各種療術2

色彩光線療法・・・
色彩(光線)を肉体に照射することで

病気を癒す療法があります。


1877年に『青と赤』の著者 パンコート博士、

及び1988年『光と色の原理』の著者 エドウィン・バビット博士が

これ等の療法の代表者として上げられます。


パンコースト博士は赤と青の色ガラスを用い、

太陽光線を患者の身体に照射することで治療を行いました。 

赤は神経を活性化し、青は神経の異常な興奮を

沈静化させるといいます。


一方バビット博士は赤・青・黄の3色の色彩光線を用いました。

そしてこの光線療法を9歳になる自分の息子に試したのです。 
リウマチのような症状に襲われた息子の症状は日増しに悪化し、

ついには左の臀部から足にかけて激痛が走り、

歩くことさえできなくなりました。 

博士は太陽光線を脊椎と臀部にあて、

青色の光線を患部に照射しました。
 
「光線療法を始めて3週間、息子の病気の症状は全て消え、

再発する事なく3年が過ぎています。」

と博士は報告しています。

その研究を引き継いだロランド・ハント博士は、

各色とそれらが有効な病気について次のように述べています。



■赤・・・血の病気。貧血、衰弱、倦怠感、

風邪、血行不良、麻痺等。


■橙・・・慢性の喘息、気管支炎、痛風、慢性リュウマチ、

腎炎、胆石、癲癇、コレラ等。


■黄・・・胃の障害、消化不良、便秘、肝臓障害、

糖尿病、湿疹、皮膚病,神経衰弱等。


■緑・・・心臓障害、血圧、潰瘍、癌、頭痛、神経痛、

インフルエンザ、梅毒、丹毒等。


■青・・・咽頭炎、甲状腺腫、発熱、腸チフス、コレラ、ペスト、

疱瘡、水痘、はしか、卒中、ヒステリー、

癲癇、動悸、痙攣、急性リュウマチ、嘔吐、

赤痢、黄疸、腹痛、歯痛、頭痛、自律神経失調症、不眠、生理痛等。



■藍・・・目・耳・鼻の障害、顔面麻痺、気管支炎、肺病全般、

小児麻痺、進行性筋萎縮症等。


■紫・・・精神・神経の各種障害、神経痛、

坐骨神経痛、頭皮の病気、癲癇、脳幹髄膜炎、

菌痙攣、リュウマチ、腫瘍、腎臓及び胆嚢虚弱等。


そして、実際に色彩光線を浴びなくても、

光線を浴びている状態をイメージすることで

同じ効果を上げる事ができると、

ドイツのピーター・マンデル博士が提唱した方法が

前頁で紹介したカラーパンクチャーです。


私達の身体のツボからは光(オーラ)が出ていると同時に

光を吸収します。

ツボに色彩光線を照射することでそのツボに関係した内臓、

更には脳内部の問題箇所の治療ができるといいます。 


マンデル博士はあらゆる機能不全、疾病、障害等は最終的に

脳内部の想念に起因しており、カラーパンクチャーは

この想念に働きかけるといっています。

ハンド
トリートメント療法
人間の身体にはごく微量の電気も磁気も存在するといいます。

だとすれば当然N極とS極があります。

右手はS極が主となり、親指がS極、人差し指・N極、中指・S極、

薬指・N極、小指・S極となります。

左手はその逆、親指がN極で、あとの指はS・N・S・Nとなります。

ハンド・トリートメント療法で使用するのは、

両手の第2指と第3指、そのどちらか一組です。


 
例えば右手の人差し指を使うのであれば

左手も人差し指を使用します。
 
これは右第2指のN極と左第2指のS極をつなぐのです。

身体中をくまなく張り巡らされた血管に血液が

常に流れているよう、人体には目に見えない生命エネルギー(プラナ)が

流れているといいます。 

体の左右に5本づつ計10本のエネルギーの流れがあります。 

中心に近いところを流れるラインを第1線(手・足の親指につながる)、

その隣を流れるラインを第2線(手足の人差し指につながる)、


以下第3線(中指)、第4線(薬指)、第5線(小指)となります。

気功では気の流れる道を経絡と呼び14経絡あります。

そして気を受ける箇所をツボといます。 

施術法は、例えば、受け手側の右第3線上に異常があったとき、

受け手側の右手首・右足首の第3線上にあるツボに

施術師の人差し指又は中指をおきます。

そして施術師のS〜Nがつながればそれで良しとなります。

その時受け手側の気の滞りは解消されたわけですから・・・。

時間にすれば5分〜長くても15分までに終了します。

しかし施術師のエネルギーより受け手側の気の滞りのほうが

強かったとき、いわゆるアースの役目をする施術師側にも

気の滞りが生じます。

この状態が 《病気を拾う》 といわれるものです。


施術師が出すパワーにも段階があります。 

小周天を習得された気功師のパワーと

大周天を習得された気功師のパワーとでは雲泥の差があります。

小周天を習得された気功師の場合、

気功師自身の持つエネルギーを自分でコントロールし受け手側に放出するため、

受け手の人を診れば診るほどに気功師のエネルギーは減少します。 

故にその気功師の1日に診ることのできる施術者数は限定されます。 

しかし大周天を習得された気功師は、

大地のエネルギー・宇宙のエネルギー・

万象万物のエネルギーを自分の身体を媒体として集め、

それを放出することができるといわれます。
 
これを電気エネルギーに例えれば、

小周天は乾電池に置き換えればお分かり頂けるのではないでしょうか。 

電気を消費すれば充電しなければなりません。 

大周天の場合、アンペア・ボルトに関係なく取り出すことのできる

コンセントを持っているようなものです。 

その方の放出するエネルギーはとてつもなく大きく、

そして尽きることはありません。

気功にしろハンドトリートメント療法にしても、

施術師が受け手側の病気を拾うというのは、

施術師の生態エネルギーが受け手側の病のエネルギーより

小さい時に受けてしまうのです。