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あとがき

ところで西河さん、キミは何歳?

 終わった〜!

 後半はスケジュール的にヤバくなりましたが、なんとか期限内に終了できました。色々と未消化な部分も残りましたが、この物語はこれで完結です。

 いま、机とPCの周りが、資料と下書きなどで凄い事になってます(^^;

 アトガキ書き終わったら、まず片付けをしなければ....


1 (作品の成り立ち)

 この物語は、ある少年向け小説コンテストの応募作として書かれました。順番としてはアルマイアの次に書いたと思います。前作がガチガチに堅い(&難い)内容だったので、くだけた物を書こうと思って少年小説を対象に選びました。
 コンテストの結果は、一読しておわかりの通り、とてもプロの評価に耐えるものじゃなかったので、当然ですが選外でした。というか、よくこんなので応募する気になったよな、自分。

 今回、集中連載するに当たって数年ぶりに見返しました。当初は誤字脱字などの訂正だけで掲載し始めたのですが、途中から耐え切れなくなり、大幅に改稿しました。エピローグなどは丸々書き直したため、初稿の面影は少しも残っていません。


2 (キャラ達について)

 初稿でもそうでしたが、主人公たちの経歴とその後については、意図的に不明瞭なまま終わらせました。少年向なので、あまりドロドロした場面を持ち込みたくなかった、というのが理由の一つです。もう一つ理由はあるのですが、過去の話なので省略(^^;)

 ここで少しだけ、主人公たちのその後について触れておきます。

・林尚志 → 二人の女の子のアタックを受けながら仕事に励み、バスに乗ったまま崖から転落したり、長江を一本綱で渡ったり、水没寸前の三峡ダムの底で墓荒らしをしたり、エベレストの麓まで山登りしたりします。

・葉西河 → 大学まで進んで経営学を修めますが、尚志を追っかけたり許婚に追っかけられたりして、勉学の成果を生かせる日は遠いようです。

・呂恵泉 → 破時快梯の服務員として、尚志を助ける日々を送ります。二人の仲がどうなるかは神のみぞ知る...

・戚資先 → 尚志の先輩として、こちらも多忙な生活を送ります。

・愉俊卿 → 梁司令の栄転に従って北京に移り、そこで活躍します。

・阮子孟 → 近所の女の子と結婚し、子供をたくさん育てます。

・葛汝忠 → チベットに左遷され、そこでも尚志と追いかけっこする事になります。

 こんな所ですね。


3 (設定補足) 

・尚志の過去 → 尚志のせいで死んだとか、意味深な言葉と共に登場した「あの子」は、尚志が遅配したせいで命を落としました。尚志がプロの配達屋の自覚を持つのは、この悲劇からです。初稿では詳しく述べていましたが、あまりに惨い内容だったので削除しました。

・漢字について → 標準漢字の中になかった文字については、やむなく当て字を使用しました。以下に主なものを列挙しておきます。

破時快梯 → 四文字目の「梯」は当て字です。正字はシンニョウに弟。

浙カン線 → カンの正字は....難しいので自分で調べて下さい←コラ

愉俊卿 → 愉が当て字。正字ではリッシンベンが不要です。

チャン州、チャン平 → サンズイに章が正字です。

ワンバー → 侮蔑語。問題のある単語なので、わざとカタカナにしました。ロクな意味じゃありません。


4

 最後に、特別に感謝の言葉を捧げたい方がいます。

 それは、連載期間中に掲示板に来て下さった方々です。

 以前どこかに書きましたが、神有屋のシステムはアクセス数表示を拒否するので、サイトのヒット数がいくつかわかりません。代わりとして掲示板のアクセス数を目安にしています。

 同人小説、それもオリジナルのものは、客観的に考えて、人様に読んで貰える可能性が極めて低い創作物だと思います。それがわかっているだけに、連載中モラールを維持するのは予想以上にきついものでした。
 にもかかわらず最後まで辿り着けたのは、掲示板のアクセスがいつもより多めに回っていたおかげです。もちろん掲示板のアクセス=読者ということはあり得ないのですが、「見てくれる人がいるかもしれない」という幻想は、更新の大きな力となりました。

 完結まで辿り着けたのはあなた方のおかげです。この場にてお礼を申し上げます。


 そして、ここまでお読み下さった皆様にも、心からお礼を申し上げます。

 本当にありがとうございました。


02/5/6 神有屋


  


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