津山「むかし町並み」を歩いて見る 頁 - 11 -
   
こんな物見かけました!

JR津山駅から吉井川に掛かる今津屋橋を渡って真っ直ぐの通りを通称「ごんご通り」と呼びます。「ごんご」とは土地の言葉で「河童」のこと。 かって吉井川は「高瀬舟」による瀬戸内海との交易路として重要な役割を果たしました。 その頃より、この辺りには「河童」が住んでいて人の足を引っ張って水中に引き込む「いたづら」をすると言い伝えられたのだそうです。 今では「ごんご」は市民から親しみをもって呼ばれ、夏には「ごんご祭り」が賑やかに開催されるようです。

作州城東屋敷の先あたりから左右の家の軒下にぶら下がっている妙な物が目に付きます。 これらは布を丸めて作った人形?が吊るされた紐に取り付いているちょっと変わった飾りで、「くくり猿」と呼ばれているようです。 猿は「去る」に通ずるもので「魔」が去るの意味を込めた魔除けの飾りであるらしい。この町内だけの風習であるとのこと。

左は三谷酒店の看板。麹を作るときに使用したと思われる桶を洒落た看板にしたのが面白い。
右は苅田酒造の玄関先に下がっている「杉玉」で老舗の風格を感じさせる建物と上手く調和している。

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