Pounding ★ Sweetie 番外篇
空模様2 |
※作者注 この短編は、仮想チャットのログを転写したものです。
登場人物のセリフのみで構成されているため、わかりにくい部分もあります。
小説をご期待の方は、恐れ入りますが閲覧をご遠慮下さいますよう、お願い申し上げます。
良「・・・・とゆー事があったんだ、今朝」
空「あはははは。それで傘を持ってこなかったんだ〜」
良「今のまま、放課後までもってくれればいいんだけどね〜」
空「降ってもいいんじゃない?」
良「えーっ」
空「だってほら、そうすれば・・・・・・」
良「?」
空「私と・・・・・ね?」(ぽっ)
良「・・・・・う・・・・・うん!」(赤面)
空「えへっ♪」
良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ」
空「?」
良「ん〜・・・気持ちはうれしいけど、やっぱマズいよ」
空「どうして?」
良「だってさ、空さんち、僕の家と方向違うから」
良「ちょっと・・・・じゃなくて、かなり遠回りになっちゃうし」
空「のーぷろぶれむ!(びしっ) それなら大丈夫〜♪」
良「えっ」
空「良くんの家なら、十歩くらいで帰れるから〜」
良「十歩って・・・・・空さんち、三ツ栄でしょ。山の反対側じゃなかったっけ」
空「うん。だから十歩くらい♪」
良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うわあ」
良(さすがモノノケ・・・・・)
空「・・・・・・・・・・・・?」
良「す、すごいね(^^;」
空「えへへへ〜♪」
良「見つからないように気をつけてね・・・」
空「は〜い^^」
珠緒「ああ−−−−−−−−−−−−−−−っっ!!」
良「!!」
空「!?」
珠緒「やっぱりここに居たーっ! 美守の言った通り!」
良「何だよ、珠緒。いきなりデカい声でさ・・・・」
空「ど、どうして・・・・?」
良「つか、美守さんが何だよ?」
珠緒「そりゃ、当人に聞きなって。美守〜!」
美守「はぁ〜い♪ 二人とも見〜つけたっ」
良「美守さん・・・」
美守「はぁい、りょーちゃん♪」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 (むう〜・・・・)
良「二人とも、僕たちを探してた?」
珠緒「うん。英和辞書、貸してもらおうと思ってさ」
美守「りょーちゃんとアフタヌーン・ティーを楽しもうと思ったの〜」
珠緒「だけどさ」
美守「なのに」
珠緒「教室にもどこにもいなかったから−」
美守「教室にもどこにもいなかったから−」
良(ハモらないで、一人で説明してくれないかな・・・・・(−−;)
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
空(おかしいなあ・・・・・・何でだろう?)
美守「そこ、人の話を聞いてる?」
良「う、うん。もちろん」
空「・・・・・・・・・」
美守「探したんだけど、校舎のどこからもりょーちゃんの匂いがしなかったから、ちょっと焦っちゃって」
珠緒「ボクと連絡を取りあって〜、あちこち見て回ってたわけ」
良「そ、そうだったんだ・・・・別に焦らなくても良かったのに」
美守「焦るわよ〜。”わたしの”可愛いりょーちゃんを、どこで何が狙ってるかわからないもの」
珠緒「そそ。飢えた狼とかね〜」
良「^^;」
美守「た〜ま〜ちゃん♪」(ギロン!)
珠緒「うひっ! じょ、ジョーダンだってば!」
美守「・・・・・そう? だったらいいけど」(にこにこ)
珠緒(あせあせ)
良(美守さん・・・・・こわっっ!)
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの〜、大上先生?」
美守「話の途中だったわね、ごめんなさい。とにかく、りょーちゃんがドコにもいないから、考え方を変えてみたの」
良「へえ?」
美守「『りょーちゃんの居る所』じゃなくて、『りょーちゃんは居ない所に居る』と考えて探したら−」
珠緒「いつもだったら喧しい屋上から、誰の気配もしなかったわけさ〜」
美守「それでね、”誰かさん”が結界を張ってると分かったわけ♪」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
良「結界って・・・・空さん?」
珠緒「ほかに誰が居るのさ」
良「・・・・・・・・・・・・・・・」
空「だって・・・・・・・・・・」
良「ん?」
空「良くんと二人きりになりたかったんだもん・・・・・」
良「空さん・・・・・・・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・良くん・・・・・・・・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・」(ぽっ)
良「・・・・・・・・・・・」(赤面)
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(−_−*
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(−_−*
良「・・・・・・うひゃぁ」(あせあせ)
空「そ、そういえば良くんっ」
良「な、何? 空さんっ」
空「今朝から気になってたんだけど、シャンプー変えたの?」
良「え゛」
空「いつもと違う香りがするよ」
良「・・・・・・・・」
珠緒「あー、ボクも気になってた。それ、美守が使ってるのと同じじゃん?」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・」
良「あ〜・・・・・」
空「良くん」
良「えっと〜・・・・」
良「あ、あのね。実は美守さんが−じゃなくて美守さん”の”と間違えちゃって」
空「美守さん・・・・・?」
美守「そーなのよー。いつものクセで私の使っ−じゃなくて!」
良(美守さーん!)
美守「私のコンディショナー”使われちゃって”・・・・ちょっと怒ったのよ〜っ」
良「そうそう。怒られた怒られた☆」
美守「えへへへへへへ☆」
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珠緒「空〜」(つんつん)
空「ね・・・・珠緒ちゃん」(こくこく)
珠緒「二人して何か−」
空「私たちに隠してない・・・・?」
良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さ、さあ〜?」
美守「な、何のことかしら〜?」
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リョー」
良「な、何だよ? 珠緒」
珠緒「気のせいだと思うんだけどさあ・・・・」
良「う・・・・ん」(あせあせ)
珠緒「昨日って、リョーと美守・・・・どっちが先に風呂に入ったっけ?」
美守「あ、それは私よ、ワタシ」
良「そーそー」
珠緒「ふぅ〜ん? そうか〜・・・・・・」
良「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珠緒「でもさぁ・・・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珠緒「ボクの記憶だと、リョーのほうが先に風呂から出てたんだけど・・・・・・・?」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珠緒「まさか・・・・・・ね・・・・・・・・」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふっ」
良「みっ、美守さん!?」
美守「バレちゃあ、仕方ないわねえ♪」
珠緒「!!」
空「!?」
良(美守さぁーん!)(ToT)
美守「あなたの想像通りよ、珠緒」
良「わーっ! わーっ! わーわー!!」
美守「リョーちゃんと私は・・・・・一緒にお風呂に入るくらい、深ぁ−−−−い仲なのよ! うふっ」
空「!!?」
珠緒「!!?」
美守「うふふふふふふふふ」
良「違−−う! あ、あれは・・・!」
美守「りょーちゃんの髪も体も、もう私のもの♪ 昨日、ピカピカに磨き上げたのよお〜♪」
空「!!!」
珠緒「!!!」
良「だから違うって! あれは間違えて−」
美守「(Pi-!)な所とか(Pi-!)とか(Pi-!)とか、ぜーんぶ見て触って洗ってあげたの〜っ♪」
空「!!!!」
珠緒「!!!!」
良「年齢コードにひっかかるよーな発言はやめてーっ!
つか、"見てない目を閉じてるから"ってウソだったんですか!?」
美守「だってぇ〜っ。"りょーちゃんの"がどれくらい立派になったか、確かめたかったんだもの〜」(ぽっ)
良「めっさアダルトな内容を初々しく言わないで下さい!」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・良くん」
良「は、はひっ!?」
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リョー」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
良「な・・・・何でせうか、二人とも・・・・・」(あせあせあせあせあせあせ)
珠緒「美守と・・・風呂入ったの?」
空「一緒に・・・・入ったの・・・・?」
良「いや、だからそれは、不可抗力で・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
良「すぐ出ようとしたんだけど・・・・・美守さんが・・・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
良「結界を張って・・・・・・それで・・・・・・・・・・・・」
空「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・良くん」
珠緒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リョー」
良「えっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
空「入ったのね」
珠緒「入ったんだな」
良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい」m(_ _)m
空「許さな−−−−−−−−−−−い!!」
珠緒「許せな−−−−−−−−−−−い!!」
良「わわわわわわわわ−−−−−−−−−−−っ!!」(脱兎!)
珠緒「待てっ! コンニャロー!!」
空「待ちなさい! 良くん!!」
良(何でこーなるのー!?)
美守「うふふふふ・・・・・・・・・・・・・・」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行っちゃったわねぇ」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「どうしましょう。困ったわあ〜♪」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・何を嬉しむや」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
アヤトリ「久しいの、七社(しちしゃ)殿」
美守「あなた・・・・・何をしているの?」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「こんな遠くまで」
アヤトリ「これ体(てい)ならば、恙み無し(問題ない)」
美守「・・・・・・・・・・・・そう」
アヤトリ「朝食(あさけ)の事、ちと心に掛かりての。妾(わらは)に責無きにしもあらずゆゑ、見入れておった」
美守「わざわざご苦労さま。でもりょーちゃんなら大丈夫よ」
アヤトリ「はて・・・?」
アヤトリ「妾には、其処許(そこもと)が六華(りっか)殿と三ツ栄殿を煽りつけておるとしか見えぬが」
美守「うふふふふふふ。仲違いなんてしないから、安心していいわ」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふむ」
美守「・・・・・・・・・・・・・・」
アヤトリ「先にも告げたるが、”次”は無なきぞ。其処許らの力が足らざれば、妾が連れ行く」
美守「・・・・・・・・・・・・・・」
アヤトリ「七社殿。奥(あう)なき振る舞ひは控えるがよかろ」
アヤトリ「”目”は眉と鼻の狭間にあるのみにあらざれば・・・・・・な」
美守「目目連の役目を忘れたりしないし、"いわえつぅんない"の事も知ってるわ」
美守「それにあの事も、一日たりと思い出さない日はない」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「あの子は誰にも渡さない。あやとり・・・・・たとえあなたでもね」
アヤトリ「彼(あれ)は! 懐抱(くわいはう)せし吾が愛づ児(めづこ)ぞ!」
美守「見捨てたくせに」
アヤトリ「それはっ・・・・」
美守「私も珠緒も、他の皆も、あの子のために在るわ。たぶん、あのトウガもね」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「もういないあなたは見ていればいいの。幸せになるあの子を、ただ見ていれば」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美守「お任せ下さいな。あやとりのお姫様」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふ」
美守「・・・・・・・・・・・」
アヤトリ「よかろ・・・・・・・・・
いま少し、吾子(あご)を其処許らに委ねおくとせむ・・・だが」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アヤトリ「・・・・・”次”は・・・・・無きぞ・・・・七社殿・・・・・・」
美守「・・・・・・・・・・・・・・・・よーっくわかってるわ。
あんなに可愛い子・・・・二人といるわけないもの」
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふ」
美守「そういえばりょーちゃん。どうしたかしら・・・・?」
美守「うふふふふふ・・・・・・・・」
珠緒「待て−−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!」
空「良くん! 止まりなさーい!」
男子生徒(ぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ)
良「ひええええええ!」
珠緒「美守だけなんてずるい! ボクとも風呂に入れーっ!」
空「そーよ! 私だって洗いっこしたいのにーっ!」
良「だーかーらっ! そーゆーこと校舎で叫ばないでってばー!」
男子生徒(どどどどどどどどどどどどどどどどど!!!)
良(うわーん!)===========(ToT)ノノ
良(余計な”オプション”がどんどん増えてるぅぅぅぅ!)
良「僕がいったい追いかけられるような何をしたってのさー!?」
空「美守さんとお風呂に入った!!」
珠緒「美守と洗いっこしたー!!」
男子生徒「!!!」
良「だから、不可抗力だってばーっ!」
空「何でもいいから、私ともお風呂ー!」
珠緒「”機会平等”だろーっ!」
男子生徒「みんなっ、あのド畜生を生かして帰すな−−−−!!!」
男子生徒「「「「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」(憤怒)
良「たーすーけーて−−−−−−−−−−っっ!!」 =======(ToT)ノノ
アヤトリ「・・・・・・・・・・・・・・まことに・・・・・・・・・」
アヤトリ「あの者達に任せてよいのであろうか・・・?」
(終了)
管理人「はい! 仮想チャット劇場 ”曇り 所により 血の雨” これにて終わりでーす!(^o^)ノ
管理人「次回公演は、明日夜九時からとなっております^^」
管理人「本日はご清聴、まことにありがとうございました!」 m(_ _)m
管理人「入室制限を解除いたしますので、何かご質問、ご希望などございましたら、どうぞ起こし下さいませ〜♪」
メアリー「質問」
ふみ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じんもん?」
管理人「はいはい〜って、尋問は止めてね(*o*;)」
ふみ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごうもん?」
管理人「あのな・・・・(*´д`*)」
メアリー「その顔文字、喜んでいませんか?」
管理人「気のせいだ」(− −)
管理人「って、質問は【どこですか?】」
メアリー「簡単なことです。どうして私がお話に参加できなかったのかと」
管理人「それこそ簡単。メアリーは番外編で目立ちすぎたから。あと舞台が学校だったしね」
メアリー「うぅ・・・・・・・・・残念ですわ」
ふみ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふみは?」
管理人「物理的に存在できないっしょ? それにふみちゃんは会話を引っ掻き回す天災−もとい、時間と字数の制限があったからー」
メアリー「次回は犬養家での開催を強く希望します」
ふみ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さんせい」
管理人「次回があったらね・・・・(^^;」