第一日目(6月19日)
◇成田発(10:30)〜チューリッヒ着(15:55 日本時間 22:55)
横浜発6時26分の「成田エクスプレス」に乗車する。成田空港では、両替などをして出発を待つ。 日本円との交換レートは、1SFr(Swiss Franc)=84.45円。
また、日本とスイスの時差は、8時間である。3月末〜9月末はサマータイムが実施されているため現在は7時間で、日本が進んでいる。即ち、日本のAM10時はスイスのAM3時である。
今回のツアーには、26名が参加している。満員の乗客を乗せた日本航空JA−451便は、定刻10:30に成田を出発し、現地時間15:55分に予定どおりにスイス・チューリッヒクローテン空港に着陸する。
飛行機は満席である。不景気と言いながらも旅行を楽しむ人は多いものだなと感心する。「本当は、別の日に申し込んだがこのコースに振り返られた。」というツアー客がいる。という事は、やはり旅行客は減っていることなのか。
日本は梅雨空で気温は比較的低かったが、チューリッヒ空港は物凄い暑さである。迎えのバスの運転手の話では、30℃をはるかに超え50余年ぶりの暑さとのこと。この暑さに関しては、日本でも報道され、暑さの為学校が休校になったことを帰国後知る。
スイスでは、停車中のバスはエンジンを停止することが義務づけられているとのこと。それ故、勿論バスの中も猛暑で、走り出してから10分位は蒸し風呂である。
バスで今晩の宿泊地ホーゲン(Horgen)に向う。途中チューリッヒ湖畔を通る。時間は18時に近いにも関わらず、湖畔では大勢の市民が水着姿で日光浴をしている。これも記録的暑さのためか。
まだ太陽は高く、明るい。21時を過ぎても暗くならない。19時過ぎにホテル前のチューリッヒ湖畔や街中を散歩する。とある店で、直径10cm位のパンに乾燥した肉と野菜をたっぷり挟んだハンバーガーのようなものを買い今晩の夕食とする。
掲載の写真は、20時頃NOフラッシュで撮影した。明るさが理解できるであろう。21時を過ぎたというのに暑さは一向に収まらない。またホテルにはクーラーが無いので窓を開けて寝る。
家を出てから約24時間の長旅が終わる。お疲れ様です。
第二日目(6月20日)
◇チューリッヒ〜ルッツェルン(ライオン記念碑、シュプロイヤー橋、カペル橋、旧市街)〜ブリエンツ(昼食、ブリエンツ湖クルーズ)〜インターラーケン着

朝食前、ホテル前のチューリッヒ湖畔を散歩する。昨日とは違って湖面を伝わってくる風は涼しく心地良い。しかし、空は快晴で日中は暑くなりそうだ。
ホテル前の鉄道駅は大変開放的である。改札はなく、ホームと一般道路は繋がっている。乗客は道路からホームへ、ホームから道路へと自由に往来している。
聞くところによると、車内での検札は滅多に無く、時折私服の係官が検札する。検札時切符を持っていなと重い罰則を受けるとのこと。そのため、無賃乗車はないそうだ。スイスでは、先ず「国民を信頼する」ことから物事が始っているようだ。日本とは大違いである。
朝9時15分、最初の観光地ルッツェルン(Luzern)に向けて出発する。途中の風景は実に素晴らしい。遠くには残雪を抱いた3000m級の山々が連なり、近くには林の濃い緑とその周りに牧草地の緑が、そして牧草地の中に木造の家々が点在する光景は心を和ます。
ルッツェルンではライオン記念碑、カペル橋、シュプロイヤー橋を添乗員の説明を受けながら観光する。ライオン記念碑では、居合わせた地元の中学生(?)が、我々日本人を見つけるや否や「YOKOHAMA,NAKATA」の大合唱。丁度日韓でサッカーワールドカップが開催されているからであろう。
フィーアヴァルトシュテッテ湖から流れ出るロイス川の流れは雪解け水で激しく、その上に架かるカペル橋、シュプロイヤー橋は、周囲の古い建物と調和し実に美しい。
一通りの観光を終わり、自由行動となる。余りにも暑いので、露天の果物屋に直行する。スイカを買って喉を潤す。我々のほかに多くの仲間が同様に喉を潤す。昨年のベルギーでもそうだったが、ここでも古い建物が大切に活用されている。電柱・電線がなく、道路にはゴミひとつ落ちていない。日本の名物街角にだされるごみ袋の山も見えない。家庭、レルトラン等ででるゴミの処理はどうしているのだろうか?
12時、今日の昼食の地、ブリエンツに向う。途中雹のようなものが降る。昼食は、白身の魚。
昼食後、約1時間20分のブリエンツ湖クルーズを楽しみながら今日の宿泊地インターラーケンに向う。途中数箇所に停泊しながら船は進む。遠く湖畔を小さな列車が走っているのが見える。改札は、乗船時ではなく船が動き出してからである。
インターラーケン・オスト駅からバスでホテルに向う途中、明日の観光地ユングフラウヨッホを眺めることができ一同感動する。
こちらのホテルもクーラーは無い。窓を一杯に開けて涼をとる。スイス名物ラクレットの夕食を済ませ、明るい町にでる。
昨夜同様窓を一杯に開けて寝る。
(注)ルッツェルン、カペル橋、シュプロイヤー橋、ライオン記念碑、旧市街、ブリエンツ湖およびインターラーケンに関する補足説明が「step4」にあります。