主翼は中翼に近いレイアウト。
そして、美しく飛ぶ事が第一。
例えばエルロンを動かせた時にラダーやエレベーターの動きに影響が出ると軸の通ったロールが出来ません。舵を動かせた時、忠実に反応し、無駄な動きが起きないようにチューニングしました。
また、小型機はどうしても小さな揺れが発生して、きれいな演技の邪魔になります。主翼の翼形を中型、大型機とは違い、小型機に最適な形状、強い目のテーパー比の平面形を採用。小型機では難しい「すわり」にこだわり、演技の基本になる「美しい水平飛行」が出来る機体に仕上げました。

美しいナイフエッジ飛行が出来る胴体側面バランスとラダーレイアウト。
例えば水平飛行から引き起こして垂直上昇に移る時、胴体側面バランスが悪い機体は素直に方向転換できません。
胴体の周りはプロペラで掻き乱された気流が流れてます。
その流れをうまく流す事が綺麗に演技できる為のポイント。エクリプスは胴体バランスを改善して引き起こすだけで違いがわかる機体に仕上げました。

そして安定して反応するラダーは現行のF3Aパターンの必需項目。
先に述べた乱れた気流の中で飛行する機体は、機速やパワーの変化で絶えず流れ方が変化します。気流の変化は演技の乱れにつながります。プロペラで気流を掻き乱して飛行する機体は胴体バランスで改善しても限界が有ります。
最後はラダーで方向修正しますが、バランスが悪い機体は、例えば同じ舵角なのに速度変化、パワーやエレベーター、エルロンを操作する事により機体の向きが変化してしまい、パイロットの意思に反した反応してしまいます。そして安定したラダーが効かない機体は演技が乱れます。
エクリプスはスティックの動きがサーボに伝わり、サーボの動きに忠実に反応、安定して効く最善のチューニングしました。
また安定して効くラダーは、演技のミスの修正も綺麗に処理でき、美しい演技の必需項目になります。
しっかりとF3A P−13]パターンが決まる性能。高性能を発揮する為に各部のバランス、効率にこだわり、
見た目だけでなく性能を追求した結果のスタイルです。数多くの新構造、幾度もテストを繰り返して決定されたレイアウトなど。
例えばこのクラスでは珍しい2エルロンサーボ、比較的大きな舵面は、
スポイラーを有効に使い狭い場所に離着陸出来るように、尾翼や胴体の側面バランスを改善などなど・・・・
小型機は大きさで落ち着いた飛びが期待できないからこそ手が抜けない
本物の構造、洗練された各パーツが必要となってきます。

演技を行なうだけの小型機から、美しい演技を魅せる小型機に。
11月30日 野口屋RCクラブ飛行場で開催された日本無線航空界主催検定飛行会に出場。
当日は風速7-9mの風。
2×2mF3A機が風に流されて演技出来ない選手や墜落するアクシデントも・・・
その中15クラスの「エクリプス」でF3A P-09演技でエキスパート合格。
プレマスターズ合格点の420点でした。
出場機は当社電動ユニットの「パワーユニット15クラス(試作)」を使用。

詳しくはイベントレポートで。


準完成機もただ今生産中。
現在、生産数の約半数をの予約を頂いてます。
価格は2万円台前半の予定です。

ご注文はお早めに!!
カシオペア飛行場でスタリオンと翼を休めるエクリプス。
機体の設計理念は基本的に同じと言う事が分かると思います。

エクリプスの飛行方法は大型機のような「近くをゆっくり」は難しいですが、規定演技を美しくトレース出来る性能、小型機とは思えないスワリ。
そして何より小型機の最大の強み。「何処でも気軽に」という行動力は多くの練習時間を作ってくれます。

専用飛行場が無くても田んぼのあぜ道でも離発着が出来、静かな飛行はフライトエリアを大きく広げます。

何処でも飛ばせる・・・・カシオペアからの提案です。