2車輪式と3車輪式
例えば2車輪式では重心位置より前方にメインギアーを取り付けますので車輪自体は走り出すとどちらかに逃げようとします。
逃げないように垂直尾翼の安定性に頼るので、大き目の垂直尾翼が必要となります。
高翼機となれば上下方向の重心位置が高くなるので、離着陸で前方に転倒しにくいように車輪を前に持っていくから余計に大きな垂直尾翼が必要になります。
3車輪式を採用した「セレステ」
重心位置よりメインギアーが後ろに有るので、走り出すと機体は進行方向にまっすぐ進もうとします。
重量的には不利な3車輪式が今の実機で数多く採用されているのは、この安全性が重視されているからです。
ただし、機体を設計する上でこのメインギアーの位置は意外と難しい部分も有ります。
後ろ過ぎると離陸滑走中にエレベーターを引いても機体が上を向かず、かなり速度が上がらないと離陸しません。
飛行機が離陸する時に地面を「ダアーッ」と走って、ピョンと跳ね上がる機体はメインギアーの位置が後ろ過ぎる機体です。
反対に、メインギアーの位置が重心に近すぎるとノーズギアーの接地力(荷重)が不足してタキシング出来なくなってきます。
横風で離着陸する時に機首を風上に向けてしまう「風見鶏」となり、滑走路と平行に走れなくなります。
きれいな離着陸を行うには微妙な車輪位置に「こだわった」設計が必要になります。
緒 元

全 長:1100mm
全 幅:1300mm
主翼 面積:30.6dm2
重量:1600-1750g
2c25〜35/3〜4セル3300mAh60Aアンプ
対象クラス;入門〜中級者
無線機;4ch以上5サーボ
最近のF3Aスタント機が太い胴体に変わっているのはナイフエッジの浮きだけではなく機体が遠くを飛行しても見やすいという理由から。
何百メートルも離れた機体の、わずか数センチの機体の傾きをコントロールするF3Aスタント機。

同じようにセレステの太い胴体は、飛行中も姿勢が見やすく飛ばし易さに貢献。
低速飛行でも安定の良いオリジナル翼型を採用。
OS25LAでも水平飛行中はハーフスロットルでゆったりした飛行です。

一方、OS32SXでは中途半端なスタント機には負けない飛行性能を発揮!
高翼機が低空でナイフエッジやスローロールを決める性能です。(ミキシング必要)

但し、失速しにくい翼型なので、スナップロールは苦手!

       ・・・・全てが高性能は無理ですよね。
セレステはワインレッドとスカイブルーの二色を準備しました。
どちらもメタリック色で、大人の落ち着き有る色に仕上げました。
3車輪式車輪は機体の重量を支えるメインギアーが重心位置より後ろに有るので、滑走中の方向がとても安定します。

大き目の垂直尾翼も方向安定に寄与しており、狭い滑走路でも安全に離着陸できます。
エレバーターサーボは後部にマウント。
飛行性能に大きく影響するエレベーターのリンケージが、誰にも確実に出来ます。
「セレステ」はラテン語で青空。
高翼練習機と言うより、青空に映える空中散歩機。
空を自由に飛ぶ事を本当に楽しめるように飛行機を作りました。持っている事を自慢できる「こだわり」の有る仕上げ、気楽に飛行を楽しめ、空気と対話しながら飛ばせる性能。
スタント機のように張りつめた気持ちで飛ばすのもいいかもしれないけれど、機首を上げて地面にやさしく離着陸する事にこだわってみるのも飛行機の楽しみ??
入門者はもちろん、上級者の方も、こだわりの有る飛行を見せて欲しい機体です。
セレステで青空散歩を楽しんでください。

セレステ
エンジンの始動やメンテナンスなどが扱いやすい斜めエンジンマウント。
オーバーチョークになった時、正立エンジンではクランクケースに溜まった燃料がすぐに排出せずに始動しにくくなります。倒立では外観は綺麗なのですが燃焼室に燃料が溜まってしまい始動出来なくなります。
斜めにエンジンを搭載すると余分な燃料が排出しやすく始動に手間取りにくい搭載方法です。
また、タンクとキャブレターの液面差が少なく、エンジン不調も出にくくなります。
飛行中もエンジンが見えにくいので機首のラインが美しいレイアウトです。
フィルム仕上げ準完成¥24.800-
モーター付き¥34.800-

セレステのマイナーチェンジで大きな変更点が電動仕様が選べるようになりました。
アロット・ルナ・FOXに最適なパワーとして開発された「F3747kv1000」モーター
3セル バッテリー25クラス・パワー 4セル バッテリーで35クラス・パワーを発揮。
独自の製造方法と磁力バランス取りされ、消費電流を抑え効率良いパワーを発揮。

フロートはアロットにも装着可。
スタント志向の強いフライトには最適です。また低翼の為にセレステよりも風に強いのは魅力ですね。

セレステ&アロット用フロート
   価格未定 5月下旬発売予定

セレステに専用フロートを準備します。
軽量グラスファイバー一体成型のフロート。


「セレステ・水上機仕様」はフロートを取り付けた時の空力バランス、取り付けバランスも見直されました。
陸上機仕様からフロートを取り付けただけでは、不安定な機体になってしまいます。
例えば、滑走中に突然スピンしたり、飛行中も不安定になったり。、
「セレステ」はフロートを取り付けた時の空力バランスを取る為のフィンや、安定したタキシングが行なえる水中ラダーも装備。
水上飛行機ファンを裏切らないセッティングに仕上げました。

多少の横風でも安定したタキシング。スムーズに水面に美しい波紋を引きながら滑走。
速度が上がると自然に水面から離れるようにチューニング。

着水も安定した降下からフロートのステップが水面に触れる事がわかるような接水。
そして真っ直ぐな波紋を引きながら減速。

発売されるARF機にはフロートが装着できるように取り付け部分の補強されており、陸上機から約1時間位の作業で水上機仕様に変更できます。


水鳥が水面に波紋を引きながら飛び立つように、そして機体を水面に映しながら着水。
陸上機では味わえない広い面に優しく、そして美しい離着水を楽しんでください。
主翼の固定は内蔵ゴム止めから耐久性の高いスプリング方式を採用。
従来の「たすき掛けゴム止め」方式は、滑走中などに翼端を接触させた時、ゴムがショックを逃がして胴体の破損を未然に防いでくれます。但し飛行中に荷重が掛かると前側が浮き上がってしまい、主翼の破損につながる欠点が有りました。高速飛行やエレベーターのアップ操作によって主翼が折れるのは、前縁が胴体から離れる事が原因。
セレステは前縁はノックピンで胴体に固定されます。荷重がかかっても浮き上がりません。荷重をあまり受け持たない後縁をスプリングで固定。強度が必要な部分はしっかりと、ショックを逃がす部分は柔らかく支えている構造です。
主翼の着脱もワンタッチ。
主翼は安定重視のオリジナル翼型を採用
テーパー翼端エルロン、不等間隔リブなど最新スタント機と同じ構造を採用。
軽さと強さ、そして低速から高速まで安定した舵の効きを達成。

練習機のような外観を持ちながら優れた飛行性能の秘訣がここに有ります。
セレステフライト
セレステ着陸
セレステスタント
セレステ・アクア動画