富田林とその近郊に残る弘法大師、聖徳太子の井戸跡


写真と内容説明


(1)「大師井戸之跡」の碑(彼方)

蓮華心寺の跡にあります。明治の廃仏毀釈で廃寺になったそうですが、もとはここに僧房があり、僧侶たちに利用されていたそうです。

写真:k弘法大師の井戸跡
「大師井戸之跡」

(2)瀧谷不動尊境内の「おこうずい」

瀧谷不動尊は弘法大師創建の古いお寺です。眼病をはじめあらゆる疾病に効果のある有難い霊水ということです。

写真:御加持水
瀧谷不動尊境内の御加持水

(3)瀧谷不動尊から少し東の大師井(彼方)

瀧谷不動尊から少し東、竹藪の中にあります。最近の環境悪化により遂に飲めなくなってしまったのは残念です。

写真:大師井
大師井の跡


写真と内容説明


(4)「大師井」(3)の御堂の正面

彼方の村井戸という人もいますが、大師井として御堂もある井戸です。ポンプで汲み上げられますが、水質検査をしていないので、飲めません。

写真:弘法大師の井戸跡
「大師井」正面

(5)喜志桜井の井戸の説明板

河内名所図会にも載っている。聖徳太子がここまできて、馬の喉が渇いたので、鞭で地面を叩くと水が湧き出て、飲ますことが出来たという。

写真:御加持水
喜志桜井の井戸説明板

(6)喜志桜井の太子井

(5)の説明板が立っている井戸跡。東高野街道の道筋にあり、高野詣でに行く人たちの喉を潤したという。現在は使われていないのは残念です。

写真:太子井
聖徳太子井の跡

写真と内容説明


(7)「清水井」

清水井の祠堂へ入る道筋に建つ立派な石碑。
左へ入ったところにも鉄板で覆われた井戸(表紙の写真)があります。

写真:清水井の井戸
「弘法大師遺跡清水井」の碑

(8)清水井の祠堂

新堂本郷大工村の住民のために弘法大師が掘ったというありがたい水で、いまだ現役で使われています。「清水大師」の額が掛かった立派な祠堂。

写真:清水井の祠堂
清水井の祠堂

(9)高貴寺門前太子井

高貴寺門前へ上がる道の左側にあります。「きし桜井の---」という字は慈雲尊者が書いたという。かなり年代ものの自然石の碑です。

写真:太子井
高貴寺門前の聖徳太子井戸の碑