Please enjoy flowers and fruits of vegetables and fruit trees in Tondabayashi.
3月~5月:菜の花、ジャガイモの花と実、春菊、イチゴ
6月~8月:ナス、オクラ、ゴーヤ、ピーマン、ズッキーニ
9月~11月:イチジク、アスパラガス、ザクロ、ニラ、柿、栗
12月~2月:ソラマメ、ビワ、キンカン、ニンジン、二十日大根、カリフラワー
春は二十四節気の啓蟄(けいちつ)、七十二候の蟄虫啓戸(すごもりむし とをひらく)
春まだ浅きころ、菜の花のつぼみは「漬物」や「おひたし」にすると、ほろ苦い味がして、早春を味わいながら、おいしく食べられます。これだけ大きく開花すると鑑賞用の菜の花となりもう食べられません。成長が早いので、すぐに花になってしまいます。石川の堤でセイタカアワダチ草を駆逐して、並んで咲いているのは、外来種という。食べられるのか、どうかなー?
普段食べているジャガイモは、「根」ではなく「茎」の部分だそうです。茎なので、日光に当てたままにしておくと緑色に変化し、この紫色の中には、毒があり食べられません。地上の茎と葉っぱの中にも花と実が出来ます。芋を大きくするために通常は摘み取りますが、よく見ると紫色の可愛い花です。
これは珍しい地上の茎の花が実って出来たジャガイモの実、多分食べられません。放置しておくと萎んでしまうようです。
春菊は水炊きやすき焼きの材料とし欠かせませんが、ここまで放置すると、もう菊そのもので食用には向きません。しかし咲き乱れる花は春の風情があり鑑賞にたえます。
富田林で作られている路地ものイチゴで、ほとんどのブランドは「宝交」といいます。作りやすいが、甘さについての評価はまちまち。少し高いが、アミノ酸肥料をやると甘くなります。虫や病気には強いが鳥は目ざとく、少し赤くなると先についばみにやってきます。
これは一番標準的なミニトマトですが、赤や黄色、大きさや甘さも色々とあり、苗の値段にも格差があります。 イチゴと同じくアミノ酸肥料をやると甘くなります。最近スーパーのトマトは特に甘くなっているようです。
トマトが赤くなるのは、もともと動物に見つけられやすくして、実を食べてもらって、種を遠くに運んでもらうためだそうです。
濃い紫の花が目立ちます。「ナスの花に無駄はナシ」といわれるほど実りますが、収穫=肥料と肥料食いでもあります。生育すると葉っぱにも実にも虫が付き易く、無農薬栽培は難しい野菜です。 「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざには二説あり。
こちらも濃い紫色の実がなります。泉州名物の水ナスは美味しい漬物ですが、手をかけないと、皮が固くなったりするので、水やりなどの管理が難しい品種です。
ナスのヘタに付いているトゲ。動物に食べられないように実を守っていたのが始まりで、空気中の水分を集める役割もあるそうです。
木綿の花とそっくりです。実り始めると、毎日収穫できます。
早朝に花が咲いて、成長が早く、採り遅れると、すぐに大きくなって固くなります。
オクラがネバネバしているのは「ムチン」と呼ばれる成分で、水分をいっぱい蓄えられる力があり、若い種を、水分で覆って、乾燥から守っているそうです。
きれいな黄色の花で、キュウリやヘチマの花とよく似ています。青い実のうちに採って、炒めたゴーヤチャンプルが一番美味しい。実が熟すると濃い黄色になり、種は真っ赤になります。
緑のときに食べますが、ついつい実りすぎて、獲り忘れると、赤く実ってしまいます。シシトウやトウガラシなどと一緒に植えると、混ざってしまって、何の実が出来るかわかりません。ときたまピリ辛でびっくりすることがあります。
緑色のピーマンは本当はまだ未熟で、動物に食べられないように、苦くしているそうです。
カボチャの様な花、キュウリのような実。炒めると味はナスのような不思議な野菜。イタリー料理の定番らしいが、あまりなじみがありません。大きく育つので、場所をとります。
紅あずま、鳴門金時、安納芋など色々な種類があります。種イモの保存は難しいが、種イモから芽の出た茎を切り取り、土中に差して、水さえやっておけば後は簡単。安納芋は甘くて美味しいが、作るのは難しくて、小さい芋しかできません。戦時中は主食だったが、今は焼き芋などヘルシイ―食品となっています。
ニュージーランド特産であったが、どうやら簡単に出来るようで、近くでよく見かけるようになりました。値段も安くなりましたが、ゴールドなどの種類で差別化を図っているようです。
無花果と書いてイチジクと読む。確かに花は見たことありませんが、9月には美味しいイチジクが実ります。先が割れていないのが、西洋イチジクで、今はこちらが主力商品のようです。
普通、スーパーではアスパラガスの芽(茎)を売っているので、良く見かけますが、これは一寸珍しい。そのまま成長してしまって、枝になり、なかに小さい黄色の花が咲いています。
中の一粒一粒が花で実となっています。実ると口がパックリ開いて、落ちてきます。栄養たっぷりですが、最近はあまりみかけません。ザクロは子宝に恵まれる縁起物というが、子沢山と関係あるのかなー。
葉っぱは餃子やチジミなどに入れて、使い道が多いが、花はあまり食べません。固くなるので、普通は花が咲く前のつぼみの時にちょん切ってしまいます。
彼方地方に植えられている柿は「くぼ柿」が多い。渋柿で、どこの家にも一本はありましたが、今ではあまり食べません。「柿食えば、鐘が鳴るなり、滝谷不動」字あまり。
焼栗にすると、香ばしいが、「栗ご飯」も美味しい。実ると、隣の畑から突き出て来た枝から落ちてきます。「猿蟹合戦」の猿の心境。
ソラマメの芽が出たところに、セキレイがよく遊びに来て餌をついばむ。人懐っこくて、近くによっても飛び立たちません。ソラマメは簡単に出来そうですが、種を植えると、腐り易く、石川で砂を拾ってきてポットに植えると、うまく芽が出ます。芽が出て本植えしても、油断すると、アブラムシが付き、難儀します。
実るのは来年の梅雨時か?実はきれいで、美味しいですが、種の部分が多すぎて、「労多くして実の少ない」食べ難い果物です。
皮を食べると、風邪に効き目あり。特に煮詰めると効き目ありといいます。「キンカンのどあめ」は冬の売れ筋飴。
ピンクできれいだが、作るのが難しく、成功したことがない。しかも、ニンジンの葉っぱにのみ、派手な色の虫が付く。スーパーではどうして安いのだろう。
ニンジンは横に筋が入っています。これは細い根っこが生えていた場所で、ここから水分や養分を吸い上げています。筋に対して直角に切ると、芯の方まで栄養を届ける管が続いているのが分かります。
名前の通り成長が早く、プランタンでも簡単に出来ます。赤い色が鮮やかで、サラダの彩りに重宝されます。切ると、中は白くて、普通のダイコンほどの苦みはありません。
ブロッコリーと同じ様な形ですが、ブロッコリーのようにわき芽が出ないので、摘み取ると終わり。栄養価は大変高いらしい。キャベツ、ブロッコリーと同様に青虫の大好物です。