つれづれ日記'01.3〜4月

 

4月30日(月)何とかせねば・・・。


 ロンドンへ行くまで、あと10日。スケジュールを考えなきゃいけないんだけど、な〜んにも進まない。行ったことない場所なので、土地鑑ないし、距離と時間の感覚もなし。なんとか効率よく、しかも楽しく見て周れないものかと思案中。しかし進まず、これを書いている次第。子供の頃、勉強しようと机に向ったものの進まずマンガを読んでしまう、そんな気分。
 ところでスムーズな旅には不可欠な英会話力は、年々後退していく。短大で英語を専攻していたとは、とうてい思えない。旅行から帰る度、英会話を勉強しようと思うものの、子供の頃から習い事の嫌いな私は腰を上げず、今日に至る・・・。ま、買い物と食事に困らないから、旅は何とかなるんだけどね。
 昨日は、裾上げを頼んでいたパンツを取りに行って、夏服を買ってしまった。「ミイラ取りがミイラ」のようだ。ノースリーブのニットとブラウス。ノースリーブが好きだから、吸い寄せられるように商品を手に取っていた。しかし、以前は痩せ過ぎとまで言われた二の腕だったのに、最近お肉がムチムチしてきた。やばい、こちらも何とかせねば・・・。

 

4月23日(月)行くぞロンドン!


 またもやサボりがちな日記。4月になって、たった3回しか書いてない。何やってんだか。で、何をしてたかというと、5月のGWあけてからロンドンへ行こうと計画してたのですね〜。そもそも一緒に行くはずの友達が4月初めにダメになって、私自身も旅行をあきらめてたら、別の友達と「一緒に行こう!」と、急遽話がまとまったのですよ。ところが、こちとら関西、友達は東京在住なので、どちらからも追加料金をとられないツアー探しに苦労。追加で26000円(だっけ?)も取られたら、やってられまへんがな。あほくさい。やっとこさツアーを見つけて、申し込んだものの3週間前をきってるので、すぐに返事はもらえず、今日OKが出た次第。かなりホッとした。休みを先に決めてしまったので、ツアーが取れなければ、くすぶってなきゃいけないとこだった。これから本格的にガイドブックを読み込んで、スケジュール決めねば。楽しみ、楽しみ!

 

4月17日(火)春の新番組


 HPの更新どころか、ず〜っと日記すら書いてない有り様(^_^;)。4月になったら仕事が暇になるかと思いきや、3月ほどじゃないけども、結構忙しい日が続いてる。いろんな紙が会社のデスクの上に山積されてるけど、いつか全部片付く日がくるのか・・・、疑問だぁ。それでも基本的にのん気な私。イライラと恐い顔をしたところで、仕事が減るわけでもないからね。笑顔¥0(←お前はマクドナルドか!)

 で、そうこうしているうちに、またもや新番組が始まったので、私の感想を・・・。
「ラブレボリューション」・・・第1回だけで脱落しました。なんだかノリが悪いような・・・。
「嫁はミツボシ」・・・・・・・・・主人公の夫の家族達があまりに性格悪くて、気分が悪くなった
                ので、たぶんもう見ません。
「ムコ殿」・・・・・・・・・・・・・・これおもしろかった。長瀬智也がとってもいいし、「嫁は〜」と違
                って、周りの家族が個性的だけど暖かくて、救いがある。
「天国に一番近い男」・・・・評判の良かった前作を見てなかったので、試しに見たけど、こ
                れっておもしろいのかなぁ?もう1回ガマンして見てみよ。
「ラブストーリー」・・・・・・・・めちゃ華やかなキャスティング。まぁ次も見てみよう。

残る期待は、「星の金貨」。のりぴーの最初の「星の金貨」は、すっごく好きだった。最終回の空港の別れのシーンで、手話で話すのりぴーの哀しい表情は今でも覚えてるほど。(“続”は、あんまり・・だったので、なかったと思いたい。)今度の「星の金貨」も、最初の頃のテイストが入ってるといいな〜。

 

4月5日(木)人間、死ぬことに意味はない


 昨年放送されていた「3年B組金八先生(第5シリーズ)」の2時間スペシャルがあった。内容自体は、昨年の同窓会スペシャル的なノリで、いろんなことを2時間で描こうとしたあまりに食い足りない印象は拭えない。食い足りないせいか、金八の説教シーンも、シリーズ放送時よりクサく感じてしまう。高校中退する時に中学の同級生に相談しなかった事で、同窓会で説教されてしまうヒノケイ(見てた人しかわかんないや。)、お気の毒。まだ詳しい事情も聞いてないのに金八先生そりゃないでしょう、とツッコミいれたくなってしまった。
 が、そんな中でも、今回も、いい言葉があった。それが今日の日記のタイトル。「人間、死ぬことに意味はない!どんな死に方をするか、そんなこと少しも大事なことじゃない。人生で一番大事なことは、どう生きていこうとしたか、そのことだけです。」。決して「どう生きたか」という結果ではなく、「どう生きていこうとしたか」という過程を大事だと言ってくれたところには、かなりグッときた。そしてシリーズ放送時から延々と繰り返される「命、愛しむ」こと。昨年の金八シリーズの魅力のひとつは、生きていく上で大切にしたいことを思い出させてくれたところだ。学生の頃に「腐ったみかん」の金八シリーズを見ていた時は、ただ生徒の目線で共感していただけだが、自分自身が大人になって見た第5シリーズのほうが、ひとつひとつの言葉が胸に残った。自分が通り過ぎてきた生徒の目線を持ちながら、大人の目線で少しは人生について考えを持つようになったからなのかもしれない。

 

3月31日(土)終わった〜!


 怒涛のような決算期の3月が、やっと終わったよー。はぁ〜、疲れた。ここ2週間ほどは、外が明るい時間に会社を出ることはなく、いわゆる夕食時間に晩御飯をとれることもなく、最終電車に乗ることもありーの、そして昨日は12時を過ぎて会社を出て、タクシーで帰宅。でも、それも昨日で終わり(・・・と信じたい)。決算の最終日というのに、会社のシステムというのは型どおりに夜中の12時にピタリと止まった。画面には『システムは停止しています』のメッセージ。あまりのピタリ度に、ビックリしたけど、おかげで残ってる仕事はどうしようもなく、ほっぽらかして帰ることができた。あのまま動き続けてたら、もうしばらく夜中の仕事は続いたかも・・・。こわっ・・・!
 明日からは、4月。サイトの更新も、そろそろ手をつけねば。

 

3月25日(日)やっぱりドラマ


 最近、仕事がめちゃくちゃ忙しい。毎日残業して家に帰るのが9〜10時なので、それから晩御飯を食べたりしていると、とても日記の更新まで手が回らない。とはいえ、毎日のメールチェックやネット上をウロチョロするのは怠らない。
 テレビドラマデータベースという個人サイトで、2000年度のドラマベストテンを発表していた。選考委員部門ベストテンの10作品のうち、私は6本を見ていた。1位の「やまとなでしこ」2位の「お見合い結婚」に、納得。やっぱりおもしろかったもんね。必ずしも視聴率と比例していないところが、なんとも複雑なんだけれど・・・。個人賞の詳細を見ていたら、助演男優賞の次点に、今井雅之さんの名を発見。ドラマでは、なかなかいい役に巡り合えない今井さんだけに、単純に嬉しかった。審査員のコメントを読むと、3つのドラマで全く違う役を演じたことが評価されていた。うってかわって、その助演男優賞に選ばれたのは、半年というロングスパンで一つの役を印象的に演じた、「金八」の健次郎役の風間くん。本格的なドラマ初出演ながら、巧みな表情の変化で、複雑な役どころを演じた。健次郎を風間君以外が演じたら、全く違うドラマになったのでは・・と思わせるほどのハマリ役。“助演”というのが、今井さんのように複数のドラマを演じ分けたという俳優の力量に与えられるのか、それとも風間君のように一つのドラマの役柄での印象的な演技に与えられるのか、とても難しい。両方見ていた私としては、どちらも評価してあげたいので、風間君には新人賞って気分かも。今後に期待。
 今日、髪を切った。暖かくなってきたので、短くした。同じ事を考えることが多いのか、美容院はすごい混雑で待ちくたびれたけれど、スッキリ。明日からもがんばろっと。 

 

3月20日(火)お彼岸

 おぉっ、また日記の更新をサボりがち。怠け癖がついちまいそうだ。
今日はお彼岸。お寺参りに行くという母にくっついて行った。で、天王寺駅で降りてビックリ。まだ午前中だというのに、すごい人。平均年齢はかなり高そうな感じ。お寺さんまで歩いて中に入ると、もっとすごい人。ロウソクやお線香を立てる所は、押すな押すなの大渋滞で、押されて潰されそうになり、心を落ち着けて参るどころじゃない。なんとか手を合わせて、人だかりを抜けた時には、汗だくだった。お彼岸で、こんなにたくさんの人がお寺に詰めかけるところを見ると、結構日本人って信心深いのかなぁ、って思った。お墓参りをすることから見ても、ご先祖様を大切にしてるよね。
 私は通っていた短大が仏教系だった。入学の記念品が念珠でビックリしたが、授業でも仏教学が必修科目だった。この仏教学が、なかなかおもしろくて、私は好きだった。釈尊(お釈迦様)の生涯や仏教の教えなど、興味深かった。ものの考え方とか、そういったものの基本のような感じ。かなり忘れつつあるので、もう1回あの講義を受けてみたいくらいだ。当時はキャッキャ言ってる女子大生だったので、おかみそり等の行事にも参加せず、今から思えば行っときゃよかったと思うことしきり。その時は「別にいいや。」って思っていたけど、過ぎた時間は戻らないことが、今なら身に沁みてわかる。そういう行事関係は参加しとくにこした事ないわ。

 

3月16日(金)お願いしますよ〜、野島さん・・・


 「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」が最終回を迎えた。感想は、題名の通り・・・。第1回が、いちばん良かったような気がする。心の中にもうひとりの自分を抱えて葛藤してるマナト(滝沢くん)に、興味があったのに。今日の放送では、途中で展開が見えてしまった。きっと死んだふうに見せておいて死んでないんだろうなぁと思ったら、やっぱり・・・。脚本の野島さんは、よくこの手を使う。「聖者の行進」も「未成年」も、そうだった。そりゃ、最後で死なすのも安易すぎて、どうかと思うけど、こう何度も同じ手を使われると、ちょっと萎えた。「高校教師」のように結末がぼかされていたり、「人間失格」のように、死んだ誠の幽霊とキャッチボールをしたり、そういう結末のほうが好きなんだけどなぁ。野島さんにしては珍しく、悪い人を最後まで一人も出さなかったのは新しい試みなのかもしれないけど。
 タッキー出演のドラマは、昨年の「太陽は沈まない」のほうが良かった。最終回の最後のナレーション、「母さん、僕の闘いはどうでしたか?」に、結構グッときたりしたのだ。芝居も「太陽ー」の時は、「前と比べて上手くなったなぁ。」と思ったんだけど、今回の「S・O・S」では「可もなく不可もなく」といった感想。「S・O・S」では、内山理名ちゃんの芝居がハナマル。窪塚くんは、時として、ちょっと作りこみ過ぎに感じてしまった。フカキョンは、唯が浮世離れした役だったので何とも言えない。しかし、唯ってば、あんなに顔のかわいい子じゃなかったら殴られそうなキャラだと思ったのは、私だけ?それとも、かわいいから、ああなるのか?「ねぇねぇ、まなとぉ〜。」・・・(^_^;)

 

3月14日(水)今日も「ロケットボーイ」☆


 今回は、田中くん(市川染五郎)よかった〜。劣等感の裏返しで無理してチャラチャラしてた田中くんが、今日は強くなった。背中を押してあげたのは、小林くん(織田裕二)。小林くんは一見頼りないのに、肝心なとこでメッチャいい事を言う。ええヤツや。本当に4回分の休止が惜しまれるドラマ。もっとたくさんのエピソードを見てみたかった。
 「ロケボ」の楽しみは、もうひとつある。会話に出てくる、ちょっとした小ネタ。先週の放送のあとも、そのことについて、TV大好きなお友達のパンダちゃんと話題になった。というのは、橘さん(中島朋子)の「猪八戒といえば、左とん平。」のセリフ。パンダちゃんは「私の中では、猪八戒といえば西田敏行。」と言う。私も同じ感覚だった。やっぱり猪八戒は、最初の「西遊記」の、あの照れたような上目遣いの西田敏行なのだ。「西遊記2」の左とん平より、めちゃめちゃ印象深いんだけどなぁ。西田敏行は、今や大河ドラマで主演をはるような俳優なので、猪八戒時代を語ってはいけないのかしら、と勘ぐってしまった。

 

3月13日(火)会社帰りに歩いてみたら、


 今日は旅行のパンフを探しに行きたかったので、目の前の仕事だけをガガガッと片付けて定時に会社を出た。定時の5時半は、真冬なら真っ暗なのに、今日はまだ明るかった。辺りが暗いと早く家に帰りたくもなるけど、明るくって気持ちいいので、テクテク歩いて行くことにした。目標40分のつもりが、あまりに歩くのが気持ち良くて30分余りで着いてしまった。ちょうどいい距離だった。歩くことは私には苦にならない。高校の頃も、電車だと却って不便なので、30分近くの道のりを毎日歩いて通っていた。通学路にある家の桜の花が終わる頃には落ちてきた毛虫に飛びあがり、梅雨の頃には学校へ着く前に足がビショビショになり、暑い夏の日は友達と帰り道のコンビニでアイスを買い食いし、冬の寒い日には坂道で前を歩いてたオジサンが滑って転んだり・・・と、季節ごとの思い出があったりする。いつも同じ道を歩いていると、敏感に季節感を感じられるのかもしれない。会社帰りにでも、もうちょっと歩く時間と距離を増やそうかな。

 

3月11日(日)スーパー大好きだけど・・


 長く引っ張っていた風邪がマシになったので、先日習ってきた餃子でも作ろうと、材料を買いにスーパーへ行った。ニラやミンチを買ってウロチョロしていると、催しコーナーでは、薩摩物産展をやってるし、その横ではケーキのセールもやってる。ものすごい誘惑でフラフラ近寄りそうになるのを、ブタ化防止の為、必死に押しとどめて、なんとかクリア。スーパーへ行くと、ついつい余計なものを買いそうになる。この日の予定外の買い物は、プルーン。食物繊維が豊富だし、個別包装してあるから置いておけるし・・と思ったものの、一日で結構食べてしまった。やっぱりスーパーは楽しいけど、ブタ化防止には良くないわ・・・。

 ドラマ「白い影」は、第1回放送を見た時、もう見ないと思っていたのに、気がつくと、ここんとこ毎週見てしまっている。いったい直江(中居くん)は何の病気なんだ〜と思って見ていたら、謎のまま引っ張られて、やっと病名が出てきたのが先週。そして来週は最終回。見事にTV局(脚本家?)の術中にやられてる・・・。中居くん出演のドラマは、主演じゃなかったけど「輝く季節の中で」が良かったなぁ。落ちこぼれ医学生が似合ってて。キムタクは「あすなろ白書」が良かった。アイドルと呼ばれる人達のドラマでは、不思議と脇役だった頃のが好きなんだなぁ。主演になると、ちょっとしんどいのは何故だろう??

 

3月9日(金)真冬か??


 今日、会社に行くと、雪で名神高速が通行止めになったせいで、本社からのメール便が届いていなかった。年に1度あるかないかの出来事が、今年は3月になって起った。午後、窓の外があまりに白く霞んで見えるので何気なく外を覗くと、やっぱり雪が舞っていた。まだまだコートが手放せないはずだ。会社からの帰り道では、自分の吐き出す息が白い。これじゃ真冬だよ〜なんて思いながら、コートとマフラーにくるまって家に帰ると、頼んでおいた通信販売の商品が届いていた。中身は、春向きの綿のツインニット。うれしかったんだけど、こんな寒さじゃ春物を着られる日は、いったいいつになるの???

 

3月7日(水)「ロケットボーイ」


 やっぱり、このドラマの雰囲気が好きだ。主人公の男3人が、常に迷っているところがいい。「これでいいのか?」と、自問自答している男たちに共感を感じる。生きていれば、いつも何かを選択しなけりゃいけない。誰でも、意識無意識は問わず、たくさんの選択をしながら生きている。そして、ある瞬間ふと思う、「これでいいのか?」。それは後悔とは別のもの。このドラマの主人公たちは、そう自分に問いかけ、迷い、考え、そうして自分の一番大切なものを再確認したり、ホコリをかぶっていた夢を思い出し、上を向いて自信を持って、こう言う、「これでいいのだ」と。なんの悩みも迷いもなく一点の曇りもないようなヒーローには、私は全く魅力を感じない。いろんなことに心を揺らしている、そんな等身大の人間のいるドラマが、とっても好きだ。来週の予告では、小林くんは夢の宇宙飛行士を目指すらしい。なれなくてもいい。目指して行動することが大事なんだよね、きっと。

 

3月6日(火)“教える”って難しい・・・


 長いことOLをやっていると、当然だけど他人に物を教える場面に出くわす。最近は、結構そういう場面が多いので、ずいぶん慣れてきたとは思うけれど、私は人に教えるのが苦手だ。学生の頃の“お勉強”を友達に教えるのも、めちゃくちゃ下手だった。なぜか?それは、私が何かの答えを出す時に、まず感覚的に答えを引っ張り出してしまい、後から理屈をくっつける癖があるから。テストの答えを出すには最適なんだけど、他人に説明しようとすると難しい。自分が順を追って理解したわけじゃないから、なかなか組み立てられない。でもそうやって考えながら説明していると、自分の中でも整理できてくるから、実は自分の為にもなってたりするんだよねぇ。うんうん。
 しかし、つくづく教師にならなくてよかったと思う(なろうと思ったこともないけど)。お勉強教えるのも苦手だし、いくら子供とはいえ人間相手に説教たれるなんて難しいよなぁ。まして、そんな子供時代の体験が人間形成に影響を与えると思うと責任重大で、とてもじゃないがつとまらない。中には“う〜ん・・・”と悩ませる人もいるが、大人だけを相手にしてるOLって、やっぱ気楽なのかなと思う今日この頃ですね。

 

3月3日(土)おひなまつり&「楡家の人々」


 明かりをつけましょ、ぼんぼりに〜♪って歌が、歌詞と相反して、なんとなく寂しそうに聞こえた幼い頃を、ふと思い出した。日本の歌なので短調なのかなぁ。ちょっとせつないような曲調に思うのだけど・・・。
 一昨日、会社で他の部の部長と、今読んでる本の話をした。この部長も読書が好きで、本の趣味が私と似ていたりする。今、私が読んでいる北壮夫氏の「楡家の人々」を、30年前に読んだという。それを聞いて、小説の息の長さを改めて思った。私は本屋が好きで、毎日のように寄り道する。店頭で次々と新刊が発売されているのを見ていると、古い本はどんどん消えていくのかと心配してみたりもしたのだが、どうやら自然淘汰されて、良い本はしっかりと残っているようなので、かなり安心した。で、昨日も会社の帰りに、駅の本屋に寄った。文庫本コーナーで重松清氏の本を一冊と、あと漫画が無性に読みたくなったので「南くんの恋人」の文庫版を買った。重松清さんは「ナイフ」が好きだったので、また読みたいなと思っていたから。重松清さんの「ビタミンF」は、先日の直木賞に選ばれていたが、私は持ち運びに便利な文庫本以外買わないから、「ビタミンF」は当分オアズケ。で、別のを買って、私の今後の読書在庫入り。
 夜、「南くんの恋人」を読んでいたら、最後があまりにあっけなくて悲しかった。結末は知っていたけれど、なんだかなぁ・・・悲しいよなぁ・・・う〜ん・・・て感じだった。

 


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