<サンボ入門セミナー>

 

  関節技の基本(関節技の原理を知る練習)

 

足関節技−「アキレス腱固め」

「サンボ」の代名詞かのように語られることも多い(有名な)アキレス腱固め。足首を極める(伸ばす)関節技です。左の図のようなメカニズムで効かせます。「危ない」「難しい」という意見もありますが、きちっと練習していくことでその原理を理解していけば、安全に身につけられます。

 

@テコの応用ですが、効かせる部分に近いほど、相手の抵抗(足首の力)も強いわけです。それに膝や大腿、腰が自由だと相手に余裕ができるので、しっかり固定します。なるべく支点から遠くをおさえて、より効かせるのがコツ。

Aイメージとして、効かせる部位を真っ直ぐ圧力を与えていくのです。裏アキレス腱固めの形はそれをつかみやすいと思います。相手の足首がフリーにならないように方のカーブに押し付けて止める。そして手前に引けば、力は入れなくても極まる。

B形はこのようにとりますが、この写真だと、まだ相手の爪先が動かせる余裕もあるし、相手は膝をあげていけば耐えられます。あと前腕をもっと引き上げて、隙間をなくしていくといいですね。

Cビクトル氏にやっていただくと・・・。相手の足をとっている位置や、ビクトルさんの尻の位置に注目。(相手の膝靱帯をとめていなくてもここまでいけば効きます) 

D後ろからみると、すごく浅めというのがわかります。脇の挟みで密着させるから抜けません。

E効かせる手の使い方。「腕時計を見るように」というのがビクトル氏の説明。もちろん他にもいろいろな方法があります。

  アキレス腱固めについては、こちらも見て下さい