GUNDAM THE BATTLE MASTER (ストーリー)

 

 近未来・・・治安は悪化の一途を辿っていた。そこで人々は自衛のため、
 かつて戦争で使われた兵器「MS」(モビルスーツ)を追い求めるようになった。

 そして、それを使用し、報酬を得ようとする「賞金稼ぎ」達の登場・・・
 世は一向に、安定する兆しを見せなかった。

 

 そんな最中(さなか)、軍の研究所から被験者である「マリア・ニコルス」が逃亡。

 同時にサイコガンダムmkIIIを強奪されてしまう。
 彼女は仲間を集め海賊団を結成し、現在行方をくらましている。

 

 全地域に対し、最高の行政決定権を持つノマード議会は、マリアとその部下達、
 そして彼らの搭乗機である「MA」(モビルアーマー)に法外な賞金をかけ、
 軍部・民間双方に捕獲を委託した。

 

 かくして、各々が野心を秘め、賞金稼ぎ同士の熾烈な争いが始まるのであった。

 

 

 ストーリーモード自体は、メッセージを交えながら、連続でバトルを行っていくという

  非常にシンプルなもの。 しかも用意されているメッセージが少なく、正直、ストーリー性は希薄だ。

 

  6戦目でビグ・ザム、11戦目でノイエ・ジール、12戦目でサイコガンダムmkIIIが必ず登場する。

  全て倒せばエンディングで、各キャラのエンディングは1種類のみ。かなり寂しい内容である・・・ 

 

 



 
 

 GUNDAM THE BATTLE MASTER (ストーリー)

 

 マリア・ニコルスのサイコガンダム強奪事件から時は流れたが、

 依然彼女の行方は不明のままであった。

 世界政府(議会)と野党との関係もこじれ、依然、人々の間に真の平和は訪れないでいた。

 

 そして..376、突如地球全土を無数の隕石が襲い、全世界が壊滅的な被害を被る。

 政府と野党にとっても、それは決して例外では無かった。

 人はこの隕石による天災を「焔の審判」と呼んだ・・・・・

 

 主人公は、焔の審判によって家族を全て無くした、哀れな女性グロリア・チェンバレー

 彼女は金次第で何でも運ぶ、「運び屋」であった。

 そして仕事のかたわら、反政府レジスタンスの一員としての活動も行っていた。

 実はこの天災が、(地球の重力異常ということになっているのだが、)

 政府軍・月基地によって引き起こされたという情報を得たためである。

 

 実験施設の集まりにすぎない月基地が、焔の審判後、独立を宣言している。

 事実上、今の地球は月基地の支配下におかれていると言って良い。

 月基地に打撃を与えるには、未だ月基地と密接な関係を持っている、

 地球駐屯の政府軍から攻撃するのが最良の策なのであった。 ・・・しかし現在、レジスタンスの活動は行き詰りをみせている。

 

 そんなある日、グロリアは廃棄されていた地球外用作業ポッドの中で、ひとりの少年を保護する。

 どうやら彼は記憶喪失のようで、その名をピクシーというらしい。

 ポッドの中にはメッセージが保存されており、その内容はこうであった。

 

 真相を探らない条件で、こちらから連絡するまでの間、少年を保護してくれ。
  期間は分からないが、それだけで毎月十分な報酬を支払う

 

 彼女はこの話に危険な匂いを感じ取りつつも、少年を保護することにした。

 たった1人で日々の生活を送っていた彼女にとって、人なつっこいピクシーの存在は、

 内心とても嬉しいものだったからである。

 

 しかし、ピクシーを巡って、事態は目まぐるしい展開を見せていた。

 

 政府軍が、どういうわけかグロリアに賞金をかけたのである。

 その賞金目当てで、政府軍だけでなく、日々多くの賞金稼ぎ達が

 グロリアを襲ってきた。彼女はこれを自衛用MSで難無くしのいでいたが、

 ある時、実はピクシーが月基地の人間であると知る。

 かといって、グロリアは決してピクシーへの接し方を変えることをしなかった。

 ただどうやら、政府軍が本当に狙っているのはグロリアでなく、ピクシーとみて間違いなさそうであった・・・・

 

 いよいよ、事態は切迫してくる。なんとグロリアが信頼していたレジスタンスのリーダー、

 「リタ・スー」が、政府軍月基地と内通していたのである! リタはピクシーを

 月基地のもとに返すべく、グロリアに襲いかかってきた。 グロリアはどうにか勝利するが・・・・・

 

 これ以上、地球で活動を続けることは無意味である。 グロリアは全ての真実と決着をつけるため、

 ピクシーと2人で月基地へ向かうことを決意する。 いったい、ピクシーと政府軍を繋ぐ糸は何なのか。

 

 そこで明かされる驚愕の事実・・・・・・・

 2人を待っていたのは、月基地の最高権力者であり、現政府の実質トップである男、

 シメオンであった。彼の恐るべき計画、それはピクシーとマリア・ニコルスを使い、

 既存の文明を完全に破壊すること。そしてその後で、秩序ある統治を行うというものだった。

 それは紛れもない、人類管理計画・・・・・・

 シメオンとの戦いが始まる。 グロリアは、この戦いに勝利。

 しかしその最中、ピクシーがいなくなってしまう!

 

 今度は、マリア・ニコルスがグロリアの前に立ちふさがった。

 マリアはサイコガンダムmkIIIを強奪した後、シメオンによってかくまわれていたのである。

 彼女は強大な潜在能力を持つピクシーの身を案じていた。

 シメオンの計画を知りつつも、マリアはピクシーの記憶を消し、秘密裏に地球へ送っていたのである。

 そう、ピクシーの預け主の正体はマリアだったのだ。

 マリアによると、一連の行動を通じて、結局ピクシーの記憶は覚醒してしまったらしい。

 そしてマリアは、ピクシーに近づく者を排除するように造られているという・・・・

 グロリア! わたしを倒して、あの子を止めて!!

 

 サイコガンダムmkIIIを倒したグロリアは、ついにピクシーを発見する。

 だが彼はまさに、計画を実行するため行動を開始しようとしていた!!

 グロリアの言うことでも、聞くことはできない。そこをどいて 

 

 ハイドラガンダムに搭乗したピクシーを止めるべく、グロリアは最後の戦いに挑む・・・・・

 果たして、2人の運命は!?

 

 


 

 今回、主人公として選べるキャラクターはグロリアのみ。ただし、以下の12機のうちから
  好きな機体を選んで、プレイしていくことができる。

 

 Zガンダム   フルアーマーZZガンダム   クィン・マンサ   ハンマ・ハンマ   ジ.オ
 ザクII   サザビー   GP02A   ハイゴッグ   キュベレイ   ジオング   アッガイ 

 

 事実上グロリアは、これら12機ものMSを、全て乗りこなせるということになる。
 すごい運び屋だな・・・(笑

 

 大まかなストーリー展開は変わらないものの、本作では4種類のシナリオが用意されている。
 それぞれ出現する敵キャラが異なり、同じキャラにしても、会話内容が別のものに変化。
 4つのうちどのシナリオになるかは、選んだ機体によってランダムで決定されるのだ。

 

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シナリオA  あまり面白くない。

このシナリオになる
可能性があるグロリアの機体

  <Z  ZZ  サザビー  ハイゴッグ  キュベレイ  アッガイ>

敵キャラクター登場順

 

 ザクII → ハンマ・ハンマ → GP02A → (デモ1)

 → ジ.オ → ビグ・ザム →  (デモ2)

 → ジオング → クィン・マンサ →  (デモ3)

 → ノイエ・ジール → サイコガンダムmkIII → ハイドラガンダム   

 

シナリオB  これもあまり面白くない。 CとDのほうが面白い。

このシナリオになる
可能性があるグロリアの機体

 <ZZ サザビー ハイゴッグ ハンマ・ハンマ キュベレイ クィン・マンサ> 

敵キャラクター登場順

 

 アッガイ → ザクII → GP02A →  (デモ1)

 → ジオング → ビグ・ザム → (デモ2)

 → ジ.オ → Zガンダム →  (デモ3)

 → ノイエ・ジール → サイコガンダムmkIII → ハイドラガンダム

 

シナリオC  キャロルとダテのセリフがとても面白い。 個人的に、一番オススメ。

このシナリオになる
可能性があるグロリアの機体

 <Z  ジオ  ザクII  GP02A  ジオング  アッガイ>

敵キャラクター登場順

 

 サザビー → クィン・マンサ → ZZ →  (デモ1)

 → ハイゴッグ → ビグ・ザム →  (デモ2)

 → ハンマ・ハンマ → キュベレイ →  (デモ3)

 → ノイエ・ジール → サイコガンダムmkIII → ハイドラガンダム   

 

シナリオD  ハニー・Bがいっぱい喋ってくれる。ハニー萌えする方は、こちらをどうぞ。

このシナリオになる
可能性があるグロリアの機体

 <ジオ  ザクII  ハンマ・ハンマ  GP02A  ジオング  クィン・マンサ

敵キャラクター登場順

 

 Zガンダム → サザビー → アッガイ →  (デモ1)

 → ハイゴッグ → ビグ・ザム →  (デモ2)

 → ZZ → キュベレイ →  (デモ3)

 → ノイエ・ジール → サイコガンダムmkIII → ハイドラガンダム

 

 

 尚、ランダムでハンマ・ハンマの代わりにニューガンダムが、
  Zガンダムの代わりにガンダム(RX−78)が、 低確率で敵として現れることがある。
  その際、会話の内容も多少変化する。

 



 

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