●<コラム>「サンビストの想い」 2006年12月10日

 試合を楽しむ・・・

また半年ぶりに、このコラムを書きます。あくまでも「サンボアカデミー横浜」の活動の一環として「サンボの紹介」になればいいという気軽さで書いていますので・・・。

 

私事ですが、1015日、サンボの試合に出てきました。「サンボ団体選手権」。試合出場は19年ぶりだったかと思います。普段、十分な練習もしていないですし、スポーツ活動のブランク自体10数年あったので、「大丈夫?」とか「なぜ出るの?」といったご意見もいただいたのですが、・・・なぜもなにも理由は簡単です。「チーム戦」なので、そのメンバー組めない分に出たというだけですから・・・。

もちろん、個人(自分)で決めて出たわけです。まぁ、ついでに個人としては楽しめたらいいなと、考えていました。「マスターズ」って、国際試合ではありますよね。でも、国内では、年輩者の試合の機会がありません。別に「マスターズの世界大会」に出るためじゃないのです。そうではなくて、お年寄りや年輩のかたでも続ける楽しみも必要かなと、そういうふうにも考えているのです。

「サンボ」は、たしかに「激しい」し「強い」格闘技だと思います。しかし、続けられるし、広く普及していく、そういうスポーツにもなってほしいのです。なぜなら、そういうスポーツは裾野が広がるからまた競技人口も増え、それで、全体の競争も増し、レベルも上がっていくことになるのではないでしょうか。

もちろん、同じ(あるいは近い)世代の人で現役として活躍する選手もいます。上本選手、榊原選手、久米選手、奥選手、渡辺選手など、40歳前後の人たちも頑張っています。ただ、継続して出て、継続して練習されていて、ブランクはない方々ですよね。もっといえば真摯な努力を積んでこられた方々です。本当はそうしなきゃいけないのでしょうけど、・・・私のように何らかの理由で競技ができなくなってしまって、ブランクが大きくあり、しかしそれでも競技を好きな人間はどうしたら続けられるのでしょうか? もちろん、「練習すればいい」というのも一つです。ただ、できれば、サンボも生涯楽しめるものにとなっていければいいと思うのです。

もちろん「勝ち負け」を否定しているわけではありません。そうではなく、サンボ人口を増やすのって、けっこう「普通のスポーツの感覚」も必要だと考えているのです。レスリングだってマスターズあります。陸上競技でもあります。かつての五輪選手すら平凡な記録しか出なくなっても、・・・それでも走り続けたりしているわけです。すごい大学の大物指導者だったりもするわけです。現役の入賞者を育てたりもしているわけです。しかし、自分が出場できる場もあって、それに意志により参加することも可能となる。・・・。

楽しかったですよ、試合してみて。私、すでに書いていますが、左利きなのに左の膝がつかえません。「20%までしか回復しないだろう」と手術後に診断された膝です。ですから現役当時のことはできません。いちばん良い状態で5分の1ってわけじゃないですか(まぁ、数値なんて意味はないのですけど)・・・。持ち上げたり、もぐったり、ふりまわしたり、・・・もうできないのです。「レスリング界の中でも体力・身体能力がトップクラスにあった」というだけで勝っていた当時の私は、すでに別人です。いまは、そこらの普通の人よりもこわれていますので・・・。でも、その分、変化を楽しめました。車を買い換えたようなものです。いつまでも同じでいられたら、・・・それはそれで理想的ですけど、常に変化するのが現実でしょう。思ったとおり、左にステップできないので左の投げをふんばれません。おまけに両足でしめて極めることもできません。左足(腿)、肉離れまでしちゃいましたし・・・。笑えるほどもろくなっているのに、しかし、やってみたら楽しめたのです。

おすすめします。サンボは楽しいですよ!

 

スポーツ会館で、そしてサンボ連盟や三多摩サンボ主催で「ちびっこサンボ」を広めています。これも同じで裾野を真剣に広めようというすばらしい試みだと思います。その構想と努力に心から敬意を表します。

 

 


 

 サンビスト若林次郎 主催練習会

(詳しくはサンビスト若林次郎ブログを読んで下さい)
「日曜日の夜は江古田でサンボ!」 パレストラ東京で若林さん主催のサンボ練習会が定例化されます。

 

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