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■■ "青い涙" 応援ページ ■■


1."青い涙"とは

2.スペック情報

3.管理人のコメント (ちょっとネタバレにつき注意)







● "青い涙"とは ●
"青い涙"は、人と人の絆をテーマとするアドベンチャーゲームです。


「夢幻」と呼ばれる街で育った主人公、勇介。

 勇介は母のような、姉のような、恋人のような少女「マナ」と共に、波音の聞こえる家で暮らしています。

 穏やかな風土でおくる豊かな生活。

 優しく誠実な友と経験する、心温まる出来事。

 全てが満ち足りて、何の翳りもない毎日....


 けれど勇介には、一つだけ気になる事がありました。

 それは、寝ている間に見る、悪夢。

 夢魔の囁く不快な言葉。


 それは勇介の幸福を、少しずつ、少しずつ、蝕もうとしていました.....



"青い涙"はとても心をうたれる作品でした。

 音声なしでCD3枚組(PC版)のシナリオボリュームは伊達じゃありません。

 物語を体現するテーマ曲と、てらいなく堂々と謳われる人間讃歌が、鮮烈な印象と深い余韻を残します。


 興味をもたれた18歳以上の方は、下のバナーからOHPへどうぞ。

 作品紹介のほか、デモムービーとOp.ムービーを観賞できます。

 またこちら↓のレビューHPさんにて”青い涙”のゲームレビューが掲載されています。ご参考までに。

EXPLODE”(鳴海ユウさん)

きゅーんのお部屋”(きゅーんさん)

G.I.S.”(さとるさん)

(五十音順)






● スペック情報 ●
項目
PC版
X BOX版
タイトル
"青い涙"(あおい なみだ)

発売日

03/5/30
04/5/27
開発
制作
CDPA  / CDPAコリア 
販売
CDブロス様
PANTHER SOFTWARE様
ジャンル
ADV
年齢制限 
18歳以上
18歳以上
メディア枚数
CD3枚組
DVD-ROM + サントラCD(初回)
主題歌
Op.ムービー
あり
あり
音声
なし
あり
対応OS
Windows 98/2000/Me/XP
X BOX
希望小売価格
8800円
6800円






● PC版へのコメント ●
(ネタバレ有りに付き反転処理してあります)
・最初に言っておきますが


 このゲーム、プレーヤーを選びます

 客観的に見て、ストーリーがかなり辛い。

 幸せな暮らしを侵食され、ついには何もかも否定されてしまう主人公。

 プレーヤーは悲しい過去と冷酷な現実を突きつけられ、精神的に大きな苦痛を味わわされます。

 でも主人公はあきらめません。いくど失意を繰り返しても、真正面から困難にぶつかり、壁を乗り越えようとします。

 たとえその先に待ち受けるのが、より残酷な真実であるとしても・・・・



 このゲームが「プレーヤーを選ぶ」というのは、プレーヤーによって、スタッフさんのメッセージを受け入れられるか否かがはっきり分かれる、という意味です。

 物語が虚構である以上、ご都合主義は免れません。
 しかしスタッフさんがこの作品を通して発するメッセージは、ご都合主義と無縁。
 生きるとはどんな事か、人の幸せはどこにあるのかを、奇麗事でなく真正面から訴えています。

 これは極めて哲学的であり、正解のない命題です。そのため、人によっては本能的に反発してしまうようです。
(一部で聞かれる"説教臭い"という感想はそれが原因でしょう)

 良質な仕上がりに比して"青い涙"があまり話題になっていないのは、上記のようなスタッフさんの真摯さのせいかもしれません。
 18禁ゲームの目的は何よりまず性欲を刺激することであって、その他の要素は二義的なものにすぎないのですから。
(そのため「Hが薄い」、「妹キャラとHできない」という感想が出ています)


 よって管理人は、相手を選ばず"青い涙"を推薦しようと思いません。

 精神的に成熟した、他者の痛みを感じ取れる方にプレーしていただければと願っています。

 そのような方には、"青い涙"はまこと珠玉の作品となるでしょう。




03/6/9 管理人




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