<サンボ入門セミナー>

 

  基本練習3(バックから相手を転がす。さらに足・脚関節を簡単に極めてみる)

 

まずはバックをとってからの返し方(応用編)

  脚をからませて相手を返し、抑え込む(「股裂き」技)

@もう一度、相手の背後からどうやって返すか? 今度は相手の3・4の重心部分であり強い脚を抜いていく方法です。
 

Aこの体勢から、相手の外側から脚をかけて、自分はその対角線に反るようにして体重で(栓抜きの原理−てこ)相手をひっくり返す。

Bこの写真では(左)脚が一度離れてしまっていますが、巻きつけたままがベスト。

Cそのまま相手を自分の胸・腹の下へもってくるようにして完全に制する。

 ・この技はレスリングの基本テクニックであるマタサキですが、ビクトル氏によると柔道の選手が知らないために返されやすいとのこと。ちなみにCの形のまま、相手の脇腹・首を極めることができます(いわゆる毒蛇固め)。しかしサンボでは体幹や首を攻めるのは禁止されますのであくまでも応用です。ポジションのとり方練習でした。

 ちなみに、脚をからめてから逆へひっぱってのいわゆる「グラウンド・コブラ」や両脚で相手の胴・腰を挟んでそのまま前に体重をかけていく(栓抜き原理)ことで腰・背骨を極める方法も実演されましたが、これもルールでは禁止なので、あくまでも応用です。

 

 バックの体勢から、脚(足)関節を極める方法〜簡単なレッグ・ロック〜

@上のまたさきと同じく脚をかけ、そこを支点に膝を極めていく。相手に挟みこませる極め方。
 

A挟みこませることで、そこを支点にして上下部分を深い角度で圧力をかけれる。固定して、そこから脚のさきをもってくると極まる(基本)。

Bそのまま返してからでも同じ。膝固めのバリエーション。

C AでもBでも極まる。
 

Dうつぶせの相手でも同じ。ようするに膝裏にこうして乗せるだけ。

E上に体重を乗せていくだけでも極まりますよね。