用語解説                                          

2000/6/4      2012/5/4改訂

このホームページで使用している生育ステージは、作者の考えによる次の基準で表現しています。

群落の平均的な状態を記録していますが、特記すべき現象はその都度注記しています。

花期(FL1):花弁または花被片が展開したとき(イネ科、カヤツリグサ科では、柱頭または葯が露出した時期)。
        
雌雄異株または雌雄異花のときは雌雄別に記録しています。。

☆生育の早い順から、「開花はじめ」、「満開(花期中期)(花期中頃)」、「満開すぎ」、「開花おわり」、「花期後」に細分しています。開花した割合により、「○分咲き」と表現することもあります。「開花はじめ」は最初の花が開花したときから2分咲き程度のとき、「満開(開花盛り)」は8〜10分咲きのとき、「満開すぎ」は1〜2割程度のしなびた花被片・柱頭・葯が付着しているとき、「開花おわり」は3割程度のしなびた花弁・柱頭・葯が付着しているとき、に相当します。開花が終了して間もない時期を「花期後」としています。

☆花期が短く同一群落で一斉に開花の中央日になる場合、「満開」と表現します。花期が長く同一群落で個体によって開花ステージが混在するとき、開花の中央の時期を「花期中期」または「花期中頃」」としています。

☆特に花の目立つときは、「花盛り」としています。

蕾期(FL2):ふくらんできているか、未開の花被片が着色してきている蕾の時期です。1、2日後に開花が予想されるときは「開花直前」と表現しています。また、蕾や花序が小さく確認できる時期を「花序確認」と表現しています。

成熟果期(FR1):果実の着色、裂開、容易な脱落のいずれかが確認された時期です。種子の散布状態を観察したときは、「種子散布初期」や「種子散布中期」などと表現しています。

未熟果期(FR2):成熟途上の果実の時期。特に、果実の生育初期のときは「幼果」としています。

★紅葉・落葉・展葉の時期の記録は作者の達観によります。