生徒指導・進路指導論B(2002年10月18日)

 前回に導入しておいたエクササイズを再び実施。説明にも時間をかけることにした。

(1)生徒指導・進路指導とはどんなものか?
@生徒指導・進路指導論は新しいもの?
A「生徒指導」はなぜ必要となったのか?
  1970〜80年代の「子どもの荒れ(教育問題)」への対応
     消極的生徒指導→積極的生徒指導
B「生徒指導」の定義と政策
  School Guidance and Counseling
C「進路指導」とは何か?  Career Guidance and Counseling
D教員の活動としての「指導」 学校内におけるシステム→校務としての指導
Eどのような指導が必要だろうか?
 1・校務(公務)としての生徒指導・進路指導
 2・教員対生徒(&家庭)との間での生徒指導・進路指導
 3・自立性・自主性の教育としての生徒指導・進路指導

 

(2)人間理解の方法−−「わかる」とはどういうことか?

 1 「会話」する

 

2 他人のことを「わかる」のは難しい

 

3 相手の情報を得て、「実感」(共感)していく

  相手の気持ちになることができる

 

 4 さらに第三者からみたら「共感」は難しい?

  

 しかし「教師」の立場はこの出入りも大事

 

5 理解の過程でおきていること(〇〇さん、△△さんを理解した?)

 

 「わかりかた」に種類があるが、どちらからでも本質に近づいていけば同じ。ただし完全な理解(同化)はありえないが、それをわかった上で「理解」が深まっていくことと、誤解が解けていくことで共感が増すということもあり、信頼関係という「間」のコミュニケーションが大切であると説明していった。

 

 エクササイズ


 

1−自己紹介、2−ファイリング、3−第三者、4−ルーレット、
5−ロールプレイ3人、6−前同RP・4人、7−サイコドラマ

 前回、導入として1と4を試したが、今回は2という「文書」「資料」の形で相手を再現することができるか、そこまで理解できるかということを試した。数組エクササイズをした後、最後に話した相手について、以下の紙を記入して提出してもらった。

 

(1)話し相手のことを書いて下さい。(情報の部分)







 







 

 

(2)話し相手に対してもったイメージを書いて下さい。(感覚の部分)






 






 

 

(3)紙を会話した相手と交換して下さい。「この紙の裏側」に、相手が相手自身のことを書いて下さい(話した内容をです)。     ※「裏」は略

 

(4)<授業の最後に・・・>

  質問!(シリーズ)生徒指導上の問題として検討したいことはありますか?  感想、ご意見、気づいたことなど。