黒 岳(1,793m) | |
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2万5千分の1地図「河口湖東部」 | |
「真っ白な雪に覆われた黒岳へ」 | |
「黒岳」は河口湖の北側に位置する山で、御坂山塊の最高峰で一等三角点が設置されている。 この山への最も一般的なルートとしては三ツ峠入口からのコースで、私達もこのルートで登ってきた。 |
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「御坂峠間近な雪の登山道」 | 「展望台からの富士山」 |
今回のハイキング計画は、私が立案したため責任上参加しない訳にはいかず、つい延び延びになってしまい3度目の正直での実行となった。 出発時には、昨日からの雨が残っていたが、天気は快復の予報だったため迷わず出発することにした。 それでも雨なら温泉に入って来ればとの思ってた。 しかし、御坂トンネルの入口に到着するや雨は上がり、ガスも晴れて陽が出てきてハイキング日和となった。 登りはじめの杉林の登山道で、花粉症を心配したが症状は出なかった。 (2月下旬や3月の街では花粉症の真っ盛りでも、意外とスキーに行くと花粉症の症状は出ないことが多い。 どうしてなのか?いつも疑問に思っている。) |
杉林の日陰の登山道には雪が凍結しているのが見られたが、林を抜けると雪は消えていた。 日向に出ると汗が一気に出て来た。 40分程歩くと登山道には一面雪が続く様になりアイゼンを取り付ける。 それでも登山道が南面に向いた所では雪が消えておりアイゼンで少々歩きづらい。 御坂峠から雪の量が一気に増えて、気温もグーと下がり急いで防寒着を着る。 この峠までは、ほぼコースタイム通りであったが、稜線では膝までもぐってしまうこともしばしばあって、ペースが必然的に下がってしまった。 一昨日まで風邪だったため体調不良で、ヘバリ気味でピークを越える都度これが頂上か?これが頂上か?と思いながら3つ程ピーク越えてやっと山頂に辿り着く。 この間は雪でコースタイムの1.5倍ほどを要した。 |
「黒岳山頂にて」 | 「雪の山頂での昼食休憩の一時」 |
山頂ではたっぷりの雪でビールを冷やし、「冷た過ぎる位のビール」をこれが夏ならさぞ堪えられないのにと思いながら飲む。 この山頂には木立ちに遮られて展望は芳しくない。 しかし、この山頂から5分程河口湖側に下ったところに展望台があり、正面に河口湖と富士山が大きく広がり、見事なロケーションである。 右に目を移せば毛無山塊、南アルプス、鳳凰三山、甲斐駒、八ヶ岳と真っ青な空を背景にくっきりと眺められた。 |
下山はスリップに注意しながら下ったが、それも何回かこけてしまった人もいたっけ? それでも全員無事に時間通り下山できた。 |