街の住まい、郊外の住まい、田園地帯の住まい、条件は異なるものの、そこにはそれぞれの想いを込めた住まいと生活が展開しています。
この住まいは、神戸御影山手のマンションから、三田フラワータウンに敷地を求められた建築主の依頼で設計したものです。
敷地は約77坪。北側の道路からは2.5m程上がった段状の土地で、南は遊歩道を介して地区公園が広がり、遠くは六甲山系に連なる山並が望める恵まれた条件の敷地です。
設計に際しては、この恵まれた自然を取り込み、ゆとりと広がりが感じられる住空間を生み出すことを基本のコンセプトとしています。
1階は約23帖大の広いリビングダイニングが南面し、全開放の木製建具を開くと、デッキを介して四季折々に変化する公園の緑地、山並の風景が肌で感じられる空間となっています。
2階は、ホールを中心に、東が主寝室ゾーン、西が子供達のゾーンと3つに分けられ、いずれも南面のハイサイドライトから、程良い天空光が入り、明るい室内空間を生み出しています。1・2階共に南北に風が通り抜け、白木、和紙、塗壁の室内空間と、周囲の自然が、時の流れと共に調和する上質な住まい空間を実現させています。
|
|
| |||
|
|
| |||
|
|
| |||