメージは相当なもんだと思います。
ことはエロ漫画/エロ漫画家の問題だけじゃないはずなのですが。「寄生獣」にだって18歳未満の性行為は描かれているのです。

>猫仮面さん
宮崎事件と宮崎勤の摂取したものとの関連性は否定できないでしょう。
ただ、前述したとおり、問題となるのは「そのような事件を起こす人間全体との関連性が見られるか」だと思います。
分裂病患者や知的障害者が人を殺すと「そんなのを野放しにせず閉じ込めるべきだ」ということを言う人が必ずいます。でもおそらく、彼らが殺人を犯しやすい傾向なんかないはずです。そんなこと言うなら男はぜんぶ閉じ込めるべきです。
…という理屈より感情論のほうが先行しがちなのが今の日本なのですが。

(3月22日[金]01時16分27秒)

投稿者:猫仮面

はじめまして。
宮崎事件によって、オタク⇒ヤベェ! という認知が浸透しきってしまい、
もはや日本に於いてこの構図は自分がオタクであるなしに関わらず、常識的な
ことがらとなったと私は考えています。(オタクが仲間内でする会話では、頻繁に
「いや僕もうロリだからさ、ホラ」…っという風に自覚的に卑下して楽しむ話題も
多いと思うのです。……私の交友関係においてはですが。)

しかし、いくら弁護してもあの事件での被告と犯行の(なんらかの)関連性は
確実にある、ということができるでしょう。
実例として宮崎事件1つだけをとってみても、見方によっては決定打として
十分過ぎるものとなり得ることもまた、事実でしょう。少しでも危険の可能性が
あるならば、対処しようぜ可愛いみんなの少女のためだよ、というか。
(デドアラ2でもこのことが問われたとか問われなかったとか聞きましたが)
その辺を如何に対応していくかが、ひとつ今後の表現帰省問題において
重要なのでは、と思ったりします。
あとは当事者であるオタク側の認知が新古書店問題以上に
なされていないことが危機的問題か。 
駄文すみません。そぐわない内容でしたら申し訳ないです。

(3月21日[木]23時24分19秒)

投稿者:020321(木)Kouji

------
■アニメ「星界の戦旗II」vol.5(最終巻)。
6点。
シリーズも回を重ねてスタッフの熟練度もアップ。作品世界の継続性とキャラクターの掘り下げが作品に安定感を与えている。皮肉をこね回す会話シーンは好きになれないし、受刑者の惑星での内乱劇は冷静に考えるとえげつない話だが、あくまで主役二人のドラマを軸に見せる作劇で飽きさせなかった。メロドラマ度はシリーズで一番。

アニメ「星界の紋章」を最初に見たとき、アーヴ語の設定とその劇中での扱いに違和感を感じた。日本語調の発音に慣れなかったこともあるが、思考や文化の差を言語の違いを通じて見せるような描写が目立たず、異言語だからこその魅力や効果がアニメ版では伝わってこなかったと思う。しかし「星界の戦旗II」最終話でのアーヴ語の使い方には、この手があったか、と膝を打った。品詞や文法どうこうよりよほど説得力があったと思う。
(「カルバニア物語」(TONO)1巻収録の「プリンセス トーキング」を思い出した。)

■OVA「ARMITAGE DUAL-MATRIX」
うーん、4点。
94年製作のサイバーSFアニメ「アミテージ・ザ・サード」の続編。前作は米国で好評を博して英語版総集編が逆輸入されたりした。ロボットと人間の尊厳を絡めたブレードランナー風の設定で、荒削りな中にも洋画的な雰囲気が漂うユニークさがあった。(脚本は「lain」の小中千昭だった。)

今回の続編は海外市場を強く意識して製作されている。しかし、それがこの作品の欠点になってしまった。説明的な台詞やカットが多すぎてまだるっこしく、見ていてお子さま扱いされている気になる。ストーリーも先読みが出来るパターンをなぞるばかりで特長がない。ロボットの人権擁護をめぐる地球と火星の政治的対立を盛り込んだ設定、バイオレンスとアクションは多いがご都合主義でありがちなシナリオ、ロボットメーカーのトップが悪役、クレイジーなハッカー、そしてテーマはもちろん「家族の絆」。物語としてそつなくまとまっているだけに、市場マーケティングと規制の枠で固めた規格品という印象を強く受けてしまう。どうにもCOOLじゃありません。作画はまあまあ。

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>表現規制問題

「ドラえもん」のしずかちゃんのお風呂シーンまで規制されてしまうぞ大変だ問題だ、という言い方は「話が通じる」近道ではあるのですが、それは一種のトリックであって、こんなひどい本が流通しているぞ大変だ問題だ、というのを裏返しただけでもあります。個人の問題と言い切るのは明快で魅力的な案ですが、それが社会的無関心へとすり替わってしまってはまずいなあと。

物語や現実を「読みこなす力」を鍛えるには、経験も環境も大事。

(3月21日[木]21時56分05秒)

投稿者:料理男

Koujiさん
 的確なコメントをありがとうございます。
 最近の成年コミックの現状も分かりました。

宮崎事件を境に、アニメやマンガに興味を持っている人間は精神的に幼く危険ではないのか、といった偏見が一気に広まりました。
その後の、特に少年犯罪においては欠かすことなく、そういった方面に興味があったのかどうかが報道されます。
そして部屋にビデオや雑誌等があると、まるで鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てます。
その一方で手塚治虫や藤子不二雄作品は絶賛され、その内容が仮にナンセンスだったとしてもなんら非難の声は聞こえません。
雑誌「ダヴィンチ」の読者アンケートには、必ずというほどマンガが含まれていますから、影響が大きいのも事実でしょう。
しかしその先のことは、あくまで個人の問題のはずです。
道交法の罰則が昨年末より厳しくなりました。
段階的に厳しくなっていますが、それで大きな成果があったかといえば、必ずしもそうではありません。
実際の子供による売春は悲しい現実ですが、マンガ等での表現を厳しく規制することがその防止に繋がるかといえば、それもまた疑問であると言わざるを得ないですね。

(3月21日[木]12時07分39秒)

投稿者:020320(水)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン
ビッグコミックオリジナル
オールマン
コミック電撃大王

来週はもう月末&期末&年度末。桜見に行こう。

■ヤングジャンプ、シリーズ連載「REAL」(井上雄彦)

「キャラメラ」(武富智)最終回。
期待の新鋭の初連載、いささか苦い結果ではありましたが、再登場を待ってます。
と思ったら3/26(火)発売の漫革に読み切り掲載とのこと。

■ビッグコミックオリジナル、シリーズ連載「沈夫人の料理人」(深巳琳子)が毎度面白い。素朴で気弱な料理人をあの手この手でいたぶる沈夫人の屈折した愛情をユーモラスに描く。ビッグコミックオリジナルらしい渋い作品。

■コミック電撃大王、「あずまんが大王」(あずまきよひこ)最終回。
お疲れさまでした。

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アニメ作りのノウハウ分かるデータ集 セルシス(Mainichi INTERACTIVE)
プロの現場で圧倒的なシェアを誇るデジタルアニメ作成ツール「RETAS!」。廉価版の今後の方向性としては、Webに流せるフォーマットの出力をサポートできるかが重要だと思います。

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>料理男さん

こんにちは。

>少女マンガのエッチ度についての話題

「過激な」という修飾句は考えていくとどんどんわからなくなります。「エッチ」が性的な表現のことだとして、「エッチ度が高い」ってなんだ?と。短絡的だとか一面的だとか誇張されているとか偏向している、というのは、なんらかの事象を基準にした場合に、ある部分が抜けているとか足りないとか一部がオーバーに表現されているとか一方的な価値観を押し出している、という意味なのだろうと理解できるのですが。

>いわゆる「児童ポルノ」と言った時

ここは大事なポイントなんですが、いわゆる「子ども買春・子どもポルノ禁止法」では

第二条 この法律において「児童」とは、十八歳に満たない者をいう。
(略)
3 この法律において「児童ポルノ」とは、写真、ビデオテープその他の物であって、次の各号のいずれかに該当するものをいう。
 一 児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したもの
 二 他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの
 三 衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態で性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの


と定めています。成人が幼い子どもを……という曖昧な感覚では罰則付きの法律は通用してくれません。2条3項の三の定めなどは、性交又は性交類似行為(3項の一)および性器等を触る行為(3項の二)がないようなケース(イメージビデオ的なもの?)を想定していると思われますが、このようなケースを児童ポルノとして処断することからも、この法律の精神があくまで児童の人権保護にあることが見て取れます。
ですから性器にモザイクやぼかしがかかっているかどうかは全く関係ありません。

現行法では「写真、ビデオテープその他の物」には絵(マンガ)は含まれませんが、絵も含めるかどうか、もっとはっきり言うと絵も含めようというのが02年の法案見直しの中心的検討事項のひとつになっています。それ以外にも「18歳未満」を「18歳未満に見える者」に拡大しようとか、処罰対象に単純所持を含めよう、などの検討課題が挙がっています。

第四条 児童買春をした者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
第七条 児童ポルノを頒布し、販売し、業として貸与し、又は公然と陳列した者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する


ということで、この文言のままで仮に絵も含むようになった場合、18禁作品の一部はおろか、未成年に見える人物の性的な姿態を描いたイラストやカットを頒布すれば「児童売春」と同じ量刑の犯罪になってしまいます。これはマンガにとってはとんでもない事態です。そもそもマンガのキャラクターに18歳未満かどうかなどと問えば無意味な混乱を招くだけです。

マンガ表現への規制に反対する立場からは、この法律はあくまで現実の児童の人権保護を目的とするもので、児童虐待の被害者が実在しない絵(マンガ、CGなど)は対象から外すべきだという意見があります。しかし、日頃マンガに親しんでいる人以外には、特に海外の方にはこの問題をなかなか理解してもらい難いのが現実です。実写だろうが絵だろうが明らかに児童を性的に虐待する表現であればダメ、というのが法規制サイドの認識です。現実の児童を念頭に定めた文言をそのまま絵やキャラクターにあてはめると混乱するから保留されているだけで、キャラ絵だから「いわゆるポルノ」にはならない、とは内心誰も思っていない。

> モザイクやベタなどが一切ありませんでした。
> ミスなのかわざとなのか、一体どちらなのでしょう?

一部の成年マーク付きコミックは、この数年で一気に無修正へとブレイクしてます。当たり前とまではいかずとも、珍しくないくらいまでの状況にはなっているかと。

(3月21日[木]00時39分05秒)

投稿者:料理男

こんにちは。
3/11に少女マンガのエッチ度についての話題がありましたね。
何人かの女性の友人が持っていましたよ。結構あからさまな表現のモノを。
最近の少女マンガでエッチ度が高いモノと言えば、新條まゆの作品でしょうか。
いわゆる昔風少女マンガの王道ともいうべき「白馬の王子様」を、現代の比較的
ゆるやかになった表現(過激な性表現)で描いている、そんな感じです。
しかし驚いたのは彼女の作品ではなく、『あずきちゃん』を描いていた木村千歌
の作品です。ほんわかした絵柄なのに、会話はかなりエッチな内容です。現在の
女子中高生そのままなのだとは思いますが、なにしろ絵柄とのギャップに驚かされ
ました。でも、西原理恵子さんの親友となれば、それも頷けてしまいますね。
これらは分類上は少女マンガなので、性行為そのものの緻密な描写はそれほど
多くはありません。スゴイのはレディースコミックです。
シチュエーションは「不倫」が多く、SM行為が付加されていることもしばしば。
男性向け成年指定マンガの多くとは違いキャラクターがかなりリアルに描かれて
いるので、エッチ度は最高レベルだと思います。

いわゆる「児童ポルノ」と言った時人々の多くは、ロリータコンプレックスに代表
される成年男性が少女と関係を持つといった内容を思い浮かべるでしょう。
しかし、正太郎コンプレックス(ショタコン)という言葉まで作られた、女性
(成人か未成年かにかかわらず)が少年(多くの場合は精通前後)を弄んだ場合も
もちろん児童ポルノとなります。このパターンは、日本ではあまり問題視されて
いないようで、それこそが問題のように感じるのですがいかがでしょう。

書いていて、どうもうまくまとまらなくなってしまいました。が、最後に一つ。
先日、富士見出版の「それいけまりんちゃん完全版」を覗く機会があったの
ですが、女性器やSEXシーンにモザイクやベタなどが一切ありませんでした。
ミスなのかわざとなのか、一体どちらなのでしょう?

(3月20日[水]21時38分51秒)

投稿者:パーシー

Koujiさま
 お急ぎでなければこちらにお届け物がありますので、よろしくお願いいたします。

(3月20日[水]20時47分57秒)

投稿者:020319(火)Kouji

ヤングマガジンUppers
イブニング
ウルトラジャンプ
サンデーGX

■ヤングマガジンUppers、
読み切り「居酒屋武装条例」(黒田硫黄)
大不況に伴う治安悪化に対応するため、繁華街の飲食店従業員に銃の携帯を認める条例が制定された。条例施行の初日、知人の代役で居酒屋のバイトに来た原田君の運命やいかに。
34P。連載記事「映画に毛が3本!」と合わせたら35P。魅力的な絵と黒田節。細かい台詞や仕草のキレはさすが。「茄子」「セクシーボイス アンド ロボ」で連載経験値もアップ、遊び心のある語り口にリラックスした雰囲気が漂う。プロっぽい。

------
テレビ東京で「ほしのこえ」紹介映像オンエア決定(MANGAZOO)

(3月19日[火]23時11分35秒)

投稿者:020318(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
Gファンタジー
少年サンデーR

■少年サンデーR
「金色のガッシュ!!」の雷句誠の読み切り2本「哀愁戦士 ヒーローババーン」「玄米ブレード」(雷句誠)に注目。かたやコメディ調、かたや熱血調、どちらもばりばりの少年マンガっぷりが嬉しい。

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北海道の幼児3人殺傷、24歳男に死刑判決(読売)
公判で検察側は、及川被告が漫画やアニメのビデオ、テレビゲームを楽しむ生活を送っており、会社を解雇されて小遣い銭に困って犯行を計画したと指摘。
弁護側は「気弱な性格で、精神的に未成熟、思考方式も幼稚だった」などと主張して情状酌量を求めていた。

北海道3児殺傷事件、「残虐非道」と死刑判決(日経)
「漫画を読んだりアニメのビデオを見るなど、被告が言うところの『自由な生活』を守るために犠牲となった命は余りにも尊く、自首の成立など被告に有利な事情を最大限に考慮しても、死刑をもって臨むほかない」と述べた。

(3月18日[月]21時09分46秒)

投稿者:020317(日)Kouji

ビッグコミックスペリオール
ビジネスジャンプ
別冊ヤングマガジン

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「子ども買春・子どもポルノ禁止法」をどう考えるか その背景・内容・課題 
宇佐美昌伸 現代文明学研究:第4号(2001):311-347

日本も批准している「子どもの権利条約」、その第34条を始め、子ども売春や虐待の問題への国際的な取り組み、96年のストックホルム会議、その後の国内立法の流れ、立案過程での議論、個々の条文の解説など、「子ども買春・子どもポルノ禁止法」制定の概要を詳細に記した資料価値の高い文献。2002年の「見直し」にあたってのポイントについても一章を当てて見解を述べている。

論文は6章構成。
第1章 ストックホルム会議と日本における「子ども買春・子どもポルノ禁止法」制定
第2章 「子どもの権利条約」と「ストックホルム宣言及び行動アジェンダ」
第3章 「子ども買春・子どもポルノ禁止法」制定以前の国内法規定
第4章 「子ども買春・子どもポルノ禁止法」の意義と内容
第5章 「子ども買春・子どもポルノ禁止法」の見直し及び運用改善の課題
第6章 子どもの商業的性的搾取への視点――まとめに代えて

著者は、96年の「(第1回)子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」(ストックホルム会議)の日本政府首席代表を務めた清水澄子参議院議員(当時)の秘書として同会議に参加。99年に成立した「子ども買春・子どもポルノ禁止法」の立案作業に携わり、その後もこの問題に取り組んでいる。01年より大阪府立大学大学院に在籍。1972年生まれ。

著者の基本スタンスは規制推進。
「18歳以上の者を使用して18歳未満の子どものイメージを提供するようなポルノも含めて検討すべきである。」
「コンピュータ・グラフックス、コミック等の擬似ポルノを含めるか否か――これは微妙な問題であるが、上で述べたように、筆者はこれらも規制対象とすべきと考える。」

などとしている。

「子ども買春・子どもポルノ禁止法」と、青少年健全育成の流れから出ている「青少年有害環境対策基本法」は、マンガ表現規制に反対する立場からはセットに括られて紹介されることも多いが、それぞれの動機や理念にはむしろ相反する部分が多いことを認識しておかなくてはならない。

極私的には、この法律の最も大きなポイントは「法律として初めて(中略)ポルノを「わいせつ」ではない観点から犯罪としたこと」(上記文献より)だと考える。言い換えれば、性的搾取・虐待を表現すること自体が性的搾取・虐待をする事と同様(の罪)であるという認識を打ち出したことである。そして、搾取・虐待という人権侵害からの保護という観点は、「子ども」や「性」にとどまらず、社会の様々な場面における権力関係の偏りに基づいたマイノリティや弱者に対する搾取・虐待行為へも敷衍され得る概念だろう。子どもの人権を大人のそれと差別しない「子どもの権利条約」の精神を逆にたどれば、子どもで駄目なことは当然大人でも駄目であることは容易に推察できる。だとすれば、究極的には人権侵害を描いた表現が(いの一番には性暴力や性差別が、さらにはもっと広い意味での暴力や差別が)、それ自体を暴力や差別「行為」として処断される可能性も視野に入ってくるだろう。

ちなみに、宇佐美氏の論文中には「エロ」という言葉はただの一度も出てきません。あくまで主軸は搾取、虐待、人権侵害です。

この辺、コミック・ファン次号の特集「児童ポルノ禁止法を考える」などがどこまで突っ込んで扱ってくれるのか、内心戦々恐々。タイトル名で同法を単独に扱っているから一応期待はしているのだが……どうでしょう。子どもの性的自己決定権を重視すべき、という理念はポイントの一つ。

(例えばコミック・ファン編集部からエクパット関西の方のご協力を願って、上に紹介した宇佐美氏を招いた勉強会レポートなんて企画はどうかしら。伊藤剛氏とかも同席して。)

あと、とりあえずAMIはこの論文にリンクを貼るべきかと。

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アニメ「芸術」とデジタル「技術」 導入進む製作現場(Mainichi INTERACTIVE)

ブロードバンド対応アニメ「煌羅万象(おうらばんしょう)」ライコスジャパンで放送(ANIMAXIS.com)

(3月18日[月]00時38分37秒)

投稿者:020314(木)Kouji

週刊少年チャンピオン
ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング

■ヤングサンデー、新連載「極リーマン」(岩田やすてる)
会社の出張命令で南極越冬調査隊に参加することになったエンジニアのお話。
面白そう。

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新番組、特番をチェック!TVアニメ放映LIST(@nifty AnimeFan)
3/26(火)深夜の「ちっちゃな雪使いシュガー」最終話が26:20〜27:10となってるので2話放送らしい。
3/28(木)深夜の「アクエリアンエイジ」最終話も25:15〜26:15となっており2話放送。
……「Kanon」に至っては無茶無茶。

映画化:20世紀フォックスが漫画「ドラゴンボール」を(毎日)
実写。

55歳すぎてドラえもん学1日十時間 富山大・横山教授(asahi.com)

(3月14日[木]21時58分06秒)

投稿者:020313(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
スーパージャンプ
コミックバーズ

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中国で「花より男子」放映停止・原作は日本アニメ、台湾で制作(Nikkei B2O)
人気ドラマ『流星花園』、保護者の批判で放送中止(中国情報局)
「社会にマイナスの影響を与え、青少年を誤った方向に導くため」とか。
「教育関係者や保護者から番組に対して強い抗議の声が上がり、」とか。

重箱の隅をつつきますが、原作はアニメではなくマンガ「花より男子」(神尾葉子)集英社マーガレット連載、です。96年に小学館漫画賞を受賞。
ちなみにTVアニメ版「花より男子」の放送は96年9月-97年8月、日曜朝(「どれみ」の枠)。シリーズ構成・脚本は影山由美。全51話。

(3月13日[水]21時45分21秒)

投稿者:020312(火)Kouji

コミックビーム
エースネクスト

■コミックビーム、今年は(今年も?)勝負の年。
「幽玄漫玉日記」(桜玉吉)「LAZREZ」(STORY/TKD ART/竹谷州史)が次号最終回。「少年少女」(福島聡)が完全連載化。そして「エマ」(森薫)は次号の表紙と巻頭を飾る。

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>EPさん

(考えてみたらもう約20年前の作品になるのか……>「ボイルス・タウンの狼男」)
僕は、終盤の暴走も含めて、作者は作品をコントロールしていたと思ってます。「洗脳からの解放」は脳型コンピュータ アルマ=ラウネの企みである、という表の設定に、いやしかしそれは情報化による必然ではないか、という読みを与え、様々な価値観が混ざり合ってやがて無基準のホワイトノイズに、とアメリカ的タフネスの未来に混沌を見る。一方で、そうした脳的なイデアの暴走に対して拒絶反応を起こす本能(生命の生理?)の担い役として身体を失ったメイシーを起用するセンスなどからは、アイデアや思索に囚われ溺れるのではなく、積極的に物語へと昇華させていく迫力を感じました。
天才少年ハクの訴える生命観を母親が冷たく相対化してしまうラストシーンは、この世の全ては無意味なこじつけだ、と全てをリセットしてしまった世界で、それでも時間は流れていくのだ、という冷たい覚悟を伝えます。
80年代の作品ですが、90年代以降の社会の空気にも通じるものを鋭く描きとっていると思います。

(3月12日[火]23時54分03秒)

投稿者:EP

Koujiさま
 レスありがとうございます。
 あの作品は、当初”前後編”で終わる単発の予定が作者の意向で長期連載になり、編集側との確執があったとかなかったとか。
 日本で最初の進化心理学マンガではなかったでしょうか。
 「十戒の生物学」は、各文化に見られるモラルや価値観は淘汰(今で言えばミーム進化)によって形作られたこじつけである、という主旨の一般向け学術本(社会生物学・進化心理学)です。
 狼男の作者は「生きるこじつけに反する何を発信しても、結局生きる己を正当化する情報の取捨選択で消えてしまう、受け入れられはしない」という虚無感に襲われて消えたのかもしれません。

(3月12日[火]01時16分07秒)

投稿者:020311(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
ヤングキング
エース桃組

■エース桃組、
雑誌の試みとして最前線っぽいにおいはしますが、誌面を一色化することで個々の作品が埋没している気がします。(平野耕太は除く。)

「鋼鉄の少女たち」(しけたみがの)
戦記+女の子、というカップリングを違和感なく読み込めてしまうのは、やはりマンガ慣れした世代ならでは。日本マンガに親しくない海外の人が読んだらどう感じるだろうか。
内容的にもコメディからシリアスまでがごった煮状態。ハードなエピソードも絵の雰囲気でファンタジーに流してしまうバランス感覚が非常にユニーク。

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■コミック・ファン Vol.15
今号は興味のある記事が多くて読み応えがあった。
作家インタビューはゆうきまさみ須藤真澄。どちらも好きなマンガ家なので面白く読んだ。須藤真澄が今後ファンタジーの創作に力を入れていくとのコメント。
極私的には謎なジャンルの一つ、ビジュアルノベルについての記事も目の付け所が良かった。マンガの周辺へと目を向けていく企画は今後も大事だと思う。
緊急座談会「少女まんがはこんなにエッチでいいの?」は、少女まんががどんなにエッチなのか読んでて全然わからなかった。少女マンガ読んでないから仕方ないのか。
鋭くも挑発的な記事が極私的に気にいっている連載「国際漫画紀行」は今号も快調。「生殖以外のあらゆる要素が投入されている現時点の成年向けジャンルのエロス度は世界一の高さにまで突き抜けているといっていいように思う。」という感覚には同感。

CFレポートではマンガ表現について極私的にも関心の高い最近のトピックが取り上げられている。
「表現規制反対! まんが家たちが世界会議でアピール」は昨年12月の横浜会議内ワークショップのレポート記事。連絡網AMIの代表、山本夜羽へのインタビューを中心に構成。
「キャンディ・キャンディ裁判ついに決着」では、昨年10月の最高裁判決で、マンガは原作者のストーリーに基づく2次的著作物という判断がなされた点について、弁護士への取材を通じて解説。
「動き始めたマンガ学会」は、昨年発足した日本マンガ学会の紹介。

コミックスレビューは、毎号のことながら良い意味で通な選。ここで紹介されている20数作品だけを見ても、マンガ表現がいかに多様かということを思い知らされる。

次号は5月下旬発売予定。特集は「世界のMANGA事情」「萌えキャラNo.1」「児童ポルノ禁止法を考える」。これは期待大です。

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■10年前に盛り上がった有害コミック規制問題について、以下の文献は重要、かつ図書館にある可能性が高いと思われるもの。

1「青少年条例−自由と規制の争点」(清水英夫・秋吉健次編 三省堂 92年)
2「有害コミック問題を考える」(月刊『創』編集部編 創出版 91年)
3「誌外戦」(コミック表現の自由を守る会編 創出版 93年)

規制運動のただ中に出版された2からは生々しい緊迫感が伝わってくる。
極私的には、1に収録されている資料、青少年条例違反事件の判例が面白かった。青少年条例による有害図書規制は表現・出版の自由の侵害だとか(憲法21条違反)、性表現の自由の侵害だとか(13条違反)、包括指定は検閲行為だとか(21条違反)、「有害」の意味する対象物が抽象的かつ不明瞭だとか(31条違反)、同じ本を出版してもある自治体では罪にならないのに他の自治体で罪になるのは不平等だとか(14条違反)、営業の自由や財産権の侵害だとか(22条、29条違反)……、裁判の訴状に上ったポイントに対して下された裁判所の判断は基本的にどれも合憲の立場だけれど、判決文から伺える「権利のバランス感覚」は非常に興味深い。

なんというか、こんなことやってるうちに刑法175条で背中からバッサリという可能性ももしかすると……と思える今日この頃です。

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>EPさん

こんにちは。
「ボイルス・タウンの狼男」は、生命と自意識、脳と身体、意識の不可逆性、アイデンティティ(とトラウマ)などのモチーフを大胆に扱った魅力的なSF作品です。(極私的には、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を見たときもこの作品を強く連想しました。)

ヒト集団が種として生き残っていくためには、生者が死や死者を貶めるための「死の迷信」が必要だった。だからこそ、生には賭けるべきなにも「ない」という事実が高度情報化によって瞬く間に世界に広がったとき、人は洗脳から、価値から、そして死からも解放された。「純粋な流行」の黒服に身を包んだ人々の「日常を生きるゲーム」が始まる……。

そんな終盤の展開は、なるほど生物集団としてのヒトとその文化の根拠について刺激的な解釈を与えてくれます。絶版が惜しまれる佳作です。
ご紹介の本は、ドーキンスの方は読んだと思いますが、ずいぶん昔なので記憶が定かではありません。もう一つの方は未読です。
最近は図書館によく行ってます。小説は全然読まないのですが……。

(3月12日[火]00時46分33秒)

投稿者:020309(金)Kouji

ヤングアニマル
ビッグコミック
別冊ヤングキング キングダム

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■今月のアニメ情報誌。
情報はネット先行が当たり前の昨今、アニメ誌に目を通す意味がますます薄れつつある厳しい状況です。
今月目にとまったのは……アニメージュの高橋ナオヒト監督インタビューくらいかしら。「剣風伝奇ベルセルク」「ToHeart」「フィギュア17」と、丁寧な人物作画と正統派作劇で極私的に評価している監督です。クオリティに関しては当然のレベルを要求しているだけという姿勢を頼もしく感じました。スタッフは大変でしょうけど。きめの細かいオーソドックスさが作品の特徴として挙げられることは、翻ってアニメの現状がどうなんだということでもあり……。

アニメージュ誌、毎号のキャラクターベスト100企画。ナウシカ以来の伝統企画ですが、今号も第1位は犬夜叉(作品でなく、キャラで)。これはアニメを見ないマンガ好きは知っておいてもいいのではと思った。

(3月12日[火]00時41分53秒)

投稿者:EP

ボイルスタウンのページ拝見しました。
この作品理解するには
「十戒の生物学」ヴィックラー著 平凡社
「利己的な遺伝子」ドーキンス著 紀伊国屋書店
が欠かせないと思うんですけど、お読みになられました?
前者は絶版のようですし、図書館であたってみるといいと思います

(3月11日[月]17時27分55秒)

投稿者:020307(木)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン
コミックフラッパー

■モーニング、
「大使閣下の料理人」(作/西村ミツル 画/かわすみひろし)がせつなげな展開。ホアさん……。

■コミックフラッパー、「パラノイアストリート」(駕籠真太郎)最終回。

読み切り「人形譚」(深木紹子)
読み切り「禁 =素書=」(佐々木泉)

(3月7日[木]21時41分17秒)

投稿者:020306(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
オールマン
月刊少年ジャンプ
月刊少年マガジン

■週刊少年マガジン、
巻頭カラー「RAVE」(真島ヒロ)。なんと掲載全ページオールカラー。

■オールマン、
「源氏物語」(原作/紫式部 漫画/江川達也)、連載再開。
奥付の作者表記が『紫式部+江川達也』なのが妙にインパクトあり。

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2002年4月発売予定コミックリスト(まんがの森)
極私的注目は
23 「ふたつのスピカ(2)」(柿沼行)メディアファクトリー
25 「マフィアとルアー」(TAGRO)スタジオDNA
27 「宇宙賃貸サルガッ荘(1)」(TAGRO)エニックス

「キャラメラ」(武富智)は全3巻か……。
「カリクラ」(華倫変)が上下巻で太田出版から再販です。

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>料理男さん

こんにちは。どうぞよろしく。
僕はネムキは読んでいないのですが、知り合いのマンガ読みの皆さんから評判を聞いて個性的な雑誌だと認識してます。「観用少女」「チキタ★GUGU」は単行本が手元にあります。「百鬼夜行抄」は未読ですので、折をみて読んでみます。

(3月6日[水]23時00分05秒)

投稿者:020305(火)Kouji

ビッグコミックオリジナル
ヤングマガジンUppers

■MANGA EROTICS F、
久々に読んだ。濃いです。極私的趣味とは微妙にずれますが。

本日のイチオシ、
読み切り「テイメラレシシャ」(雁須磨子)
主人公が女友達とファミレスでダベりつつ、弟の包茎をネタにしたり脱毛情報を交換したり。
気怠い描写と笑いの中に、静かな達観が流れる。どうにもならないこと、自分の望みとは関わりなく存在するもの。『定められし者』を意味するテイメラレシシャという言葉の響きを弄びながら、あきらめるように穏やかに、全てを受け入れていく。
軽さと深さが渾然一体。お見事です。

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日本製アニメ、続々と米国に上陸(HotWired Japan)

(3月6日[水]22時58分57秒)

投稿者:料理男

Koujiさん御本人に教えて頂いてから、ちょくちょく覗かせて頂いています。
毎日更新されているマンガに対する熱意には頭が下がります。
これまでは覗かせて頂くばかりだったのですが、ちょこっと自分の気に入っている
作品についてスペースを戴きます。

○百鬼夜行抄(今市子)朝日ソノラマ
 「眠れぬ夜の奇妙なお話」(通称・ネムキ)に連載されている作品です。
 面倒なので内容については省略しますが、細くてもしっかりとした線の絵柄と、
 人間と妖かしが共存する世界、それと骨太なストーリーに魅力を感じています。
 霊感がある人間の苦悩(苦労?)が根底には流れているものの、対照的な性格の
 キャラと明るい雰囲気で絡ませることによって、暗いイメージを払拭しているの
 は見事です。
 もっと人気が出ても良いように思うのですが、一ファンとしては納得のいかない
 部分ですね。

他にも好きな作品は多々ありますが、既に亡くなっている方のものが多いので、ま
た、マンガではなく劇画(個人的にはどちらでも構わないのですが、Koujiさんが
どうとらえられているか分からないので)も含まれるので、とりあえずこれだけで
失礼します。
これからもちょくちょく覗かせて頂きます。

(3月5日[火]21時18分51秒)

投稿者:020304(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
MANGA EROTICS F

■ヤングマガジン、
別冊ヤンマガ連載の「NANASE」(山崎さやか 原作・筒井康隆)が本誌に3週連続で登場。

■MANGA EROTICS Fは後日に。
もう雑誌は増やすまいと思っていたのに(再)。
志村貴子が描いているとなれば。おまけに次号から新連載だという。(次号から隔月刊化ですが。)

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作家の半村良氏が死去(asahi.com)
肺炎とのこと。68歳でした。

漫画喫茶のポルノコミック、大阪府が貸し出し規制へ(読売)
盲点だった。
店員と客が商品を介して対面しないマンガ喫茶では区分陳列は意味が薄い。店員のいるレジ付近に配置するという案も、一般的にレジが店の入口に近い場所にあり目立つことなどから難しいだろう。客が手に取る作品をいちいち把握出来ないマンガ喫茶のシステムを考えれば、それならいっそ取り扱いをやめようという流れになる可能性が強い。マンガ喫茶の蔵書に占める成年向け雑誌・コミックの比率は大したことないはずなので店側の抵抗も小さいだろう。
「店内で中高生らにポルノコミックを読ませることを禁止する」ことで、結果的に成年向け作品の取り扱いがなくなり、成年も手に取れなくなる。一般書店でも同様のことが起こり得る、これが規制効果……。

ブロードバンドでガンダム,「バンダイチャンネル設立」(ZDNet Broadband)

(3月4日[月]23時32分15秒)

投稿者:020303(日)Kouji

桃の節句とは無関係ですが、今日の「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」は良かった。
やっぱ、ももこは英語だねえ。

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●忘れた頃に来たり来なかったりする「B館」コンテンツTalking Aboutの記事を更新。
以前 MANGA NEWSでやったネタもいくつかまとめたいけど未定。

■資料:コミックの市場規模と性犯罪件数の推移
マンガ表現規制問題をめぐる極私的不信感について

うーん……。

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「別冊宝島638 日本のアニメ All about JAPAN ANIME」(宝島社)

アニメを「世界を席巻する新しい『日本文化』」としてアピールしようという企画ムック。リンク先の目次や、「新世紀東京国際アニメフェア21」「文化庁メディア芸術祭」などの最新記事を巻頭に押し出していることからもその基本スタンスは想像できるだろう。
非アニメファン層を意識した記事・レイアウトは入門編として妥当かつ無難な内容。2002年2月現在のTVアニメレポート記事まである。

極私的には、巻末に収録された「日本アニメ史85年全作品データ」を目当てに購入。このデータも、一次資料はアニメージュに負うところが大きいと思われる。アニメージュの「アニメグランプリ」、ぱふの「マンガベスト」など、毎年恒例の投票企画を持っているところは必然的に貴重な作品データを地道に積み上げている。

おや、このムックの製作にはマンガ情報誌「Comnavi」の元編集長や編集者が参加しているのですね。

"文化庁メディア芸術祭"開幕 最新アニメも一挙上映!(E.goo)
アニメジャーナリスト・小林治の「最近どぉよ?」第36回/官主催のイベント こっちはどうよ? (E.goo)

TVアニメ「あたしンち」、監督は大地丙太郎(TV朝日)

(3月3日[日]20時46分40秒)

投稿者:020301(金)Kouji

ビッグコミックスペリオール
ビジネスジャンプ

■昨日の訂正です。
誤> 投票者の年齢層を見ると13-15歳あたりが一番多くて(020228)
正> 投票者の年齢層を見ると15-17歳あたりが一番多くて

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今週末から「第5回文化庁メディア芸術祭」受賞作品展開催(ANIMAXIS.com)

幻冬社コミックス会員ページ「WEBバーズ&ルチル」オープン(ANIMAXIS.com)

突発シリーズ『世界のアニメイベント』〜「SHOUJOCON」(アメリカ)(ANIMAXIS.com) 最近続いた海外のアニメイベント紹介記事が好評だったとのこと。今回はアメリカの「少女コン」を紹介。

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2001年度 マイナーだけどいい漫画ベスト!(コミックスページ by WestRiver)
作家?部門に投票しました。

どざむら
漆原友紀
ひぐちアサ
いけだたかし
森拓真
田中ユタカ
熊倉隆敏
柳沼行
武富智
TAGRO

思いつくままに。あと雷句誠と橋口たかしと……佐藤秀峰もか。きりがない。

(3月1日[金]22時34分50秒)

投稿者:020228(木)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン
YOUNG KING OURs
コミックガム
ドラゴンJr.
ファミ通ブロス
Wings
コミックブレイド(創刊号)

富野監督がモビルスーツのものまねしながら登場したのには驚いた。>本日のNHK総合「トップランナー」

■YOUNG KING OURs、読み切り「復讐のように」(二宮ひかる)
本誌初登場の二宮ひかる。久々の読み切りは懐かしい雰囲気の謎系ラブストーリー。ちょっと屈折、たっぷり挑発。いい表情です。

■コミックガム、読み切り「ココロ・SOS」(きづきあきら)
心の弱い人の胸にできるという肉腫。肉腫ができてしまった女の子から相談を受けた少年は、かつての経験から自分の肉腫の声をよく聞くようアドバイスする。
クライマックスの掘り下げが上手く効いて、すっきりまとまっている。同人誌だったらもっときちんと人面蒼ネタとして描くのだろうと思うが、きづきあきらのガム掲載作の中では、持ち味を活かしつつ良い意味で一番こなれてると思う。

更新してくださいよ、コミックガム公式サイト

■ファミ通ブロス、「Honey Rose」(船戸明里)、第6回。
いや……もうむちゃくちゃツボです、この話。今から単行本予約したいくらい。
物語は佳境に入りますが、次号はお休み。

コミックブレイド、創刊号。
うーん、ちょっと手が回りません、すいません。厚い……。

ぱふ4月号巻頭特集は2001年マンガベスト100企画。
毎年の恒例企画に説得力を持たせるだけの母集団を維持し続けている「ぱふ」はすごいと思う。青年・一般向けマンガにはこういうファンのコミュニティはないので、ある意味うらやましい。もちろん、上位ラインナップを見ると偏りは見られるけれど(例によって少年誌は週刊少年ジャンプが圧倒的で、いかにも他は読んでなさそうだったりとか)、それを言ったら僕だって、ぱふ読者の愛読誌とは読書傾向がかなりずれているわけで、お互い様である。「犬夜叉」のベスト10入りは、同作品の人気がアニメと女性読者に支えられているという認識を裏打ちする。長編ベスト1は「フルーツバスケット」(高屋奈月)。僕は未読ですが、ちなみに全投票の約7%に過ぎない男性票だけを集計しても「フルーツバスケット」が1位だった。30歳以上の投票の集計結果だと1位は「最遊記」(峰倉かずや)か……うーん、心意気。
投票者の年齢層を見ると13-15歳あたりが一番多くて、しみじみしてしまった。僕が15歳の頃は「人類ネコ科」(みず谷なおき)とか読んでた。いや……なんと言っても「ボイルス・タウンの狼男」(竹沢タカ子)が衝撃的だったな!

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ウルトラ怪獣生みの親・成田亨氏死去(@niftyAnimeFan)

(2月28日[木]23時58分18秒)

投稿者:020227(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
スーパージャンプ

■アフタヌーン4月号。
レギュラー陣はいつも通り。

「蟲師」(漆原友紀)、第十一話。
シーズン増刊の好評連載が本誌に登場。蟲師ギンコ誕生のエピソード。
単行本1-2巻発売中。買いです。

読み切り「春雨」(吉岡康二)
上京した主人公の一人暮らし第一日目。初めての部屋、初めての街、初めての景色。
四季賞01年冬のコンテストかわぐちかいじ審査員特別賞受賞作。新しい世界への驚きと故郷の両親への思いがじっくりと描かれている。ラストのコマの部屋が空っぽな感じとか、段ボール箱から手鏡といっしょに家族の写真が出ているとか、雰囲気がいい作品。

読み切り「ROBOT」(佐原ミズ)
クローンとして生き続ける人間とその傍らにより添い続けるロボット、二人の絆と縁を、彼らと共に暮らすもうひとりのロボットのシニカルな視点を通じて描く。
四季賞01年冬のコンテスト佳作受賞作。ネームが非常にトリッキーです。解説を排除して、片言の日常会話と思索のモノローグを散りばめるスタイルは、読み手に負担がかかるものの、言葉には艶があり作風として機能していると思う。じっくり読み返すと味がしみ出てくる。絵のレベルは高く、スタイリッシュなデザインとトーンワーク、スマートなペンタッチはほぼ完成されている。ガンガン系月刊誌とかでレギュラーはっても違和感ない。(強いて言えば、キャラクターやデザイン重視の作品で見られがちな「見せたいものだけ描く」ことの弊害がやや目に付く。これはデザインの魅力とトレードオフなのかもしれないけれど、つい物語や世界描写に目が向きがちな自分の感想ということで。)

次号、博内和代の読み切りが登場。

■「マフィアとルアー(仮)」(TAGRO)単行本が4月下旬に発売延期。

(2月28日[木]23時48分47秒)

投稿者:020226(火)Kouji

少年エース
マガジンZ

今月読むもの多すぎ。週末が怖い。

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SFオンライン、今号で休刊。

アニメやゲームを守れ! 海賊版、官民で取り締まり(日経B2O)

綾波レイ原画盗難事件に関して(GAINAX)

「竜の子プロ」が敗訴 アニメ「マクロス」著作権(産経)

(2月26日[火]21時06分03秒)

投稿者:020225(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
ビッグコミック
ヤングキング
アフタヌーン

■ビッグコミック、「まぐろ土佐船」(青柳裕介 原作/斎藤健次)第2部終了。青柳裕介の遺作である本作だが、好評につき増刊号にて第3部の連載が予定されているとのこと。

■アフタヌーンは後日に。
今号はシーズン増刊連載の「蟲師」(漆原友紀)が本誌に登場。
なんと次号には博内和代の新作が掲載予定。4作目となる読み切りで、単行本化が実現に動き出すか?? 02年度のトピックになりそう。
それと「BLAME!」(弐瓶勉)が映画化決定だそうです。

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「あたしンち」読売からテレ朝に引っ越し(日刊スポーツ)
読売新聞日曜版に連載中のマンガ「あたしンち」(けらえいこ)がTVアニメ化。放送局はTV朝日。

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2001年度 マイナーだけどいい漫画ベスト!(コミックスページ by WestRiver)
単行本部門に投票しました。

「茄子」(黒田硫黄)講談社
「ヤサシイワタシ」(ひぐちアサ)講談社
「セクシーボイスアンドロボ」(黒田硫黄)小学館
「蟲師」(漆原友紀)講談社
「プラネテス」(幸村誠)講談社
「素敵なラブリーボーイ」(伊藤伸平)少年画報社
「RHINO」(雨宮智子)ソニーマガジンズ
「フリクリ」(ウエダハジメ 原作・GAINAX)講談社
「超伝脳パラタクシス」(駕籠真太郎)集英社
「黄色い本」(高野文子)講談社

以上10作品。極私的01年度暫定ベストから短編・単巻・読み切り作品集をやや重視した上での選です。メジャーかマイナーかはこの際どうでもいい。
士郎正宗「攻殻機動隊2」を含む数作品を泣く泣く外しました。

(2月25日[月]22時39分59秒)

投稿者:020224(日)Kouji

この週末はいろいろと濃厚な視聴覚刺激を受けて疲れた。
「大合作」を読んでアフタヌーンの今昔について思いをはせたりとか。それにしてもこの本は印税の配分が大変そう。

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■TVアニメ「ギャラクシーエンジェル」。
慣れた。いや白状しよう、面白かったと。
このフォーマットの自由度はもっと積極的に評価した方がいいのかもしれない。期待度4→5。

1話10分のショートコントもの、というスタイルの機能もあるが、注目すべきはキャラクターの基本設定を除けばほとんど全てを改変可能、という自由度の高さだろう。例えば、前半の話でキャラが全員死んでしまっても、後半の話では全員が何事もなかったかのように登場する、というような。状況や時系列、世界設定の整合性が全く問われない場がそこにある。こうしたエピソードごとのリセット機能はギャグ作品ではよく見られる。しかし、「ギャラクシーエンジェル」には「こち亀」における派出所のような舞台の基準点は存在しない。作品を通じて共有される設定はキャラクターに特化している。美少女SFアニメのデザインを採用してはいるものの、エンジェル隊という「一座」さえ認識していればほとんど何をやってもいい。宇宙船内で甘栗を剥いててもいいし、巨大化してもいいのだ。Gガンダムを認められなかったり世界観の深読みや謎解きに関心が向く世代にとっては想像し難い世界である。

従来のアニメ作品でも、シリーズ中に何本か作られる番外編で舞台設定を一変させる試みは行われてきたが、あくまで「遊び・おまけ」的扱いだった。しかし、例えばキャラクターグッズでも、キャラクターたちがバンドを組んで演奏する定番イラストを始め、作品内の設定からキャラを解き放とうという企画は多く見られるし、またそれを求めるファンも多かったのである。やがてコミケに象徴される同人市場で成長したキャラ消費システムは、当然のニーズとして作品の動機に取り込まれている。今や「遊び」は主食である。

「舞台環境から切り離されても成立するキャラクター」を逆手にとって、あんな話もこんな話も作ってしまおう、という試みがはたしてどう実るか。お約束とパロディーに留まるのか、それともショートショートの面白さを引き出せるのか。もうちょい様子を見てもいいと思う。

■OVA「エイリアン9」vol.4(最終巻)。
6点。
前にも書いたが、このアニメ化が中途半端な結果に終わってしまったことを残念に思う。1話、2話は丁寧に原作をトレースする中にアニメ的な面白味も付加されていて、アラが見つからない位の出来だった。しかし、3話のストーリー進行から、最終第4話で原作の半分程度しかフォローしきれないことが予想された。そして第4話、イエローナイフ編をラストエピソードとしてアニメ版「エイリアン9」は終わる。正確に言うと、原作単行本第2巻の87ページまでだ。

なんと言っても、原作の最大の魅力である(と僕が思っている)ドラッギーなSF的異化効果を描くことを避け、エイリアン対策係の女の子3人の学園SFドラマにリソースを投入したことを惜しまずにはいられない。ジェットコースターに例えるなら、じりじり坂を上っていって、頂上から一気に落下したその瞬間に終わってしまったようなものだ。その先には猛スピードの2回転ひねりやら逆走やらが続いて最後にきちんと停車するまでの内容が控えているのに。本OVAは全編に渡って高い技術的クオリティを維持している。色彩も音楽もドリルも良かった。のに。

TVアニメ「剣風伝奇ベルセルク」(97年)最終話のショックを思い出す。物語を途中でうっちゃって「あとはマンガでね」と原作へパラサイトする姿勢が悲しかった。ところがOVA「エイリアン9」の場合は、やや様子が異なるようだ。4話では、最終話ということもあって、アニメ版独自の解釈が多く取り入れられている。そこから感じるのは、そもそもスタッフが作品のどこに魅力を感じてアニメ化しようと思ったのか、という疑問だ。「エイリアン9」のストーリーは、女の子3人組が否応なしにグロテスクなクリーチャーとつきあわされ、理由や根拠が説明されないまま次々とひどい目に遭っていく、というものである。これは虐待型エンターテイメントの文脈に非常によく合っており、そこに女の子たちの学園友情ドラマ的エピソードが加わることでより毒性を増している。原作マンガに対するこの文脈からの批判並びに評価はアニメ化以前から聞かれている。今回のアニメ化企画は原作に惚れたスタッフが立ち上げたものだ、という話を昔何かで読んだ。そう、アニメは始めからこの部分に反応していたのだろう。

アニメオリジナルの脚色を加えられた4話は、嬉々としてキャラクターのトラウマを引きずり出し、解体してみせる。イエローナイフの「ひとりぼっち」攻撃は、くみとかすみの内面にある喪失感を剥き出しにする。くみの父親の遺影が新カットとして挿入され、母子家庭であるくみの孤独の原因を父親の死に還元する。かすみの兄への思慕は、裏を返せば、好きになることで全てを得てきたかすみが初めて好きなものを失った喪失感であることを新カットが暗示する。富沢ひとしの原作には欠落している情報を加えながら、ボウグはくみへの共生を誘い、イエローナイフはかすみを奪う。無垢なゆりは最後までなすすべなく泣いてばかりである。追い打ちのようにエンディングでくみの遺体発見のカットを挿入し、さあ、最後はゆりの番だよと暗示させてアニメ「エイリアン9」は完結する。

壊し、溺れ、墜とすことの甘美さ。エヴァンゲリオン以降、作り手も受け手もすっかり味をしめたこの種の毒を、アニメはまた好んで選択した。その事実は重い。蹂躙されるキャラクターへの執着の裏にあるのは、癒しなのか、代償なのか、快楽なのか。

(マンガ「エイリアン9」をSFとして読むとき、その異化効果はキャラクターの解体に留まらない。侵略や共生というキーワードがあっけなく物語に進入し、世界の基準軸を置き換えていく。一見すると学園友情ドラマに見える同じ要素が善悪の概念を越えた地球侵略戦線の記述となる多層構造をとり、メロドラマとしての読み枠がずれて冷たいカタルシスにすり替わる。)


■OVA「ぷにぷにぽえみぃ」を見た。
ひどい。
僕はアニメ版「エクセル・サーガ」も好きではないので、同じ方法論と邪気でもって作られたこの作品を前後編60分見てしまって相当げんなりした。台詞を早口でたたみかけて刺激を与える方法はTVCMなどでもお馴染みで、アニメでも珍しくない。複数キャラ同時発言で情報をオーバーフローさせる演出などと並んで、大地監督のTV作品くらいまでは容易に遡れるだろう。確かにそれで延々引っ張るというのはユニークだが、それ「だけ」では5分も経たずに飽きる。

ストーリーやキャラは積極的に無意味化されていて、それが作品の個性なのは認めるにせよ、作品全部を無意味とボケに投じてみました、という試みに対してどう答えていいのやら。虚構自体が無意味になっているので、当然のように空洞化した作品には声優やナベシン監督や脚本の黒田洋介がキャラ化して流入する。作品の主役は主人公の声をあてている小林由美子である。「監督ー 設定無理ありすぎっすよー」「いいんだよ監督オレなんだから」と作品をメタ化するのがお得意のギャグセンス。人気女性声優陣に喘ぎ声を出させて「おまえたちこういうのが見たかったんだろ」「いい買い物しましたねお客さん」「これが日本の文化だジャパニメーション万歳」と嗤うセンスはいただけない。

要は全編「下品な悪ふざけ」である。こういう「くだらなさ」は一つの価値だと思う。濃いアニメファンほどその毒を味わえる。逆にアニメに疎い人は理解不能かもしれない。僕の場合はいちいち神経を逆なでされてしまうわけで、ギャグの怖さを思い知らされる。

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児童買春禁止法に関する勉強会始まる(自民党)雑誌の住人経由)
来たよ来たよ! しかも、既報されていたポイントが正面から俎上に上がってます。

この日の会議では、
・ 子供ポルノ単純所持の問題
・ 子供ポルノコミックの問題
・ インターネットを通じての子供ポルノの売買、買春の斡旋の問題
などについて指摘がされた。
(記事より)

僕自身はこの問題に関して微妙なスタンスにある。少なくとも「表現の自由」だとか言って単純に規制反対すればいいとは思えない。この問題を「表現の自由」と「こどもの人権」との人権対決に超単純化してしまえば、それは「子どもの人権」の方が強い。生命が危険だったり一生を左右する傷を残したりする切迫度の高い問題だろうから。ただ、そこまで単純じゃないと思うから難しい。表現の自由を言ってる方だって、実際は生活権や経済問題の話が絡んでくる。

それと、ゾーニングは子供ポルノ問題に関しては全く機能しない。青少年白書にも書いてあるけど、青少年健全育成の文脈では、有害コミック問題は少年少女「向け」ポルノコミックとして認識されていて、だからこそ「子どもに見せない・売らない」「成年指定する」ことが対応策として有効になる。しかし「子供ポルノ」の場合、大人が子どもを性的に搾取するというCSECの根本的な構造があるわけで、あくまで子どもを性的に搾取することを嗜好する大人の存在とそれを支える土壌が標的になる。

それと、基本的なところで社会におけるポルノグラフィの存在をどう考えるかという問題もあって、これも重要なんだけど、正直苦手意識が強い。僕のセンスはおそらく保守的だと思う。世の中の何でもかんでもが権利や義務で生き死にしてるわけじゃない。

(2月24日[日]18時27分33秒)

投稿者:020222(金)Kouji

ヤングアニマル
OURs LITE
コミック電撃大王
ビッグコミック増刊号

マンガ読みの幸せを感じる日。マンガ読もうよ、面白いよ。

■ビッグコミック増刊号、「いついたるねん」(オガツカヅオ)
霊感体質の主婦が出会った霊たちの残酷で切ないエピソードを描く異色ドラマ。
単行本未収録作品の中でも要注目の佳作です。今号はシナリオと構成がよく練られている上、絵にスマートさが加わって、同シリーズ中でも完成度が高い出来。今回で7話ということで、単行本への期待が高まります。

コミック電撃大王、新連載「隻眼獣ミツヨシ」(上山徹郎

「あずまんが大王」(あずまきよひこ)は大学受験エピソードを経て次号最終回。春からのTVアニメ化を考えれば連載延長も十分あり得る話だろうが、キャラの高校卒業まで、ときっちり幕を引く姿勢には好感。

ところで、やっぱりガンパレード・マーチってやっておいたほうがいいのかしら……?

■OURs LITE、今号から平綴じ新装刊。掲載陣も気合い十分。これは買いですってば!
平綴じ化後に休刊したOURs Girlの前例もふと頭をよぎるが、やはりここは勝負に出たと受け止めたい。
新連載の「UNLOCK」(猪原大介+オオシマヒロユキ)「恋愛ディストーション」(犬上すくね)「純粋!デート倶楽部」(石田敦子)は持ち味を出して安定。

短期集中新連載「デッドコピー」(がぁさん)
犯罪被害者を救済するためにクローン体再生が認められた社会で、人々は不測の事態に備えて記憶のバックアップをとるようになっていた。自分の記憶をバックアップした直後にクローン体として目覚めた主人公。
「殺されたんだ…… 私……」14歳の心と19歳のクローン体。失われた5年間を語らぬ両親、自らもクローン再生体であるカウンセラー、そして「コピー狩り」と称してクローンに暴行を加える差別主義者たち。現実感のないまま、復活した彼女の物語は始まる。
毎度ながらがぁさんのユニークなセンスには膝を打つ。語り口も上手いし、楽しみな作品だ。

「エビアンワンダー」(おがきちか)
絵も台詞も軽くしなやかでキレがある。例えるならフェンシングの剣、といいますか。良いです。

新連載「世縒りゆび」(騎崎サブゼロ)
これまでの読み切り作品から錬金術をキーワードに縒りあげてシリーズ化。画力は十分。ストーリーで読み手の心に斬り込め。

「魔法少女本願寺美礼」(どざむら)
どざむら作品はキャラに独特の艶がある。エピソードやコメディのセンスも妙に波長が合うのでなかなか気になる存在。単行本「SING OUT!」も買いました。

「妄想戦士ヤマモト」(小野寺浩二)
いや面白いっすよ!。迫力。

読み切り「大きなアナタと小さなワタシ」(西村竜)
鉛筆大の小さな女の子と、彼女に居候されている男の子との恋のお話。
LITE系短編その1。西村竜はこういう絵と話の方が極私的好みです。

4Pカラー読み切り「あたしの純愛」(けろりん)。袋とじです。
彼氏とのセックスにおぼれる女の子の恋心。
試みとしては面白いけれど、袋とじにする必然性も描く方の必然性もいまいち?かな。今春、作者の作品集が大都社から出るそうです。

読み切り「迷子になる」(山名沢湖)
今ごろかと言われてしまいそうですが、近ごろ山名沢湖ファンタジーの面白さがぐっとくるようになりました。(短編「なつくさ万歩計」との出会いが大きかった。)LITE系短編その2。

読み切り「荒馬と女」(小伝馬内規)
絵に独特の存在感があり、思わず惹きつけられる。話はスラップスティックで荒いが、80年代前半のナンセンス美少女マンガを思わせるユニークな作風。

うーん、今号はこれであびゅうきょがいれば最強の布陣だったかもしれない。
今号にプロローグ編が載ってますが、次号「金魚屋古書店出納帳」(芳崎せいむ)がシリーズ連載開始。OURs Girlの注目作が待望の復帰です。

■単行本をあれこれ購入。
中でも、この2冊は01年度を代表する名タイトル。くれぐれも読み逃すことなきよう。

「蟲師」(漆原友紀)第2巻。前巻同様に美しい装丁に加え、今回はカラーページも収録で嬉しい。豊かな想像力と確かな画力に支えられた奥行きのあるファンタジー。

「黄色い本 ジャック・チボーという名の友人」(高野文子)。表題作は、読み返すたびに身体に震えがはしり、言葉を失う。Literatureの力。素晴らしい。

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宮崎監督アニメを語る 『千と千尋』ベルリンから凱旋(ファミ通.com)
宮崎監督、持論を展開。

「新世紀東京国際アニメフェア21」ミニリポート(ANIMAXIS.com)
公式発表で入場者数50,163名を記録し、目標だった5万人をクリアしたとのこと。一般公開日は家族連れが目立ちましたが。
このイベントに税金1億5千万円使いましたか……。

(2月23日[土]00時04分07秒)

投稿者:020221(木)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン
イブニング

■イブニング、
「恋風」(吉田基已)。妹の下着に欲情してしまった兄が罪悪感に苛まれる。
後ろめたさに苦しみながらも保身にかられる兄の動揺を正面から描いているのが良い。保守王道色の強いイブニングにあって、かなり愚直に踏み込んでいる作品。ますます注目。

■週刊少年チャンピオン、
「スクライド」(シナリオ/黒田洋介 作画/戸田泰成 原作・矢立肇)がはじけている。何故ぷにぷにぽえみぃ!小林って誰!という方はこちらを。
「ぷにぷに☆ぽえみぃ」(01年 OVA前後編 監督:ワタナベシンイチ 脚本・構成:黒田洋介)

「超伝脳パラタクシス」(駕籠真太郎)、単行本がとうとう出ましたか。
これは来年の星雲賞候補に入れてくださいよ!
参考→2002年 星雲賞非公式ノミネートのページ

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「エロマンガ is Dead or Alive 3」in ロフトプラスワン イベントレポ(雑誌の住人)
このレポート読むと、あらためて今回は第1部だけでも出て正解だったと思う。
あの日は東浩紀が冴えまくってた。僕は彼の著作を読んだこともなく、生で見るのも初めてだが、彼は自分の立ち位置と武器を熟知し、かつ効果的に使えているように感じた。議論の中に個人的なアジや嗜好を挟んでくるマニアックなセンスも面白かった。

第1部の壇上には東浩紀、竹熊健太郎、八的暁、山本夜羽、伊藤剛の5人。宮台真司が欠席だったが、結果的にはバランスのとれた人選だった。メモも取らなかったし、まともなレポートを書けないので「雑誌の住人」からリンク飛んで来た方には申し訳ない。東浩紀は「ここで話すと全部ネットに書かれるよ〜」とか言っていたけど、第1部はそれだけの内容があったと思うので、次号のAMI連絡帳などできちんとまとめて欲しいと思う。

でも、書けるだけ書くか。記憶を元にしているので正確さは保証できかねます。主観交えて勝手に書いてますのでご了承ください。

東浩紀は、アカデミックな立ち位置の強みを活かして積極的に発言し、規制問題の構造を解説するとともに、説得力のあるデータの不在と具体性・明瞭性のない活動の怠慢を訴えた。子どもの人権をキーワードに社会に管理・監視システムを導入しようとする世界的な動きについても注意を促していた。
(「大人でも子どもでもない我々」というネタが出たときに、唯一人「いや、オレは大人にならせてもらうよ」と言い放つ態度がスバラシイ。山本夜羽に即ツッコまれてたけど。)

竹熊健太郎は、編集家としての立場から、規制によって業界人の生活権がおびやかされる危険性に注目する発言があった。
出版社や書店の経営、マンガ・アニメ・ゲームの産業面から規制の影響を経済的損失として見積もっていくのもひとつのやり方だろう。同日に開催されていた「新世紀東京国際アニメフェア21」など、ソフト産業として無闇に期待を煽られている感もある昨今の状況にうまく乗れないか、とか。
(ただ結局のところ、国内外で高く評価されているアニメ作品は「映画」の文脈で解釈できるものだけではないか。映画は一世紀の歴史と文化的意識があるから。宮崎、押井、富野監督は度々発言してるけど、彼らはアニメで「映画」を作りたいわけで、その方向で成果を上げているのは結構なことだと思う。でもこれはAMIが意図するところのキャラクター文化とは見つめる先がちょっと違う。)

八的暁は作家としてのポジションから発言。ドールなどを例に出して、たとえ作り物やフィクションであっても大事に思えたり心が動かされる、そういう人間が本来持っている感情を大事にしない考えの法規制はイヤだ、と。一個人としての率直な感性が印象的だった。
中でも、横浜会議に参加して「何で自分はここにいるのか」悩んだというような発言には共感した。そもそも、子ども売春や人身売買などの重大な犯罪を含む深刻な児童虐待をなくすために何が出来るかを議論する国際会議の場に乗り込んでいって、発言の趣旨が「マンガは関係ありません」だったわけでしょう、乱暴に言ってしまうと。「マンガ文化・産業に携わる立場からCSECをなくすために何が出来るのか」とかじゃなく。横浜会議ワークショップ参加は必要な行動だったと思うけど、表現規制の文脈に偏った見識の低さに恥ずかしさも感じてしかるべき経験だったと思う。

山本夜羽は、センスが戦術家という感じ。現実に規制が目の前に迫っている中でどう行動するか。いかに実効性のある対策をとるか。現実に規制が導入された場合でも実際の運用面で現状程度の自由度を確保できるよう手を打つには、とか。
ロジックが生煮えな現状ではなかなか難しいけど、実はこういう立場の人の方が生身の相手との相互対話の重要性をわかってたりするんじゃなかろうか。AMI連絡帳VOL.1を読むとそう思う。規制反対だ表現の自由だと連呼されている中で、対話の重要性に言及してるのはこの人くらいだったので。

伊藤剛は、司会進行担当だったのでポジションがいまいちよくわからなかった。なんか女装してたけど(^^;。

機会があればまた話を聞きに行きたい。ただ、問題点はもうあらかた出ていると思う。
(極私的には、残念だけどもう一回は負け戦をしないと危機感は芽生えないような気がします。地道な勉強と対話と資料づくりで歴史を積み上げていくしか……。)

参考→「第二回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」レポート(TINAMIX)

(2月21日[木]23時36分27秒)

投稿者:020220(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
ビッグコミックオリジナル
マガジンSpecial

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宮崎駿監督に「金熊賞」トロフィー届く(msn news)
「千と千尋――」は当初、3月からは全国30館程度で上映される予定だったが、今回の快挙で約100館に“拡大”されることが決定。このうち東京の日比谷映画では、毎日最終回に英語字幕付き版が上映される。(記事より)

宮崎監督「日本アニメはどん底」(Sponichi Annex)

ローソン、スタジオジブリとの連携拡大(日経B2O)

THE MIDWEST ANIME AND MANGA CONVENTION「Anime Central2002」、フライヤーは「ラブひな」
「ラブひな」の赤松健も参加決定、アメリカ中部地区最大のアニメイベント「Anime Central 2002」(ANIMAXIS.com)
海外の日本アニメイベントって一度見てみたいよな〜。

(2月20日[水]21時02分32秒)

投稿者:020219(火)Kouji

ヤングマガジンUppers
ウルトラジャンプ
サンデーGX
Gファンタジー
COMICワル蔵
Ohスーパージャンプ

サンデーGXは個々の作品はそんなに悪くないんだけど、ヒット性と華でウルトラジャンプに水をあけられている。マンガは「読ませる」より「魅せる」ことが強みのメディアなのだろうと思う。

■Gファンタジー、「宇宙賃貸サルガッ荘」(TAGRO)が連載再開。
こうなったら最終回までぜひ。キャラクターにも妙に愛着が出てきました。
来月発売予定の単行本「マフィアとルアー」も楽しみ。

■COMICワル蔵、創刊2号。これで休刊という噂。大方の予想通りといいますか…。
読み切り「ころぽっくりの鬼」(原作/夢枕獏 漫画/イダタツヒコ)。完成度の高いエンターテイメントホラー。

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■先日行った「新世紀東京国際アニメフェア21」で、どこかのブースのモニターで「こどものおもちゃ」(96-98年TV放送)のOPビデオを流していた。TV放送後期に使用されたOP曲「ウルトラ リラックス」(作詞/作編曲:石野卓球 唄:篠原ともえ)だが、これがとても出来がいい。特にラスト近く、キャラクターたちが振りを揃えてダンスする短いカットをテンポよく繋いでいくシーンは、その丁寧な作画にあらためて感心した。

偶然だが、現在放送中のTVアニメ作品のOPにも、キャラクターたちが同じ振りでダンスするカットが登場する。例えば「ちっちゃな雪使いシュガー」OPでは、♪わっしゅわりわり♪に合わせてシュガーたちが踊るカットが2回登場する。しかし、このカットにはデザインと止めポーズのかわいらしさはあるが、動き自体は記号的で質は高くない。また、「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」OPでは、♪ダンスダンスダンス…♪の部分でどれみたちが体を左右に振り、カメラが引くにつれて画面にキャラクターがどんどん増えていくカットがある。アイデアは面白いのだが、キャラ同士が重ならないよう配慮されたかにも思える振り付けは不自然でぎこちない。デジタルで実現した密集カットはかえって画面の厚みが失われているようにも見える。どちらの場合も、デザインやアイデアが前面に出る一方で、キャラクターの動きそのものにリアルな色気を与えることには成功していないと思える。それに対して「こどものおもちゃ」OPのダンスカットは、画面上のキャラクターが小さく動作も派手ではないが、アクションの柔らかさとリズム感覚で魅せる。デフォルメキャラが両手を膝の前で交差して屈みながら腰を振る動作など、さらりと描いているが上手い。片足に体重を乗せてポーズをキメたりとか、肘や腰の小さい動きできっちりタイミングをとるアクションは、軽快な曲調とカットワークと相まって、ユーモラスかつ色気のある名シーンを作っている。こういう小さくてもいい仕事は評価したいなあ。

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>「エイトロン」はフジテレビの企画・制作(実写のドラマと同じ)ということですね。
なるほど。
ちゃんと資料出せないんですが、そうなんだろうと感じてます。つまりフジテレビが企画段階から積極的にイニシアチブをとって作ったソフトだと。「DTエイトロン」は宣伝戦略も他のアニメ作品とはちょっとズレていて、それこそ深夜3時の放送時間もそうですし、原案・監修に非アニメ畑の人材を起用したり、OPにDragon Ashを起用したり、設定が妙に古風だったり、ビデオ化のときになっていきなり店頭やアニメ誌での宣伝が目立ったりと、ちぐはぐで不慣れな感じが気にかかっていました。良くも悪くもアニメ屋とはちょっと違うセンスから生まれた作品なのでしょう。その後が続いてないところを見ると、コンテンツ制作の実績としては、失敗の評価だったのかな……。
(極私的には嫌いじゃない話ですが……キャラ設定も上手いし、練り込めばヒューマンなSFドラマとしていい線いったんじゃないかしら。)

(2月19日[火]23時47分38秒)

投稿者:TOSHI

うーん……要するに、「エイトロン」はフジテレビの企画・制作(実写のドラマと同じ)ということですね。代理店主導であったり、制作会社の企画であったりしないところがポイントかな。

テレビ局は、特にアニメの場合、実際には製作だけだったり、極端な場合には放映枠を売るだけ、というケースが多いのです。「RAHXEPHON」はいわずもがな。「ONE PIECE」がどういう作り方なのかは知らないのですが、かつての「うる星」「アラレちゃん」ほどフジテレビ主導な作り方はされていないでしょう。

ちなみに、使い分けが混乱している場合もありますが、大抵、お金を出すのが製作、実際の作業をするのが制作という感じでしょうか。

(2月19日[火]09時57分23秒)

投稿者:020218(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ

■週刊少年ジャンプ、新連載「いちご100%」(河下水希)

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まあ今日はこれでしょう。作品と同様かそれ以上に鈴木敏夫プロデューサーの戦略と実行力を評価すべきかと。
「千と千尋」にベルリン映画祭金熊賞 アニメで初(asahi.com)
ベルリン映画祭:「千と千尋」が金熊賞 アニメで初受賞(毎日)
「千と千尋」金熊賞 史上初!!アニメが受賞(報知)
『千と千尋』ベルリン映画祭で金熊賞受賞!!(ファミ通.com)
金熊賞・宮崎監督、深夜に喜びの会見(zakzak)
「千と千尋」春休みも続映へ(日刊スポーツ)


「あずまんが大王」TVアニメ化! 4月8日放映開始(ZDNet)

『ほしのこえ』が「新世紀東京国際アニメフェア21」コンペティション公募部門優秀作品賞を受賞!!(MANGAZOO)

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>「DTエイトロン」をフジテレビが押すのは、実際に制作に参加しているからでしょう。
>(C)表記でも筆頭のようですし。(TOSHIさん)

はじめまして。
「DTエイトロン」の制作がフジテレビ・サンライズであることは承知していますが、オリジナル作品とはいえ98年の深夜に細々と放送した番組を、あえて「新世紀東京国際アニメフェア21」(や他のイベント?)で大きく取り上げる必然性に疑問を感じました。別に悪いとは言わないですけど、なんか妙だなと。制作にフジテレビがクレジットされている作品は山ほどあるし、現在放送中の番組にも「ONE PIECE」「デジモンテイマーズ」など人気作品があって、そうした作品がブースのトピックになるのは理解できるのですが、今ここで「DTエイトロン」を持ってきてもビデオセールスが復活するとも思えないし、かといって作品のクオリティを再評価するんだというほどの意味づけも感じられないので、はて?と首を傾げてしまいました。それこそSFアニメなら新作の「ラーゼフォン」だっていいんじゃないか、とか。

制作のクレジットでフジテレビとサンライズのどちらが先かはネットで検索した限り統一表記されていないようです。アニメーション制作としてサンライズを表記しているものもあります。
そもそもアニメにおいて制作というポジションが何を意味するのかは曖昧です。最近多い「○○制作委員会」というクレジットも、作品制作への実質的な貢献度よりも権利問題が重視されていることを象徴しています。コピーライト契約の関係で、同業者が集まるイベント会場で特定作品のスチルが使えないってことはあるかもしれません。

(2月18日[月]22時31分50秒)

投稿者:TOSHI

はじめまして。

「DTエイトロン」をフジテレビが押すのは、実際に制作に参加しているからでしょう。
(C)表記でも筆頭のようですし。

(2月18日[月]08時56分58秒)

投稿者:020217(日)Kouji

酒日。

今日はイベントを3つはしごした。たくさんのものを見聞きして頭の中がごちゃごちゃ。落ち着くのに1週間はかかるだろう。とりあえずは脈絡なく日記調に書き留めておこうと思う。

新世紀東京国際アニメフェア21(於 東京ビッグサイト)
17日は最終日。9:30開場のところを9:40に到着。予想の範囲内の混雑状況で、すんなり入場できた。正面切ってアニメの産業振興を謳ったイベントであり、ビジネスデーを設けたこと、東京都が音頭取りをしていることなど、産業としてのアニメに注目したイベントとしてはそのポリシー・規模ともに初めてのものだろう。実際の内容は、各企業の展示ブースでのグッズ販売やイベントが中心だったが、一般客に親子連れが多かったこともあって、各ブースを飾っていた作品は子ども向けを含んだバラエティに富むラインナップで、日本アニメの豊かさと底力を見せつけていた。正直、アニメはまだ戦える、とある種の高揚感を覚えてしまった。以前行ったコミケで企業ブースを回りながら暗澹たる気分に沈んだのとは大違いだ。アニメは幼いけれど確実に自身の歴史を築き続けているし、産業として自らの地位を主張すべきポテンシャルを持っている。(どんどん駄目になってる、と言う人もいるでしょうが、僕はそうは思ってない。)

会場でもっとも大きかったサンライズブースでは、大型プロジェクターで過去のTV作品のOPフィルムダイジェストを流し続けていて、思わず足を止めて見入ってしまう20代男性の姿が目に付き、歴史の重さを感じさせた。サンライズブースでは、バンプレストのゲームや例の2足歩行ザクのプレゼンなど、ゲームショウばりの設営でキャラビズ戦略への自信をうかがわせていた。

ところでフジテレビは、なぜ「DTエイトロン」(制作・サンライズ、フジテレビ)をそんなに中途半端にアピールするのだろう。同作品は98年4月〜11月にフジテレビ系深夜に放送されたTVアニメだが、深夜3時代というとんでもない放送時間で、しかも時間変更も多かったため、アニメファンでも全話フォローするのは難しかったマイナー作品だ。内容はかなり正統派のSFアニメで、物語としての潜在能力は高い作品だったけど、消化不良の部分が多くて結果的にそれほどトピックになるようなことはなかった。ところが、放送終了後、なぜかこの作品をイベントなどで大きく取り上げている場面に出くわす機会が多い。フジテレビの意図がさっぱりわからない。なぜたくさんある作品のうち「DTエイトロン」なのか。オリジナル作品だからか。しかしそもそも放映時はあんなに冷たかったのに。フジテレビブースで作品世界内の年表まで記した大きなプレゼンを眺めつつ頭を抱えた。「ONE PIECE」はわかるんだけどな。

STUDIO 4℃のブースで「戦闘妖精雪風」のプロモビデオを眺める。3DCGの作り物感が出てしまっている一方で、「BLOOD」で挑戦した空気を孕んだ空間表現は目立たず。思索的な情感を伝える絵が作れるのか、という点でかなり疑問を感じた。原作小説を一読した限り、ディティールは大事であるにせよこの作品の本質はアクションではないだろうと思う。
MANGAZOOのブースで新海誠の自主制作アニメ「ほしのこえ」を流していたので見入る。この作品はMANGAZOOプロデュース第1弾作品という扱いになり、今後セル&プロモーションされていく。DVDリリースは4月を予定、予価5,800円なり。80分?てなによ?予告編および本編が複数バージョンで収録される模様。
同作品は自主制作アニメーションとしては出色の存在だが、そのイメージの豊かさと背景を中心とした作画とカットワークのクオリティの高さゆえに、かえってキャラ作画の弱さが目立つ結果になってしまっているのは残念な事実だ。しかし、アニメ系コンテンツクリエイターがプロもアマもこぞってキャラ絵にすがりついているような現状にあって、このコントラストは新鮮な感覚をもたらしてくれる。

東映ブースの「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」イベントを待つお子さんたちの前のモニターでアニメ版「エアマスター」(柴田ヨクサル)の肉弾アクションが延々流れていたのは微笑ましい光景……アニメになるなんて知らなかったよ! 柴田ヨクサルのマンガは中間の動きをすっとばして独特の重みのあるアクション表現を描いているけど、その辺はアニメだとかなり印象が違う。よく動いてる分、逆にマンガチックな軽さに繋がるというか。

グッズ購入に興味がないので1時間半程度で会場を一通り見て、退場。ディーラーを意識した一方で、親子連れも多く、老若男女入り交じってのいまいち焦点の絞れていないイベントだったが、今までなかったタイプの催しであることは間違いない。いずれにせよ子どものファンは大事にしなくてはいかんな、と強く思った。10年、20年先のアニメのために。

アニメ文化が持っているいかがわしさがこのメディアの重要なエネルギーであることは僕も意識しています。しかし同時に、正面切って表舞台で勝負する強力かつ普遍的なエンターテイメントは絶対必要だし、産業としての足腰を強化することは作品の多様性に貢献すると思います。プライドを持って食っていける業界に、いい加減なろうよ。


■創作系同人誌即売会コミティア59。同じ東京ビッグサイトにて。
11:00開場だが、11:30過ぎに入場。今回は1時間半しかいられないので、いつものようにスペースを回る余裕はあまりない。見本誌スペースで先に物色を図るが、どうもいけない。アニメフェアの余韻が強くて、頭がプロ・商業モードになってしまっている。手作りの同人誌即売会の雰囲気に切り替えるのに思いのほか苦労した。

そうは言っても、なにかひとつくらいアンテナに引っかけないと来た甲斐がない。探すうちに、来ました来ましたビリッというのが。「かまぼこセンター」(サークル/昼寝堂)というその同人誌は、しかし品切れで手に入らず。見本誌を読み返しつつ嘆くことしきり。「拳のマリア3」(サークル/奇人別動隊)も5月に延びてまあそれは全然構わないんだけど、13時には会場を出なくてはいけなかったのでコピー本も手に入らず。残念。「つゆくさ(五)」(サークル/つゆくさ)も買えず。なんか、今回のティアは極私的には散々でした、すいません。

収穫はと言えば、今回会場内に出展していたジュンク堂書店のコミック販売。通なラインナップが揃った中から「バイオ・ルミネッセンス」(志摩冬青)ラポートコミックスを購入。アフタヌーンシーズン増刊に「蟲師」を連載中の漆原友紀の初期作品集。発行は97年9月。まさかここで手に入るとは思ってなかった。

今回同人誌レビュー原稿を書かせていただいたサークルPARKINGのスペースに挨拶して、早々に会場を後にしたのは13時過ぎだった。

■トークライブ「エロマンガ is Dead or Alive 3」(連絡網AMI)新宿ロフトプラスワンにて、14:00〜。
ギリギリで間に合った。児ポ法その他の法規制をめぐる動きに対して、マンガやアニメ・ゲームはどうなのよ?というトークイベント。関心はあったけど参加するのは初めて。今回のプログラムが休日開催だったことが大きい。この手のイベントは平日の夜が多いのだけれど、僕は平日は出られないので。

客席にparking08創作系同人誌批評(のあびゅうきょインタビューのページ)を開いている人を見かけたよ。おお。

で、一言で言うと非常に面白かった。自分がこの問題に関してどれだけ甘い認識しか持っていないか、ということを思い知らされることを半ば恐れ半ば期待もして参加したけれど、聞いていて感じたのは、確かに僕の認識は甘いけれど、それほど的外れな方向を向いてはいなかったようだ、ということ。

4時間用意されていた第1部の冒頭で、抱いていた疑問の答えはすぐに明らかになった。予想通り、悪い方へ。つまり、僕らはノットギルティだということを示す証拠を何一つ持っていないのだ。産業、文化としてのマンガやゲームがどう社会とコミットしてきたのかというデータがない。そしてそれは、宮崎事件と有害コミック規制問題から10年以上もの間何もしてこなかったことのツケに間違いない。(サブカルの30年以上にわたる怠慢、という言い方がされていたけれど。)
主張するならデータ見せろデータ、ってこと。これって大変ですよ。しかも今まで大変だから出来なかったのではなくて、やりたくなくて逃げてたわけだから。戦略的な資料はもちろん、感想レベルの議論ですら乏しい。それよりもまず消費ありき、で。買って読んで見てそして忘れて次を買え。そこから外に向かって発せられる声がない。あいつら何考えてるかわからん、と思われて当然。この10年間で積み上げてきた不信感は僕の中でもかなり大きくなっている。僕(ら)は、事が起こればまた逃げるんじゃないの?ひたすら黙りこむんじゃないの? 10年前のように。(それじゃ駄目だ、という気持ちがこういうイベントの力になっているわけだけれど。でも全部わかった上で別にイイやと思ってる人も相当いるだろうと思う。)

理解を求めたい相手がいる。でも何をどう理解してもらいたいのか、その相手と共存してどんな社会を作りたいのか。何か言わなくてはいけない状況になってあらためて、今まで何も考えてこなかったことに愕然としている状況。我ながら悲惨だと思う。インターネットというインフラが出来ても、人間の方が準備出来てねえ。

18:30くらいに第1部が終了。ここで残念ながら退出、帰宅。これ書いてる今もまだ第2部をやってるはずです。
第1部後半に、子どもの人権をキーワードに管理型社会へ傾倒しつつある動きについて、単純に反対・賛成できない難しさを慎重にとらえている空気は印象深かった。社会の有り様に深く関わるだけに、それこそマンガやアニメだけの範疇でとらえられる問題ではない。

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新世紀東京国際アニメフェア21コンペ結果発表
アカデミー部門はグランプリの「千と千尋〜」を始めとして無難な選。でもって、人気投票部門はと言うと……
◎テレビ部門
 人気作品賞 児童・ファミリー部門:「おジャ魔女どれみ#」
 人気作品賞 一般部門:「Cosmic Baton Girl コメットさん☆」
◎劇場映画部門
 人気作品賞:「千と千尋の神隠し」
ということで、一般部門に「コメットさん☆」が入ったことは素直に喜びたいと思います。僕も投票したし。それと、公募部門の優秀作品賞(アマチュア部門)に「ほしのこえ」が入ってます。

アニメジャーナリスト・小林治の「最近どぉよ?」第34回/官主催のアニメイベントってどぉよ?(E.goo)

(2月18日[月]00時50分18秒)

投稿者:020216(土)Kouji

ビッグコミックスペリオール
別冊ヤングマガジン

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■別冊ヤングマガジン、このところ極私的赤マル急上昇中の注目雑誌。これは読まなきゃ。
新連載「6月ドライブ」(森拓真)
読み切り「ドッペルゲンガー」(児玉充洋)
あと桜場コハルとか。
森拓真は、まだまだこんなもんじゃないと思う。うーん。

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「エイリアン9」(富沢ひとし)の連載が6月より再開される予定(エイリアン9公式サイト)
秋田書店の新雑誌で。増刊こんちわ!とかの流れかな。
OVA第4話は未見ですが、始めから話の途中までしかやらないつもりだったとしたら、なんか悔しいです。結局アニメ的にカワイイっぽいおいしいとこだけ抽出して商売しましたってこと……。

(2月18日[月]00時49分19秒)

投稿者:020214(木)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン
スーパージャンプ
ビッグコミックオリジナル増刊号

今週末は新世紀東京国際アニメフェア21があり、しかも同じビッグサイトで17日(日)はコミティア59もあって、さらに同じ17日に新宿ロフトプラスワンにてトークライブ「エロマンガ is Dead or Alive 3」(連絡網AMI)もあるという。今のところ確実に行けそうなのはコミティアくらい。トークライブでは横浜会議のワークショップ報告があるというので行きたいのだが。

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アカデミー賞に長編アニメーション部門登場(WIRED)

(2月14日[木]21時44分24秒)

投稿者:020213(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー

■週刊少年マガジン、新連載「代表人」(木多康昭)

大洋社 コミック発売一覧 2002/03月分
極私的注目はこの3つ。……趣味丸出し。
3/22 ヤサシイワタシ(2) ひぐちアサ 講談社
3/22 恋風(1) 吉田基巳 講談社
3/25 マフィアとルアー(仮) TAGRO スタジオDNA

あと、「振袖いちま」(須藤真澄)がエンターブレインから復刊ですな。

(2月13日[水]21時23分20秒)

投稿者:020212(火)Kouji

ヤングキング
コミックビーム
コミックバーズ
少年ガンガン
アフタヌーンシーズン増刊Spring

■コミックビーム、「幽玄漫玉日記」(桜玉吉)が終わるって。
新連載「青 オールー」(羽生生純)スタート。初回から例によって強烈な印象。

■アフタヌーンシーズン増刊Spring、今号は渋い読み切りがあって良かった。
新シリーズ「メルトダウン」(遠藤浩輝)スタート。
「蟲師」(漆原友紀)は単行本第2巻が2/22(金)発売予定。「もっけ」(熊倉隆敏)と合わせてこの2作品は抜群の安定感。

新連載「神原則夫の人生劇場 其の一 エミーさん」(神原則夫)
神原則夫のマンガは一見して極私的好みから外れるが、読めば間違いなく面白い。こういうのが載ると雑誌の幅に期待できる。

読み切り「かいじゅうの背番号」(もみじ拓)
ハリ星人を親に持つ少年をめぐるせつない愛の物語。
アフタヌーン00年6,7月号に掲載された前後編読み切り「キリエ」のもみじ拓が新作読み切りで登場。待ってましたってとこですか。この人やっぱり上手いです。

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ジャパニメーション『メトロポリス』全米公開21万ドル稼ぐ!(@nifty AnimeFan)

(2月12日[火]22時53分21秒)

投稿者:020210(日)Kouji

エースネクスト

■エースネクスト、「地球美紗樹」(岩原裕二)は今号入れてあと3回。

「樹葬」(安倍吉俊)は第2回。

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■今月のアニメ情報誌。
デジモン新番組名は「デジモンフロンティア」。(さすがにスキャナーズは……。)新作では主人公の子どもたちがデジモンに進化するそうな。タイトルは同じデジモンでも、第1作からは隔世の感あり。

「ギャラクシー・エンジェル」TV第2話。コントを気楽に楽しむ。

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●昨日は赤坂で送別会。
創作系同人誌即売会コミティアが縁でいろいろとお世話になっている南研一さんが九州へ転勤されるということで、15人くらいが集まって飲み会。

その南さんのサークル PARKING? で創作系同人誌レビューの本を出すということで、僕も原稿を書かせていただきました。買う以外の形で同人誌に関わるのは初めて。(昔クラブ活動でコピー誌作ったことはあるけど。)自分担当以外の原稿はまだ読んでいないので出来上がった本を手にするのが楽しみです。
来週2/17(日)のコミティア59で頒布予定。機会がある方は手にとってみていただけるとありがたいです。
parking? home page

(2月11日[月]17時52分11秒)

投稿者:020209(土)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
ビッグコミック
コミックフラッパー
コミックドラゴン

「シュガー」にしろ「フィギュア17」にしろ、なんで放送枠が深夜2時とか3時になってしまうのかしら。マニア向けにするのはもったいない健闘ぶり。

■週刊少年ジャンプ、新連載「あっけら貫刃帖」(小林ゆき)

■ビッグコミック、「聖」(山本おさむ)。ここ数回の盛り上がりにはぞくぞくしました。

■コミックドラゴン、新連載「逢魔にドキドキ!」(伊東岳彦)
作者2年ぶりの連載。ところで「アウトロースター」は……と言っても今更か。

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プライバシー侵害:ネット掲示板に実名公表 人気漫画家が提訴(MAINICHI Interactive)
漫画家、ネットで名誉侵害と高校の同級生を提訴(読売)

(2月9日[土]14時23分55秒)

投稿者:020208(金)Kouji

ヤングマガジンUppers
ビッグコミックオリジナル
週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン
ヤングアニマル
別冊ヤングキング キングダム
YOUNG KING OURS増刊

風邪で熱出して寝込み中。明日の夕刻には治っている計画なので今日も大人しく寝ます。(読んだり書いたりしてていい状況なのか。←布団の中で国会中継3日間フル視聴していい加減飽きた)

■ヤングマガジンUppers、「SUGAR」(新井英樹)快調。

■モーニング、
表紙&巻頭カラーは新連載「ブラックジャックによろしく」(佐藤秀峰)
「海猿」の佐藤秀峰がモーニングへ。極私的にもっともお気に入りのマンガ家の一人。申し分ない画力、明快な作劇、ハッタリの効いた演出。本作も熱い物語になりそうです。

シリーズ「渺々」(小川隆章)、第4話。
渋くてよいです。

「鉄腕ガール」(高橋ツトム)最終回。
あれだけ盛り上げた日米試合の決着がうやむやにされたことが全てでした。その後は正直どうでも。

■ヤングジャンプ、新連載「HONEY!!」(きたがわ翔)

シリーズ「ちさ×ポン」(中野純子)第4回。

■別冊ヤングキング キングダム、読み切り「けい×どろ」(米餅昭彦)

YOUNG KING OURS増刊
「HELLSING」番外編とか。

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■TVアニメ「おねがい*ティーチャー」。
ねらい所が上手い。なんか悔しいけど面白い。OP曲もマル。

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●事前評価と同じくらい事後評価だって重要じゃないの?

(2月8日[金]19時28分34秒)

投稿者:020204(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ

「ふたつのスピカ」(柳沼行)第1巻、やっと買えました。いいっすよ。

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TVアニメ「ちょびっツ」公式サイト
メインスタッフ・キャスト公開。

トリウッド『ほしのこえ』上映初日満員御礼(MANGAZOO)

(2月4日[月]22時43分35秒)

投稿者:020203(日)Kouji

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■TVアニメ。
「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」1話。
今期のMAHO堂は手芸で雑貨屋。新アイテムやら設定やら、シリーズ更新直後の手続きをそつなくこなして4年目のスタート。

「ギャラクシー・エンジェル」1話。
アニメばかり見てちゃいかん、と激しく思わせる作品。90年代後半に生まれた新しい感覚のおたくノリ。デ・ジ・キャラット的、と言うと乱暴に過ぎるかもしれないけれど。この手のコメディは、昔はもう少し大きいドラマやストーリーの枠の中で許容されるものだったが、近頃は味付け役を越えてメインディッシュに上るようになってきた。キャラとノリがあればそれでいい、という。
こ、コメットさーん。

■02年第1四半期の新番組が出揃いましたか。とりあえずの今期フォロー予定は、
「おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン!」 5
「デジモンテイマーズ」 4
「サイボーグ009」 5
「ONE PIECE」 5
「ラーゼフォン」 4
「旋風の用心棒」 5
「ちっちゃな雪使いシュガー」 6
「七人のナナ」 4
「おねがい*ティーチャー」 5
「アクエリアンエイジ」 5
「フィギュア17 つばさ&ひかる」 6
でゴー。もういくつか減らしたい。数字は期待度(or 暫定評価)。

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■「おきらくごくらく」はこの10年のアニメ界を眺める際のキーワードだ、という話。
異色TV番組「ウゴウゴルーガ」(92年10月〜)に登場したこの言葉は、奇遇にも90年代のアニメ界にもたらされた変化を象徴している。

長い間、アニメは子ども向け商業作品としての道を歩んできた。一般の子どもを意識したストーリーやテーマや啓蒙が「良い作品」には望まれた。もちろん、子ども向けという有形無形の枠を越えようとする動きもあった。その主流は、言わば「大人になる」ことで子ども向けのレッテルを破ろうとするものだった。すなわち、青年以上の年齢層を意識したデザインや設定、高品質な映像と音楽、徹底したディティールへのこだわりによって、いわゆる「大人の視聴に耐える」作品づくりを指向することだった。

しかし、90年代にもうひとつの動きが生まれる。それが「おきらくごくらく」である。もはや、子どもの目を気にすることも大人を目指すこともない。こうありたい、あるべきという枠を気にしないで、自分が楽しいものを楽しいように楽しめばいい、というまさに「お気楽・極楽」なスタイルの登場である。同人的なキャラクター消費市場が形成されていくとともに、仲間うちに広がり共有されていく楽しさの要素。深化していくセンスとノリ。恥ずかしいくらいに剥き出しの快楽原則。

もう数年遡れば、88年には「くうねるあそぶ」(日産セフィーロCM)というコピーがあらわれている。「おげんきですか〜?」井上陽水がとぼけた味わいで言い放ったこの言葉は、目的意識に縛られることなく、生活の原点である"くう・ねる・あそぶ"ことを積極的に楽しむライフスタイルを提唱するものだった。このコピーが3つの能動的な単語で出来ていることは重要である。「おきらくごくらく」は、一見それと似ているようにも聞こえる。しかし「お気楽・極楽」が内包するイメージは、苦労がない、気にかけない、心配のない、苦しまず安らか、というように、ある種の関係性や負荷を逃れることによってもたらされる安楽な場を象徴している点が異なる。そして、それはおたく性のネガティブイメージにも通じるだろう。

「おきらくごきらく」の甘い蜜は、現在のアニメ系コンテンツを席巻する勢いを見せている。大げさな見方をすれば、これはアニメの第2次性徴期なのかもしれない。親の監督の下でこの世界は正常で清浄だ、という刷り込みから初めて逃れて、じゃあ自分だけで好きなこと、気持ちいいことをしてみよう、と。そんな開放的かつ節操のない空気は、当然のようにどこか歪さと脆さを孕んでいる。その理由のひとつは前述した商業アニメの出自に起因するのかもしれない。マンガの多様性とタフネスは膨大な数の作品に支えられ育てられてきたが、個人制作が可能でかつ出版流通メディアであるマンガに比べて、アニメとアニメファンの選択肢はあまりに限られていた。

しかし、たとえ幾世代か遅れたのだとしても、アニメにも思春期は訪れる。
「元気ないい子でいなさい、そしていい大人になりましょう」とメッセージを送り続けてきたアニメの中から、「オレがやりたいことをやるんだ」という声が聞こえてくる。方向も定まらないその危なっかしい欲望は、しばしばオールドファンを困惑させ、ときに失望させるが、長い目で見れば決して悪いことではないはずだ。過去には戻れないし、現状も変化し続けるだろう。諦めることはないし、もちろん黙り込む必要もない。今までと変わらずに、自分が面白いと思ったものを堂々とリスペクトすること。そして折に触れて「甘いだけでおいしくない」とか「オレは圧倒的な『物語』が見たいんだよ!」とか「恥ずかしい」とか語り合いつつ、現役であり続けたいと思う。

(2月4日[月]22時42分57秒)

投稿者:020202(土)Kouji

スピリッツ増刊IKKI

■スピリッツ増刊IKKI、濃厚。ごちそうさま。
身辺では「G戦場ヘヴンズドア」(日本橋ヨヲコ)を評価する声がいくつか。

「セクシーボイスアンドロボ」(黒田硫黄)の切れ味はたまらんですな。

120P一挙掲載の読み切り「魔弓」(永福一成)はしっかりした歴史活劇で読み応えあり。

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コミックマーケット61アフターレポート(公式サイト)

「ヴァイスクロイツ」キャラクター著作権者と著作権管理会社の問題の為、放送を中止(キッズステーションどっとこむ)
「Weiβ kreuz Giuhen」について(つちやきょうこ公式サイト DANCE MACABRE)

(2月3日[日]18時06分49秒)

投稿者:020201(金)Kouji

ビジネスジャンプ
ビッグコミックスペリオール
ヤングアニマル嵐
ファミ通ブロス

■ファミ通ブロス、
「Honey Rose」(船戸明里)。(乱丁がありました。)
絵も話も極私的ストライクゾーンど真ん中。読んでて面白いったら。血筋家柄の確執を引き起こす、愛憎や誇りや不安。たとえ幼い子どもでも、いや子どもだからこそ、欲も憎しみも率直に放たれる。

■ヤングアニマル嵐、エッチでヘンな雑誌。
巻末に控えるYAまんがチャレンジ佳作受賞作読み切り「眼通力」(志村宣哉)のおかげで読後感はさっぱり。ナイス配置。

「ヘウレーカ」(岩明均)最終話。淡々と。単行本は夏頃になる予定。

読み切り「ファースト」(宇仁田ゆみ)

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1月のオツアン「ベスト漫画雑誌2001」 に投票し損ないました。
極私的には、
OURs LITE、コミックビーム、アフタヌーンシーズン増刊、週刊少年ジャンプ、ヤングアニマル、別冊ヤングマガジンに。コミックフラッパーもかな。
ガンダムエースには票入ってないな……。(^^;
2月のお題は「ギャンブル漫画」です。

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「ヒカルの碁」「GTO」「烈火の炎」・・・ジャンプ・マガジン・サンデーの人気作がそろって完結(ANIMAXIS.com)
ANIMAXISはちょくちょくいい記事が載るので見てます。

参考「B館」過去記事→「出版指標 年報 2001」拾い読み
極私的には、出版指標 年報 2002ではジャンプとマガジンはもう並んでるかジャンプが首位奪取してるかだと予想します。

『羊のうた』ラジオドラマ化 メディアミックス展開へ(E.goo)

(2月2日[土]11時16分21秒)

投稿者:020131(木)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン
YOUNG KING OURs

■モーニング、シリーズ「天才柳沢教授の生活」(山下和美)

次号より新連載「ブラックジャックによろしく」(佐藤秀峰)がスタート。大学付属病院に勤める若い研修医を描く医療ドラマ。新米海上保安官の活躍と成長を熱く描いた佳作「海猿」を彷彿とさせる設定に期待が高まる。

■ヤングジャンプ、
極私的注目の「キャラメラ」(武富智)は……え?もしかしてまとめに入ってます?
状況をまんま台詞で説明するなんて、今までの作品でやったことなかったのでは。うーむ。

■YOUNG KING OURs、「HELLSING」(平野耕太)がうまいなあ。

次号、読み切り「復讐のように」(二宮ひかる)掲載。

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■TVアニメ「Kanon」第1話。
鼻と口はそこじゃないだろう。
久々にアニメのキャラクターデザインにショックを受けた。うーん、この目鼻口のサイズと配置はすごい……。絵に驚いているうちに30分経ち、どんな話だったか印象に残らなかった。原作ゲームは人気作だそうです。「うぐぅ」って、これか!

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2001年映画興行成績ナンバー1は『千と千尋』!!(E.goo)
「千と千尋」がけん引、2001年の映画収入が過去最高に(NIKKEI B2O)
シネマコンプレックスが好き。並ぶ必要がないだけでなく、座席はゆったり、客席の傾斜もしっかり。劇場やスクリーンの大きさなんてそこそこでいいのよ。

(2月1日[金]22時59分31秒)

投稿者:020130(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
Wings

シュガーは後ろに30分余裕を見て録画予約しております。以前、7話の後半を見逃したのが痛かったので。(結局シュガーとサガがどうやって仲直りしたのか未だに知らない。)
1時間以上ずれたらアウトだけどな……。

■週刊少年マガジン、「GTO」(藤沢とおる)最終回。
お疲れさまでした。「金田一少年の事件簿」とともに週刊少年マガジンの一時代を牽引したヒット作。98年のドラマ化による大ブレイクは記憶に新しい。

■Wings、シリーズ「三番町萩原屋の美人」(西炯子)が最終回。
10年のシリーズ連載に幕。洋装も扱う老舗の呉服屋に集う一癖ある人々を描く、ポジでライトな明治ロマン。単行本は現在14巻まで。
極私的には「セクレタリー」(5巻)「CALLING YOU」(6巻)「Love Hotel」(7-8巻)などの読み切りテイストな外伝エピソードが切れ味があって好きです。

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最後通牒より。
・YOUNG KING OURs 4月号に、二宮ひかるの読み切り掲載。
・週刊少年マガジン11号(2/13発売号)より、木多康昭の新連載開始。
・モーニングNo.10(2/7発売号)より、佐藤秀峰の新連載開始。

『平成13年度(第5回)文化庁メディア芸術祭』開催 (MANGAZOO)
文化庁メディア芸術祭ホームページ

(1月30日[水]22時16分10秒)

投稿者:020129(火)Kouji

■ヤングマガジン、
8P読み切り「にんじんなんて大嫌い」(桜場コハル)
うん、これは反応します。

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氷川竜介のSFアニメのツボ 第8回 富野由悠季監督と『∀(ターンエー)ガンダム』(SFオンライン59号)
そろそろ前売り買っておくか……。

コメットさん☆日記 最終回更新分
いい作品だった。

(1月29日[火]22時00分15秒)

投稿者:020128(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
ヤングキング

「ふたつのスピカ」(柳沼行)1巻が本屋になく。

■週刊少年ジャンプ、掲載作品のTVアニメ化も相次いで、黄金期再びとの声も。
「ONE PIECE」(尾田栄一郎)が感動的。毎章の締めをしっかりキメる力強さに感服する。人気と実力を兼ね備えたマンガ界の星。TVアニメも面白いし。

「ヒカルの碁」(作/ほったゆみ 画/小畑健)
今号にて佐為編が終了。2号休んで、サブキャラを主役にした読み切りシリーズに入る。アキラや三谷、奈瀬などなどが登場する予定。そして今春から新シリーズ開始とのこと。
人気を受けて連載延長モード発動。名作よりもヒット作が望まれるのは世の常。それに応えられる作品であることを称えつつ、今後とも楽しませていただきます。
……なんか無難なコメントだな。いや、マジでここまではすげえ面白かったですよ!

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■TVアニメ「も〜っと! おジャ魔女どれみ」終了。
5点。
手堅い!
かよこちゃんの不登校エピソードが印象深かった。
春を待たずに新シリーズ「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」へ突入。小さな&大きなお友達に加え、スポンサーや親御さんまでからの人気と支持を受けて4年目に向かいます。


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コンビニでマンガ本 300円の廉価版に人気(asahi.com)

アニメーション、CGの振興を 文化審議会(MAINICHI Interactive)

ネットでブレイクして単行本を出そう! バーズ&ルチル コミックショーケース 作品大募集!
幻冬舎コミックスホームページ内の無料会員制コーナー「WEBバーズ&ルチル」でWEBコミック人気レース「コミックショーケース」を開催する。応募されたコミック作品をすべてWEB上に掲載し、会員の人気投票と編集部員の投票で選んだトップ10位作品を作品集として単行本化する企画。

「ラーゼフォン」 出渕裕監督に聞く(アニマゲDON)
第1話は見ましたけど……。とりあえず某作品と比較するのは控えますが、キャラクターの感情や言動が散漫で、既定のシチュエーションをなぞっている以上の印象を与えられていないと思います。ロボットものの第1話はホントに難しい。期待度4。

「ほしのこえ」が(で)はじまる(Kyohei Tsuji's Web Site)
新海誠の自主制作アニメ「ほしのこえ」の宣伝ページ。

(1月28日[月]23時15分05秒)

投稿者:020127(日)Kouji

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■TVアニメ「コメットさん☆」終了。
スタッフのみなさんお疲れさまでした!

8点。
子どもから通のファンまで楽しめる丁寧な作画作劇で、01年度のTVアニメを代表する作品と言っていいだろう。放送前の下馬評ではノーマークに近かったが、第1話Bパート〜3話のクオリティに衝撃を受け、極私的にも早々とイチオシ作品になっていた。前半2クールの凛とした演出、後半の自由度の高さ、そして最終話の丁寧な王道。全編を通じて作り手の美意識を感じさせる作品世界が魅力的だった。前田亜季@コメットさんC.V.は当たり。メテオさんは主役のコメットさんを食うほどの存在感で、メテオさんあっての作品だったとさえ言えよう。ツヨシくんやネネちゃんをはじめ、善良かつとぼけた味わいを持った脇キャラも良かった。

自信を持ってお子さんに見せたい作品。ここまできたら全4クールで3月までやらせて欲しかったよ、タカラさん! 01年はベイブレードが売れたんだし、太っ腹なところ見せてさー。

(1月27日[日]16時23分04秒)

投稿者:020126(土)Kouji

少年エース
マガジンZ
電撃コミックガオ
コミックガム

酒日。

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■渋谷での飲み話あれこれから。記憶が正確なはずもないのでアノニマス。

・昔のディズニー作品に見られたフェミニンな動作の色っぽさは、最近ではもう政治的に作り得ないのでは。今のヒロインは皆強く堂々としており、演技の質が変化している。

・リミテッドアニメにITが与えたインパクトについて。
PCを介したアニメのプラットフォームが形成されつつあることに注目したい。この新しいプラットフォームは、現在はコスト面・技術面の制限がTVアニメ以上に厳しい。結果的に、エフェクトに依存したより紙芝居的なリミテッド演出技法への要求度がいっそう高まる。アニメーション制作ツールとしてのデジタル機器が年々進歩しているのとは別次元で、PCやWebに依存した視聴環境はアニメ系コンテンツのリミテッド志向をより強めるのではないか。ボイスは言うに及ばず、テキストとタイポグラフィも重要な役者になっていくだろう。

・18禁PCアドベンチャーゲーム「白詰草話」のFloating Frame Director Systemてどうよ?
この手のゲーム定番の「背景+キャラ絵+テキストウインドウ」というスタイルに、コマと吹き出しというマンガライクな技法を持ち込むシステム上の試み。紙媒体のマンガを2次利用したデジタルコミックは一時期よく見かけたけど、元々想定していないエフェクトを追加することの効果はいまいち感じられなかった。そういう点では始めから動かすことを前提に素材を作っていった場合にどんな表現が生まれるのかには興味がある。ただ、マンガのコマ表現にはレイアウトや間白によって時間の流れやタイミングをコントロールする機能があるが、フルボイスのPCゲームではどうしたって同じようにはいかない。このシステムでは従来型より操作性は落ちそうな気もするし、そもそも画面上をコマが動き回る必要があるのかという根本的な疑問も含めて、実験的な意味合いの強い作品。
「FFDは従来の漫画や映画、アニメーションともまた違う、まったく新しいメディアなのである。」という意気込みは買います。デモを見て思ったけど、これ、演出上はコマと言うよりマルチウインドウですね。ワンカットを経時的にとらえるような使い方はしてなさそう。

・「Koujiさん『無自覚な残酷』っていうシチュエーション好きでしょう」
誰のせいでもないのになぜこんな取り返しのつかないことになってしまうんだ的シチュエーションは好きだと思います。悲劇の様式美としても、動機付けの出発点としても。

・エロマンガ市場は2極化している??
かたや自由度の高い実験的創作の場として、かたや記号的な消費の場として。極私的には、これらはどちらも深化だと思ってます。どちらかを避けて片方だけを拾い育てることはできないと。

・エロゲーに必要なもの3つ。「新しい萌え(マルチを作れるか)」「新しい価値(たかがゲーム、以上のものだと思わせる。エヴァンゲリオンの時みたいに)」「世界観(プレイ体験の外に広がる作品世界の奥行きを感じさせる)」
うーん、とりあえずマンガにはそのままあてはまらないような気が……どうなんだろう。ところで、ファンがやたらキャラクターグッズを買いあさる心理の源ってどこに発するのかしら。

・児ポ法問題と成年マンガの現状について。
法規制反対。法はあくまで特定の身体や人格をもった個人の人権を保護するものであって絵に描かれたキャラクターを規制対象にすべきでないという主張は、この問題を考えるとき多くの人に対して説得力を持つ理屈だと思ってます。
ただ、法規制とは別にして、マンガ・ゲーム系エロ表現の現状に対して自分が感じている後ろめたさを、なんらかの形で表現できないものかしらという気持ちはある。
面白さや魅力を認識しつつも、恥ずかしいとか気持ち悪いという時期はもう過ぎた、とは思っていないので。10年前の有害コミック規制騒動から現在までの流れ、何があって何が欠けているのかを自分なりに整理して考えてみたい。(全然まとまらないものの。青少年健全育成云々よりは、虐待の文脈からの方が問題の本質に近いはず。えらく話が広がってしまうんですが。)

・オフレコネタいろいろ。
おお!

・「覚悟もないまま『自分にとって気持ちいい方向に世界が動いてくれないかなー』と期待するようなどーしよーもない輩は(以下略。)」
あいたっ。

(1月27日[日]16時18分37秒)

投稿者:020125(金)Kouji

ビッグコミック
ヤングアニマル
BJ魂
アフタヌーン

酒日。

■BJ魂、読み切り「ダブル・ペネトレーション」(昌原光一)
ビデオ販売店を経営している元暴力団員が、バーで知り合った人物から恐喝話を持ちかけられるが……。
密度の高い描き込みとスタイリッシュな画面が印象的な昌原光一。ヤングジャンプ99年No.33に掲載された第40回青年漫画大賞受賞作「nobody understands」では、暴力団同士の抗争の果てに街中で多くの死傷者を出した事件の知られざる真相を描いた。

■単行本「SING OUT!」(どざむら)、購入。
OURs LITEに掲載された読み切りを収録。中でも「円谷君と君原さんシリーズ」は雑誌掲載時からの極私的お気に入り。

■アフタヌーン3月号。いろいろと告知あり。
まず、シーズン増刊が隔月刊になります。次号No.10は2/12(火)発売。遠藤浩輝の新シリーズが連載開始。表紙は「蟲師」(漆原友紀)。
「蟲師」は、2/22(金)に単行本第2巻が発売されるとともに、25日発売のアフタヌーン4月号本誌にも52P読み切りが掲載されます。
2/22(金)発売の新刊ラインナップには「黄色い本」(高野文子)と「大合作」があります。

「ああっ教祖さまっ」「ぽちょむきん」(北道正幸)
さりげなく巻頭カラー。今号のアフタヌーンの表紙に「ああっ女神さまっ」と並んで記載されていてしかも「ああっ教祖さまっ」の方が上にあってフォントも大きいというのが妙に可笑しかった。

新連載「空談師」(篠房六郎)
ネットワーク上のボードに集い、リセット可能な仮想世界で殺し合う者たちの乾いた生。
99年に掲載された同名前後編読み切りの世界観を受け継いだ、篠房六郎の本誌初連載作。高い画力に加えて、シリアスとギャグのねじれ具合がユニークで、ゲーム世界の皮膚感覚の無さを表現するのにマッチしている。P143みたいなギャグを実に楽しそうに描くよこの人は。

「神戸在住」(木村紺)
よいです。この1年のアフタヌーンはこの作品のおかげでずいぶん救われました。僕が。

「イハーブの生活」(小路啓之)、最終回。

「クラカチットの街」(木尾士目)後編。わかったようなわからんような。

今号、四季賞入選作読み切りはさりげなく掲載されていませんでした。

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バンダイのビッグプロジェクト「.hack」の全貌が明らかに(ANIMAXIS.com)
話題の「.hack」プロジェクトついに発表!(MANGAZOO)

ブックオフ、図書券利用は”OK”でも「利用可」掲示は禁止・東京地裁判決(NIKKEI B2O)

(1月26日[土]11時20分42秒)

投稿者:020124(木)Kouji

ヤングジャンプ
ヤングサンデー
モーニング
週刊少年チャンピオン

■ヤングジャンプ、読み切り「流体力学」(六田登)

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「ガンダムを創った男たち」2/6(水)より連載(Web現代)
。『Web現代』ではこうした「巨大なガンダム世界」の魅力の根源を、キャラクター、メカデザイン、プロデュース、製作現場、世界観、演出の各キーパーソンにインタビューすることによって追究。2月6日より連載を開始する。

「マンガスペシャル」ついに開始!大好きなあの作品を立ち読みしよう。(E.goo)
goo、スピリッツなどのマンガを閲覧できる特集コーナー(Broadband Watch)
gooでマンガ配信サービスを提供開始(@nifty AnimeFan)

自主制作アニメ「ほしのこえ」ラジオドラマ化決定
今春発売のDVDには、自主制作バージョンとラジオドラマCVバージョン両方を収録予定。

(1月26日[土]11時18分14秒)

投稿者:020123(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
スーパージャンプ

■週刊少年マガジン、
「GTO」(藤沢とおる)は次号最終回。

■スーパージャンプ、新連載「キメラ」(緒方ていスタート。

(1月23日[水]22時09分22秒)

投稿者:020122(火)Kouji

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第47回「小学館漫画賞」決まる(新文化)
各部門の受賞作についてはサンデーGX編集者日記(1/21)へ。
少年部門は「犬夜叉」(高橋留美子)

青年漫画誌、戦国時代へ・「イブニング」など新興勢力が快進撃(NIKKEI B2O)

「千と千尋」「ドラえもん」…東宝の昨年の興行収入、最高の548億円(NIKKEI B2O)

(1月22日[火]22時41分39秒)

投稿者:020121(月)Kouji

週刊少年ジャンプ
ヤングマガジン
ビッグコミックスピリッツ
別冊ヤングマガジン
OURs LITE
コミック電撃大王
ビッグコミックオリジナル
ウルトラジャンプ
サンデーGX
マガジンSpecial
マガジンFRESH

「キャラメラ」(武富智)第1巻、待望の作者初単行本だけに、表紙はもっとインパクトが欲しかったなーと勝手な感想。ヒロインばーんと出したりして、表紙買いするくらいにさ。

■別冊ヤングマガジン、
「犯罪交渉人 峰岸英太郎」(記伊孝)「甘い水」(松本剛)「ラブホルモン」(坂井恵理)といった新連載攻勢で俄然面白くなってきた注目雑誌。「NANASE」(山崎さやか 原作・筒井康隆)もスリリング。

次号より森拓真の初連載スタート!

OURs LITE、今号は買いですよお客さん。コミティア系の方は特に。
巻頭カラー読み切り「水底の天国」(どざむら)。短編集「SING OUT!」は1/23(水)発売予定。

「恋愛ディストーション」(犬上すくね)。有元さん登場。コーフンしました。(時節によっては掲載が危うそうなネタだけど。)

「果てしなき絶望の果てに」(あびゅうきょ)後編。死に損ないの影男は戦の供物に捧げられるのか。挑発的な描画は迫力満点。作者の本領発揮といったところ。

読み切り「fake」(嶺本八美)

読み切り「パスタの海で」(中前英彦)。恋人とパスタにおぼれる男が、蛍に呼ばれて自室に帰るも、すでに手遅れで、やっぱり恋人とパスタな生活に戻っていく。
シュールでポエティックな魅力。よいです。

読み切り「ヨル☆ノビル」(山名沢湖)。「真夜中に 物音がして 目をさますと 夫がのびていたのでした」 ヘビみたいににょろにょろと胴がのびる彼。夫ってそんなものよ、と言われても納得できないし。なぜか悲しくなってしまう若い奥さんに、夫はひょろんと空へのびて、星をとってきてくれるのでした。
こちらもシュールなファンタジー。

次号、OURs LITEは増ページ&平綴じ化だそうです。そしてオオシマヒロユキが毎号の表紙を担当。がぁさん、オオシマヒロユキ+猪原大介が短期集中連載開始。他に騎崎サブゼロの読み切りなど。

■サンデーGX、「FADE OUT」(いけだたかし)。やはり家族の絆を描かせたら上手いなー。早く単行本を〜。

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■アニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」。レンタルにて。
01年春の劇場公開作品。劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズは、アニメの持ち味を活かした質の高いアクション作画でアニメファンには評価が高い。ところがシリーズ中でも名作の呼び声高い本作が封切られるやいなや、子どもたちと通なアニメファンに留まらず、ネット内外のおたくの方々の間に口コミで一気に評判が広まった。極私的にはアニメ「クレヨンしんちゃん」はTV、映画ともに未見だったが、各方面からオススメの声をいただき、ようやく見る機会を得た。

しんのすけ一家の地元、春日部にできた「20世紀博」。70年の大阪万国博覧会を筆頭に日本の高度成長期の風俗を忠実に再現したテーマパークは、訪れる大人たちを懐かしさで満たしていく。しかし、それは単なる懐古ブームではなかった。未来に絶望し、世界を古き良きあの時代に戻そうという企みが確実に進行していたのだ……。大人が消えた街に残されたしんのすけたちの冒険が始まる。

7点。
とてもよくできたアニメ映画。
オープニングのクレイアニメから思わず居住まいを正して本編鑑賞モードに入ってしまう。シナリオは真摯でよく練られている。遊び心満載のユーモラスな作画も、随所に上手さが光る。しかしなにより、子どもを連れて映画館にやって来た親御さんの心をも熱く揺さぶるストーリーが見事である。クライマックスでは泣きそうになった。
ウルトラマンや魔法使いサリー、夕焼けの商店街に響く懐かしい名曲。丁寧な描写の数々は30代後半から40代の方にはたまらないだろう。それを単なる懐古趣味に留めず、過ぎた過去を愛しく思い返しつつも、だからこそ僕らは今とそして未来を生きるのだというテーマにしっかり繋げていくシナリオの力強さに感動する。もちろん、本来のアクションコメディ映画としても楽しく見られる。

「千と千尋の神隠し」を押さえて、01年を代表するイチオシ作品に挙げる人も多い本作を見逃す手はないだろう。


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日本マンガ学会レポート(TINAMIX)

大賞に「千と千尋の神隠し」 毎日映画コンクール(asahi.com)

「最終兵器彼女」アニメ化決定!(GONZO)

(1月21日[月]23時39分55秒)

投稿者:020118(金)Kouji

ビッグコミックスペリオール
Ohスーパージャンプ
イブニング
COMICワル蔵(創刊号)

COMICワル蔵(ワニマガジン社)、創刊。
月刊青年誌。執筆陣には知ってる名前が多いけれどインパクトは今ひとつ。どの辺の読者層を狙っているのだろう。ヤングキングとヤンマガの中間あたりか。柱になる作品がまだないこともあってパワー不足は否めず、散漫な印象が先立つ。
CD-ROMがついてます。ますます読者層が見えない。

■イブニング、毎度安定。
「サトラレ」(佐藤マコト)、「おせん」(きくち正太)、「NIGHT BLOOD」(富田安紀良)、「さくらん」(安野モヨコ)、「クリオの男」(木葉功一)、「恋風」(吉田基已)あたり。

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「第二回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」レポート(TINAMIX)
待ってました。これから読みまーす。

■『最遊記』の峰倉かずや氏がエニックスから離脱!!(最後通牒半分版)
TVアニメ、劇場アニメ化もされたヒット作「最遊記」。掲載誌の「Gファンタジー」はこの人気に載って部数倍増を果たしました。それが他社の新雑誌へ移籍。
ガンガン系マンガ雑誌をこれでもかと襲う激震。大丈夫かエニックス。

“千と千尋”で学力向上目指せ!? 文部科学白書で「生きる力」の意味紹介(ZAKZAK)

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■TVアニメ「VANDRED the Second Stage」終了。
5点。
TVアニメに3DCGを導入したという点では「ZOIDS」の功績に遠く及ばないものの、いくつかの面で表現の可能性を広げたことは評価したい。「超時空要塞マクロス」が放送された83年当時には、宇宙空間での集団戦やスピード感のある乱戦シーンは夢物語でしかなかった。「劇場版 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」(84年)級の超絶作画がなくてもデザインのディティールを維持したままアクションシーンが描ける時代が訪れて、メカアクションは新しい時代に入ったと言えよう。また、透過光に置き換わる光の表現としてもデジタル作画は力を発揮した。「VANDRED」第1シリーズではまだぎこちなかったCGアクションも、「〜the Second Stage」では良い意味で吹っ切れて、派手に光の軌跡を飛ばしまくるなどCGならではのインパクトのある映像をしばしば見ることができた。新しい表現と技術が蓄積され、今後に活かされることが楽しみだ。
一方で、ストーリーは今シリーズも場当たり的な印象が強く、全編を通じて感情に訴えるものがなかった。キャラクター重視の方針がどこか設定と乖離していることに違和感を抱えたまま迎えた最終回では、なにもかも台詞で説明する悪癖を踏襲した。
今のTVアニメに必要なのはいいシナリオだと思う。

■1月スタートのTVアニメ。
「七人のナナ」、2話のみ。まだよくわからない。萌えに走っていない姿勢に好感。期待度5。
「おねがい*ティーチャー」、これも2話のみ。流行の設定と演出でまったり感を醸し出し、意外にそつなくまとまっている。しまった、黒田洋介脚本だ! 期待度5。
「アクエリアンエイジ」、1-2話。ゲームの方は例によって全く知りません。音楽が梶浦由記@NOIRなのはちょい注目。大仰な次回予告はいただけません。そんな大層な話なのかしら。ファンタジー系バトルものになってしまいそう? 期待度4。

(1月19日[土]00時30分08秒)

投稿者:020117(木)Kouji

週刊少年チャンピオン
ヤングサンデー
モーニング
増刊ヤングジャンプ漫革

■週刊少年チャンピオン、
読み切り「疾刀のマリッカ」(伊能飛史)
作画も話もスマートにまとまっていてよいですが、なによりアイデアに絵的インパクトがあります。
刀身が身長の倍以上あろうかという刀を足先に装着して敵を切り裂く傭兵少女。そんな冗談みたいな設定をすんなり読めてしまうマンガって、なんて素敵なメディアなんだろう。
次号、新連載「ハングリーハート」(高橋陽一)がスタート。

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名作コミックをオンデマンド出版『青林堂B.O.D.シリーズ』(CNET Japan)
青林堂ネットコミュニケーションズ

「TV Bros.」で祝・40周年タツノコアニメ大特集!(MANGAZOO)

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■現在投票受付中の「新世紀東京国際アニメフェア21」人気作品賞を勝手に予想。
 TVアニメ児童・ファミリー部門「とっとこハム太郎」
 TVアニメ一般部門「ONE PIECE」
 劇場映画部門「千と千尋の神隠し」
人気投票としてはこんな感じでしょうか。Web投票であることを考慮しても大勢は動かないと見ます。

(1月17日[木]22時48分33秒)

投稿者:020116(水)Kouji

週刊少年マガジン
週刊少年サンデー

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「新世紀東京国際アニメフェア21」人気作品賞 投票受付中!(MANGAZOO)
投票締切りは1/20(日)正午です。

僕の投票は以下の通り。
>TVアニメ児童・ファミリー部門「Cosmic Baton Girl コメットさん」
>TVアニメ一般部門「Cosmic Baton Girl コメットさん」
>劇場映画部門「千と千尋の神隠し」

劇場部門は我ながら面白味がないと思うけど、それぞれ1票しかないから最後は本命を選ばざるを得ないわけで。小選挙区制みたいなものかな。

(1月16日[水]23時11分42秒)

投稿者:020115(火)Kouji

ヤングマガジンUppers
ビジネスジャンプ
ヤングキング

■ヤングマガジンUppers、
「イヌっネコっジャンプ!」(はっとりみつる)が最終回。→楽バリ
00年4月の連載開始から2年間、萌えの時代をかけ抜けたユニークなコメディ。良くも悪くもデタラメな作風は誰にも似ておらず、己の信じるカワイイ道を邁進するエネルギーがヒロインゆ→きの「ういうい」に宿り、一部の読者に大きなインパクトを与えた。
何もオチてないような読後感も、この作品らしいと思える。

(1月15日[火]22時56分45秒)

投稿者:020114(月)Kouji

街で成人式の晴れ着を見かけると、春をちょっと先取りしたような気分になります。受験生の皆さん、ここが踏ん張りどころです。落ち着いて力を出し切りましょう。

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■本日14日の特別番組(TV東京12:00-12:54)
「ホリデードキュメント アニメ界の機関士 大塚康生 〜動きに取りつかれた男の人生〜」

動きの魅力に取り憑かれ、多くの人々を魅了してきた大塚康生。森康二らとならんで、日本のアニメに大きな影響を与えた大ベテランアニメーターです。番組では、スタジオジブリの宮崎、高畑、鈴木氏らのインタビューを交えて、大塚氏自ら紙に描いた絵が動き出すという、アニメのシンプルかつ奥の深い面白さを時間を使って紹介したりして、とても面白く観ました。アニメの魅力の原点にあらためて触れたといいますか。この番組は全国のたくさんのアニメーターが見たり録画したのではないでしょうか。極私的にも、なぜアニメファンの僕がギャルゲーなどのビデオゲームやゲーム系のキャラクターデザインにはいまいち惹かれないのか、その理由の一端がわかったように思います。

止め絵主体でデザインとカットワークで見せる最近のアニメの傾向を憂いつつも、今なお新人教育に精力的に活動されている大塚氏の姿には頭が下がります。しかし「動き」に立ちはだかる壁は年々厚くなっているのかもしれません。大塚氏らの作品から直接影響を受けたアニメーターは現在の30代が最後で、それより下の世代はメカ&美少女時代の風を浴びて育った世代です。さらに若くなると、デザイン指向の一層強いゲーム世代が台頭してくるでしょう。そして、現在のキャラクタービジネスは、もはやアニメ的な動きのリアリティを要求していないかにも見えます。

もちろん、「動き」の魅力に溢れる作品を作り続けているアニメーターやスタジオは現在もたくさんあります。ジブリ以外にも。それを見た人々の中から若い力が生まれ続けることを期待したいです。例えばエヴァやフリクリを観たとき、そのデザインやカットワークの魅力を味わうのと同時に、クオリティの高い原動画がこれらの作品の主役のひとつであることに気付いて欲しいと思います。

質の高い作品が劇場版やOVAに多いのは、制作期間と資金があればいいアニメを作れる技術はあることを示唆しています。しかし、TVを中心に、メディアミックスのスケジュールに合わせて短いローテーションで作品が乱造される中で、スタッフのスキルを上げることは容易ではありません。

デザインと設定、そして声優の力に依存したアニメ系コンテンツは、アニメーションを置き去りにしたまま急速に進化と変容を続けています。デジタルアニメは、そこに新しい「動き」の潮流を生み出せるでしょうか? (ときメモ3は却下。)

ところで、番組終盤で登場した貞本義行氏に対して、アニメーターの仕事をやって欲しい、という大塚氏の思いには頷きつつも、極私的には複雑な心境で聞きました。いちエヴァファンとして、マンガ版エヴァンゲリオンの落とし前を付けることには大きな期待を寄せていますが、その一方で、僕は貞本義行の本業はマンガ家ではないと思っているし、力のあるアニメーターにはやはりアニメをやって欲しいというのが正直な気持ちです。(これだけ売れてて、デザイナーより原画描く方が好きって言ってくれる人、そうそういないよ!)

参考→アニオタニュース02/01/15
参考→大塚康生×貞本義行対談(GAINAX)アニオタニュース


■DC「サクラ大戦3」の余韻がボディーブローのように効いてきている。CD借りようかな……。
20年以上マンガ&アニメファンやってて、そりゃあキャラクター劇が持つ魅力やノリも嫌いなはずないわけで。

(1月14日[月]22時45分23秒)




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