県民の森での紅葉の見どころ
<2000/11/12>
昨日11月11日に、作者は高原山の南東斜面(行政区分では矢板市長井・下伊佐野地内)にある「県民の森」に紅葉の状況を確認に行って来ました。ここは、スギ・ヒノキの造林地が多くを占めますが、沢筋を中心にイヌブナ、コナラ、モミなどを主要な高木層とする林が広がっています。そこの林床は、表日本に特徴的はミヤコザサや、中部地方から隔離分布しているクロヒナスゲが覆っています。当日、氏家町方面から県民の森に向かっていきましたが、氏家町あたりで快晴なのが、矢板市にはいると雲が多くなってきて、県民の森管理事務所の駐車場あたりではどうにか晴れていましたが(お昼ごろ)、ときおり霧雨が舞っていました。高原山の上の方は霧で覆って山頂部は見えませんでした。やはり、矢板市あたりに冬季の雪−晴れラインが通過しているのを今回実感した次第。
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寺山ダムから少し登った標高500mあたりのコナラの 黄葉のすすみ具合はこの程度。県民の森管理事務所 あたり(標高580m)では葉全体が黄色になっていま す。このあたりのイヌブナの黄葉は見頃。 |
管理事務所の裏手にある宮川渓谷の様子。このあたり は、樹木はイヌブナ、林床にはクロヒナスゲが優占して います。落葉が割とすすんでいます。 |
少年自然の家から少し下ったあたり(標高約700m) からの眺め。後方の山は、西立室(標高972m)と思 われますが、樹木はすでに落葉後のようです。このあ たりのコハウチワカエデの紅葉は見頃。 |
左の撮影地点の近くから右手を見ると、このようにコナ ラ・カラマツの黄葉のなかにモミが緑のコントラストをつ くっている風景を堪能することができます。 |