東方SSの反省兼後書きちっくな何か。(仮) with 私の東方観


魔法使い、二人
妖怪「そーなのかー」
吸血、調達、口直し
切り札は左手に
五月雨閑話
ヴワル魔法図書館 〜〜閲覧中
続 ・ 永遠亭の詐欺師
幻視の夜、二つの杯
砕月の夜、兎の慟哭

捜査の基本は足
氷の使い道
永遠亭の詐欺師
上海人形支援SS
Theme of Alice
おかえりなさい
Crush junk
豆符、100、23
ラブサイクリングサイコ


 「魔法使い、二人」

 初弾。魔理沙とアリス。ほぼアリス視点。
 狙い。魔理沙とアリスの掛け合い、及び永夜抄への流れの創作。
 反省。弾幕シーン。一部構成、表現方法。

 登場人物について。
 というわけで、魔理沙&アリス。いまだと詠唱組とか言われてますね。
 この二人は東方妖々夢体験版の時点で、この二人は組ませると良いと思ってました。
 いや、その時体験版しか持ってなくて、パチュリーの存在を知らなかったんですが。
 あと個人的に、アリス→霊夢の関係はピンとこないのです。
 かなりメジャーみたいで、後ほどなるほど、と得心いきましたが。
 永夜抄のBackStoryを見て、大体思いつきました。
 アリスの設定に「本気を出さない」が記述されてなかったし。
 まあ二度書きしない感じなので、大した意味はないですが。

 創作上の背景。
 んで、やはりプレイヤーキャラになると、本気を出さないわけにもいかないと思うのです。
 そしたら何かしら背景があってもいいよね、と思いついた次第。
 本気を出さないアリス。努力してつりあっている魔理沙。
 魔理沙は霊夢やアリスを内心羨ましがっているように思えます。
 それを理解上で、努力したり、からかったり、笑ったりする。
 魔理沙好きなんで贔屓目ですが、魔理沙は東方一頭がいいキャラだと思います(笑)
 アリスが「負けてもいいから全力を出さない」という設定は、結構意外でした。
 彼女、プライド高そうですから。まあ勝てる勝負は勝とうとするんでしょうけど。
 そしたら妖々夢三面ボスでもっと力を出してもいいんじゃないかなぁ、と思ったりしますが。
 アリスはプライドが高く、負けることは許せない。故に弾幕ごっこ。
 後述の、弾幕ごっこと闘いの境界がはっきりさせているのでしょうね。



 物語について。
 Aパート、二人が草原に寝そべって空を眺めるシーン。時間軸的には最後から二番目。
 Bパート、魔理沙がアリスの家に来るシーン。時間軸では最初のシーン。
 Cパート、アリスの家から空中に舞台を移し、弾幕ごっこ。
 Dパート、草原に寝そべって二人で会話。本命。
 Eパート、ラストシーン。ほんのりと二人の仲を良さげに。


 Aパート。
 書き出しにえらく苦労した記憶が。最初だというのもありましたし。
 公式HPから引用してきて、細かく変えて書き出しました。
 魔理沙とアリスが二人で居る時、どんな風に会話がされるのかと考えた時、魔理沙が一方的に喋って、アリスが相槌や突っ込んだりするパターンが真っ先に思い浮かびました。
 アリスが序盤喋らないのは、Dパートの後だから。
 ラストのフレーズはちょっとお気に入り。満月の夜に思いつきましたが。


 Bパート。
 アリスの家の設定はどうしたものかと思いました。
 公式HPのバックストーリーだと、人形の山に住んでいるのかとも思えたので。
 しかし都会派を気取るアリスが、野ざらしで暮らしているとは思えませんので、まあ普通に魔法使いの家のイメージでいいかな、と。
 大体、魔理沙の家と同じで、若干物が少ない感じ。
 鍵がついていないのは、魔術式ロックだから。ちょっとした結界ですね。
 解呪したら、ちゃんと閉じて魔法を唱えないと閉じません。
 んで、魔理沙来訪。いきなり締め出しにかかりますが。多少は犬猿の仲というのを。
 いわくつきの反物、ってなんやねん、と思いつつも妥当なラインかな、と話題アイテム投入。
 血染めの反物とか、まあその程度? あくまでいわくつきなだけですが。
 魔理沙は魔法的な分析やら、絹そのものを利用したかったとかで、大量に余りました。
 経済の基本は流通、いや私が経済学部だからこういうのを使いたかっただけで。
 本当なら、倉庫で腐らせるでしょうね。
 魔理沙がアリスに注文したものは、よく使う消耗品とか。
 単品名を考えて出そうかと思いましたが、下手に世界観を崩すのもあれなので。
 一応、ミスリル銀糸とか、魔水晶の欠片とか、小物のイメージで。


 Cパート。
 舞台は外、空中へ。
 魔理沙って、箒で空を飛んでるんですよね。ですよね?
 でも、東方って飛行はポピュラーですし、箒無しでも飛べそうです。
 魔理沙のハイスピードは、箒のおかげ、というのは私設定。
 不眠症? とアリスが聞きますが、魔理沙は徹夜明けです。しかも何日か連続の。
 徹夜しすぎて逆に寝れない状態かな。それで荒療治として弾幕ごっこをふっかけるわけです。
 掛け合いのラスト二行の台詞は、フランドールの会話を連想させる感じに。
 アーケードゲームとかあるわけないのに、コインいっこ、とか不思議だなぁ(笑)
 そこから弾幕シーンに入りますが……がっくし、というかなんというか。
 難しすぎます。というか弾幕ごっこの概念が難しいのかも。
 私的なイメージですが、ボスの弾幕VSボスの弾幕というのが本来のあり方かな、と。
 でもそれだと魔理沙の弾幕のイメージが湧かなかったので、逆にプレイヤーキャラVSプレイヤーキャラちっくな感じにしてみようかと。失敗してるけど。
 普通にアリスがマスタースパークを回避してるあたりで感じ取ってくれると嬉しいのですが……。
 レーザーはあなたの専売特許と〜、の下り。レザマリ消えましたね。そしてアリスがレーザー。
 その辺りから引っ張りました。わかるわけないですが。
 乙女文楽を初めて見たときはちょっとびっくりしたんです。アリスってレーザー使うのかと。
 終始、魔理沙の“今回の”力量を見切った、アリスが押し気味に進みます。
 東方における弾幕は、必ず避けられる、抜け道があるという定義だと思います。
 スペルを段々難しくしていく過程も遊びで、特にアリスは遊ぶタイプかな、と。
 書きながら、どっちに勝たせるかで悩みましたが、魔理沙に勝たせることに。
 アリスがDパートで言っていることはその没案。
 フィニッシュスペルがミルキーウェイなのは、趣味かな。あんまり使わないですが(恋符好き)。
 散らばる星が、全て紙一重でアリスをかすめるというイメージ。

 大失敗を暴露。――魔符の星って光の三原色じゃん。
 七色VS七色の構図に持っていきたかったからか。
 あとマスタースパークって七色のレーザーというあたりからの先入観がー。


 Dパート。
 弾幕の後の語らい。夕陽の下の決闘後みたいな。
 そしてようやく本題、本命に。
 途中からアリスの「」台詞がなくなります。ずっと黙っていて、表情や雰囲気だけで答えている感じですが、実際に喋っていると思われてもかまいません。
 漫画でいうと吹き出しに入ってない台詞という感じかな。
 魔理沙の弱音。本来は絶対聞けないシーンだと思います。
 魔理沙が徹夜してて、テンションが変だったということで見逃してください。
 つーか、本当に普通の魔法使いがなんでレミリアとかに勝てるのか疑問。やはり遊びだから?
 魔理沙は、強くなりたいんだと思います。でも、思い知らされたい。
 果てが無い努力に、少々疲れる時もあるでしょう。


 Eパート。
 眠ってしまった魔理沙。全力について考えるアリス。
 ありがちですが、自分を出さない故に、自分を見失うという話。
 そして、アリスは出してもいいかな、出してみようかな、と少しだけ思います。
 そして、永夜抄へと続きます。


 妖怪「そーなのかー」

 えーっと知っている人はわかったでしょうか?
 思いっきり、電撃文庫の「Missing」をイメージしました。
 学校の怪談の雰囲気、かな。
 前半は、怖さを極力排除して、噂話的な要素を。
 後半は、怖さを徐々に挿入して、怪談へ。
 ラストは、ルーミア オン ステージ。
 私の中のルーミアは「赤の夜空城」の狩月さんのイメージが強いのですが、今回は「竹崎界」のDプ竹崎さん、通称 深いさんの「東方ネタ絵2」肉ウマー、なルーミア。
 もぐもぐ、と。モザイク無しでは放送できません。

 やはり、幻想郷の雰囲気はすんなりと怪談へと持ち込めるのかも。
 感想・コメントで、珍しい切り口だと言われたのは嬉しかったです(笑)
 幻想郷は陸続きで日本の何処かに、遍在しているイメージ。
 というか幻想郷は一つではなく、似たように人間界と隔てられた世界があちこちにあると思うのです。
 そういう世界の中で、飛びぬけて恵まれているのが幻想郷、とか。
 ……いや外れているでしょうけども、日本の女子高生とかと繋げるにはそういう設定にでもしないと……。

 蛇足的な何か。
 前半部で、のーてんきな感じで喋ってる女子高生は、羽ピンのイメージ。
 後半部で、なにやら知った風な感じの女子高生は、しずるさんのイメージ。
 知った風な感じの女子高生は、自分で言っていますが、何かしら能力持ちです。
 物事の真相を想像する程度の能力、とか。
 ラストで「――リボンが」と切れますが、私的には外れかかってます。
 誰かが好奇心でリボンを外そうとしてしまって……、という感じ。
 ぶつ切れで終わらせたかったのでこんな風に説明してしまってますが(汗)
 まあ、どっちでもよいのですけどね。


 「吸血、調達、口直し」

 ともかくレミリア様万歳、という感じ。
 あとは、練習作品的な意味合いが強いです。
 紅魔館の面子(咲夜、レミリア、パチュリー)を書く練習、と。
 フランドールはまだ見たことがありません(苦笑)。
 美鈴は……いや、下手に出すと雰囲気が崩れそうで。

 感想でも貰いましたが、日常、という雰囲気。
 少なくとも、私の中の紅魔館の日々はこんな感じ。
 幻想郷の住人に言えますけど、咲夜さんは、特に殺人に対する抵抗が無さそう。人間なのに。
 本当は、踏み切りに迷い込んだ子供を救出→食糧、という話も考えたのですが、割愛。
 それを書くと、子供を元の場所へ戻す話も必要になりそうで、そうするとまた雰囲気が崩れると思ったので。

 魔理沙が台詞のみ出演。好きなキャラですから。
 何かと周囲に気にかけつつ、周囲を引っ掻き回すんだろうなぁ。
 カップリングは特に考えてません。少なくともこの時点では。
 あとパチュリーが物騒な推測をしてますが当たらずとも遠からず。
 本気じゃないけど、吸えるようにしとこうかしら、なんて。

 あんまり語るところが無いですね。
 まあ中身も薄い感じですし。
 というかまんま次回作への伏線か。

 誤字誤爆の暴露。

「完璧で瀟洒な〜」
 ……多分、気づかれにくいと思いますが。
「完全で瀟洒な〜」
 ×→完璧 ○→完全
 勘違いしてました。_| ̄|○

「あふれ出る血のほうが多く、とろとろ、と二人の服が汚れていく。」
 の下りを「紅く染まっていく」に変更。
 汚いイメージは駄目じゃん(苦笑)


 「切り札は左手に」

 あはは。もう笑うしかない。
 短編のつもりで書き始めて、一ヶ月かかるとは。_| ̄|○
 長いです長いです。前三作が10KB前後なのに対して、これは60KB。
 途中で長くなりそうだと思って、必要な部分だけ書こうと思ったのにこの量は……。
 最後の方は、早く終われ、と自分で嘆いてました(苦笑)。


 書き終えて投稿直前になって題名に悩みました。
 なにかいいのが思いついてたような気がしたのですが思い出せず。
 書き始める切っ掛けのフレーズを題名に。
 これは、立ち絵からの連想です。
 紅魔郷でのレミリアは両手のひらを自身に向けていて、永夜抄では右手だけ。
 永夜抄での左手は、背中の方に回してます。
 咲夜は左手に懐中時計を握っていますが、妖々夢の立ち絵では左手を背中に。
 この「手の内を隠す」及び「左手を背中に回す」ということから、想像を膨らませました。


 吸血鬼については諸説あって、作品によって全然違うため、東方における吸血鬼はどういう性質を持つのか気になっています。
 私の中では、電撃文庫の「吸血鬼のおしごと」の設定に近いのかなと思っています。
 流れ水を渡れない、水に触れることは硫酸に触れることと同義、とか。呪い的な弱点が多いと思っています。
 日光にはやや強いようなので、そこらへんは「月姫」的に。
 私的な吸血鬼観には、雨に強いイメージがあったのですがこれは適用外ですね。Extraで。


 咲夜のイメージは「散歩日和」の氷川 翔さんの絵で構成されています。
 本当にイメージ的にぴったり。クール、かつ、かわいい、みたいな。
 レミリアはうーん……、永夜抄のイメージでいいのかな。
 人気投票Ex期間中に公開されていた「かぐら堂」のかぐらみずきさんの魔眼レミリアは今作でのイメージに近いですが。今は公開されてないですね。
 んー……、幼くも、格好良い、とか。若干背伸び気味というか。


 一般的な後書きはここまで。


 物語を追うカタチで(そうしないと裏話とか思い出せない)蛇足な説明。


 冒頭。
 しょっぱなから、レミリアはネガティブモード。
 ダークな雰囲気を少しずつ。
 咲夜って、レミリアが呼べば、すぐ現れるイメージありませんか?


 いきなりフランドール登場。
 何の説明も無しに普通に地上に出てますが……、大丈夫かな?(汗)
 自然に会話させてるため、これが当たり前なのか、と納得していただければ幸い。
 咲夜の思索は、文字稼ぎに近いですが、一応伏線かも。
 フランドールの台詞も伏線気味。またダークな雰囲気+1。


 お昼時。
 なにか事件を起こすのも面倒なので、何事も無く。
 レミリアの食事って、血だけなのかな。
 私的には、普通の食事もしてると思うのですが。
 血は色々な料理に混ぜて口に入れるんじゃないかな、と。紅茶も血入りで。
 後ほどレミリアが飲む紅茶がただの血と知って焦りましたが、そのまま通しました(苦)。

 図書館へ。パチュリー登場。
 パチュリーって、司書なんでしょうか。管理人=司書という認識でOK?
 眼鏡パチュリーは趣味です。というか絵板などで見て、気に入りました。
 吸血鬼の話は、そのまま私の吸血鬼観を東方風にアレンジして滲ませたり。
 この場面でお気に入りなのは、パチュリーが紙を放るシーン。
 小悪魔を登場させるため、というのもあるのですが。
 小悪魔は各種設定が無いので、むむむ氏の絵のイメージだけなのですが、描写は一切無し。
 ただ、パチュリーの手伝いはしてるんだろうなぁ、と。それだけを。
 そしてパチュリーと咲夜の会話。やや深刻に。ダークな雰囲気+1。

 鈴の音で、会話が途切れる。
 伝達手段としての鈴は、Amak氏の「我的名字紅美鈴」の影響です。
 Amak氏の作品には色々と影響を受けています。こんなところでですがお詫びと感謝を。
 ここで、魔理沙登場。フランドール再登場。
 こっそり紅白と霊夢を匂わせますが、出て来ません。
 ……というか出す自信がありません。
 霊夢は人間なのに一番人間味が無い気がするんですよね。無重力め。
 魔理沙の経緯の話。また徹夜してます。
 本当に徹夜してがんばってるイメージがあるんですよっ。
 反省点。魔理沙の台詞、フラン、って言い過ぎ。
 主語、もうちょっと抜かしてよかったか……。
 フランドールは食欲旺盛っぽいイメージ。
 増血剤は、前作「吸血、調達、口直し」から引っ張りました。
 それこそ時間を止めてでも、とか引用を入れられるところには入れてみました。

 そして咲夜が戻ってみると、案の定、というシーン。
 カップリングとか考えてなかったのですが、フランドール、パチュリー、魔理沙で三角関係っぽく。
 魔理沙はどっちかといえば霊夢に心が向いてそう。ライバル位置にアリス。
 魔理沙がサンドイッチ食べてますが(直接の描写は無いけど)、パンの枚数を数えさせるかどうか考えてパス。
 下手に〜枚目、とかすると不都合が。主に自分にとって。
(他の人のSSも、ある程度自分の設定と重ねようとするため)
 血の味談義。なーんか、吸血ネタ好きだなぁ、私。
 好きな人の血が吸いたくなる、というのは月姫の影響かつ、真理かな、と。
 やっぱり、他人の体液って特別でしょう?
 ……ここで話を一旦区切りたかった。
 そうすれば、フランドールに対するコメントが聞けたかもしれないのにっ(笑)

 お昼休み終了。しまった、咲夜の昼食を忘れていた。
 ……まあ魔理沙と一緒に食べたとか、時間を止めてこっそりとか。
 ついレミリアの分の食事を作ってしまっていた咲夜。
 咲夜とレミリアの関係は、愛、です(何)
 あと、咲夜さんは仕事の切り替えは出来そう。


 闇の中のレミリア。ダークな雰囲気が跳ね上がる。
 余計な血なんか〜、の下りは前作からの引き。
 描写に気をつけた場面でした。がんばった。
 偽りの紅い月、あはは(何)
 背景イメージは、そのまんまレミリア戦に。


 夕焼けの紅魔館。番人登場(笑)
 よく門番って表現されてますけど、原作だと番人ですよね。
 咲夜が夕焼けを好きという設定は、どうでしょうか。それっぽく理由をつけましたが。
 あと、咲夜と美鈴は仲良いという設定で。うん、みんな仲良く。
 この辺もAmak氏「我的名字紅美鈴」の影響ですね。
 何気に、チルノとルーミア出演? 地の文で匂わせてるだけですが。
 おお、紅魔郷オールスターだ(まて) あ、大妖精出てないか。
 月出、月入りのとき、赤く見えるのは本当です。大きくも見えます。
 絵板の大分昔の方で話題になってましたが。
 ともあれ、この辺から夜です。
 レミリアが本格的に苦しみ出すのはこれから。


 レミリアの部屋に訪れる咲夜。そして魔女の忠告。
 創作設定のオンパレード。まあ、元ネタは割れるでしょうけども。
 基本は、月姫の吸血鬼における吸血衝動。血は吸うから、破壊衝動に。
 忠告しておきながら、パチュリーは止める気があんまりありません。
 フランドールも現れますが、けしかけてます。
 朝には気をつけて、と言いながら、助けてあげて。
 ううむ、結構好き勝手な人たちだ(まて)
 まあ、なに言ったところで、咲夜を止められるはずが無いと思っているわけですが。


 レミリアが滅茶苦茶苦しんでるシーン。
 あはは、やっちまったぜ。単語の超連続。
 やってみたかったんです。_| ̄|○ (ブギーポップとか戯言とか)
 暴れてるシーンはちょっと微妙かもですが、限界……。
 あー、「紅赤朱」に気づいた人はいるのだろうか。いるだろうなぁ。


 地下への扉の前にて。準備万端な咲夜。
 咲夜とレミリアの過去話を挿入しようとも思ったのですが、筆力が絶対的に不足。
 もし書いても、Amak氏の「世界を繋ぐ糸」の足元にも及ばないですし。
 咲夜の過去は、氏の話が準公式としてインプットされています。
 ただ、咲夜はレミリアとやりあってから完全に白髪になったのだろう、と。
 鬼が出るか、蛇が出るか、そりゃ鬼が出ます。吸血鬼。
 かくして従者は主人の下へ向かいます。


 またしてもレミリアの苦しみシーン。「月狂世界」発動へ。
 二重人格的に、幻聴まで聴こえてます。
 地下は檻です。人のプレイを見ただけですが、紅魔狂ステージのようなもの。
 少なくとも夜の内に出て行こうとすると大変面倒なことになります。
 そして、やるまいと最初は思っていたオリジナルスペル。
 ――紅境「月狂世界」
 ルナティックフィールドと読みます。読むんです。読んでください。
 紅境よりも、紅界のほうが意味的に近いのですが、文字が被るので境で。
 月狂は、まあ意味から(^^;
 ルナティックは狂気という意味と、狂った人向け難易度であり、Lunaticのルナは月の意味を持ちます。
 世界をフィールドとしたのは、ワールドだと大きすぎる&ザ・ワールドに被ることから。
 戯言ですが、Exルーミアが使うと闇境「月狂世界」に(まて)。
 後述しますが、世界を作り変える魔法です。
 紅色の光柱、というのは「スターオブダビデ」の太いレーザーのようなものをイメージしていただければ幸い。

 完全で瀟洒な従者の登場。
 今度は、ひらがなでの二重人格的心情吐露。
 憤りと嬉しさが半々といった感じ。
 時間を戻した〜、の下り。私は見てませんが「咲夜は時間を戻せない」説が有力な様子。
 それに準じています。なので、思いっきりハッタリです。
 時間操作ってとんでもない能力だから、本当はおいそれと使えないんじゃなかろうか。
 死闘の始まり。
 弾幕ごっこではない、ということを強調。
 弾幕ごっこはよほど真剣度が高くないと死なない殺さないのではなかろうか。

 やっぱり咲夜は常に着替えを持っているのだろう。
 四次元ポケットということで一つ。
 空間を弄れるのなら、ポケットも出来るだろう、と。
 こっそり伏線かつ引用の「時間をいただきます」


 死闘。弾ける紅い世界。この辺りから三人称視点が強くなる。
 レミリアを出鱈目に強く表現しようとしました。そこそこ成功したはず……。
 弾幕ごっこにせず、戦闘描写に持ち込んだのは表現力の問題もあったり。
 がんばってはみたのですが……。
 私がノーマルぐらいしかプレイできる能力じゃないため、咲夜のスペルは全てノーマル符。
 ミスディレクション、クロックコープス、ルナクロック、操りドール、エターナルミーク。
 順番になったのはあまり狙ってませんでしたが、自然な流れだったのか。
 微妙にアレンジが掛かってたりしますが。
 レミリアはスローナイフと、スカーレットシュートっぽいもの、あと不夜城レッドのようなものを使っています。
 スペル宣言は無し。というか「月狂世界」中ということで。
 戦闘描写では、咲夜が怪我しながらも大分無茶してる感じが中々出せなかったと反省。難しい……。
 あと大筋は、本文で説明しているので割愛。

 闘いの決着。切り札は左手に。
 レイピア以外、咲夜がレミリアに直接斬りかかったナイフは鉄製です。
 鉄製なので、レミリアは痛いだけで死にません。呪いの力が足りません。
 でも操りドール(宣言無し)のときに刺さったのは銀のナイフです。


 早速、コメントで突っ込まれた長々とした解説パート。
 いや、物語の流れを敢えて切るつもりではありました。
 ここまでずっと張っていた糸をぷちんと切りたかったので。
 まあただ説明だけで終わらせるのはあれなので、伏線の回収も。


 倒れた二人。オーバーヒート。
 ここは、もうちょっと書き込んでよかったかもしれない……。
 急ぎすぎた感じが。


 エピローグ。
 魔理沙特製増血剤、再び。
 うーん、ここでネタ晴らしというか解説パートを持ってきても良かったか。
 戯言シリーズっぽくてよかったかも……。
 ともかく、これで日常へと帰還します。


 ……結局何が書きたかったかというと。
 レミリアと咲夜の関係は、親愛・愛情、なのだ、と。


 「五月雨閑話」

 梅雨を時事ネタに、大人数を動かす練習だー、とか思って気楽に書き始めたはずなのです。
 はずなんです。はずだったのに、執筆期間と発表時期がぜつぼーてきぃ。
 おまけに、大人数といった割には、白玉楼、プリズムリバー、永遠亭(書き始めが永夜抄体験版の時期だから無理)などといった面子がいませんし。

 最初は「梅雨の一時」という題名でしたが、閑話=無駄話という意味があるのでこちらに。
 位置的には「吸血、調達、口直し」に近いです。
 雰囲気作り、といいますか。未回収の伏線だらけ。
 さあ、これを元にSSを書こうかー、みたいな。
 ……ふざけんな、己。_| ̄|○

 魔理沙&アリス、上海人形、咲夜&レミリア、フラン&ルーミア、とか色々万歳!
 上海人形は、ビタミンごはん
 咲夜&レミリアは、散歩日和(犬耳咲夜さん)。
 フラン&ルーミアは、赤の夜空城(東方絵、左から四番目の■、役割分担)。
 魔理沙&アリスは……説明不要ですよね、あちこちでありますし。(というか公式?)

 えーっと、どんなのネタにしたっけ。東方界隈だけだと……
 絵板アクセルさんのチルノの氷屋さん、ビタミンごはんはせがわさんの絵板絵、散歩日和氷川 翔さんの犬耳咲夜さん絵、あとすぱーんとか。

 あと最後のおまけは、もしExルーミアが出現するならこんな感じのハプニングかなーとか……。
 …………っ!(脱兎)



 以下、蛇足的に各エピソードちびちび解説。
 話の構成を分割してみたら30ぐらいになりました。
 ……多いな。ついて来れるか? って気分。
 一つ一つの場面は短いのが多いから、あまり長い気がしないかも。
 特に長いのは16:パチュリーの魔法教室、次に14:魔理沙襲来あたりかな。
 魔理沙&アリスはついつい話が長くなりがちに。


1:導入部。
 辞書の引用は期待封じ。せこい(苦笑)。
 あとちょっとやってみたかった。
 それにしても今ごろ(12月)、梅雨ですか。

2:各自の朝。迷い家。
 藍視点な三人称ですが、メインは紫。

3:各自の朝。紅魔館。
 咲夜視点な以下同文、メインはレミリア。
 ……咲夜さんは現代人だと思うのですよー(弱腰)
 生類哀れみの令とかその辺でー……。
 ……あぅ。_| ̄|○

4:各自の朝。アリス。
 徹夜で読書。もちろん魔導書、のつもりでしたが……
 「魔法使いの魔法は常にオリジナル」の一文が怖いです。
 とりあえず後述してますが、この一文のせいで使えると思ってた本が急に怖く。
 この辺までは大したネタはなく。

5:各自の朝。霊夢。
 少し時間経過済み。
 脳裏に「時折見せる巫女らしい姿にどきり」とのビタミンごはんのはせがわさんのコメントが。
 初めて霊夢を書きました。
 とりあえず「のんき」で「気にしない」タイプっぽく。
 無重力めー。

6:湖上の交渉。魔理沙&チルノ。カキ氷とシロップ。
 夏ごろ連作されていたアクセル氏、チルノのカキ氷屋さんネタ。
 魔法の氷にはミネラルが足りない。
 元は最萌に投稿されていた支援SS「乙女交錯」。あっちは水でしたが。

7:レミリア出発。犬耳尻尾な咲夜さん。フランと美鈴。悪戯心。
 犬耳ー。犬耳ー。(五月蝿い)
 問答無用に、散歩日和の氷川 翔さんの絵です。ええ、もう。
 なお、美鈴は美鈴です。

8:湖上。レミリア通過。まったり二人組み。
 蛇足な文章。のんびりしてる光景を。
 あと、カキ氷を一気に食べるとくるアレ(笑)

9:迷い家。主不在。苦労性の式。
 蛇足な文章。平和だとこんな感じじゃないかなぁ、と。
 あ。どうでもいいけど、迷い家は純和風なイメージ。

10:博麗神社。二大妖怪襲来(違)。
 不安なところ「火起こしの札」。一々マッチするよりかはこっちかなぁ、と。
 剣呑剣呑はまあ、戯言ですね。

11:湖上の氷製。ルーミア登場。夕立。魔理沙疾走。
 というわけで、チルノの氷屋さん。
 断熱とか軽量化とか、割とアバウトに。
 実用なものは利用し、非実用なのはコレクションに。
 最終的には香霖堂行きですか。そして霖之助は使い道を知る。
 ルーミアの「夜」は、本人を起点にして球状。
 光が吸収・減衰される固有結界みたいなイメージ。
 遮光板を通して見る太陽、ってわかりますかねぇ……
 ついに雨。
 魔理沙が目指す先は果たして。
 アリスor霊夢の二択ですが、魔法の森と湖は隣接してるイメージなので。

12:夕立襲来。迷い家。
 迷い家の二人はひたすらサブキャラ扱い。
 一番日常的とも言える。

13:夕立襲来。無事な博麗神社。お土産。
 レミリアのおかげで無事洗濯物を取り込み完了。何気に酷い紫。
 梅雨時はかびに注意。冷蔵庫なんてないでしょうし。
 将棋はだいぶ前の(旧)絵板に絵がありました。
 チェス対将棋は、戯言シリーズのクビキリサイクルより。

14:夕立襲来。上海人形。どっちかというと魔理沙襲来。
 アリスは人形にお願いすると可愛い、というわけで使役ではなく頼む。
 石造りの物干し場、水除けの魔法陣。この辺は受け入れられるか不安なところ。
 住居、魔法関係での設定創作は怖くてしょうがない(^^;
 あとは、この時点では上海人形はお気に入りではありますが、まだ数ある人形のうちの一つという位置。
 魔理沙襲来、そして撃退(違)。
 水除けの結界に引っかかったのは、当然チルノの氷のせい。
 ×××××、としたのは擬音が思いつかなかったため。
 ちなみにこの表現自体は、キノの旅の禁止ワード表記。文字数関係なく。
 一緒にお風呂、とかまあえーっと楽しそうですよね?
 すぱーん、は説明不要のはず。最萌トーナメントというとだいぶ前ですか。

15:お土産披露。博麗神社。
 三人での会話って難しい、と痛感しつつ。
 お菓子詰め合わせって、存在するのかなぁと思ったり。
 お歳暮とかの菓子折り手作り版です。
 咲夜の結界越えの、つじつま合わせ。
 永夜抄EDは、とぼけている、ということで。真剣に。

16:夕立襲来。紅魔館。おかんむりな妹君。パチュリーの魔法教室。
 (作者にとってがたがたぶるぶるな)パチュリーの魔法教室。
 といっても、あんまり掘り下げたわけではないのですが。
 フランドールは公式設定で「魔法少女」であるからして、魔法は得意なのです。
 ただ、勉強不足と属性の影響で、禁忌とかなわけですが。
 属性:破壊。物的・霊的に破壊する。度合いが酷いと修復・復元は困難。
 弱点:水、日。水に対して、又、日の下では効果が激減、無し。
 水に向かってレーヴァテインを振り回しても効果無し。雪なら融ける段階までは可能。
 ……とか、色々勝手に考えています。
 水除け→水を除ける。アリスの魔法陣はこれ。
 水避け→水を避ける。水のほうが避けてくれる感じ。
 んで肝心の魔法(魔術)ですが、素朴な感じに。
 奈須氏っぽいのは、呪文が自己暗示ってところだけ。
 ルビタグ活用。言葉の形に意味があるのです。

17:夕食後。迷い家。お風呂攻防戦。
 水じゃない、お湯だ。
 これはどっちかというと紅魔館側で使いたい気分。
 ともかく、仲の良い二人も、このときばかりは火花が散る。
 あとはもう、すぱーん(すっぱ)、しかないです。
 魔理沙の技術の仕入れ元はここかしらー?

18:夜の博麗神社。静かな夜。将棋と雨音。雨間の境。
 科学(魔法)の火が無ければ、人の時間はすぐ終わる。
 私の感覚では8時過ぎ頃のつもり。
 レミリアの入浴シーンを入れるかどうか迷って、上手い説明が思いつかなくて没に。
 将棋はやれますけど、とても弱くて、まともに書けません。_| ̄|○
 全く書かないのもどうかと思うので、ちらほら書いてみましたが、うーん。
 霊夢が居れば、一台詞だけとはいえ、険悪なムードにはなりません。
 紫の胡散臭さ、レミリアのカリスマの一端を表現できたかな、と少し自信有り。
 あと紫は博麗に所縁があると思っています。
 悪戯に、雨間を引いた紫。はたしてはたして。

19:夜の魔法使いの家。魔法使い二人。
 永夜抄を見る限りでは、全然犬猿の仲に見えませんよねぇ。
 上海人形、使い魔への道。いや意味がわからない。
 だからどうってことないけどな、私は人間だぜ。
 魔導書の利用はここで記述。魔法使いは魔術なんて習わない。
 夕方からの経緯。胸はやはりアリス>魔理沙。身長にならって。
 永夜抄で、アリスの使い魔が上海人形だと知ったときはびっくり。
 それまでアリスのお気に入りは仏蘭西人形だと思ってました。
 勝手に(初作で使ったのもそのせい)。あ、夢想伝で唯一単体使用可能武装(笑)
 魔女の作業、にウィッチクラフトとかルビ振ろうかと思ったのですが、壮絶に勘違いっぽいので却下。
 あと、なんでも足を突っ込みたがる魔理沙でも、ちゃんと弁える。敢えて突っ込むことも多そうだけど。
 紫が引いた雨間は大きい。それだけ力が強い。

20:夜の紅魔館。妹様出発。咲夜の迂闊。
 元々雨間は博麗神社と紅魔館を繋ぐように引かれました。
 禁断症状が出ている妹様がそれに誘われないはずもなく。
 そして咲夜は気づかない。……それぐらいがっくしきてたのです。うん。

21:妹様の夜遊び、失敗、不貞寝。
 とはいえ、雨間を引いたのは気まぐれ。すぐ元に戻ります。
 一直線に神社を目指せば間に合った、……かなぁ?(苦笑)

22:朝の博麗神社。博麗の勘。レミリア帰宅。
 再び快晴の朝。
 霊夢の勘、ではなく博麗の巫女の勘は外れないことに。
 だから、紫の根拠は正しい。って、言ってた(駄)。

23:朝のアリス邸。ご機嫌人形。
 上海人形→魔理沙の好感度が上がるイベント(何)
 喋れないのかなーと思ってたら喋ってましたね。迂闊。
 この時点では喋れない、ということに(苦)。一文を追加。
 なお、喋れない&踊りで感情表現、という元イメージは楽魔女のごくちゃん。
 素直になれないアリスだけど、使い魔の心は素直、とか。
 ほんと魔理沙&アリスが好きだなぁ、私。

24:帰宅途中のレミリア。デフコンな美鈴。二日酔いのメイド長。
 湖ってどうやって越えてるんだろう。
 流れが無い、川じゃないから大丈夫なのかな。
 ともかく、妹様行方不明で紅魔館は大騒ぎ、という状況。
 咲夜さんは館の全捜査をしたのち、二日酔いが祟ってダウン。
 レミリアにとって重要度は、咲夜>フランドール。
 だって、アレ呼ばわりだし。
 忘れがちなこと、というか書き終えた後に思い出したこと。
 美鈴は積極的に外敵排除してるらしいですよ?
 でも人がよさそうなんだけどなぁ。

25:件の妹君。レーヴァテイン。宵闇妖怪ルーミア再登場。
 少しの雨風を我慢して森の中で野宿すればこんなことには。(できないか)
 友達に聞いてみたところ、生き埋めに関しては弱点は無いらしいです。
 どっちかというと回復傾向? 死んで埋めたりはするらしいですが。
 妹様といえばレーヴァテイン。
 打ちっぱなしじゃないから、制御もしやすい。
 しかし、その魔力に気づいてやってきた宵闇妖怪。
 脳天に(最小威力に手加減されてるけど)レーヴァテインを喰らいます。

26:帰宅したレミリア。遭遇運命率。犬耳尻尾。お菓子。
 わがままお嬢様は、悪戯好きかもしれません。
 前作「切り札〜」では使わなかった、運命を操る程度の能力を活用。
 しかし、掴みづらい能力ですね。弾幕で表現されてるわけでもないですし……。
 お菓子入手の経緯。紛失が発生したのは隙間のせい。
 レミリア&咲夜は親愛ですねー。
 尻尾はお約束? 今回は可愛い咲夜さんを書いてみましたとさ。

27:帰宅した紫。迷い家の仕事。お菓子。
 一個とは言ってません。酷い主人ですけど、少しは優しいんですよ、もしかしたら。
 紫の胡散臭さは出ていたでしょうか。こんな感じだと思うのですが。
 あと、迷い家のイメージはDASH村なので(ぇー)、藍は畑仕事などを。
 結界の管理とかも、雑務ですよね?

28:アリス邸玄関前。帰宅前の魔理沙。一宿一飯の恩義。賃貸図書。
 魔法使い二人は、いつもマイペース。かみ合ってないのか合ってるのか。
 氷の使い道。どっちでしょうか。わかりませんっ。
 上海人形→魔理沙の好感度がまたアップ。
 借りてる本は、結局そのまま。
 ヴワル魔法図書館に行くことに関しては、アリスもまんざらではないのですが。

29:偵察美鈴。金髪紅眼少女たち。紅魔館の主。動じないルーミア。
 ルーミアはあちこちふらふらしてるから、意外と顔が広いかも。
 ルーミアの夜の中ならフランドールは安全。
 この手のネタは多いのですが、レミリアだと拒否するのが通例(?)みたいです。
 フランドールとルーミアのコンビは、赤の夜空城の狩月さんの絵が可愛くて。
 実際、並んでたら姉妹みたいなんじゃないかなーと。
 そして底の知れないルーミア。畏怖すべき対象を畏怖しない。
 咲夜を鍛えてある、というぐらいだからレミリアは何かしら魔眼やら威圧感を出したりやらできるのではなかろうか。
 少なくとも、何かしらの影響力がありそうだと思う。永夜抄道中とか。

30:博麗神社。紅白と黒白。のこぎり。
 サボりがちな巫女っぽくない紅白巫女。
 霊夢と紫で似たような台詞を吐かせる。
 霊夢については、ひたすらビタミンごはんのはせがわさん絵が。
 手水舎と水風呂。あと巫女っぽいこと=禊、とか。
 軽口を叩き合いつつ、魔理沙→霊夢なんだけど、霊夢はどこにも向いていない(謎)。
 カキ氷でのこぎり→蛍の墓。削りかすを口に入れるシーン(ぇー)。
 イチゴミルクを選んだのは、紅白だから(ぇぇー)。

?:Next PHANTASM...?
 脳天にレーヴァテイン。もしくは妹様の破壊能力。
 引鉄には充分?


 ぶつぎれで終わったのはやはり後悔が残りますが、幻想郷は終わらないですから。


 「ヴワル魔法図書館 〜〜閲覧中」

 ヴワル魔法図書館で、こんな本を見つけました。
 ――という気分で書いてみました。どうでしょうか。
 絵本、童話調の文章が思いもよらず難しかったです。
 あっさり書き上げられると思ったのになぁ……。
 絵本のつもりなので、空白、ルビタグが多く、また難しい単語は極力使わないようにしてみました。
(鬱陶しく感じるかも。難しい)
 また、絵本のつもりということで、絵があるイメージ。無いけど。
 もし読み返す人がいましたら、ぼんやりとした(エンディング中のような)絵をイメージしながら、ゆっくりとしたテンポで読んでいくと雰囲気が出るかもしれません。
 あと、例のごとく五月雨閑話のぷち続き。というか、同じ世界観(=私の中の幻想郷)。
 「〜〜」の部分は伏字。もう、おわかりですよね。

  【ハクタクさまのおはなし】 副題、本当に優しいハクタクさまの話。
 直球ストレート、ずばーん。既に既出ではないかと、びくびく。
 前、絵板のレスか何かで「ワーハクタクのおんがえし」というフレーズを見ました。
 だからというわけではないですが、童話調かな、とか。
 発想は幽白の某妖狐とほぼ一緒。
 ワーハクタクってどういう種族だろう、と考えたらいい感じに思いつけたので。
 あ、地味にガンパレの「ねこのかみさま」イベントを意識していたかも。
(今読み返してみたら、割と別物でした。あれ?)

  【聖なる少女と闇なる魔物】
 ちょっと変化球、……すっぽぬけたー。
 ルーミアの「聖者は十字架に磔られました」に対する解釈に挑戦してみました。
 ルーミア過去話については、妖怪「そーなのかー」のほうでもやってみましたが、あっちはかなり適当でしたので。
 うたうことについては、「ルーミアは歌って踊れるに違いない」というアクセル氏の絵を見て、そーなのかー、と。
 あと巫女が出てきますが、博麗の巫女です。普通に巫女っぽい格好をしてます。
 そうそう、女の子の格好は、白っぽいイメージで。白のワンピースとか。

 今回のサイズは13KBほど。
 空行が多いので長く見えますが、中身はそれほどありません。


 「続 ・ 永遠亭の詐欺師」

 久々の10KB越え。おかげでどこに置こうか迷います(駄)
 最初は書かないはずだった、「永遠亭の詐欺師」の続きでした。
 方向性が70度ぐらい違います。中身は110度違います。
 ていうか、甘々ラヴラヴのてゐ×鈴仙。
 言葉通りに受け止めるかどうかは、読み手の貴方次第です。

 設定創作、その一。鈴仙とてゐは対等。
 正確には、鈴仙は支配者階級の最下位。てゐは労働者階級の最上位。
 実質的に対等なわけです。永遠亭でのキャリアはてゐが上。実力は鈴仙が上。
 設定創作、その二。二人の能力。
 妖怪変化を身に付けたてゐ→つまり変化の術使えるってことよね。
 鈴仙の強烈な幻視・幻術能力→目を合わせなくても、幻術掛けられる。
 ……一応拡大解釈の範疇だとは思います。

 急ぎすぎたせいで、書き漏らしがたくさん。
 てゐは永琳の弟子ではない。健康なら医者要らず。
 てゐと鈴仙が親しくなる経過。月の兎であることを話すエピソード。
 この二つはちとまずかったかなぁ……勿体無い。

 あー、てゐが散々馬鹿呼ばわりしてますが、本気で言ってることは稀です。
 なんていうか、親しみを込めた馬鹿呼ばわりというか。

 追記。
 てゐを幼いと思っている人は騙されている。
 妖怪に変化できるだけの長い年月を生きているのだ。
 知恵もつく。詐欺を働くには相当の知恵が要る。
 あと、鈴仙の耳の印象が強いとは思いますが、てゐの耳だって兎っぽくありません。
 なんか、綿菓子みたい。美味しそう。あと目が赤いから白兎だと思います。
 黒兎の目は黒いです。少なくともうちの兎は。
 あとうちの兎はなに考えてるのかわかりません。子猫とじゃれようとするし。
 よって、兎=暢気、あんまり考えてない、という印象が。
 てゐを兎の中では特殊、としたのは話のため。

 鈴仙との関係。対等です。
 キャリアはてゐが上で、鈴仙も(ほんとは支配者階級側なのに)てゐに対してやや下手に。
 てゐはその居心地は嫌で、鈴仙が他の暢気な兎たちと知り合う切っ掛け作りもあって、罠を仕掛け、怒らせた。
 そして実力関係をはっきりと。予想通り鈴仙は実力者だった。
 弾幕ごっこは後腐れが無い交流方法でもあり、二人は打ち解ける。
 ……とまあ、私の中のてゐはそんな感じ。

 あと永琳は輝夜とのペアなので。てるよはわるいやつだ。


 「幻視の夜、二つの杯」

 個人的に萃香強化キャンペーン。
 「豆符〜」を書いたら、萃香というキャラの捉え方で注文というか文句というか。
 豆符の場合は、ひねくれ者(=パチュリー)と正直者(=萃香)と言う組み合わせだったので、正直者が馬鹿を見る感じだったのだけども。
 今回のテーマは、同類相憐れむ。ちょっと響きが悪いけど。
 BBSで連載(?)していたのを、一部順序を入れ替えたり、編集して完成。
 クライマックスまではBBSに書いたけれど、落ちは書き下ろし風味。

 導入部はさらっと流したかったし、実のところ本題からは遠いのだけど、萃夢想のころの永遠亭、というのはあまりイメージされてないだろうな、ということで。
 意外と苦労した記憶が。説明ばかりで、リズムの取り方も四苦八苦。
 とりあえず鈴仙が空を眺めて霧(=広がった萃香)を見れば良かったのだけど。
 てゐと鈴仙の関係は、永遠亭の詐欺師の下位互換で。ちょっとてゐのドジ度を上げたけど。
 導入は大事。雰囲気作り。

 半月の時が一番雑音(ノイズ)が少ない、というのは、満月・新月のとき大潮で、半月のとき小潮であることから。

 鈴仙が、「鬼?」と呟けたのも外から来ているから。
 中の人間と妖怪は、鬼なんて居るはずがない、と知っている。
 あとは鈴仙の直感、幻視力を過大評価。

 幻視ってなんなのかなーて考えて、霊視に近そうだ、という見解。
 物の因果やありえないものを視ること。
 霊視のイメージは、電撃文庫「天国に涙はいらない」より。
 萃夢想では、アリスが萃香を霊だと思って、霊を見ようとして、見る術は手に入れられたんだろうけど、結局見れなかった(BADEND)。
 そうなのだけど、大きく広がったものを見ることができれば、紫の手助けなしに萃香と会えるんじゃないかな、とか。
 見てないんだけど、合わせてるから視える。つまり幻を視る。即ち幻視。

 ストーリーでの萃香は、場所を動かず、ずっと「幻想郷」ステージ。
 さて、なぜ「幻想郷」ステージなのだろう。
 いきなり仮説・結論。幻想郷ではない幻想郷だから、「幻想郷」とわざわざステージ名になっている。
 つまり同じ名前の別の場所・世界。
 紫が萃香のために作ってあげた唯一つの幻想郷、なのではないだろうか。
 萃香はあの世界においてのみ、少女の姿を保てる。
 萃香は元々は人間界に居たけど、鬼が人間界から必要とされなくなったとき、幻想郷に入ろうとした。
 ところが幻想郷では鬼の存在が認められなかった。だから疎と密を操る能力も影響して、霧のように広がざるを得なかった。
 ……萃香としても、別にそれでよかったのかもしれない。
 ただ、ちょっと花見の宴会が少なくて、初めて能力を使って宴会をさせてみたのだ。
 それが幻想郷に危機をもたらせたのだが、結果として、萃香は霊夢=幻想郷に認められ、現界できるようになった。


 「砕月の夜、兎の慟哭」

 構想は去年の3月頃。前半で詰まって止まっていたのが半年前。
 書き終わるまで無駄に長かった。というか執筆期間が長すぎて何かミスってそう。

 テーマは「弱い鈴仙」。
 題名からわかるとおり、「幻視の夜、二つの杯」の対。

 言うまでもなく、東方文花帖(書籍)の萃香の話が発想の起点。
 でも花映塚の鈴仙、映姫シナリオに対する私見的二次創作。
 花映塚の鈴仙は、なんか痒いところに手が届かないというか、要点がずれていたというか。
 思ったより明確なモノがなかったので、肩透かしを喰らったカタチ。

 狂気の眼は、三月精や求聞史紀で、強力な能力であることがはっきりしたのでちょっと安心。
 ラブサイクリングサイコのあとがきで匂わせたのは、今回の作品の前振り。特に意味は無い。
 砕月事件は節分の直後の満月、と解釈してますけど、間違ってないはず。……ですよね?

 実は締めの部分は、完璧にノリのみで書ききったというやっつけ具合。
 まあ、最初に考えてたのはもっと後味の悪い感じだったので結果オーライ、だといいなぁ。

 とりあえずこれで、片方の欠片が埋まった。
 もう片方は無くてもいけるから、頑張ろう。


 「捜査の基本は足」

 寝る前につらつらと考えて、翌日書き上げたという、衝動作品。
 ほぼ台詞のみ、という最低限の情報だけを与えて読者の想像に任せてみるという実験的作品。

 東方で策略とか悪戯とかする(いわゆる琥珀さん的キャラ)のは誰かなーと考えていたら、てゐ、リリカ、橙の三人が。
 てゐ=詐欺師、リリカ=狡猾、橙=人を驚かせる程度の能力。
 この三人が組んだら、凄い悪戯しそうだなー、うんうん。
 となるとこの被害を受けるのはあちこちに足を伸ばしているイメージの魔理沙か。
 じゃあ、白ペンキ掛けて、竹崎界の深いさんのネタ絵みたいに白くして、「動く白」の白魔理沙完成だー。
 ……だいたいこんな感じだったかもしれない。
 そして書き出そうとした直前にこの話のイメージとぴったしの絵が絵板に。
 えっと、結構遅くなってるので作者のアクセルさんのHP「ACCEL→HOMEPAGE」の絵板投稿集(罠の問屋)。
 つまり、主犯:橙、計画:てゐ、資材提供:リリカ、という協力関係。

 短いけど、鋭い切り口で面白い話を書きたいなぁ。


 「氷の使い道」

 思いつきから書きあがりまで3時間という破格の安上がり作品。
 とはいえ、気に入ってます。

 大元は、妖々夢のマジックナパームを氷のミサイルだと勘違いしていたことまで遡られ。
(作中、マジックミサイルと言ってますが、作者的にはナパームだったり)(駄)
 得手不得手が無い割に、魔理沙の魔法って単一だなぁ。
 五月雨閑話の氷の使い道はどうしようかなぁ。
 この三つが合わさり、なおかつ魔理沙の努力家という要素からなりたっています。

 BBS直書きVerとアップしたVerでは、スペル名が違います。
 氷符「モデム Type-ICE-」→氷符「トランスデバイス Type-CHILL-」
 Type-XX-としたのは、車のCivic Type-R-とか。他にも種類がある感じで。
 モデムは、英語の授業で出てきて記憶の新しいところに引っかかっていました。
 意味合いのずれ等から、トランスデバイスに変更。
 ICE(氷)も同様に、CHILL(冷気)へ。チルノだし。
 冷気なんだけど氷符なのは、氷から削りだしたから。

 霊夢と魔理沙の温度差。そして、最後の一文が印象に残ってもらえれば幸い。


 「永遠亭の詐欺師」

 詐欺師ってこういうことでしょう?
 合言葉は、固定観念を覆せ!

 上の二文は、いやまあ。
 色々と冒険しました。
 てゐ&鈴仙感を揺さぶられたら狙い通り。

 永夜抄5面の舞台裏。
 永遠亭の詐欺師の大仕事。

 侵入者は不特定。誰でも良い。
 どこが全キャラ共通の台詞なのか調べて、永琳の台詞がかなり苦しいことに。

 時間をかけなくてはいけないのは、鈴仙が遠隔幻術をかける必要があるため。
 幸い、鈴仙は目を合わせることなく幻術をかけられる。
 あとはてゐに合わせてスペルを発動させればいい。
 通常弾幕程度は、てゐでもこなせる。
 二人のコンビネーションは、当然抜群。

 扉を全て閉めたら、鈴仙の隠れ場所が無くなる。
 あらかじめ隠れるための扉を決めていた。
 しかし、閉じ忘れが生じたのは、鈴仙のせいか(=どじor侵入者が早かった)、てゐのせいか(=人を幸運にする能力)。

 このネタを思いついたのはかなり前。
 絵板のこの絵を見たとき、元ネタは知らないのですが、「てゐと鈴仙が入れ替わってる」と勘違い(?)して以来、時々頭の中で転がしてました。
 ……もっとマシな題名はなかったのか。

 作者のコメント欄の代用はタイトル(<title> </title>)。
 むしろこの台詞を吐かせたいがために書いたSS。

 あと、人(創想話作品を語るスレ)の言うことをいちいち真に受けるのはどうかと思います。


 「上海人形支援SS」

 第二回東方最萌トーナメント、フリー予選にて。上海人形支援SS。
 投稿方式が創想話と違うので、色々フォーマット(形式)を変えています。
 題名『箱を開けて、彼女ははじめまして、と言った。』
 上海人形一人称。箱を開ける場面は彼女にはわからないので、題名で表現。
 エンディングはいやまあ。

 ティー氏の絵板絵が基です。
 それに自作の五月雨閑話での設定創作を合わせて、まとめて見ました。
 萃夢想の「アーティフルサクリファイス」は認めたくありません。どこがアーティフルですか。
 「リターンイナニメトネス」の解釈はほんのひなんじょさんより。無機物に戻れ。
 絵板のレスも参考にさせていただきました。「ごめんね」の件(くだり)。
 作中序盤、アリスが驚いたり、慌てているのは、不意に上海人形の呪詛が漏れたり、暴走したりしているため。上海人形には自覚がありません。
 短いながらも、時間経過は大きいです。上海の内面描写の変化具合はそのつもり。

 上海人形の服の色を、アカとしたのは、普通に赤にするべきか、紅にするべきか迷ったため。
 もしくは共産主義だから。

 ティー氏が「ラストスペル発動後」を描いてくださりました。わーわー(歓喜の声)。
 見えない涙を幻視してしまう。
 あと左半身が……。

 この支援SSを見て、票を入れてくれた方々、ありがとうございます。


 「Theme of Alice」

 第二回東方最萌トーナメント、一回戦、第一試合。
 アリスvsパチュリー戦。アリス支援SS。

 変化球。支援になってないですか。パチュリー出てるし。
 割と設定創作が強く。
 根底にあるのは、アリス、パチュリー→魔理沙の想い。
 プラスして、魔理沙の努力家なところ。
 三人称基本かつ、裏設定を抽象化しすぎて、色々伝わりづらくなってる……。

 その他色々全体的に萃夢想のイメージが。

 アリスは実力者ですよ。ヘタレとか言わないで
 自動人形の作成って、人造人間を人形と呼べばすぐです。
 でもそうしてないのは、やはり人形に拘っているから。
 作中、勝手に家事とかやってますが、あれは使い魔の類ということで(苦)
 意識の片隅で作業させてるとか。分割思考とか(駄)
 アリスの人形の多くは蒐集品だと思います。自作してるのは投げ捨て用。
 人形の良さはその関連。いわくがついてないと良いとは言えない。

 敵意や興味を感じさせない視線=猫のような視線。
 逆に判りづらくなったかもだけど、前者採用。
 なんかアリスで猫のような視線といわれてぴんと来ない。

 パチュリーが魔理沙に弾幕(=魔法)をふっかけるとしたら、それは授業。
 ノンディレクショナルレーザーも、許可済みというか、黙認なのでは。
 アリスももしかしたらそう(=授業のつもり)なのかもしれない。

 魔法を使う程度の能力と、魔法を扱う程度の能力の違い。

 あ、ずっと忘れてた。魔理沙の丹薬と「私は人間だぜ」とかについて。
 創想話 作品集3「それぞれの黄昏、やがて闇。」 たま氏。
 魔理沙についてはこれと、作品集4「飛ぶ飛ぶ箒で空を飛ぶ」(これもたま氏)で刷り込まれてます。
 ていうか、私が魔理沙に惚れた一因ですね。うん。
 丹をヤフー辞書で引くと、薬、特に道家における長寿・不老不死の薬とでます。

 アリスというキャラを掘り下げるように創作したSS。
 深く静かに萌えてみませんか。


 「おかえりなさい」

 いまだかつて無いほどの突貫作品でした。話の軸も筋もぐらぐら。
 続編という体裁に頼りすぎました。反省ばかり。

 蓬莱人形の位置付け。封印指定(グランギニョル座の怪人)以外では最強。
 同系統(呪詛)でありながら、上海人形よりも強い。上位互換というか。
 思いっきり創作して、双子の姉ちっくに。
 気難しいのは、成長した上海人形並の精神レベルが始めからあるため。
 ……ていうか、ぶっちゃけ途中から、イメージが蒼星石に固定されてました。駄目すぎる。
 結局、自己満足な上海人形×蓬莱人形SSにしかならなかったという罠。わなわな。

 上海人形の服は、お古の服→新品の服→再びお古の服、となってます。
 萃夢想〜永夜抄の間で、赤い服を与えられた、と。こじつけ。


 「Crush junk」

 萃夢想の魔理沙ストーリーモードの会話より。人形潰し。
 酷いことをしてるわけでなく、必要行為である、と創作。

 割と色々なアリスを書いてるようで、書いてないような。
 イメージとずれるのを無理やり捻じ曲げてる気がする。
 アリスは人形を大事にしてるはずだ、と。

 潰してるのは全部自作人形で、使い捨て爆弾にすらならないような物です。
 高位の人形の類(上海人形等)はアリスの自作ではないと思います。

 言葉遊びをしようとして、うまくいかなかった罠。


 「豆符、100、23」

 ふとした拍子に浮かんだショートショートをBBSに書き込んでいたやつが一応書き終わったので、まとめて公開。
 ふとした拍子、というのはSSの実力向上を目指すスレの、>>541の書き込み。
『たとえば萃香が何の前触れも無くパチュリーのとこにいたら、やっぱり「なぜ?」と感じる。』の一行。
 ふむ、萃香とパチュリーの組み合わせかぁ、と考えていたらあっという間に組みあがった。
 ……のだが、書き上げるまではなぜか遅い遅い。とっくに一ヶ月過ぎてる。
 まあ、思いつきなのであんまり面白くはない、というか読み返してみるとイマイチ。

 萃夢想パチュリーED後日談、という感じ。
 豆を使ったスペルというとこんな感じかなぁ、とか。


 「ラブサイクリングサイコ」

 初のもこてるSS。
 11KBちょっとで置く場所に困ったけど、薄い感じなのでショートショートへ。

 ラブ→愛。サイクル→周期。サイコ→精神。
 実は「吸血、調達、口直し」並に、凄く安直な題名。
 サイコの単語はちょっと意味が強すぎる気があるけど、そこまでずれてないと思う私。

 今回のショートショート、所感。
 発想自体は大分前からあって、どうにか話が膨らまないかなぁ、と種の発芽を待っていたのだけど結局膨らまず、降って湧いた衝動に襲われる形で数日で書き上げました。
 「私の中の東方キャラ」という色が濃く、ストーリー的な物は薄い。
 かなり漫画的な文体になったなぁ、と思います。三人称でモノローグがほとんど無い、とか。
 相変わらず文章が薄味だなぁ。どうにかならないかなぁ。

 冒頭にはエロスに挑戦! しかしもうちょっと!
 まあ、がちエロにするつもりはないのですが、もうちょっとワビサビ利かせて“事後”的な雰囲気をかもし出したかった。
 そしてダーク。ぐさり、と鮮血。
 後は淡々と。

 今回のメインと言える、周期と波長のお話。
 戯言シリーズの「クビシメロマンチスト」、FateFDのギルガメッシュに似た感じで。
 「七十好きで五十嫌い」「新しく生まれた憎しみが、いままで培った愛情を越える」とか。
 それを妹紅と輝夜に当てはめると「嫌い度→無限大、好き度→無限大」にしかならない。
 初項に差が合っても(嫌い度>好き度、というのは確実)、t(時間経過)の値に比例して大きくなるから、時間経過が永遠=無限大になる。
 実際には無限大といっても、好きと嫌いがイコールになるのは考えづらい。
 複雑な要素を含んだ多元式。
 それを簡易表現すると、「好き(+)・嫌い(-)=n・cosθ - a」(aは定数)みたいな。
 別にsinでもcosでもtanでもいいと思う。あとθの変化量の違いとかも要る。……数学苦手。
 とりあえず-1から1までの変化を延々繰り返して、振動起こしてる。
 それが拡散するのか集束するのかは、私には分かりません。

 そして、ごく稀に妹紅も輝夜も「好きがかなり大きい」状態になることがある、というのが今回のお話。
 でも、単純な周期変化じゃないので、いきなり好きから嫌いへとシフトすることがある。
 例えば、つい数時間前まで愛を確かめ合っていたのに気づいたら、隣にいた愛しい人がどうでもいい奴に変わっていた、とか。
 変化が激しいのはやはり元・月人である輝夜のほうで、妹紅と比べると変化量が5:2ぐらいのイメージ。
 今回の話では、妹紅がその変化についていけなかった。

 不死人同士の争いは、根性と体力の持久戦、耐久戦というイメージ。
 故に、いかに相手を出し抜くか、という戦いをやっていると思う。
 あるいは単に暇つぶしでゲームで勝負ぐらいやってるでしょう。
 なにせ時間は無限にあるのだから。気が向くままにやればいい。

 廃墟となった妹紅の家(あるいは同棲用の家)に輝夜がやってきたのは、一応彼女なりの優しさ。
 でも輝夜にしてみれば妹紅の態度は鬱陶しい物でしかない。
 妹紅が慧音に嬉々として殺され方を喋ってたのは、惚気の一種。

 最後のオチは、季節が二つ替わった頃、にすればよかったかな、と。
 結構な時間経過があって、既に妹紅は平常(何を以って平常と言えばいいのかはわからないけど、まあ犬猿の仲)なのに、輝夜はまた「かなり好き」になった。
 鈴仙が言っていた「片方だけがその気になっても」の状態。
 なので、最後の「断るっ!!」は本気な全力拒絶。
 コメディ風にスペル【無式「草薙の拳」】とかつけようかとちょっと迷った。

 妹紅と輝夜は、ほぼ初書き。
 輝夜と永琳はちょこっと書いてし、リレーでも少し書いたけど。
 「幻視の〜」でちょこっと書いた「当人同士以外には不可解な話」は、今回二人が楽しそうに話してた「殺し合い談義」とかだと思う。それだけじゃないんだろうけど。

 昔は鈴仙の眼のことを大したことないなぁ、と思ってたのだけど、最近は過大評価してたりする。
 その辺はまた別のお話で。


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