最強の三冠馬
ナリタブライアン 競馬を始める一つのきっかけになった馬です。
3歳時(現2歳時)なかなか勝てなくて、
使われ続け実力を付けていき、遂に3歳馬の頂点に立ちました。
4歳時(現3歳)の活躍は凄い物でした。
皐月賞は3馬身差の文句なしの勝利。
晴れの舞台。
日本ダービーは一番印象に残るレースになりました。
4コーナーを大外をブン周り一頭だけ次元の違う走りで1着となりました。
この時付けた着差がなんと、
5馬身!
開いた口が塞がらないとは正にこのことでした。
当然の如く三冠馬と成るべく挑戦した菊花賞。
ステップレースでの敗戦で心配されましたが、危惧に終わり完勝でした。
なんと付けた着差が7馬身差!
この年最後の大一番、有馬記念にも出走し古馬を相手にも完勝し、
一年を締めました。
この年のブライアンは怪物でした。
多分どんな馬と戦っても負けなかったと思います。
次の年はどんな活躍を見せてくれるか楽しみでした。
しかし、
阪神大賞典圧勝後、股関節炎で春シーズンを全休。
秋には復帰したものの、昨年の豪脚を見ることが出来ませんでした。
翌年の阪神大賞典は名勝負でした。
ナリタブライアン、マヤノトップガン。
4コーナーを回ってからの壮絶なデットヒート!
二頭のために用意されたレースとなってしまいました。
結果は鼻差でブライアンの勝ちでした。
久々の勝利に嬉しいのと、復活してくれことが何より一番嬉しかったです。
しかし、この後も思うようには成らず引退へと追い込まれてしまいました。
前半は怒濤の勢いで何もかも手に入れ、後半は自分の実力を出せずじまい。
天国と地獄を経験したナリタブライアン。
この先どんな馬が出てこようともあなたが一番です。
今までも、これからも・・・・
空の上で、元気に駆け回って下さい。
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