「わぁい。XBOX買ってみたぞ〜」
ピッ
「あぁぁ。最近のゲームの女の子はどんどんリアルになっていくなあ。
わたしもこ〜ゆ〜のに出たいなぁ・・・」
「んよぅ〜!”蒼魔灯”のジェミニー。」
「…わっ。そういうおまえは”天誅”の雑魚くノ一!なにしに来たのよ!」
「うーんとね。実はあたい、またまた天誅の最新作に出ることになっちゃってぇ☆」
「ふぅぅぅん 良かったね(棒読み)」
「一作品出ただけであとなんの音沙汰の無い人もいる一方、申し訳無いとは思うんだけどさ」
「てめえぇ殺されたいんですか。」
「まぁまぁ。今度はまた作品が大きく様変わりしたので、ご紹介に参ったのさ。
知ってる? 新作の天誅はね、”罠ゲー”、なんだよ!」
「・・・・・・・・・はっ?」
「だからさ、”とらっぷこんぼ”ってやつ?ジェミニちゃんなら詳しいでしょ。
刻命館シリーズといったら罠ゲーで有名だもんね。」
「いやいやいや。あざみさん(仮名)、今日が四月一日だからって馬鹿言っちゃいけないよ。
大体シリーズは違うし、開発社も違うんだよ? あるわけないでしょが」
「そう言うと思って、アドレスもってきたよ。どっちでもいいから見て見て!」
http://www.tenchu.net/ds/dl/comic/vol_1.jpg
http://eg.nttpub.co.jp/news/20060323_11.html
「さーーーーーーっ(血の気がひく音)」
「どうかな?」
「・・・・・・な、なッ、なんじゃこりゃああああああ!!」
「ねえ。露骨にそっくりでしょ?w」
「おまえッ!ついに、わたしのテリトリーまで奪う気かっ!!」
「知らないよぅ。文句は会社の人に言ってよ。」
「ああぁああ・・・なんですかこれは。リアルな3Dポリゴンの女子がガチな殺しを演じるということで、
以前からファン同士奇妙な交流があったり無かったりする天誅と刻命館シリーズだが!
ここにきて! 交わるのかよぉぉぉ・・・」
「ぶっちゃけると、天誅ファンからも危険視する声は多いけどね。なんだこれは、って」
「まぁ、そうだろうね。・・・しっかしキミもまた、公式で派手に殺られてるなぁ。」
「えぇ。役職ですから。でも逆さ吊りとか○○までやられちゃうジェミニちゃんにはまだまだ及ばないかな、っていう」
「とっとと越えちまえよッ!ふんだ!」
「せめてジェミニちゃん、PS2の影牢IIに出れたら良かったのにねぇ。」
「…うん。でも影牢IIには忍者すら居なかったさ。後継者もいない。わたしの代で忍びは滅びたのかよ…」
「大丈夫。ファンはいつまでもキミのことを覚えていてくれるって!」
「うえぇぇんありがとうー・・・」
「あたいなんかさ、待受がテクモの携帯サイトでダウンロードした、ジェミニ待受だよ!」
「おおおぉぉ!!最近入ったほうの白黒版だああぁぁ!!」
「で、それを本人の目の前で削除してやると〜。」ピッ
「あぁぁぁ!ダメぇぇぇぇっ!!」
「じゃ、あたいは収録があるからこれで。」
「はいはい頑張ってね。(・・・いっぱいいっぱい殺されるんだよ〜)」
「あたいなんか、多いときで1すてーじ中に10人は居るからさぁ。
ジェミニちゃんも、他の分身によろしくね。それじゃ!」
ヒュッ
「・・・。」
「・・・・わたしは、三人姉妹の末っ娘じゃボケえええ!!
おめーよりはなァ、よっぽどよっぽど、ちゃんとした・・・脇役、です・・・。」
ぱたり
<この物語、会話はフィクションだけど内容はノンフィクションです>
<文章に対するあらゆる感想を受け付けていませんのでご了承下さい>
END.
[2006年4月1日 13時3分2秒]