蛇足 の 解説
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はい! ついんLEAVES全シナリオ、これにて終了〜っ!
\(^o^)/バンザーイ!
ここまでお読みいただきました皆様にあつく御礼申し上げます!
・・・・・・・・・・・・・・・・・さてさて。
"自分の本について語る著者というものは、我が子について語る母よりも始末が悪い"(Benjamin Disraeli)
などと言われますが、最後なのでちょっとだけ....
1 "ついんLEAVES"の成り立ち
この物語は、"ハーレムナイト"の習作として企画されました。
"ハーレムナイト"は、ただいま企画中のデジタルノベルです。
神有屋にとって初めてのキャラ物なのですが、当方、「狙った」キャラ物をつくった経験がありません。
そこでキャラの育成と会話パターン生成を兼ねて、本番前に軽〜く一慣らししようと思い立ちました。
それが"ついんLEAVES"です。
習作でしたから(第一回アンケートのお返事で書いたように)設定は付箋紙に名前を書いただけ。
キャラの中身は"ハーレムナイト"から引き写し、外見は諸方から流用しました。
シナリオも全体のアウトラインだけ決めて、後はいきあたりばったり。
非常にお手軽なプロジェクトでした。
・・・・・・・・・・・・お手軽な「はず」でした。
ですが創作という作業・・・・・・・・
そんな甘いモンじゃありません。
上述の如きパッチワーク設定で見切り発車すると、どうなるか。
キャラが他の企画とごっちゃになってしまい、作者的大混乱。
歪みは第四回に噴出し、製作を中断する羽目に・・・・・
その後、仕切りなおして再発進。何とか最終回まで辿り着くことができました。
いやはや、我が事ながら、よくぞ終えられたものです。
2 コンセプト(物語のテーマ)
とまぁ、非常に雑な企画だった"ついんLEAVES"ですけど、当初から決めていた事がありました。
「冷え切った家庭は描くまい」
・・・・・・これです。
少年少女を主体とした物語は、どうしても年長の家族を排除する傾向があります。
「設定が面倒だから親なんて消しちゃえ」的な物語も少なくありません。
神有屋にとり、現実や小説やゲームの中で家庭が崩壊していようと、性格や人間関係やシナリオが破綻していようと、しょせんは他人事です。
ただ、作者の手抜きで家庭を崩壊させるのが嫌だったので、主人公たちの家庭環境をきちんと整えることにしました。
九重さんの話が手抜きでないのは、お読みになった方はおわかりですよね・・・?
そして整えた結果・・・・・・・・・
描写やセリフ回しが増えて冗長になってしまいました(―_―
これは今後の改善点。
話がそれましたね。
アラは目立つものの、あらためて読み返しても本当に、この物語は主人公と家族の温かい関係なしに成立しなかったと思います。
・・・・・・・ここまで書いて気が付きました。
"ついんLEAVES"のテーマは「家族愛」だったのです!(笑)
3 キャラについて
前述のようにキャラの性格、特にヒロインは"ハーレムナイト"からそのまま流用しました。
ですから"ハーレムナイト"でそっくりのキャラが出てきたとしても、それは"ついんLEAVES"のマネではありません。
逆です。
"ついんLEAVES"がマネしたんですよ〜っ!
と、こんな所で主張しても虚しいですが(^^;
てゆうか、すでに自分内で「マネはやめて変えろ」コールが出てるんですけど・・・・
さて、個別のキャラについて少しだけ。
【 つばさ 】
「問題児な幼馴染」として設定したのに、どんどん良い子(&低年齢)になっちゃったのが予想外。
集団会話になると主人公べったりで他を見ないため、会話に引っ張り出すのに苦労しました。
【フー子】
つばさがおとなしくなった分、目立つことになったフー子。
大フォント使用回数は物語最多(^^
とてもわかりやすく、使いやすいツッコミ役でした。
【九重 清歌】
"ついんLEAVES"のキーパーソンにして、裏ヒロインの九重さん。
"目立たない人物が実は・・・"という役を割り振っていたので、つばさを食うほどの人気は、まったくの誤算でした。
つらい経験を重ねてきた彼女には、これから幸せになって欲しいと思います。
余談ながら、草薙剣(くさなぎのつるぎ)の盗難事件は本当にあったようです。天智帝の御代七年目(西暦668年)の事とされています。
【さくらまる】
遅れて登場した彼女は、ほぼ唯一の"ついんLEAVES"純正ヒロイン。
愛着は強いものの、こいつがしゃべると話が長くなる〜・・・・という困ったちゃんでした。
実は彼女には、兄弟姉妹が二千人という、考えた自分に蹴りをくれたくなるトンデモ設定がありまして・・・・・
物語が終わった今、出てきたのが母親だけでよかったと、作者は心底ほっとしてます!
4 作者的結論
成り行きまかせのお気楽コメディのはずが、終わってみたら一年以上これにかかりきりになっていました。
正直、始めた時はコメディーを書く力量があるか不安だったのですが・・・・・案ずるより産むが易し。
キャラの掛け合いに噴き出しながらキーボードを叩くのは、とても新鮮な経験でした。
大変なこともありましたけど、楽しめたからよしとしましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
さて、そろそろお別れの時間です。
皆様。
ここまでお目を通していただきまして、本当にありがとうございました!
04/3/14 管理人
最後のオマケ♪