2000年
《選択》
府中の芝で愛馬の勝ちを見たい。というのは以前からの希望で、その願いをかなえてくれそうなのがトニービン産駒と思っていた。当然その仔を一度は持ちたい。2000年にトニービンが死亡し、ますますその気持ちは強くなった。カタログを見たらトニービン産駒の牡馬は1頭。馬体はあまりピンとくるものはなく遅生まれ、その上価格は安くない。手ごろな価格で馬体が気に入った馬がいたので迷っていた。
そんな時マイネルコンバットがジャパンダートダービー(GT)を勝ってくれ、価格の問題は解消、トニービンの仔を手に入れるチャンスはここしかないと思ってこの馬に出資。
叔父サクラチトセオー、叔母サクラキャンドルがいて血統的にはいいという見方もあるが、個人的には○○の兄弟馬が走ることはあっても○○の近親ほどアテにならないと思っている。それよりも父トニービンの魅力が強い。
この馬の雰囲気から新馬で勝ち上がればそこそこまで活躍しそうな感じはするが、勝ちあがれなかった場合、福島のラストまでもつれ込んでも不思議ではない。
《牧場》
9/18。サクラパールの99とビッグレッドファーム明和牧場で対面。
他の馬に比べ細身で薄っぺらく、力強さはないようであまりよく見えない。コンバットを見た時は体をよくみせ勝てるという印象があったが、この馬にはそんな感じがまったくない。パドックの周りを少し歩くとすぐ眠る姿を見るとますます不安。それでも、馴致を見ると人を乗せることができ他の馬よりもかなり順調にこなしてるからよくわからない。馴致も終わり、人を乗せた状態で屋内馬場に引かれていく。人を乗せるのに慣れてないため苦しそうにはしていたが500mのコースを無難に歩ききった。馬が人を乗せるのは当たり前のことだと思っていたが、こんな姿を見るとその当たり前なことが感動的に見える。この日が初めての馬場入りで、牧場の中でここまで進んでいるのはパールだけだそうだ。不安も多い馬だがもしかして大物か?とも思わせる。それでも1勝してくれればという考えは変わらない。
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2001年
《入厩》
12/21。美浦・稲葉厩舎に入厩。
馬名マイネルアーデル(ドイツ語で高貴・気品の意味)で申請中。 |
2002年
1/18。馬名マイネルコンテ(フランス語で伯爵の意味)で登録。
馬名に“ン”がある馬は運が強く、運が付いたことは嬉しい。
《デビュー》
2/23。中山の新馬戦。パドックではコンバット並にのんびり歩き、気合がないようにも見え馬体も太い。ただ、ひいき目に見ていることを差し引いても、馬体はよく見え1勝ぐらいはしてくれる感じはある。
ゲートで多少考えるところがあるとは聞いていたが、本番でもゲートを嫌がりスタートもイマイチ。後方からレースを進め見せ場はほとんどなし。ただ残り1ハロンぐらいの伸びを見るとそう悲観するものではない。すぐに勝ち負けになるとは思えないが、気持ちが少しでも前向きになってくれればいつ走ってもおかしくない。
《中山・新馬》
3/9。折り返しの新馬。パドックを見る限り特に一変はなさそうで、まだ太い。今回はゲートを嫌がるところはなくスタートはマズマズ。後方からのレースになったものの、道中追い上げ4角では先頭集団につける。直線の伸びはもうひと息もバテた訳ではなく前走よりはかなり内容はいい。今日は相手が悪かった感じで、この分なら未勝利脱出も間近か。
《放牧》
3/16。繋靭帯炎で放牧。復帰までは半年程度…。
その後、エコー検査で炎症はなく大事には至らなかった。
《福島・未勝利》
6/29。前走のレースを考えればここはアッサリ勝っても不思議ではないが…。
案の定、見せ場なく回ってきただけのレース。一度叩かれて次走はもう少し走れるだろう。
《函館・未勝利》
7/28。タイムのかかる函館に出走。少し相手は揃っているが、ここに出走させる狙いはよくわかるし、叩かれての上積みを考えれば期待は大きい。
期待を大きく裏切られる結果だった。先行し早いペースに巻き込まれたにしても負け過ぎ。この日の馬場はなぜかタイムが速いから運にも見放された。まだ良化途上と考えるしかない。
《新潟・未勝利》
8/25。初の左回りで変わる要素はあっても、前走のレースを見る限り期待はあまり持てない。
少し巻き返して6着。前走よりは内容はよくなっているものの勝つまでには少し足りない感じがする。未勝利を勝つ力はあると思うが…、底力に期待するしかない。 |