住吉の家







   所 在 地:兵庫県神戸市東灘区
   家族構成:夫婦
   構造規模:壁式鉄筋コンクリート造 3階建
   敷地面積:161.79m2
   建築面積: 62.25m2   延床面積/150.47m2
   建ぺい率: 38.48%  容積率/ 93.00%
   用途地域:第一種住居地域
   設計期間:1997年 3月〜1997年 8月
   工事期間:1997年11月〜1998年 5月










          外観(1)


 この住まいは、神戸市東灘区を流れる住吉川に沿った閑静な住宅街 に建っている。敷地面積は161.79m2 (約49坪)で、南に約4.0mの道路に接している。敷地形状は南 北に長く、北東の角を欠いた変形敷地である。この辺りには、文豪谷 崎潤一郎の居宅のあったところで、神戸市の風致地区に指定されてお り、建蔽率が40%、敷地境界からの外壁後退が1.0m、道路から の同後退が2.0m、さらに北側からの斜線(第二種高度規制)が掛 かり、クライアントが希望する十分な3階建てを建てるには、少し厳 しい条件の敷地であった。
 クライアントは、教職の夫人と研究職の御主人のお二人暮らしで、 書斎と書庫的スペースを十分に取ることが、計画上のポイントとなっ た。この住まいの空間構成は、1階に書庫と納戸(書庫)、予備室を 取り、2,3階にメインの生活空間を配した構成となっている。2階 は、キッチン、食堂、居間とサニタリー・ユーティリティスペース、 3階は、寝室と書斎、さらに仏間としての和室を設けている。周囲か らのプライバシーを守りながらも、南に大きく開いた明るく、風通し のよい生活空間を創ることが、この住まいのメインテーマであった。
 南からの光を十分に取り込むために張り出したガラスブロックの曲 面壁、また道路からのプライバシーをうまく守りながらも奥行のある バルコニーを設けて、屋外の気配を取り込む仕掛けとしている。上下 動線の軸となる螺旋階段は、ガラスブロックの曲面壁に囲まれて、明 るく変化に富むホール空間を形成している。緩くカーブした曲面の屋 根は、厳しい北側斜線を避けると共に、3階南側の居室に光と風を十 分に取り込むための仕掛けとなっている。




外観(2)

外観(3)

内観(1)

内観(2)

内観(3)

内観(4)

内観(5)

内観(6)

内観(7)

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