CDあれこれ 
 

日本公演CDと、海外公演CDなど、「モーツァルト!」のCDを集めてみました。

初演ライブ盤

井上芳雄
バージョン


記念すべき、初演ライブ版。
とはいうものの、『僕こそ音楽』を歌い終わった後の短い音楽がなかったり、『居酒屋』の場面がゴッソリなかったり、『影を逃れて』直前の場面がなかったりと、わりと、さりげなく省かれている。
 井上バージョンは、調子の悪い頃に収録だった、とか。大学でクラシックをやっていた井上君は、地声でロック調の曲を歌うことに、もういっぱいいっぱいな感じ。再演と比べると、声も細いし、高音でひっくりかえるし、びっくりする。でも、今の成長を思うと、とっても貴重な一枚に思える。
松コンスタンチェの歌も貴重。
2005年に販売終了になったため、今はもう購入できません。

中川晃教
バージョン

Disc1>
1,プロローグ
2,ピアノソナタヘ長調(KV280)・奇跡の子
3,人は忘れる
4,赤いコート
5,僕こそ音楽
6,何処だ、モーツァルト!
7,私ほどお前を愛するものはいない
8,まァ、モーツァルトの娘さん
9,心を鉄に閉じ込めて
10,マトモな家庭
11,パリ旅行
12,ピアノソナタハ短調(KV457)・母の死
13,残酷な人生
14,チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに
15,星から降る金
16,私ほどお前を愛するものはいない(リプライズ)
17,神が私に委ねたもの
18,全てがイカサマ・セシリアとヴォルフガング
19,並の男じゃない
20,このままのあなた
21,終わりのない音楽
22,僕はウィーンに残る
23,影を逃れて

Disc2>
1,2幕プロローグ・ピアノコンチェルト24番ハ短調(KV491)
2,ここはウィーン
3,愛していれば分かり合える
4,愛の巣・愛していれば分かり合える(リプライズ)
5,プリンスは出て行った
6,友だち甲斐
7,ダンスはやめられない
8,歌劇「皇帝ティトの慈悲」序曲(KV621)
9,神よ、何故許される
10,ウィーンからの手紙
   ・ピアノコンチェルト第9番変ホ長調(KV271)
11,ウィーンのレオポルト
   ・私ほどお前を愛するものはいない(リプライズ)
12,何故愛せないの?
13,ダンスはやめられない(リプライズ)
14,乾杯!ヴォルフガング
15,誰が誰?・謎解きゲーム・誰が誰?(リプライズ)
16,借金の手紙・パパが亡くなったわ
17,父への悔悟・モーツァルトの混乱
18,星から降る金(リプライズ)・コンスアンチェ慟哭
19,フランス革命・フランス革命チェイサー
20,「魔笛」作曲
21,ダンスはやめられない(リプライズ)・あのままのあなた
22,夜の女王 歌劇「魔笛」(KV620)より・レクイエムの依頼
23,モーツァルト!モーツァルト!
24,モーツァルトの死
25,音楽の泉・影を逃れて(フィナーレ)

再演ハイライト
スタジオ録音盤


初演ライブ版と比べれば、丁寧に歌われているし、音もいい。
でも、やはり、複数キャストが曲を分け合うのは残念。
井上ヴォルフの『残酷な人生』や『影を逃れて』も聴きたいし、
中川ヴォルフの『僕こそ音楽』や『何故愛せないの』も聴きたい。
香寿さんの『星から降る金』も聴きたかった。
とはいえ、コンパクトにまとまっているし、井上君の歌がライブ版より断然いいので、聴く機会は多い。


1,奇跡の子 (市村正親・アンサンブル)
2,人は忘れる (久世星佳)
3,僕こそ音楽 (井上芳雄)
4,心を鉄に閉じこめて (市村正親)
5,残酷な人生 (中川晃教)
6,星から降る金 (一路真輝)
7,終わりのない音楽 (高橋由美子・市村正親)


8,影を逃れて (中川晃教・アンサンブル)
9,ここはウィーン (香寿たつき・吉野圭吾・アンサンブル)
10,愛していれば分かり合える (井上芳雄・木村佳乃)
11,ダンスはやめられない (西田ひかる)
12,神よ何故許される (山口祐一郎)
13,何故、愛せないの? (井上芳雄)
14,モーツァルト!モーツァルト!
 (山口祐一郎・久世星佳・アンサンブル)

ウィーン
公演版


オリジナルは、ウィーン・ミュージカル。
最初は、ドイツ語が耳に馴染まず、あまり聴かなかったものの、少しドイツ語を勉強しだしてから聞くと、耳慣れたせいか、結構、心地よい。
2番目の曲は、日本版で言えば『奇跡の子』だが、全く別の曲になっている。
私は日本版の『奇跡の子』のほうが好きです。
曲順も微妙に違う。
ベルリンのCDショップで購入し、値札などシールはケースに貼ったまま。
04年に14.99ユーロでした。

1,Prolog (プロローグ)
2,Was fuer ein Kind! 
(なんて子供だろう!・・・日本版になし)
3,Der rote Rock 
(赤いコート)
4,Wo bleibt Mozart? 
(何処だ、モーツァルト)
5,Ah,das Fraeulein Mozart! 
(まァ、モーツァルトの娘さん)
6,Schliess dein Herz in Eisen ein 
(心を鉄に閉じ込めて)
7,Eine ehrliche Familie 
(マトモな家庭)
8,Was fuer ein grausames Leben
 (残酷な人生)
9,Ein bissel fuer’s Hirn und ein bissel fuer’s Herz
 
 (チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに)
10,Gold von den Sternen 
(星から降る金)
11,Niemand liebt dich so wie ich
 
   (私ほどお前を愛するものはいない)
12,Sauschwanz von Drecken (並みの男じゃない)
13,Der Prinz ist fort 
(プリンスは出て行った)

14,Ich bleibt in Wien!  (僕はウィーンに残る)
15,Wie wird man seinen Schatten los? 
(影を逃れて)
16,Hier in Wien! 
(ここはウィーン)
17,Dich kennen heisst dich lieben 
  
(愛していれば分かり合える)
18,Mummenschanz/Raetsellied 
(誰が誰?/謎解きゲーム)
19,Irgendwo wird immer getanzt 
(ダンスはやめられない)
20,Warum kannst du mich nicht lieben?
(何故愛せないの?)
21,Wie kann Se moeglich sein?
(神よ何故許される?)
22,Der Mensch wird erst Mensch durch den aufrechten
    Gang 
(フランス革命)
23,Mozart!Mozart! 
(モーツァルト!モーツァルト!)
24,Finale 
(フィナーレ)
※曲名の日本語は、日本版CDの曲名に当てはめています。
必ずしも、ドイツ語の日本語訳ではありません。

ブタペスト
公演版


ドイツ語以上に全く理解不能の言語。でも音として聴くには問題ない。
『僕こそ音楽』が入っているのが、うれしい。
2番目の曲は、ウィーン版と同じ。
13番目の新曲は、ヴォルフとコロレドの曲のようだが、なかなかカッコイイ。
ただし、題名も歌詞も当然わからないので、何を歌っているのか不明。

1,Prolog
2,Micsoda kincs 
(なんて子供だろう!・・・日本版になし)
3,A zene,az vagyok en… 
(僕こそ音楽)
4,Vasba zard a szived 
(心を鉄に閉じ込めて)
5,Csillagok aranya 
(星から降る金)
6,Jobb nekem Becs (僕はウィーンに残る)
7,Amyekdal 
(影を逃れて)

8,Szeret mind,ki ismer (愛していれば分かり合える)
9,Forog a tanc 
(ダンスはやめられない)
10,Miert nem fogadsz el engem?
(何故、愛せないの?)
11,A gyozedelmes zeneszo 
(神よ何故許される?)
12,A Herceg masutt jar 
(プリンスは出て行った)
13,Az egyszeru ut 
(※新曲のため、不明)
14,Mozart!Mozart!  
(モーツァルト!モーツァルト!)

おまけ
「DIVA2004」
DVD





一路真輝さんのコンサートに、ウヴェ・クレーガーさんと井上芳雄君が
ゲスト出演した際に、「モーツァルト!」からも歌っています。
井上ヴォルフは、『何故、愛せないの』、
ウヴェコロレドは、『神よ、何故許される』、
一路男爵夫人は、『星から降る金』
一路さんが男爵夫人を舞台で演じるのは、この1年後です。