グアム旅日記PartU

7月5日(月)
 寝不足なのに、6時起き…。目覚し時計で起きて、顔を洗ったりしていると、6:20にモーニングコール。頼んでないのに、オプショナルツアーを申し込んでるからか。言われんでも起きてるわい!昨日買った朝食を食べるが…、オニギリは、恐ろしいほどパッサパサ。米に芯が残っている感じ。フルーツも、メロンが舌にピリピリする苦手なタイプ。えりさんの提案で、お茶につけてみるが、パサパサなまま濡れてるって感じ。えりさんのアンパンは普通だったそう。やっぱりアメリカは米はあかん…。でもハワイのオニギリは、食べれたけどな〜…。

 7:20ピックアップを待つが、どうもドライバーが寝坊したのか、ちょっと遅れて来た。他のホテルも回って、シーウォーカーへ向かう。事務所(…といっても、小さな建物だが。)で、簡単な説明のビデオを見てから、フィッシュアイ・マリンパークへ行く。マリンパークと言っても、そんな大袈裟なものではない。桟橋の先に水中展望塔があり、その手前に舟が横付けされており、そこから、はしごが水中に下りていて、海に入るようになっている。舟の上で水着になり、もう1度、説明を受ける。ちょっとドキドキしてきた。耳抜きできるかな?ヘルメットの数から、人数が6人ずつなので順番に海に入るという。「ふうん。」と思っていたら、いきなり、いちばんに名前を呼ばれた。また緊張。肩に輪っかのようなものを乗せられ、はしごを伝い、胸まで海に入ると、上からヘルメットをかぶせられるが、これが、はんぱじゃなく重い!重さで沈むっちゅうねん。ヘルメットをかぶり、いよいよ水中へ。はしごを伝って海底へ降りて行く。インストラクターさんが、ずっと横に付いてくれて、絶えず手で「OKか?」と尋ねてくれるので、安心。私の場合、耳抜きは唾を3、4度飲み込むだけでOKだった。えりさんは、教えられたとおり、ヘルメットの下から手を入れて鼻をつまんで耳抜きをしたらしい。私は、結局、一度も立ち止まらず底まで行って、インストラクターさんに言われるまま、ひざ立ちで他の人達を待つ。かなり私は早かったらしく、そこでかなり待った。魚が、いっぱいいる。待っている間、インストラクターさんが、ナマコを持ってきて差し出す。ピンクで、かなりグロテスク。さわると、ザラッ、ブニョッとしていた。6人揃ったところで、つり革つきのパイプにつかまって、インストラクターさんに導かれ、少し歩いて移動する。ひざ立ちになり、インストラクターさんから魚の餌をもらって、餌付けをする。シマシマや、黄色くて口の長いのや、小さい魚の群れや、いろんな魚が寄ってくる。砂につけている膝に何かが当たると思って足元を見ると、なまずみたいなのが砂を這いながら私の膝にアタックしてた。インストラクターさんは、またピンクのナマコを持って来て、バナナの真似をしてみたり、太ももをナマコで突ついたりする。ヘルメットの中なら、息はラクチン。他の人には聞こえないけど、しゃべったり笑ったりできる。餌付けが終わると、またインストラクターさんに導かれ、はしごに戻る。握手をして、ひとりずつ、はしごをのぼった。水面に顔を出した途端、ヘルメットが重〜い。舟にあがると、「ナマコジュース」なる茶色い甘いジュースをもらった。ナマコが、どう入っているのかは、謎…。他の人が海から上がってくるのを待つ間、無料でシュノーケリングもできるが、顔も濡れるし背中も焼けるので遠慮して、パドルボートで少し海に出た。の〜んびりモード。桟橋で写真を撮ったり、ゆったりしたけど、ちょっと時間は余ったかな。

 車でホテルまで送ってもらった後、交代でシャワーを浴びてから、ランチに出かけることにした。ツアーデスクでチャモロ亭を予約してもらい、ピックアップを待った。チャモロ亭は、行ってみると、途中から貸し切り状態。のんびりしていいけど。オーダーは、チキンのキラグェン、揚げた魚のあんかけ、ポークチョップ。キラグェンは、チャモロ料理の名物らしく、チキンのフレークのようなものに唐辛子etc.が混ぜてあるが、あんまり味がない。魚とポークチョップは、おいしかった。食後は、ちょっとお散歩。グアム気分を味わって、町並みを歩く。

 できたばかりのアンダーウォーターワールドは、受付で入場料を払うと、でっかい携帯電話のようなものを渡される。水族館は、水の中のトンネルになっている。そこに書かれている番号を、携帯電話でプッシュすると、そのあたりの生き物の説明が聞けるという仕組。しかも日本語。至れり尽せりだ。最後のタッチプールでは、海の中の生き物に触れることができる。ヒトデや、小さなサメがいた。えりさんが触れようとすると、いきなりサメが動き出し、すごくビックリした。次は、ゲームワークス。でも、思っていたような遊園地感覚ではなく、ゲームセンターだった。とりあえず、お目当てのロストワールドだけ入って、そそくさとDutyFreeへ。DutyFreeから、恋人岬シャトルに乗った。

赤いトローリーに乗ると、風はきついもののリゾートに来たって感じがする。10分弱で、恋人岬に到着した。恋人岬からの景色は、本当にきれいだった。タモンビーチが一望できる。天気もよく、夏の島を実感できるが、難点がひとつ。影がない…。暑い…。エアコンがない…。マイクロネシアモール行きの、次のバスが来るまでの時間、どういたらいいんだ〜。確か、チケットの裏には「恋人岬がきれいになりました。売店や休憩所があります。」って、書いてなかったか?どうやらチケットもぎりの小屋が売店、柱と屋根だけのが休憩所らしい。しかたなく、ふたりで売店でジュースを買い、休憩所らしき日陰で座り込んで待つことにした。そのジュースも微炭酸で甘く、あんまりおいしくない。バス乗り場の横に、鐘があり、見ていると訪れた人みんなカランカラン鳴らしている。もちろん私達も鳴らした。説明盤を読むと、姉妹都市の土肥岬にも同じ物があるらしい。な〜んだ。待って待って待ちつづけて、やっとトローリーバスが来た。
マイクロネシアモールへ向かう。到着して、まずはペイレススーパーで、お土産用のチョコレートやお菓子を買った。それから、リバティハウスや、他のお店をチラチラ見る。でも、これといった、めぼしい店がない。ABCストアでお土産を買ったレシートがあれば参加できる抽選会へ行った。結局ふたりとも、ドリンクとポテトのただ券をもらって、2Fのフィエスタコートのタコ・ベルで一休み。マイクロネシアモールも一応見たことで満足して、DutyFreeに戻ることにした。後は、ひたすら買い物、買い物。お土産探しに没頭する。 途中、8時頃になって、DutyFreeの2階のプラネットハリウッドで夕食をとった。いろんな映画に使われた衣装などが飾ってあり、メニューのカクテルの名前も映画の名前。えりさんは「プリティ・イン・ピンク」、私は「コンゴ」。食事は、春巻きとチキンのペンネを注文した。春巻きは辛いタレがおいしかった。夕食後は、また買い物。結局、ホテルへのバスに乗ったのは、前日と同じような時間になってしまった。ホテルに着いて、シャワーを交代で浴びながら、荷造り。ベッドにもぐり込んだのは、12時を過ぎていた。

 

7月6日(火)
 なんとモーニングコールは、夜中の1時25分。ほんとうに、ひと眠りしただけだ。集合は1時55分。真夜中やっちゅうねん。バスに乗せられ、空港へ向かう。空港は、日本へ帰る人で、ごったがえしていた。チェックイン後、免税店も見るが、さすがに買うものはもうない。ゲートへ行き、開いていた売店で軽食をとった。えりさんはトースト、私はインスタントラーメン。おなかがふくれると、よけいに眠い。飛行機に乗り込んだが最後、離陸も記憶が定かではない。サンドイッチボックスも用意されていたが、見向きもせず眠る。眠りこけていたところ、あっという間に、関空へ到着してしまった。

 3泊4日の短い旅だったけれど、内容は異常に濃い旅だった。やりたいことを詰め込んだ楽しい旅。グアムは初めてだったけれど、日本語でOKでありながら、日本ではできないこともできるのが魅力的だった。なかでも、自分の操縦で空を飛んだ体験は、最高のものだった。自分の前に、ただ青い空だけが広がっている。きっと次にグアムへ行っても、また空を飛ぶだろうなぁ。