2005年7月7日 “おかえりなさい” 毎週土曜の朝、グリーンチャンネルをつけると9時に始まる競馬中継のほんの少し前にJRAのブランドCMが流れる。このCMで一青窈の『影踏み』が使われていて、CMの冒頭で「おかえりなさい」というフレーズがある。この部分を見るとケガをしたソユーズのことが気になり土曜の朝から切ない気持ちになる。
去年の9月にソユーズの屈腱炎の知らせを聞いたときは処分も仕方がないと思ったが、運が強いのか処分されることなく休養。その後、完治の見込みはないと言われ、脚元に不安をかかえた状態で調教を再開、もし今度発生してしまえば終わり。この10ヶ月は心配ばかり。6月末になり美浦トレーニングセンターに移動。ソユーズの調教師なら慎重にゆっくり調整して復帰させるのかと思ったら、7/9には出走。
よくここまできたという感慨深いものがあり、「おかえりなさい」の声をかけてあげられそうだ。これだけ長い間休んでいていきなり勝ち負けを望むのは酷、まずは無事完走そして次に繋がるレースをしてくれればである。七夕の今日このことを短冊に書かなければ。
2005年6月24日 “女性専用車両” 几帳面であったり、こだわりがある方ではないが、“千代田線の上りと小田急線の下りは先頭車両、千代田線の下りは後ろから4両目”といった感じで乗り換えが便利のように路線ごとに乗る車両を決めている。その決めた車両に乗れない時はとても気持ちが悪い。
困ったことが起こった。千代田線の上り先頭車両がピンクのステッカーを貼った“女性専用車両”になってしまったのだ。“勝手に先頭車両を専用車両にするな”と怒っているのは自分だけではないはず。“女性専用車両”っていうのもなんだか…。“優先”ならシルバーシートがあるからわかるが、なんで“専用”で優先じゃないのか納得できない。あと、映画にレディースデーがあるのにメンズデーをやってるところは僅か。世の中、男女平等とか言ってるわりには矛盾は多い。文句はあるが規則だから仕方がない。
ピンクのステッカーをよく見ると、“女性専用車両”は朝のラッシュ時と夜だけ。時間外なら問題なく乗っていいのだが、あのピンクのステッカーを貼られた車両には乗りにくい。時間外に先頭車両に乗るのが、案の定男の人は敬遠してこの車両のほとんどが女性に占領されている。
“女性専用車両”に乗っている面々がなかなか凄い。ヘッドホンから大音量が漏れてる女子高生はかわいいもので、7、8人がけのシートを向かい合わせで大声で話しているおばちゃんたちの集団。異臭騒ぎが起こりそうなぐらい強烈な香水をつけてるOLっぽい人。いろんな意味で居心地の悪い車両。
やっぱり女性専用車両は必要なのかもしれないと実感。
2005年6月9日 “イライラ感” 昨日はW杯予選で、世の中はサッカー一色。サッカーが嫌いというわけではないが、あの得点の入らないイライラ感は我慢できない。もう少し点が入るようになれば興味がわくのだが…。
なぜ点が入りにくいのかと言えば、ゴールが小さすぎる。もう少しゴールを大きくすれば確実に点が入りやすくなる。
それから、ボールを1つでやるのもどうか。1つのボールでプレーするという概念を捨てて、2、3つのボールを使ってやればシュートは増えるはず。
あと試合途中、ラッキーなゴールデンボールが出現するというイベントがあってもいい。通常のボールは1ゴール1点なのに対して、ゴールデンボールは2点。終了間際の残り5分間はサービスタイムで得点は3点、そうすれば間違いなく集中して見る。
こうなることはまずないが、なんとか工夫が欲しい。
サッカーの解説者も好きになれない。解説者は精神論を言い出したり、説教っぽい人が多い。実績のある人が言うなら説得力もあるのだろうが、サッカーで活躍してたの?という人が厳しい精神論を語りながらバラエティ番組にチャラチャラ出ているからついていけない。
元JリーガーのNはTVでサッカーの解説しているが、どんな状態であっても“日本は大丈夫です”と恥ずかしいぐらいの日本ビイキ。なんて調子のいい奴だと思うと、その口調で政治や教育問題の話にまでクビを突っ込んでくるからたまったもんじゃない。こんな奴は信頼できない。
中途半端な解説者がいるからサッカーはウンザリと思うのだが、一方でいまだに地道にがんばるカズや中山を見るとサッカーもそう悪いものではないかと思うときもある。
2005年5月27日 “大魔人” ニッポン放送のHPに大魔人佐々木についてのコラムがあった。
最近の大魔人といえば野球の話題よりも榎本加奈子との私生活で注目を浴び、本業の方ではストッパーとして抑えきれずダメダメ。
思えば去年あたりからおかしかった。帰国してからは驚くほどスピードは落ち、以前の姿はまったくない。シーズン終盤にはボロボロに打ち込まれ引退を示唆するようなところまできた。そして復帰をかけた今年も打ち込まれ…。ベイスターズの守護神は159キロの球を投げるハマの代理魔人クルーンへ移り、本家ハマの大魔人の姿は薄くなっていた。日本を代表するストッパーとなり、大リーグに渡っても輝かしい実績をあげただけに今の姿にはがっかりさせられる。去年、そして今年打ち込まれる姿は、なんかアリスの♪「チャンピオン」みたいで哀愁が漂う。
現在は膝の手術をおえてリハビリ中、夏には戻れるらしいと新聞に書いてあったが実際はかなり悪いらしい。
コラムの中にトレーナーのコメントがあった「リハビリは痛みとの戦い、恐怖との戦い、普通の人はこんなに痛いのに動かして平気なのかなってびひってしまう。佐々木の強みは数々の手術で『痛くても大丈夫』って知っていることなんです」。コーチからは「なんとかもう一花咲かせてやりたい」と言われている。
佐々木は腰、肘に手術をしたこともあり、体はボロボロ、年齢的にも全盛期の力を望むのは酷。
大魔人とは同世代で、ベイスターズの選手とはいえ他人事とも思えないところもある。時は流れ、もう力で押し切れる時代ではない、これが現実でなんだか寂しい。
全盛期の勢いは思い出の中においとくためにも“もうがんばらなくてもいいよ”という思いと、ボロボロになってもなんとか復帰して1年でも長くプレイしてもらいたい気持ちが入り混じって複雑な感じだ。
2005年5月18日 “日本の未来” ウチの近所では日曜の昼たいへんなことがおこる。
近所には東京大学があり、日曜の昼ともなると運動部の学生たちが近くのコンビニに殺到する。弁当、おにぎり、サンドイッチ、カップ麺、これらがなくなればおつまみ類まで容赦なく買っていく。彼らが去ったあとのコンビニは“襲撃された”という言葉がぴったりで店に食料は何も残ってない。そんな状態で近隣の住民たちはお金があっても食べ物を買うことができない…、戦中時の食料難とはこんな状態だったのだろか。
彼らは大学の最高峰東京大学の学生、エリートであり将来日本を背負っていく人たちである。弁当、おにぎり、サンドイッチ、カップ麺…、これらが将来日本を背負う彼らの肉となり、血となり、脳みそになり、それらが未来の日本のためになるなら、食べ物を容赦なく買っていったことを恨んではいけない。お国のため「どーぞ」食べてください、日本国民であれば彼らが食べてくれることをありがたいことだと思わなければいけい…と勝手に自分を納得させる。
我慢、我慢、我慢である。しかし、とある日曜の昼のこと。
最後の1個になったシーチキンのおにぎりをめぐり学生が口論、しまいにはケンカになり周りが止めに入る出来事があった。みてはいけないものをみてしまい思わず「ちっちぇ〜」とつぶやく。将来日本を背負っていく人がなんてレベルが低い、“シーチキンのおにぎりで口論”してるやつに日本は任せられない。我慢していたのはなんだったのだろうか?
日本の未来が“シーチキンのおにぎり”にかかってるなんて…。
日本の将来を任せる前に、まずは日曜の昼、近隣住民の食料難問題を解決させることが急務だ。
2005年5月13日 “生ビールはじめました” もう“生ビールはじめました”のポスターが貼られる季節である。以前から疑問に思っていたのが、いまどきこの季節になったから生ビールを出そうなんて奇特な店があるのだろうか?。いつでもメニューに生ビールがあるくせにこの季節になると“生ビールはじめました”のポスターをしらじらしく貼る店が多く、「今までこの店で飲んでいたのは“生”ではなかったのか?」と揚げ足をとりたくもなり、“ウチはとっくに生ビールはじめてます”だろうといいたい。それからあのポスターのモデルもウサン臭い、なぜか昔から水着のお姉さんがジョッキを持ったバージョンと和服のお姉さんがジョッキを持ったバージョンがある。あのセンスのなさなんとかならないのだろうか?
しかし“生ビールはじめました”のダサいポスターには魔力がある。さんざんビールを飲んでもういいやと思っても、あのポスターを見ると和服のお姉さんから優しい感じで「そんなこと言わないでもう一杯だけ」、水着のお姉さんから元気な声では「え〜、もう終わりなの最後の一杯」と言われているようで、ついついもう一杯飲んでしまう。情けない、あのポスターのせいでまた尿酸値が上がってしまう。あれがナース姿のお姉さんで「ビールは控えめに」とジョッキを持って微笑んでくれれば尿酸値は上がることはなく健康的なビールを飲めるのだが…。ポスターを作ったビール会社の策略にはまっているのだ。
秋風が吹く頃、多くの店からあのポスターが撤去されていく。それでも季節感がない無頓着な? 店ではまだポスター貼ってある。ひと夏を乗り越えボロボロのポスターが片隅に貼られているのを見るとなんともいえない哀愁がある。夏の終わりを知らせるサインだ、あのポスターにひと夏の感謝をこめて生を飲む。
冬になる、だらしのない店ではまだ水着のお姉さんのポスターが貼ってある。ここまでくると哀愁ではなく、店を掃除しているのかという心配からくる怒りが沸いてくる。まぁ結局はポスターをつまみに生を飲む。
2005年5月2日 “ボブ” 中国の反日デモをTVで見てなんか懐かしい感じがする。
この懐かしさ、いったいなんなのか思い出せない…。
それから数日経ったある日、TVK『サクサク』で増田ジゴロウが渡辺満里奈の結婚でおニャン子世代も終わった、そんなようなことを話し『夕焼けニャンニャン』の話題になっていた。これだ、反日デモが懐かしく思えたのはこれなんだ。
『夕焼けニャンニャン』といえば、おニャン子のことばかりが語られるが、番組の内容も当時の高校生を熱くさせるものだった。とにかく、とんねるずがモノを壊し暴れまくっていた。今も暴れることはあるがどこか加減しているようなところがあり当時の面影はあっても熱さは伝わってこない。そのとんねるずのコーナーは当時の男子高校生を夢中にさせた。
うっすらおぼえているのが腕相撲のコーナー。たしか“ボブ”とか言うとんねるずのマネージャーがシロウトの高校生相手に腕相撲で対決するもので、最初の頃はボブが高校生を負かして観客が盛り上がっていた。しかし、いつしか腕相撲はそっちのけになりケリがついたところで後ろの観客が乱入して暴動のようになるわけのわからないコーナーになっていた。スタジオで見ている高校生が誰それかまわず殴ったり蹴ったり、有り余る力を発散するにはもってこいコーナーで、消火器? スモークで白い煙がまかれるまで暴れまくる。帰宅部の高校生なら参加してみたいと思ったに違いない。
あの姿がどこか中国の反日デモで暴れる民衆とダブる。あれから20年近く経つのになんだか懐かしい。
http://store.biglobe.ne.jp/stream/index.html?movieid=201439&bitrate=500k
http://www.tvk42.co.jp/saku2/zigorow.html
2005年4月25日 みんなジャイアンツが悪い 今年2度目の東京ドームへ行く。
前回は2階の最後列、今回は限りなく外野に近い内野、また観づらい席だ。
スターティングオーダーが発表される。オーロラビジョンに選手の顔写真が映るごとに外野席は盛り上がる。ところが、この日キャッチャーの阿部は負傷で代わりに今年広島から移籍した西山選手が紹介されると盛り上がりは微妙。馴染みがないということもあるが、映し出された顔写真が選手っぽくない、ジャイアンツ選手の中に近所のオヤヂが混じってる感じで失笑が漏れる。近所のオヤヂがジャイアンツナインと一緒にプレイができるなんてちょっとしたファン感謝デーのみたいだ。江藤といい広島から移籍してきた選手はどこかアカヌケない顔をしていると思っているのは自分だけだろうか?
http://www.giants.jp/G/player/2005_31.html
試合が始まり3回を過ぎた頃、会社帰りのサラリーマンが隣の席に座る。この男とにかくデカイ“ドスコイ”という言葉がピッタリだ。肘掛を通り越えてこっちの席まではみ出している。ナンデこんな窮屈な目にあわないといけないのかと嘆きながらも、体の大きさでドスコイを恨むより、ドームの席の狭さに文句を言うのがスジだろう。
ドスコイはビジネスバックからタイガースのメガホンを取り出す。ここまでは許せるが、ドスコイは興奮しだすとメガホンを叩きながら椅子から立ったり座ったりする。この振動がハンパではなく、1列15席ぐらいの人たちがドスコイの振動により椅子でバウンド。ドスコイは空気が読めないらしく、まったく気を使う感じはないそれも1塁側で…。隣に座るドスコイを見ながら--コイツをタコ糸でグルグル巻きにして北海道(日ハム)に売り飛ばしてやろうか--と思った。そうは思ってもドン臭いドスコイが気がつくわけもなく、無邪気に興奮するドスコイに殺意を感じたのは自分だけではないはず。
冷静になって考えるとこんな気持ちになるのもドスコイが悪いからではない。ジャイアンツが負けるから悪い。ピッチャー交代を審判につげに行く堀内監督に対して「オマエが交代しろ!」とヤジられていたがまったくその通りだ。毎試合こんな調子では怒りでドームが壊される。
2005年4月12日 健康診断 健康診断の結果を聞きに病院に行く。
中性脂肪、尿酸値が高く、肝臓はへばっているとのこと。あぁやっぱりの結果だ。
山田五郎のような髪型で小太りな医師から結果を「はいはい、はいはい」適当な返事をしながら聞く。軽い説教を受けている感じだ。
中でも尿酸値は正常値に比べ倍以上あるらしい。「この数値だと、歩けない人もいるぐらい悪いですから!(残念)」ギター侍風の言い方をするからムカツク。“オマエの方がもっと不健康だろ”というような体をし、説得力がない髪型をしてる奴に言われることほど屈辱感はない。もう少し言い方ってもんがあるだろう、その前にその髪型なんとかしろよ。
それはそうと、なぜ問診のときに酒量をビール一缶程度などとコソクなウソをついてしまったのだろう。結局はそんなウソも検査をすれば一発でわかるのに…。あぁそんなコソクなウソをついた自分にもムカツク。
病院を出るとムカツキとブルーな気持ちが入り乱れる。
「うん?」よく考えてみれば“歩けない人もいるぐらい悪い”はずなのに歩けてる、ということは、まだまだ元気ということなのだろう、と妙にポジティブな考えが思い浮かぶ。
ダイエットのためとか健康のためにとかもっともらしい理由をつけて、食事や運動で体を鍛えるのは偽善的でかっこ悪いと思い共感できなかった。しかしこの結果はまずい、ビールを飲み続けることを大儀に、少し体に気を使おうかと思う。
2005年4月4日 “野球風味”の席 金曜、開幕戦を観に東京ドームに行く。
ドームは半年振りでなんだか我が家に帰って久々に家族と再会する感じだ、ただ再会の席がこことは…。
今回観戦したのは2階の28列、一番後ろの席だ。
2階の一番後ろとは、上からグランドを覗いているような席で、選手の表情などわかるわけもなけく小人がチョコマカ動いているのしか確認できずリアル野球盤を見てるような感じ。雰囲気だけ味わうようなところで“野球風味”の席、まぁ値段が安い席だから仕方がない。
ドームと言えばビール、値段が高い高いと文句を言っても買わずに入られない。この日の“野球風味”の席は急斜面のため、飲みすぎれば落ちるのではという不安からビールはいつもに比べすすまない。それでも飲みたいのだが、こんな2階の一番後ろだと売り子もあまりこない。よく言えば落ち着いて見られるが悪く言えば寂しい。少ないとはいえ売り子のお姉さんはたまにやってくる。できれば自分のお気に入りの銘柄のビールで、贅沢をいえばかわいいお姉さんからビールを買いたい。ただ、こんなへき地の席にビールのタンクを背負ってわざわざやってくる奇特なお姉さんは、ガテン系の脚力自慢。かわいいお姉さんから買う夢はあきらめるしかなく、ならばお気に入りの銘柄だがこの希望すらかなわず我慢するしかない。
前方の席に座る子供がカレンダーのウラ紙をプラカードのようにしてジャイアンツ選手の名前を書いて応援している、貧乏くさいがなんだか好感が持てる。自分もやりたい、カレンダーのウラ紙に選手の名前ではなく「ビール・一番絞り」と大きく書いて掲げたい。
“野球風味”の席はどこもビールに飢えている。隣にいる会社員の集団? も同じようだ。ただ、この一団は「お気に入りの銘柄」が売りにくるだけすくわれている。とにかく、このメーカーの辛酸なめこ似の売り子がそばを通れば必ず買う。この集団の偉そうなオヤヂは、辛酸なめこ似の売り子がお気に入りなのかビールを飲める喜びなのか、とにかく辛酸なめこが来るだけで上機嫌。ジャイアンツもリードしていたのでなおさら機嫌もいい。
しかし、9回にまさかの逆転。オヤヂの機嫌も一転、そんな空気をよめずノコノコと辛酸なめこがやってきた。「イチイチ売りにくんじゃぁねぇよ」完全にオヤヂは酔いがまわっている、「めんどくさいからタンクおいてけ」オヤヂは追い剥ぎみたいなことを言う。辛酸なめこはやっと状況を把握できたみたいで逃げるようにその場を立ち去る。周りは大ウケだがこんなオヤヂに絡まれた辛酸なめこは災難だ。しかし、ビールをタンクごと買うなんて考えは思い浮かばず、オヤヂの言ってることは斬新だ。“東京ドームであのタンクから自分でビールを注ぐ”一生に一度やってみたいリストに入れておこう。
試合はまさか? の逆転負け負け。去年も同じようなシーンを見た。
帰りの通路に人がゴッタがえしていた。中居クンが通ったみたいだ。近くにいたOL風の人が「中居クン感じ悪い」と中居クンを批難していた。この状況なら、中居クンも含めほとんどの人が感じ悪くなっている、そんな場の空気が読めないオマエが一番悪い! と叱り飛ばしたくなるし、感じが悪くならないオマエはもっとムカツク。
今年も喜怒哀楽の激しいシーズンがはじまった。
2005年3月31日 『マク怒ナルド』 よく「“一部の地域”を除いて」なんていうことがある。今までこの“一部の地域”に当たったことはなく、いったいどんなところなんだろう? と他人事のように思っていたが、その一部の地域に当たってしまったのだ。
都内のとあるマック、レジは2つしかない小さな店舗。それでも都内なら期間限定商品は置いてあるだろうと思い注文すると「申し訳ありません当店では扱ってないんですよ」の一言。
―ウソだろ、ここは都内だよ、へき地じゃないんだから…―
と心の中で叫ぶがないものはしょうがない。
続けて「コーンスープ」を頼むと、「あのぁ、申し訳ありませんそれも当店では扱ってないんですよ」と申し訳なさそうに店員に言われる。
―えぇぇぇぇ〜、なんでないの―
これも心の中で叫ぶ。
この日は寒く温かい飲み物をたのみたかったので今度はココアを注文、「申し訳ありません“ね”それも当店では扱ってないんですよ」、店員は“ね”を強調するようなイヤな口調で言う。コレには我慢できずつい「なぜないの?」とつい店員にキツイ口調で言い返す。
「すみません“ね”、うちでは扱ってないもんでして“ね”」、店員に逆ギレされる。メニューを見るとこの店で温かいものはコーヒーか紅茶しかない。なんて品揃いの悪い店、それ以上に店員の態度には頭にくる、なんで店員に逆ギレされないといけないんだ…。マックのメニューにはスマイル0円があるが、ここの店は“怒”0円もメニューに加えてもらいたい。
少し冷静に考えるとこの店員もかわいそうなところはある。「なぜないの?」と多くの客から言われ続けたことは容易に想像はつく。そして「他の店舗で販売しているのになんでここでは販売できないの?」と店員は本社の大人たちにいいたいだろう。
とはいえ、客に逆ギレするのは許せん! この店の看板を『マク怒ナルド』にしてやる。
』にしてやる。
10月21日 ロボコップとガリガリ君のはなし ようやく歯が治った。ここまでの道のりは長かった。
治療中、歯医者と特に会話もなくシーンとした状態。まぁ歯を治しているのだから当然のことで、神経のそばを治療していれば会話をする気はまったくなく痛みに耐えるのが精一杯。
今の時代、患者との接し方が問題になっている。そんなことがあってか先生は必至に会話をしようとする。当たりさわりのない天気の話題を持ち出した。「雨の日が続きますねぇ」、「えぇ」、「雨が続くと嫌ですよねぇ」、「えぇ」ここで会話が途切れる。先生が不器用ながら会話をがんばっているのはわかるのだが、何もこんな時に天気の話をされても「えぇ」以上に返す言葉はなく、かわいそうだが“ウザイ”。
それでも懲りない先生は「100ミリぐらい降ると床下浸水とかするんですかねぇ」「この雨いつまで続くんですかねぇ」と聞いてきた。“オレは気象予報士じゃぁないんだ!!”と心の中で叫びキレそうになるが、大人だからシカトする。このシカトが利いたのか先生は黙り込む。かわいそうだが仕方がない…と思ったら、仕返しをするようにおもいっきり神経のそばを削りだす。あの時もう少しやさしい言葉を返していたら…。
そんな痛いことも耐えついに歯が治った。
虫歯で欠けたが歯は根っこが残っていたので銀色の歯を差してくれた。メタリックの歯はほかの歯とはまったく色が違うので違和感がある。医療技術が進んでいる今の時代なら、メタリックではなくウソでもいいから他の歯と同じような色にできるのではと思うのだが…。できないにしても、ネイルアートのようにこのメタリックな歯にも絵でも描いてもらいたかった。
この無機質で冷たい感じのするメタリックの歯が気に入らない。うん、よくみるとこのメタリックの歯がなんかロボコップっぽい。そう思った瞬間、頭の中のBGMはロボコップのテーマが流れ、歯をカチカチ何回も噛んでみたりする。特に歯が強くなったワケではないと思うがこのメタリックの色のせいかやけに丈夫になったような気がする。ためしに硬いものを食べようとするが硬いもの…、そうだ今まで“ガリガリ君”を食べたことはなくいい機会だ、コンビニに急いでいく。ショウケースの中には来年の夏まで店番をしていそうなガリガリ君のコーラ味とソーダ味が大量におかれていた。しかし、おでんが勢いづいているこの時期にガリガリ君は…。さすがにロボコップの歯を手に入れてもこの寒さには敵わない。
9月24日 “ノフク”のはなし ノンソルトのクラッカーとカマンベールチーズの組み合わせが最近のお気に入り。塩分のあるクラッカーにカマンベールでは自分には合わずノンソルトでないとダメ。そのノンソルトのクラッカーが近所に売ってないから困ったものだ。平日の昼、ノンソルトのクラッカーを買いに駅のそばにある大型スーパーに買いに行く。
スーパーの雰囲気がいつもと違う。あたりを見回すとここは日本かと疑いたくなるぐらい客は欧米人ばかり。ここらへんは外国人が多いとはいえここまで外国人ばかりだと自分が場違いのところにやってきたような感じで肩身が狭い気持ちになる。
子供は店内でショッピングカートを猛スピードで乗り回しさすが外国人の子だと感心させられ、ホーム・アローンの撮影現場に来てしまったかのような錯覚を起す。昔に比べ今の大人は子供を注意しないと道徳的なことを言うヤツがいるが、この状態まして外国人の子供にどう注意したらいいのか教えてもらいたい。当然見て見ぬフリをして目的のノンソルトのクラッカーを持ってそそくさとレジに向う。
レジにはミセスダウトのような体格のいいいかにもアメリカのおばさんの客が並んでいた。ミセスダウトは話し好きでレジの店員にニコニコしながら話す。店員はメガネをかねたヒョロっとした若い男で、英語がわからないのか?ミセスダウトとの話はシカト、“話し掛けないでけれ早く帰ってくれ”と願っているのが顔からにじみ出ていた。ミセスダウトは空気を読めるはずもなくニコニコしながら話し続ける。
レジも終わり会計になり店員もホッした瞬間、さっきまでニコニコのミセスダウトが「ノフク」と言って怒鳴りだす。店員はオドオド、半泣き状態。それでも手加減はなくミセスダウトは「ノフク」を連呼。この嫌な状況から逃げ出したく他のレジに逃げようとするが、平日の昼でレジはここしか開いてない。こんな時、仲間の店員が助けにきてあげればいいのだが…、商品整理をしていてたぶん気がついても気がつかないフリをしているのだろう。助けてもらえない店員はこのスーパーではかなり人望がないのかもと余計なことを詮索してしまう。そんなことを考えている間もミセスダウトの「ノフク」攻撃は収まらない。ところで「ノフク」ってなんだろう?。冷静に考え「ノーフク」?「NOフク」?「フク」??「袋」?そうだ「NO袋」のことだ。ミセスダウトは地球に優しくスーパーの袋はいらないと言ってるんだ。これがわかり、手で袋のジェスチャーをして指でバツを作り、店員に袋はいらないことを教えた。店員は助かったという顔で明らかに感謝の気持ちがこもったお辞儀をこちらに返した。ミセスダウトはわかってもらえ満足げにレジを去ろうとした瞬間…、レジに桃を忘れていたのを見つけた。すかさず「あの、桃、桃、桃忘れてますよ」とミセスダウトに言うと「ドウモアリガトウ」とミススダウトは桃を持ちお礼を言って立ち去った。
スーパーの帰りミセスダウトのことを考える。なぜ「NO BAG」じゃなく「NO袋」だったのか? 「袋」と使ったのはあの店員への親切なのだろうか? 桃を忘れた時日本語を理解しているのだからミセスダウトはある程度日本語がわかるはずで、店員に英語で話し掛けてたのはからかっていたのか? 「ノフク」は話し掛けてもシカトした店員への復讐だったのか…。わからない。わからない。
9月2日 日本の恥のはなし いまほど北朝鮮が注目を集める前、伯父は北朝鮮までわざわざ観光旅行に出かけた。
こんなところまで観光旅行に行くぐらいの伯父だから好奇心旺盛、しかしガイドの指示で観られない場所が多かったようだ。なぜ観られないのか?とガイドに問いただすと「どの家にも、お客さんには見られたくない部屋ってありますよね。それと同じことですよ」といわれたそうだ。
たしかに、身内に見せても他人にはみせたくない部屋というものはどこにでもあるものだ。
話は変わってオリンピックで浜口親子というか親の過激な応援が話題になった。日本のマスコミはあの応援は親子愛みたいなことで取上げているがほんとうにそうだろうか? あれはどう見ても“日本の恥”。親戚の伯父さんがウチで飲んで暴れているのは目をつぶるが、他人のウチで飲んで暴れたらつまみ出したい、これと同じ気持ちだ。それも世界に“日本の恥”を流出してしまったのだから目も当てられない。
男子マラソンを妨害した男がスポーツ競技場に3ヶ月の立ち入り禁止になったが、アニマル浜口は海外試合の観戦は禁止にしてもいいのではと思うのは自分だけだろうか…。
8月27日 24時間テレビのはなし 子供の頃、今のようにテレビがひと晩中放送してはいなかったために24時間ぶっ通しで放送した『24時間テレビ』はとても珍しかった。本当に夜中の3時に放送されているのだろうか?確認するため起きようと試みるのだが、起きられなかったことを思い出す。
当時ピンクレディーがパーソナリティをやっていて、募金をして握手をしたいものだと思ったがそこまでの実行力はなかった。もちろん、募金という名目の握手代でチャリティで社会に貢献しようなどという善の心はまったくない。ちなみに知人は、小銭を空き瓶に詰めいかにも毎日お金を貯めてましたというフリをして黄色いTシャツを着たピンクレディーとの握手を試みたが、そんな悪事が許されるはずもなくあえなく撃沈。ただ、欽ちゃんと握手はしてもらったようだ。
あれから何十年も経ったがいまだに『24時間テレビ』は続いている。「嵐の二宮クンと握手がしたいから武道館に行く」と知り合いの子が言っていた、この光景は昔とまったく変わってなく二宮クンとの握手は夢のまた夢で、現実は忙しくもないのに忙しい中を縫ってきたようなフリをしているどうでもいい芸能人と握手するハメになり夢を壊されるのが関の山だろう。
握手で募金は今も変わらないが、現在はチャリティーの意味合いが薄れ感動色を強くし番組の方向は少し変わってきた。
目玉はのコーナーは“100キロマラソン”だろう。この暑い時期に何も100キロ走らなくてもいいのに…。暑さで苦しみながら走ってる姿をTVの前で見て感動してるヤツは“S”ではないかと思う。番組内に走りきれなかった人もいるが、走りきる人は必ずといっていいほどエンディングの少し前にゴール、この時間調整がみえみえの演出でムカツク。
ムカツクといえば、エンディングで出てくる加山雄三と谷村新司。いかにも24時間自分たちもガンバリましたという感じで登場してくるのだが、どうみてもさっきまでオリンピックで興奮して時間になったから出てきたようにしか見えない。それに周りと同じあの黄色いTシャツを着ていないのもなんだかなぁ。
今回一番怒りを感じたのは曙。曙は子供とボートで川下りをしていたがこれはまったくダメダメ。曙は現在K-1で連敗中、ボートに乗って子供たちを感動させることよりも、K-1で悲願の勝利を納めた方がより多くの人を感動させられるはずで、そんなことしてるヒマがあるならお願いだから練習をしてくれと思っているのは自分だけではないはず。
どうでもいいことだが、前出の空き瓶に詰めた小銭を集める人は大変だろう。瓶から小銭を回収している時に舌打ちをしながら「余計なことしやがって」とつぶやいているのに違いない。それにあの空き瓶もゴミになり決して“愛は地球を救っていない”と思う…。
毎年ムカツクだけだから見ないようにはしているのだが、見ないと文句もいえないのでついつい合間合間で見てしまう、ダメダメな自分である。
8月18日 子沢山のはなし 世間はオリンピックで沸いているが、個人的にはもうひとつ盛り上がれない。
なぜかといえば、出てる選手の多くが“誰?”または名前や顔がわかっていてもこの人のことをほとんどわからず、同じ日本人ということ以外に共通点はないため近親感がないからだ。
そんなこともあって、オリンピックがやっていてもTVでジャイアンツ戦を観る。ジャイアンツの選手はほぼ毎日観ているため、“今日は調子が悪いなぁ”など日々の調子、インタビューから性格、彼らの出身校まで知っている選手は多く、ある意味“家族”なのである。
昨日、工藤投手が200勝の大記録を達成した。
こんな時、楽しみにしているのが、ヒーローインタビューと写真撮影の瞬間である。インタビューも無事終わり、写真撮影の時である。これが普段の写真撮影と同じでガッカリさせられる。どんなものを想像していたかといえば、“奥さんが横にいて、片手で小さな子供を抱え上げ、前列には大きな子供が並んでいる”家族のほのぼのしたものが野球選手の記念写真で、こんなシーンが好きなのである。野球選手は少子化時代とは逆行して子沢山の家が多く、金も稼ぐし子沢山これが一流選手の証だと常々思う。工藤投手といえば子沢山で有名でてっきりこんな光景が見られるものだと思っていただけに感動も半減。
大記録を達成しておめでたいことなのだが、 TVに向って“何のための子沢山なんだ”とこっそりつぶやく。
8月12日 小さなジェイソンのはなし 映画『ロッキー』で一番印象に残っているのは、ボクシングシーンでもなくエイドリアンとのラヴストーリーでもなく、ロッキーがダウンタウンでタバコを吸っている少女に向って言う「子供の頃からタバコを吸ってると口の中がゴミ箱みたいに臭くなるぞ」(月曜ロードショーの吹替えだったので本当にこう言っているのかは不明)というセリフだ。
このセリフが頭に残っているので、タバコを吸いだしてから歯医者に行くのが嫌だった。
歯が痛い。アニマル浜口ではないが“気合”でなんとかこの痛さを我慢、最初の頃はこれでなんとかなっていたが治まるはずはない。根性論が通用しないとわかると、痛い歯をウイスキーで湿らすというまったく根拠のない自己流の治療法で痛さを和らげる。自分でも褒めたいぐらいに痛さをこらえてがんばったのだが…とうとう歯が欠けるまでの事体になってしまった。タバコをやめてほぼ1年経ったことだし歯医者に行くにした。
子供の頃から歯医者を怖いと思ったことはなかった。虫歯の周りにはバイキンマンのような悪の生物がいて、それを“キーン”とか“グイーン”とか嫌な音を出す機材で戦っている、という構図が頭の中にできているので、多少痛くても正義の戦いには痛みも伴うと思えば我慢もできる。
歯医者の先生はちびまる子ちゃんに出てくるおとなしそうな担任みたいな人。「あぁ、ここですね大きな虫歯がありますよ。他にも痛い歯がありますか?」と優しく話し掛けたので「そこだけです」と返答する。口の中で“キーン”とか“グイーン”とか嫌な音を出しながら治療していると「あれれ、ここにも1本ありますね、これも治療しましょうね」と先生は子供にモノをいうように話し掛ける。もう1本の虫歯を治療している時である、「ゲヴッエ」と先生は文字にするにはとても難しいような発音の言葉?を発した、その後には舌打ち。「ここ、ここにも1本、どうしてこう虫歯を何本も作っちゃうのかなぁ」と優しい先生からは想像もしてなかった強い口調。「ゲヴッエ」を訳すと“何本虫歯治させるんだ”ということだろう。
そのあと先生は黙々と作業をしているから怖い。先生も人間で冷静さを失うのではないかと考えるとなおさら怖い。さっきまでの“キーン”とか“グイーン”の音も怖い。特に“グイーン”という低い音がどうもジェイソンのチェーンソーのように聞こえ、口の中では小さなジェイソンが暴れている。“グイーン、グイーン”とチェーンソーは容赦なく歯を削り、少し手加減してくれと言いたいが言える立場ではなく我慢あるのみ。
ようやく本日の治療は終了。歯医者を出てからも口の中にはジェイソンがチェーンソーを振りかざしているような違和感が残る。食事をしても、寝ていても口の中にジェイソンがいるような感じで最近はジェイソンにうなされている。
8月4日 “どうにもならない馬”のはなし 今年の春、競馬場で同じクラブの人と知り合いになった。中山競馬場までは3時間以上かかりそれでも出資馬が出走すれば毎回応援にくるぐらいの人で、馬券の話よりも出資馬の話で盛り上がる。
この人の自慢は今まで出資した馬がすべて勝ち上がっていること。1つ勝つのもたいへんだというのに持ち馬すべてが勝ち星を上げているのだから凄い。それに昨年は持ち馬をダービーに出走させたというからますます凄い。しかし…「ここまでがツキすぎてたんでしょうね、今年は“どうにもならない馬”がいて…」とボヤく。
家に帰ってからこの“どうにもならない馬”の成績を調べると…たしかにどうにもならないものだ。ここまで10戦して馬券には無縁の6、7、8着だらけで勝ち馬から離されこれでは勝てる見込みはない。それも、弱いメンバーが揃ったレースを選んで各地の競馬場をドサまわりしているにもかかわらず成績はあがらないのだから厳しい。3連続で9着以下なら引退の声がかかりあきらめもつくのだが、そこまで弱くはないからほんと“どうにもならない馬”だ。
ただ、根拠はないがなんとなく勝ちあがれるような気がしていた。ここまでツキのある人が出資しているのだから馬に力がなくても、この人の神通力があるのではと思えてしかたがない。その日から“どうにもならない馬”に注目していた。
春以降“どうにもならない馬”は相変わらず弱い相手を探してどこにでも遠征したが期待どおり?どうにもならない。毎回後方からレースを進め数頭抜いてくるだけのくり返しでは勝ちにはほど遠い。
そんな“どうにもならない馬”に奇跡が起こった。この日はスタートで出遅れ、先行する人気馬はどんどん飛ばして“どうにもならない馬”は先頭から引き離されついて廻るのが精一杯。ところが直線に入って“どうにもならない馬”がジリジリと追い込み、ついに19戦目で初の先頭でゴールイン。10頭立ての7番人気、それも2着には9番人気の馬が入るのだから奇跡にふさわしい万馬券決着。
先行した馬がオーバーペースで飛ばしたため最後バテたから追い込むことができただけで決して“どうにもならない馬”が強くなったわけではない。ツキなのである。
「こんなことになるなら馬券を買っておけばよかった」と思うよりも、「こんなことってあるのかよ」という驚きの方が大きかった。
7月23日 野球小ネタ大賞のはなし TVの野球中継で、どうでもいい選手の小ネタを紹介しているが、これが案外面白い。
昨年勝手に自分が選んだ小ネタ大賞は
“ジャイアンツの某選手の好きな食べ物は妻の作ったコロッケ”。
本当にどうでもいいことなのだが、市販のコロッケではなく“妻”でなければダメというところがポイントだ。この選手が投げるたびにどんなコロッケなのか気になってしょうがない。
今年の最終力候補は
“スワローズの外国人M選手は4歳になる双子の父親なのに妻とは籍を入れていない。なんでも野球で食べられるようになるまで籍を入れないらしい”。
このネタが中継された瞬間、TVの前で最低100人は「野球なんてやってる場合じゃないだろ、早く籍入れてやれ」といったと思う。他人事ながらこの先野球で食べていけなければ、一生籍を入れないつもりなのだろうか、試合そっちのけで考えてしまう。ちなみに、奥さんは元オリンピック選手で体育講師、先日の休日は家族で「スパイダーマン2」を観に行ったらしい。この小ネタを知ってからM選手に注目しているのだが、こっちの注目を裏切るかのように、無駄な大振りをして本当に籍を入れようと思っているのかという疑問さえ出てきてしまう。ただ物凄く活躍して簡単に家族が一緒になれれば面白みもなく、このダメっぷりがなかなかいい。選手個人の理由とはいえこの選手の打席は一応見る価値がある。
6月24日 営業上手のはなし 世の中、仕事ができない、しないのにどうしてクビにならないのだろうと思う人がいる。
その1「車屋」
車検の時期になると車屋のこの男から電話が掛かってくる。
「もうそろそろ車検の時期なのでウチでお願いしますよ」と不器用そうな話し方、これでは客が少ないだろうと容易に推測できる。
とりあえず見積もりを送ってくれと言っておくと、その見積もりがいつまでたってもこない。その間、同系列の車屋からウチで車検お願いできないですかとの電話があっても、決まったところがあるからと断っているにもかかわらず、見積もりが来ない。
しびれを切らして、見積もりを催促すると急いで送るとのこと。1時間で見積もりをFAXで送ってきた、やればできるのにそれを何日もほっておいて…。それから何時間かするとまたFAXで見積もりが送ってきた、おっちょこちょいの人だ。そして次の日、速達で見積もりがまたまた送ってきた。合計3枚の見積もりが送られてきて、その見積り額が全部違う、いい加減な奴だ。
しばらくすると、向こうから電話が掛かってきて「お願いします」の連呼、自分のノルマが達成できないと泣きつかれる。「こんないい加減では同系列の車屋の方にお願いしますから」とあっさり言う。それから毎日のように電話が掛かってくる。このしつこさに負けた母親は「あの仕事ぶりじゃぁ誰でも断るんじゃない、かわいそうだからお願いしたら」という。たしかにそうかもしれないので、同情からお願いした。車検が終わり車を戻しにきた時のことである「ありがとう、これで助かったよ」、タメ口で話してきたのには驚き、どうしよもない奴だ。
仕事のできないことで同情を買う、それがコイツの営業手段なのだ。
その2「そば屋」
近所のそば屋のお兄ちゃんは仕事をしない。ここのそば屋の歴代お兄ちゃんは勤勉で暖簾分けして貰っているのを見ているだけに、このお兄ちゃんは???。出前の配達をしている姿よりも本屋でマンガを立ち読みしている姿の方をよく見かけマンガ大好き。子供の頃、「ケーキ屋ケンちゃん」に出てくる“マンガさん”は仕事中でもマンガを読みこんな人を雇えるのはTVだけのことと思っていたが、まさかこの時代にマンガさんに会えるなんて…ある意味平和な世の中なのかもしれない。マンガを立ち読みする以外では近所の子供たちとゲームボーイで遊び、路上でサッカーを教えている。現代版ピーターパンなのだ。
しかし、この子供たちとのコミュニケーションがあるから彼はクビにならないのである。子供たちの親が忙しい時はこのそば屋から出前をとる。本人は営業をしているつもりはなくても子供をダシに営業をしているのである。
愛想もよく、近所で会えば挨拶を必ずするから悪い奴ではない、ただ仕事をしないのが問題だ。
その仕事をしない彼が東スポ黒服のような口調でいい情報?を教えてくれた。「若手俳優のSTクンってわかります? ほらテレビとか映画によくでてる。彼のところによく出前に行くんですよ。STクンはウチのカツ丼大好きで…」とどうでもいい情報を提供してくれた。
テレビでSTクンを見るたびに、“STクンはカツ丼好き”というどうでもいい情報を思い出してしまう。
5月28日 ヤワラちゃんのシナリオのはなし ヤワラちゃんとそのダンナがイチャつきながらTVのCMに出ている。前回のオリンピックを境にヤワラちゃんは爆笑結婚式をはじめ地に足がつかない感じでこれでいいのか?といいたくなることが多い。
悲願の金メダルを獲得してからマスコミへの露出度が高くなり、国民的なスポーツ選手から逸脱しているような不可解な行動が目立つ。今までの反動がここで一気に爆発したのかもしれない…。
柔道一筋のヤワラちゃんからは想像できない意外なブランド好き、せめてジャージのブランドにこだわる程度ならヤワラちゃんらしいのだが…あぁヤワラちゃんも普通の人なのである。
爆笑結婚式では再現ビデオに本人が出演しタレントみたいなことをして、本人は満足げでも、笑いの声が聞こえてくるあたりほとんど“裸の王様”状態。
そして、オリンピックが近づいた今、ダンナといちゃつくCMに出演。
これでいいのか…ずっとそう思ってきたが、これって演出?なのかもしれない。
ヤワラちゃんはよくいえば頭がキレ、悪く言えば腹黒い、そのいい例がダンナ選びだ。知名度はあるが地味で目立たず稼ぎはある。常に輝きたいヤワラちゃんにはぴったりのダンナでこれ以上の人材はいない。このセンスのよさは並みのスポーツ選手ではない。
そもそも金メダルを獲ったところでヤワラちゃんは終わっている感じはあり、この後勝つのは当り前のようにみられ面白みはない。ヤワラちゃんならそんなことはわかってるはず。
同じような境遇だったのが高橋尚子、彼女の場合アテネ落選で流れを変えた。誰を恨むようなことを言わない記者会見で悲劇のヒロインとして好感度を上げ、たぶんオリンピックの女子マラソンよりは高橋尚子の次走の方が注目が高いはず。
ヤワラちゃんのこの後を想像すると…。アテネでまさかの敗戦、当然チャラチャラした行動が批判される。スランプに陥り以前のような強さはまったくなくなり引退。夫婦仲も悪くなりどん底を味わう。忘れかけられたかの頃合をみはからって現役復帰。罵声を浴びながらもなんとかオリンピックに出場、全盛期を過ぎて活躍を望めない状態から奇跡の金メダルを獲得。これがヤワラちゃんのシナリオだ。
披露宴を中継した日テレがここまでの記録はドキュメンタリーで撮っていることは容易に想像がつく。
あくまでも想像ではあるが、あながち間違っていないようにも思う。
5月21日 嘆く地下鉄のはなし 地下鉄に乗ると「不信物、不審人物を見かけた際は乗務員にお知らせ下さい」とアナウンスされる。“不信物”を知らせることはできても、不信人物を見つけた時に「この人、不審人物です」なんて見ず知らずの人にそんな失礼なことを言える人っているのだろか?…といつも思う。
そういえば最近、“C2”とか“G5”など“路線名の頭文字+数字”で地下鉄の駅を表記していることに気がついた。複雑な路線を外国人にもわかりやすくするためなのだろうが、番号で表記されると駅の個性がなく囚人番号みたいで好きになれない。
また半蔵門線と日比谷線の頭文字は同じ“H”、それなのに“H”を名乗れるのは日比谷線で半蔵門線は“Z”、たぶん年功序列で日比谷線が“H”を名乗っているのだろうが、半蔵門線にしてみればなんで“なんでZ?自分だけが頭文字を名乗れないのか…”という不満の声が聞こえてきそうで、半蔵門線の立場を考えるとこれはどうか…。
その点、いつの時代からか知らないが路線を色分けしてあるのは個性がでている感じでいい。なんとなく戦隊モノとダブル感じもする。“赤”の丸の内線は地下鉄のリーダーだろう。年功序列でいえば銀座線だが、銀座線は山手線を突っ切るように他人には無関心で目標に向って走る、それに対してわざわざグルリと回る丸の内線は地下鉄各線とコミュニケーションをとりながら走ってるあたりがリーダーっぽい。青(正確には水色?)の東西線は地下鉄なのに地上を走ってることが多く変わり者、黄色の有楽町線は有楽町のガードレール下でカレーを食べてつまらない冗談をいいそうな黄レンシャー、緑の千代田線は代々木公園で昼寝をしているイメージがある。
日比谷線の(あえてグレーではなく)ねずみ色は走ってる場所は派手でもあの色が地味で…ラッシュであの色の地下鉄では朝からテンションが下がりそうだ。路線が増えれば当然似たような色もでてくる、明るい緑の南北線だ。自分の中では南北線を“バッタモノの千代田線”と呼んでいる。南北線にしてみれば心外だがでもやっぱりバッタモノだ。
心外といえば、東京メトロではないが、“大江戸線”もこのネーミングはイマイチイマニぐらいだろう。どうも“江戸”から「カブキロック」のイメージがあり隈取りをした乗務員が運転してるような感じがする。元々は“夢もぐら”だったが石原慎太郎がダメだしして大江戸線になったが、どっちもどっちで石原慎太郎のセンスのなさを感じる。そもそも、三田、浅草、新宿ときた都営地下鉄がなぜ自分だけが地名つけてもらえないのか、大江戸線はこのことを嘆いていることだろう。
4月30日 ヒキズリ妄想女のはなし 野球に興味のない人が野球場に行くのはつらいもである。
この間、野球を見に行った時のこと、試合が始まり少し経つと後ろの席に女性の2人組が座った。2人の会話からひとりは野球に詳しく、もうひとりは野球のことはほとんどわからず連れてこられたという感じ。
知ってる方の女の人が選手のプロフィールをもうひとりに教えている。「○○は××大学出身で年収××万、兄弟は弟がひとり」といった風にかなり細かいというかマニアックなデータを知っている、それも片方のチームではなく両チームのデータをいえるから驚きだ!。ただ興味のない選手のデータはまったく抜けている、会話を聞いてみると既婚選手はどうでもよく未婚の選手だけが興味の対象のようで、叶うことのないお見合い相手を探していたのだ。
もうひとりの野球に興味のない人はこんなことはどうでもよく退屈のようだ。未婚選手データ女は気配を感じたのか「ねぇ、○○さん元気にしてる?」と気を使ってどうでもいいもう片方の彼氏の話を持ち出す。「それがね、別れたの」といい出す、「えっ、13年も付き合ってたのに」未婚選手データ女は驚いていた。この時がたしか2回のウラだった、そこから13年間の話が始まった。付き合いはじめてからの4年間はマッタリしていたみたいで話が長く5回オモテぐらいまで続く。そこから転勤で離れ離れで遠距離恋愛に…。
この周辺で観ていた人たちは視覚はグランド、聴覚はどうでもいい恋愛話になっていたはず。
遠距離になり急に彼が冷たくなったことを嘆いていた。そこからなかなか逢うこともできず13年目に別れることになる。「アタシってひきずるタイプだから…」と言っていったが、たしかにヒキズリすぎで誰が聞いても遠距離になった時点で別れてるんだろうとツッコミたくなる。周囲の空気は完全にこのヒキズリ女が支配している、聞きたくもない話なのにどうしても入ってきてしまう。途中からなぜか半泣き声になり13年目での別れをしんみり語りようやく話が終了、この時ゲーム7回のオモテ。
ほんと他人の話でどうでもいいことなのだが、最後まで聞くと13年の恋愛を共有したような不思議な錯覚に陥り同情の念がわいてくる。しかし、そんなことを思ったのは一瞬のことで、7回のウラ客席からの声援に対し「あの声援はアタシを応援しているんだ、明日からがんばる」…なん、なんだ…。ヒキズリだけでなく、妄想も激しい女だ。
試合が終わり、ヒキズリ妄想女がどんな顔をしているのか振り返る。「あ〜やっぱり」っていう声を腹中でこらえる、カツ丼を軽々おかわりし3杯はいけそうな感じの女。13年も振り回された彼氏は重かっただろう、この重さをヒキズルっていたのはたいへんなことと容易に推測でき同情できる。
それにしても、何も野球場でそんな話をしなくてもいいのに…、本当に迷惑な女だ。
2月25日 この店のルールのはなし 日曜日、府中の競馬場に出かける。
土曜の夜は新聞をみながら予習し2時ぐらいに寝、日曜の朝は7時前には起きる。9時半前には競馬場の席につき、そこから4時半ぐらいまで競馬を観る。たかが、競馬なのだがけっこう疲れる。これが10年前なら終わってから余裕で飲みに出かけられたのに最近は直帰して家で寝てることが多い。この日もできれば早く帰りたかったのだがわけあって飲みに行くことになる。
府中の競馬場の門を出るといくつもの飲み屋がある。飲み屋といっても普通の飲み屋とはチョット違い、民家を改造した一時的な飲み屋だったり、普段は飲み屋ではない飲食店をこの時だけは飲み屋にしたり要は競馬が開催している時だけ飲み屋に変装するウサン臭い店ばかり。映画で見たことがあるような戦後のドヤ街みたいな雰囲気で、自分が苦手とする場所で正直あまり行きたくない。店に入るが満席、これはラッキーと思ったら…運悪く店奥の席があく。店内はタバコの煙と焼き鳥の煙が入り混じり真っ白、壁にかけてあるメニューの札が見え難いほど視界は悪い。
とりあえず、焼き鳥とビールを頼む。従業員は、みのもんたに“お嬢さん”と呼ばれれば喜ぶようなおばさんばかり、ここのルールではこのおばさんに向って「おばさん、焼き鳥とビール」は禁句らしくこれではオーダーを取りに来てもらえない、口が裂けても言いたくないが「お姉さん、焼き鳥とビール」と頼まないとダメみたいだ。焼き鳥を食べる、冷たい?、店の前ではバンバン焼き鳥を焼いているのにこの焼き鳥は冷めている。店の前でたくさん焼いていても、アツアツの焼き鳥ではなくすでに焼き終わったものから順に出しているようだ。また焼き鳥盛り合わせと書いてあれば、いろいろな種類が盛られているものだと想像するが、ここでの盛り合わせは違う。砂肝がないなぁなんて呑気なことを思って皿を見てみると皮が2本、レバが2本、正肉1本、ここの店では適当にあまっているものを盛り合わせているようだ。冷めた焼き鳥を食べさせられた時にはムっとしたが、さすがにこの盛り合わせで怒りを越えて笑ってしまう。
ビールを追加で頼むがいくら待ってもビールは出てこない、ビンを持ってくればいいものと思うがこの店はそれもできないぐらい忙しい。ちなみにビールを頼んでいる客はなくみんなチュ−ハイ、チューハイがこの店の定番でそれ以外のものを頼むのは迷惑のようだ。この店に怒るよりも、この店に適合しない自分が悪いと思えるようになってきた。
“肉豆腐”を頼む。肉豆腐といえば、豆腐とお肉、そして長ネギや白滝などが入り、玉子でとじたりもするものだと30年以上思っていたが、この30年の歴史がこの日崩壊した。ここでの肉豆腐は、豆腐一丁を半分にし、その上にタマネギがかかっていて、申し訳ない程度に肉片が入っているもの。これにはビックリ、これって“タマネギ豆腐”じゃないのか?と思うが、ここではこれが肉豆腐。こんなの肉豆腐じゃないと大声で叫びたいところをグッと我慢して一口食べる、これが意外に美味しい。いや、本当は美味しくないのかもしれないが、この雰囲気のせいで舌が美味しいことにしてしまったに違いない。
こんな店にはあまり行きたくはないが、社会勉強にはほんのちょっとなったのかもしれない。
2月20日 ホイップマウンテンのはなし 世間では牛丼の発売中止が話題になっているが自分にとってはあまり関係ないこと、それより“ホイップマウンテン”がどこに行っても売ってないことの方が問題だ。
ホイップマウンテンはセブンイレブンで売っている菓子パンで、ネーミングのとおりホイップがマウンテンしてるぐらいたっぷりのパン。このホイップの量ははっきり言って体に悪い、間違いなく寿命が1、2日は縮まるようなパンで、体によくないのはわかっていてもあのホイップの心地よい甘さがやめられず今では中毒になっている。そのホイップマウンテンがこの2、3週間、姿をみない。何軒かのセブンイレブンに行ったがどこにもなく、時間が悪いのかと1日2、3回時間を変えて行ったがない。ホイップメロンパン、ホイップカスタードーナツなど類似の商品はあるが、どれもホイップの量がぜんぜん比べ物にならない。吉野家で牛丼がないことでキレた客が暴れたということがニュースになるが、暴れた客の気持ちがよくわかる。
ここ2、3週間は菓子パンの棚に向かいホイップマウンテンがないことを確認、仕方がなくどうでもいいガムを買うのが習慣で、それも毎回同じ女の店員がレジを打つ。こんなことを1日2、3回もしているとこの店員に変な目で見ているのではとちょっと恥ずかしい。しかしそんなことは最初の数日だけで、それよりもこの店員のせいでもっと困ったことが…。
レジで会計を済ませお釣りを渡された時、ビビビと激しい衝撃が走る、静電気だ。この女の店員がお釣りをくれると必ず静電気がおこる。頼むから他の店員でと思うのだがこの店員しかいなかったり、お釣りがないようにと小銭を出そうとすると小銭が足りなかったり、どうやってもこの店員の静電気からは逃れられないようになっている。店員の方も静電気がおこることがわかっているから、頼むからこのレジで買わないでという顔をしている。そうなるのがわかっているなら、レシートの上に小銭を置くとかの工夫をすればいいのにと思うがそういう発想はこの店員にまったくない。これでホイップマウンテンが手に入れば我慢はできるが、痛いうえに手に入らない最悪だ。
それにしてもこの静電気の痛さで、ラムちゃんの電撃をくらう諸星アタルの痛さがちょっぴりわかるような気がしてきた。静電気防止に頭がまわらない店員なんだからせめて語尾に「〜だっちゃ」をつけるぐらいのサービスを欲しい。
2月3日 マイネルソユーズのはなし 日曜日、マイネルソユーズが3戦目を迎えた。
ここまで、5着→2着とくれば今度こそという気持ちはあるのだが、今まで“今度こそ”と思ったときに限って痛恨の出遅れがあったりしてあまりよくない。それに事前のはなしでは軽い熱発で順調さを欠いているとなれば、それほど期待はできない。とはいえ、新聞では◎○▲の印がたくさんついていればもしかしてという気にもさせられる。不安と期待で寝たのは4時近く、ほとんど寝ない状態で中山競馬場に出かける。
競馬場に着いてまず向かうのは馬頭観音、お賽銭を投げ入れソユーズの無事を祈る、今日負けても無事なら次がある、とにかく無事が一番だ。続いてパドックに向かいソユーズを見る。落ち着きを欠いた感じで前走と比べるとあまりいい気配ではない。ただ、この血統で落ち着いている方がおかしく、これでいいのかもしれない。逆によくみせるのは3番の馬、落ち着いて気合十分デキのよさは目立ちこの馬に勝たれる可能性は高い。
ゲートが開く、ソユーズは出遅れた。やっぱりこうなる、“今度こそ”と思ったときは必ず出遅れ、どうしてこうなるのか?。それでも二の足の速さで中団に付ける。先頭を走っているのは3番、今の中山ダートは先行できなければ厳しくソユーズの位置では…。向正面からソユーズは気持ちよさそうに風を切って走りどんどん先行馬群に迫り、4コーナーで先団を射程圏に入れ、直線では逃げる3番に体を併せる。この体勢になれば楽に勝てるはずなのだが…、想像以上に3番の馬に抵抗され並んでからなかなか引き離せない。じれったい、じっれったいと思いながら見ていたが3番の馬も抵抗しきれなくなり徐々に差が広がったところでゴール。圧勝ではなかったものの完勝。
今までなら出資馬が勝てばリプレイの映像をゆっくり見ているのだが、今日はそうはいかない。急いで集合場所に向かいそこで他のソユーズ出資者の人たちと合流。この日集まった人は6人、この人たちとは初対面なのだが言葉より先に握手、会ったことがない人とこれほど自然に握手ができるのも不思議である。ウィナーズサークル(勝ち馬と関係者が揃って写真を撮る口取りをする場所)に向う途中、「おめでとうございます」と数人の人に声を掛けられる、こんな時急いでいるのは関係者ぐらいだからだろう。ウィナーズサークルではレースを終えたソユーズがグルグル廻っていた。馬が可愛いなんて言う人がいるが、レースを終えた馬の姿を見たらそんな言葉は出なくなるぐらい荒々しい。
てっきりすぐにウィナーズサークルに入れるのかと思ったらレースは審議中、クラブの人からは確定するまで待ってくださいといわれる。この審議が案外長い、ここまできてもしソユーズが失格や降着になったらどうしようかと不安になる。とはいえ大きな問題もなく確定、ウィナーズサークルに入りソユーズと写真撮影。5、6台のカメラで一斉に撮られ何がなんだかよくわからないうちに終了。もう少しウィナーズサークルで余韻に浸っていたいと思うがレースは30分間隔で進行しているのでそうもいかない。
ソユーズに出資した時1つ勝てればいいかなぁぐらいに思っていたが、それが3戦目で初勝利。こんなに早く目標を達成してしまうともう1つ勝ってほしいと欲がでてくる。今度は自分のホームグランド東京競馬場のウィナーズサークルに立ってみたくなる。
1月20日 白木屋のはなし 年明け友人と飲みに出かける。
とりあえず入った居酒屋は何の特徴もない店。ほとんど記憶に残ってないが、唯一覚えているのは冷凍したいかの沖漬け。これはシャリシャリした食感を楽しめということなのか、それともただ解凍し忘れただけなのか…。まぁ食べるものに期待をしてるわけでもなく飲めればいいからどうでもいいこと。とはいえなんとなく物足りない、だからここを出て次の店を探す。
外に出ると「初キャバどうですか」と客引きが何人も近寄ってくる。新年早々この寒い中ごくろうさまである、がんばってるのはよくはかるがしつこくて邪魔。この人たちを避けて歩くのも案外たいへん、そして向かった先はCMで赤井英和が店長をやってる白木屋。
最近、TVで赤井英和をさっぱり見なくなった、そのせいか白木屋で本当に赤井が店長をやってるのではないかとちょっと期待してしまうが、入ってみればやっぱり赤井店長は不在。CMでは店員がヤルキ満々だが、ここには赤井店長のようなリーダーがいないためか店員にはヤルキのかけらもない。個人的には元気があったりヤルキ満々の店よりはだらけたこんな雰囲気は好きだ。
メニューを開くと、赤井英和がチャップリンのコスプレをしてドリンクの紹介をしている。なぜチャップリンのコスプレをしてドリンクを紹介しないといけないのか理解に苦しむ。また、いくら仕事を選ばない赤井とはいえこの仕事は断った方がいいのでは…と他人事ながら思った。ボクサー→俳優→CMで居酒屋の店長、赤井英和はがんばっているのだが、なんだか笑ってしまう。
メニューの食べ物のページを見ると、今度は「美川憲一のおすすめ」としてとんかつとサラダが紹介されていた。美川憲一が揚げ物好きといっても、“憲ちゃんのやわらかとんかつ”を本人が絶賛したとは考えづらく、 ダイエット本を出したからといっても“美川憲一のヘルシーサラダ”を本人が考案したとは思えない、名前だけ貸したメニューだろう。ちなみにそれぞれキャッチがあり、とんかつには「今年も豪華衣装対決にカツわよ!!」、サラダには「ダイエットは私にまかせて、まずはサラダ食べなさいよ!!」とつけられていた。サラダでダイエットといってるくせに、とんかつ?矛盾を感じ、これでは“私にまかせて”と言っても説得力はまったくなくまかせることはできない。美川憲一も派手なかっこうをしている裏にはこんな仕事もしているのかぁと芸能人のウラを見てしまったような気がした。
夏、ここにきた時“カラダが燃えるクエン酸サワー”という怪しい名前のサワーがあった。いかにも健康ブームに便乗した体によさそうな感じだが、ネーミングがすべてで口に合わなかった。今回も怪しいサワーがあるのかと期待したが、名前から怪しいものはみあたらずとりあえず無難なものを頼み続ける。そして最後に頼んだのが白ブドウのサワー。ネーミングはまともだが味は怪しい。口の中はベトベト、今まで飲み喰いしたものがすべて胃の中でグツグツしだす激甘。この体に悪そうな甘さは昔、小学校の前にあった文房具屋に置いてあるショボイゲームから出てくる景品のウサン臭いぶどう味のガムに似ている。衛生的に問題があって、合成着色料をめいっぱい使い、今なら間違いなく問題になるような有害なガム。それに似たような味のものを出されれば怒りたくなるようなもんだが、怒るよりはなんか懐かしく笑ってしまう。
お会計を済ます。これが異常に安い。この金額で赤井英和や美川憲一を使って大丈夫なのかと心配するぐらい安い。決していい店ではないが、金額以上に楽しませてくれたことは間違いない。
12月3日 水晶のはなし ちょっと前に知人から、川崎大師で売ってる水晶のキーホルダーを貰った。
その水晶のキーホルダーの説明書には、気力、集中力が高まり勝負ごとにご利益があるとのこと。こんなちっちゃな球で勝負ごとに勝てたら苦労しないし、もちろん信じないけど、せっかく貰ったものだからとりあえず麻雀をやる日につけてみた。
信じられないことにこの日はいまだかつてないへこみ方、この役立たずの水晶のおかげでひどい目にあった。これだけ負けが込むと浮上は難しいと半ばあきらめ気味でいると、ここでもまた信じられないことが起こる。ほんのちょっとの間に神がかり的な巻き返しで、最終的にはきれいに±ゼロ。この水晶が役に立ってるのかよくわからないが、凄いことが起こったことは事実。
この水晶をプレゼントしてくれた知人にその話をすると、このキーホルダーは競馬向けで麻雀には利かないと言う。たしかに、水晶の周りには金の馬が覆い、いかにも競馬向けっぽい。そんなことでこの水晶を身に付けて競馬をやってみる。当たらない、当たらないだけならいいがカスリもしない…。あきらめると、一番自信がないレースが当たりほぼ±ゼロ。勝たしてくれないし負けもしない微妙な水晶だ。
「どうでした?」と知人にきかれ、「微妙」と答えておいた。どうも、使い方が悪かったようで、レースを見ている時水晶を身につけるのではなく、予想している時も水晶をつけた方がいいらしい。次の週、その通りに実行するとすばらしいことに幸先よく連勝、この日の投資額をすべて回収。しかしこの後が続かず、結局±ゼロ。プラスにならないことを嘆くべきか、負けないことを喜ぶべきか微妙だ。運をうまくコントロールできてない感じ(なんだかスター・ウォーズのフォースっぽい)。
ちなみにこの知人、水晶のキーホルダーを他の人にもプレゼントしていて、この人は万馬券を2週続けて獲ったそうだ。とりあえずもう少し水晶に騙されてみることにする。
10月31日 長嶋のはなし ワールドシリーズ、日本シリーズともに終わり、例年ならここで年内の野球は終了といった感じだが、今年はまだアジア選手権が残っている。この大会で日本は韓国、台湾などと対戦して上位2チームに入ればアテネオリンピックに出場できる。日本の国技的スポーツだから上位2チーム入りは堅いように思うのだが、よくよく考えるとシドニーではメダルを獲れず決して楽観視はできない。今回監督は長嶋、選手は全員プロ、これで負けたら言い訳はできず、それだけ日本は真剣なのだろう。
ところで、アジア選手権について韓国ではどう報道されているのか知りたくて日本語版朝鮮日報のHPを開いた。韓国ではサッカーに比べ野球の注目度は低いのだが、これが日本戦だと別。この日の見出しは“「金在博VS長嶋」スター監督の対決”で長嶋の紹介記事が載っていた。
記事の内容はこんなもの“首相よりも影響があり日本の人気を独り占めにしている人”たしかにこれは当たっている。“TVで巨人戦を見ている時、父親は息子に「大きくなったら長嶋監督のようなすばらしい人間になれよ」という”それは言いすぎで、そこまで言う父親はまずいない。韓国では純粋に偉大な人として見られているようだ。
“「選手・長嶋」は優れた打者だったが、「監督・長嶋」は評価が分かれる”。“やや優柔不断な性格のため、冷徹な判断ができない”。“直感的な野球をするタイプだ”。 この分析は正しく、直感で采配するため理解に苦しむことも多い。まぁ、長嶋は偉大な人でも監督としてはスキがあり韓国にもチャンスはあるということを書きたかったようなのだが、今回日本は本気で、韓国にとって敵地での戦いは厳しいという見方もあり上位2チームに入れればというのが韓国の本音のようである。ちなみに、韓国の金在博という監督はデータ野球を重視しするタイプで、日本で言えば野村のような人か?
それにしても、長嶋ってそんなに偉大な人なのか?と思う。現役時代の活躍を生で観たわけでもなく監督時代しかわからない。自分の知ってる長嶋は、日本語と怪しい英語を混ぜて話し、妙にテンションが高く、日本人の誰もがモノマネができる人で、球界の重鎮でありながらマヌケなことをよくする。天才かバカなのかわからないまるでバカボンのパパのような人。バカボンのパパ???こんな人が指揮をとるんだから不安になってもいいはずなのだが、不安よりも何かやってくれるのではという期待の方が大きく、どんな試合になるのか楽しみ。
9月8日 6×3のはなし 先週、高熱を出して寝込む。この夏2回目だ。
体温計で熱を計ると39.5度、薬を飲んでも39度。まる2日間こんな状態が続くと変なことを考える。自分の終点っていつなんだろうか? まさかここ? ここではないだろう。仮にここだとしたら、この時季はまだ暑いから嫌だし、10月以降にはソユーズがデビューするはずだから困る、年明けは寒いし、3、4月になればサクラも見たい、5月は気候がよくなりもったいない、6月は梅雨で雨が多くこんな時季は案外好き、7月からはまた暑くなる。1年中都合が悪い、こんなことを考えてるぐらいだから終点は当分見えないような気がしてきた。
いくら家で寝ていても熱はまったく下がらず、医者に行く。今までなら家の裏に診療所があり便利だったが、今はない。この診療所の先生、肝臓先生ならぬ漢方先生で、薬は漢方しか使わない。病気は自然で治すという考え方で、診察時間は一人15分ぐらいはかかりその大半が会話。看護婦が言うには単におしゃべり好きらしく、診察室には時間がない方はその旨を申し付けくださいと書いてあった。本当に医師免許を持っているのかと疑問に思ったこともあったが、これで治っているのだから別にどうでもよかった。この先生、去年ここの診療所をたたみ漢方の勉強のために中国に行った。なんだかもの凄くウサン臭いが、悪い人ではなかった。
そんなことがあって少し離れた診療所に行った。ドアを開けると、診療所はピンク一色、ハクション大魔王とあくびちゃんの大きな絵が迎えしてくれた。ここは内科と書いてあるが、小児科が専門のようで患者は子供ばかり。場違いとは思っても高熱で引き返す力もない。診察室に入ればビンからハクション大魔王みたいな先生がでてきて、あくびちゃんのような看護婦がいるのではと想像していたが、そんなはずはなく普通の先生だった。病状を話すとノドや首筋を触手され、ウィルス性の風邪だという。6時間効果があるという解熱剤を食後に飲むようにと薬をくれた。
この熱で食欲なんかあるわけもなく、家に帰りすぐに薬を飲む。1時間もすると汗が噴出し熱は38度まで下がった。熱のせいで体がおかしくなったのか38度でも元気なような感じになる。それから6時間後、医者が言った通り薬の効き目がきれ熱が上がる。すぐ薬を飲むと1時間後さっきと同じように汗が噴出し6時間後に熱が出る。さすがにこのくり返しが2回もあると疑問に思うことがある。食事は普通1日3回、食事1回に6時間効く薬を飲む、計算すると3回×6時間=18時間。1日24時間に対して薬が18時間しか効かないということはあとの6時間どうすればいいんだ。1日4食にすれば計算は成立するがそんなわけもなく、熱を出しながら計算のできない医者を恨む。この計算通りなら深夜3時が危ない、この時間に高熱が出ると思うと暗い気持ちになる。12時を越えたぐらいから自分の中でカウントダウンがはじまるが、カウントダウンしているうちに眠っていた。気がつけば朝、熱は38度から上がっていない。よかった、これでもうすぐ治るだろう。それにしても医者の計算は納得がいかない。
8月15日 普通じゃない大人のはなし 先日、野球を観に東京ドームへ行った。この日は出先から直接ドームに行ったため、水道橋の駅についたのは2時。昼ごはんを食べてなかったので、行き当たりバッタリの中華料理屋に入る。
暑くて食欲もない、のどが渇いていたので中生だけで十分だがこれだけでは申し訳ないのでラーメンも注文する。予想通り中生はすぐでてきて、砂漠のように渇いたのどに流し込む。“えっ?”、この後味の悪さはビールではない、中生を頼んだのになぜか発泡酒だ。中生を持ってきたお姉さんに「中生を頼んだんだけど」と言うと、ビビアン・スーのようなたどたどしい日本語で「これ中生」と答えが返ってきた。違う、これは絶対発泡酒だ、とはいえこのお姉さんに言っても同じ答えが返ってくるのは目に見えている。ビールサーバーを見るとやっぱり発泡酒、他の客が中生を注文してもこのサーバーから注いでいた。どうやらこの店では発泡酒を“中生”と呼び、“中ビン”がビールのようだ。詐欺だ、このお姉さんに怒りをぶつけても仕方がない。奥の方には偉そうにしている猪八戒みたいな大男がいて、この猪八戒が“中生を発泡酒”という店独自のルールを作ったに違いない。ムカツク、孫悟空ならこの間違ったルールを作った猪八戒を懲らしめられるが、発泡酒ごときで文句を言うのも大人気ないから我慢するしかない。猪八戒にもムカツクが我慢してしまう自分にもムカツき気分が悪い。
少し店で涼んでいこうと思っていたがそんな気にはなれず店を出る。まだ時間はたっぷりある。ドームシティに入ると幼稚園児ぐらいの子供が列を作っていた。“アバレンジャー”ショーの列だ。
暑くても子供は元気、こんな子供をみてチョット考える。あと何年かすればこの子たちは小学校に通い、中学、高校、大学、そして会社へ行き、毎日家と学校、会社の往復で一生の多くの時間を使う。この往復の間に、社会や世間体を考えて間違ったことを間違えだといえなくなっていくのだろうか。アバレンジャーの“正しさ”は今だけのものだろうか? アバレンジャーは間違ったことをする悪と戦う、しかし普通の大人が社会で生きていくためには間違えでも正しいと言わなければいけない時もあり、アバレンジャーのような生き方をしたくてもできない。現実は偉いもの、強いものには勝てないことがほとんどだったりする。
なんだか暗い気持ちになる。口直しに本物のビールを買おうと1000円札を握り締め歩く。アバレンジャーショーの列の先には、ヨレヨレのオヤヂたちがたむろする大井競馬の場外馬券売り場だ。
普通の大人は土日に競馬を楽しむが今日は平日の午後、こんなところにいる大人は普通じゃない。背広にネクタイを絞めた大人の姿はほとんどなく、7割はヨレヨレの服を着たオヤヂたち。朝、満員電車ですし詰めになっている大人たちとは異なる人種だ。このヨレヨレのオヤヂたちは馬券が当たらなければお金がはいらない、そのせいかこのオヤヂたち身なりはヨレヨレでも眼光は鋭い。
ここ何年、大井競馬のレースなんて買ったこともなかったが買ってみたくなる。新聞も買わず、馬名、血統、簡単なデータぐらいしか書いていない無料のレーシングとモニターに映る馬の映像だけではまったく知識のない競馬をやるには無防備だが、それがわかっていても予想する。1Rに出走する馬を丁寧に見る、貧弱な馬が多く3頭しかよく見えない。2頭に絞り、ビールを買うために握り締めていた1000円札でこの馬券を買う。
結果は1着、3着。それでもワイド馬券を買っていたため的中。オッズを気にしていなかったため配当を楽しみにしていたら、たったの1.3倍。それでも嬉しかった。換金するとヨレヨレの1000円札1枚と100円玉3枚。次のレースは多頭数だが、よく見えるのは1頭だけだがさっきほどの自信はない。オッズを見ると単勝が6倍、複勝が2.5倍程度。単勝に100円、複勝に200円買う。セコイ考えだが、もし負けても元金は残る。結果はこの馬がギリギリ逃げ切って馬券は的中。配当は単勝2.1倍、複勝1.2倍、直前になって急激にオッズが下がっていた。
もう野球の時間、やめるのにはちょうどいい。あれだけ予想が当たっているのに手元にあるのは450円でドームで売っている800円のビールは買えない。なんだかこの450円が重く感じる、100円玉4枚10円玉5枚の重さとは別の重さだ。450円稼ぐのも楽ではない。
7月24日 チャンピオンのはなし 夜中、のどが渇いて目がさめた。少し飲みすぎたのかもしれない。冷蔵庫を開けるとビールとダイエットコーラがあった。ビールに手が伸びそうになるがここ我慢でダイエットコーラを手にとる。ダイエットコーラを一口飲むがマズイ、後味が悪すぎる。骨が溶けるなどどこか怪しいところがあるのがコーラで、それが体によさそうなダイエットとはなんだかおかしな飲み物だ。一口で十分、ダイエットコーラを持て余してるうちに、昔のコーラの販促物のことを思い出した。コーラやファンタのロゴが入ったヨーヨーやバンバンボール(ラケットでゴム付きのボールを打ち返すヤツ、よくゴムが切れた)、流行ったけど今あれらのおもちゃどこにあるんだろう。
そういえば、昔バンバンボールのチャンピオンが近くの酒屋でイベントをし、町内の子供はみんなこのイベントに参加していた。“午後○時チャンピオンがやってくる”と酒屋の前にポスターが貼ってあり、子供たちはその時間に集まってチャンピオンを待つがなかなかこない。酒屋のオヤヂに「まだ来ないのと」子供たちはせっつくが、オヤヂは困った顔で「チャンピオンは忙しいから」と言っていった。「営業なんだから時間を守れよ」とオヤヂはチャンピオンに怒ってたに違いない。遅れてやってきたチャンピオンはマギー審司のような赤いジャケットを着た外人。謝りの言葉もなく、いきなり英語で喋りまくる。英語を喋っただけでなんとなくチャンピオンの雰囲気はあった。しかし、イベントの内容を説明する時はアグネス・チャン級の日本語を喋るから怪しい。
チャンピオンは子供たちに見本を自慢げにみせる。子供たちにもやらせ、チャンピオンと同じことを最後までできた子供が町内のチャンピオンということになる。最後にチャンピオンが子供たちには難しい大技たしかラケットの裏と表で交互に打ち返す“ツイスター打ち?”をやって終わりとなるはずだったが…。子供の中にはそれぐらいの技をできるやつはいた。チャンピオンは困りさっきまでたどたどしい日本語を使っていたのにばつが悪くなると急に英語を使いだし逃げ帰った。
今になってみれば、あのチャンピオンはなんだったんだろうかと思う。そもそもチャンピオンとはいってもどこのチャンピオンかもまったくわからず、結局は胡散臭い外人でしかない。たしかこの外人、その次の年はヨーヨーチャンピオンと名乗ってこの酒屋でイベントをしていたからよくわからない。あれからかなりの時が流れたが、あの胡散臭いチャンピオンは何をしているのだろうと、ダイエットコーラを持て余しながらチョット考える。
7月14日 “何か”のはなし まだ7月だというのにジャイアンツはもう秋風が吹きシーズンは終わっている。
ここ数戦、特に金土の2試合はもう許してあげてと目を覆いたくなるぐらい最悪の試合。前半で大量失点、いままでなら多少無理があっても望みがあるようなことをサービスで言う解説者もいたがここまでひどいとコメントのしようがない、高校野球の地区予選ならコールドゲームだ。以前似たようなゲーム展開で解説のMは「今日は得点を多く取った方が勝つでしょう」と冗談か本気かよくわからないコメントをしていたが、さすがにこの2戦はそんなコメントも出ないくらいひどい。
つらい、つらい、つらすぎる。それでもTVを見続けてしまう、自分も情けない。なんで最後までみてしまうのか…、“何か”あるかもというほんのチョットの期待をしているからだ。ここでいう“何か”とは大逆転ということではなく珍プレーや乱闘のこと。それすらなく、ただただ無駄な時間が流れていった。高校野球のようにアマならそれもアリだが、プロなんだから見てる方に気を使えと言いたくなる。
とある監督が以前「乱闘は客を楽しませるために必要、ただし怪我がないことと警察沙汰にならないのがプロ」と言ったことを思い出した。こんな試合だからこそ、どこかで盛り上げてくれと期待していたがそれもない。原監督はクリーンな人でこんなことを好まないのはなんとなくわかるが、クリーンだけではアマと変わらない。せめて試合終了後のインタビューの時に泣くぐらいの芸があってもいいのに…。原はインタビューで「選手は何をすればいいのかわかっている」というようなことを言ったが、選手はゼンゼンわかっていない。ゼンゼンわかってないといえば阪神の藪も同じだ、つまらない試合で投げてるんだから因縁の清原にぶつけて騒ぎを起こせば多少でも盛り上がるのに…、美味しいところを逃がしいている。いつだったかの巨人阪神戦で乱闘があった時、清原は着替え中で騒ぎに出遅れたがすばやく星野監督の胸ぐらを掴んだ行動にはさすがと思った。何をすれば一番美味しく見てる方が喜ぶかを清原はよくわかっている。つまらない試合ぐらい何か起こしてもらいたい。
“わかっている”といえば朝青龍の行動はなかなかだ。横綱らしからぬ行動で反感をかっているが、相撲人気が下降した今だからこそ、こんな悪役が必要だと思う。強い悪役が負けるそれだけで十分盛り上がるし、また“何か”やってくれるんじゃないかという期待で注目度も高くなってるはず。それも同郷出身の力士と争ってるあたりがなかなかよく、相撲協会がおちまさとあたりにシナリオを発注したのではと思ってしまう。
これだけ野球がつらないので、最近は2軍の試合に“何か”を求めてたまにTVで見る。これが予想通り1軍に輪をかけたぐらいつまらない。淡々とゲームは進み上手い高校野球といったところ。こんな試合では中継に金をかけられないのも当然で、中継も2軍レベル。たまたま見た試合の解説は前出のMだった。つまらない試合をつなぐために視聴者からの質問FAXをMが答えていた。質問はどうでもいいものばかりで、中には「どうすればヒットが打てますか?」という2軍級の質問まであった。選ぶ方も考えろと思うが、そんなものしかないのだろう。穏やかに話していたMもさすがにこの質問には困り気味で「ボールをよくみて打つことです」とどうでもいい答えを返していた、これに対して実況は「Mさんは投手でしたよね」と余計な一言でMを怒らせた。Mはしばらく沈黙していたが、「ぼくは高校の時、甲子園で4番を打ってたんですよ」と反論。実況はヤバイと思ったのかその後Mを持ち上げると、調子に乗ったMは試合そっちのけで高校時代の自慢話を続けていた。すごくつまらない試合なのにMが本気で自慢話をしてるのには笑えた。1軍の試合でもこんなチョットの“何か”が欲しいのだ。
7月2日 パンテオンのはなし 6月30日に渋谷パンテオンで『マトリックス リローデッド』を観に行く。
1作目もよく理解できなかったが、2作目はその倍よくわからない。最初は考えながら理解しようと見ていたが、途中からはそれもバカバカしくなってきた。最近TVで『ドラゴンボール』のベジータと悟空が戦っている回を観たが、なんだかそれの実写版を見ているようだ。どうもついていけない、この話を3人ぐらいにしたら「CGを楽しめばいい」とどうでもいいアドバイスをもらったが、CGでなんでも見せてしまうのは吐き気がする。この吐き気は化学調味料を大量に使った料理を食べたあとと同じくらいの不快感だ。ちょっとぐらいなら美味しいと思っても、これだけ使うと致死量。とはいえ、多くの人が観て吐き気がするなんて人の声を聞かないところをみると、自分の見方が悪いのかもしれない。
『マトリックス リローデッド』はどうでもいい、この日の目的は閉館になるパンテオンに行くことだ。子供の頃からよく行き、今までで一番足を運んだ映画館がここ。とにかくスクリーンがデカイ、そしてたくさんの人が入る、家で見るTVとはまったく違う、これが映画館だ。パンテオンを基準に映画館を考えると、最近できた小さな劇場は“映画館?のようなもの”でしかなく物足りない。
パンテオンで何を最初に観に行ったのかよく覚えてないが、『ジョーズ』を観に行った頃からよく覚えている。有名どころでは『スーパーマン』『Uボート』『ブルース・ブラザース』『ブレードランナー』『E.T.』『戦場のメリークリスマス』、すべて思い出そうとすれば何週間かかかりそうだ。
そういえば小中学生の時、夏休みに『ヤマト』や『銀河鉄道999』をよく観に行った。パンテオンがある文化会館内の東急レックスと東急名画座の2館でやっていて、セル画やフィルムの先着プレゼント目当てに早朝から並んだ。劇場では徹夜を禁止して前日整理券を配っていたが、そんなことも関係なく整理券を持っていながらも友達たちと朝3時頃から並んだことがあった。たしか、人が並びすぎて朝6時頃からパンテオンを開けて7時から観ていたことを思い出した。いまだに自分の机にはメーテルと哲郎の絵が書いてある当時の整理券(8/8、277番)が残っている。今考えるとなんでそこまでして観に行ったのか…、もう20年以上も前のことだ。
パンテオン、東急、東急名画座、東急レックスがなくなり、これで渋谷にある映画館はすべて自分が産まれた後にできたものでそれを考えると余計寂しい。渋谷東宝、スカラ座、文化(今の渋東)、渋谷宝塚(今のシネフロント)、ハチブドー酒の看板がやけに印象に残っている渋谷東映、松竹(今の東映とエルミタージュ)、渋谷の街も変わったなぁ。
6月20日 姥捨て山のはなし 毎週、猫のエサを買いに駅前のドラッグストアーに出かける。
この店は大手のチェーンなのだが、ドラッグストアーとは名ばかりでただの町の薬屋。若い女性の客はほとんど見かけず、大半がみのもんたに洗脳されてそうな大昔若い女性だった人ばかり。その証拠に渋谷の店ならお菓子や化粧品が目に付くところに置いてあるが、この店の一等地にはヘアカラーがずらり並んでいる、それもおばさん向けの。自分が命名したこの店のキャッチフレーズは“現代の姥捨て山”これの表現は正しいと思う。ただ、姥捨て山と違うのは悲壮感がまったくなく、哀れさのかけらもない。周りの迷惑もわからず店内では井戸端会議、必要以上に店員に話し掛けレジは大渋滞、とにかく態度がデカイ。この店のルールはすべてこの人たちのルールが適用され、姥捨て山に入るにはこの人たちのルールに従わなければならない。
それなら店長が注意すればいいと思うのだが、この店長、アメリカ映画によくでてくる太ってトロイタイプ、ダメダメダメ男クン、こんなだからおばちゃんたちに逆らうことはできない。よくいえばおばちゃんたちの話をよく聞き、年寄りに親切。猫のエサを捜すのに困っていたら丁寧に対応してくれるから悪い人ではない。まぁこんな人だからここの店長をやっていられるのだろう。
それがある日、店長が変わった。新しい店長はカマキリ顔で冷たい感じがする人。客に笑顔を振りまいているが、誰がみてもビジネススマイルとわかる。几帳面で商品の陳列がちょっとでも乱れていると店員を怒鳴り、前の店長とはすべて正反対。これで店が締まったことはたしかだが、ギスギスして雰囲気が悪い。姥捨て山の住民たちもこのことに気づき、「前の店長どうしたの?」とカマキリ店長に聞いていた。「彼は優秀な社員ではないので本社で再教育になったんですよ。今までご不便をかけましたがこれからも宜しくお願いします」と冷めた笑顔でカマキリらしい返答だ。住民たちには親切そうで心のこもっていない対応をしいかにも商売という感じ。この店長が来て以来姥捨て山の住民から元気はなくなった。今まであれほどむかついていた住民たちに元気がないのもなんだか寂しいものだ。
それから、2、3ヶ月が経つとなぜかカマキリ店長の姿をみなくなった。きっと住民がお客様ご意見箱にカマキリを辞めさせろと書いたのに違いない。住民ならそれくらいのことはしそうだ。次の店長は、またカマキリ顔、今度はおばちゃん。このチェーンはカマキリ顔が好きなんだろうか、相変わらギスギスすることが容易に想像できた。しかし、このおばちゃんカマキリ容姿とは違いダメダメダメ子さんだったのだ。とにかく、物忘れがひどく一度に2つ以上のことを要求すると必ず何か忘れる。住民たちの格好の餌食でいつも怒られ「すみません」が口癖。ただ、このダメっぷりは住民たちの心はつかみ、店の雰囲気は元通りに戻った。
姥捨て山には優秀な店長よりもダメダメな店長でなければやっていけないということなのだろう。
ちなみにこの女カマキリ店長のダメダメぶりのおかげで、よくサービス券の枚数を間違えて多く渡してくれるからほんのちょっと恩恵にあずかっている。
6月4日 最悪の席のはなし 金曜日、東京ドームに出かける。
野球を観に出かける時はたいてい試合が始まる1時間ぐらい前に入りまずビールを飲む。あと後1時間もすれば満員で窮屈になるスタンドもこの時間だとガラガラ、こんな中でビールをゆっくり飲むのは至福の時間だ。
座ってビールを飲もうとするとスタンドはガラガラなのになぜか圧迫感がある。前に座っている巨漢のせいだ。巨漢が座れば隣にはみだすことはあるが、この巨漢隣にもはみ出すのはもちろんお肉が背もたれからも出ている。お肉がビールを置くカップホルダーにまで迫ってくるから困ったもんだ。このハミ出たお肉をタコ糸で縛ってやりたい、この時点から自分の中で彼を“チャーシュー”と命名した。その後、彼はビッグマックを一瞬のうちに2つも食べていた、なるほどこの体形になるのも納得。
開始間際になって、後ろの席に縦縞のハッピを着たおばさん軍団が座った。ドームでは外野を除けば穏やかに観るというのが暗黙の了解だが、縦縞の集団にこれが通用しない。彼らは観ているのではなく参戦している、このおばさんたちも例外ではなく戦っている。開始前からうるさいもう少しなんとかならないものか、マッタリしながら観ていたいのにこの集団に邪魔をされる。文句を言う勇気はなく心の中で“ババア静かにしろ!”と祈るようにつぶやく。
しかしその祈りはまったく通じずよりエキサイトしていく。縦縞のババアは興奮して椅子を蹴りだした、その振動で自分のビールがこぼれた。ここまでくるとマッタリ観るなんて夢のまた夢、“ババア静かにしろ!”から“頼むからファールボールがクソババアにあたりますように”と強く祈る。その祈りも虚しくボールは反対方向の外野に飛び込んでいく。縦縞を打ち込み試合は一方的、これで静かになるだろうと思ったら、この集団はおかまいなし。ネヴァーギブアップなのだ。
その間、前の席に座っているチャーシューたちは食べまくり、焼き鳥のタレまで飲み干したのには圧巻、彼らにこのうるささは関係ない。チャーシューは背もたれに腕をかける、これも迷惑だ。よくみるとチャーシューは体が大きすぎて手を膝の上におくことができないから仕方がない。チャーシューは周りの雰囲気を察知したのか「ドームの椅子が狭すぎる」と言い出し、ドームの椅子のせいにしだす。たしかにドームの椅子は狭くチャーシューの言ってることは間違いではないがそれにしても椅子のせいにするとは…、「健康のためにももう少し体形をなんとかした方がいいと思うし、そのためにもビッグマックは1つにひかえ、焼き鳥のタレは飲まないで」と誰もが言いたかったに違いない。チャーシューは周りの迷惑を感じているみたいで縦縞ほど鈍感ではなく多少なりとも救いはある。
ゲームは一方的で淡白、勝ってるからいいというものでもなくこれでは面白くない。それでも元気なのは縦縞のババアたち、とにかくよく声を出し体を動かす。このババアたちの消費カロリーは凄そう。チャーシューもババアを見習ってこれぐらいのことをすれば、ドームの椅子に八つ当たりする必要もないだろう。
ゲームが終わっても、ババアの叫び声は耳に残り、ババアが椅子を蹴る振動は体に残り、チャーシューの不健康そうな食べ方は胃に残る、最悪の日に行ってしまった。
5月28日 ダービーのはなし 今週はダービー。
年間4、5000頭生まれる馬の中から、その世代の代表を決めるレースで出走できるのはたったの18頭、出走させるだけでもたいへんなことだ。「一国の首相になるよりもダービー馬のオーナーになることの方が難しい」とイギリスの首相チャーチルは言い、「ダービーを勝ったら騎手をやめてもいい」と言った騎手もいるぐらいダービーは特別なレース。大きなレースをほとんど手中にした大馬主の社台グループでさえダービーを獲るまでにかなりの時間がかかった。
自分の入会しているマイネルは毎年オーナーランキングの上位にはくるものの社台には及ばずダービーもまだ勝っていない。社台は1億円ぐらいの良血馬がざらなのに対して、マイネルは血統イマイチの2000万円前後の馬が主流、社台の方が成績がいいのは当然だが、野武士的な馬を走らせそれなりの成績を残しているのだからマイネルもなかなかだと思う。
マイネルの岡田社長の夢もダービーを勝つこと。数年前、北海道の牧場を訪ねた時、事務所の壁には86年のダービーのパネルが飾られていた。パネルは勝ち馬社台のダイナガリバーと2着馬岡田さん所有のグランパズドリームが写っているもので“ガリバーが夢”を潰した瞬間だ。ダイナガリバーは大種牡馬ノーザンテーストの仔、グランパズドリームは血統書があまりはっきりしていないサラ系という馬、当時から血統馬の社台と野武士のマイネルで今の構図と変わらない。普通ならこんなパネルを飾らないと思うが、それでも飾っているのだからよほどの想いがあるのだろう。
今年のマイネルはマイネルソロモンという馬をダービーに出走させる。ここまで3戦全勝、底を見せてなくチャンスは十分。ダービーの有力馬はほとんど社台が所有していた大種牡馬サンデーサイレンスの仔で、ソロモンの父はサンデーサイレンスに比べると落ちる内国産のトウカイテイオーとういのもちょっと縁を感じる。
馬券はシビアでソロモンから買うかまだ決めてはないが応援はしたい。
5月20日 奇行のはなし 数ヶ月前、テレビでマイケル・ジャクソンの奇行の数々を放送していた。
何千万円もする壺を簡単に買ったことをウサン臭い記者は浪費癖と言っていたが、マイケルの財産からすればたいしたことではなく驚くことでもない。ウサン臭い記者は庶民感覚を逸してるみたいなことも言っていたがマイケルは庶民ではない、むしろ店ごと買うぐらいの豪快さがあってもいいと思う。マイケルに限らず、普通の人にはできないことをやってこそ大物。
トム・クルーズは日本円で1本数千円のワインを買うため、パリまで自家用ジェットを飛ばして買いに行ったらしい。トム・クルーズの映画を観て使ったお金がこんなことに使われているのかと思うと複雑なものはあるが、チャリンコに乗って近くのディスカウントショップでワインを買う庶民的なトム・クルーズは見たくない。
さすがに、日本でここまでの行動をする人は知らない。
奇行といえば本当かウソかは知らないが、広末涼子が無賃で東京から千葉までタクシーを乗り、見知らぬ人にお金を立て替えてもらったうえにラーメン代まで払わせたということぐらい。一般人の頭では理解できない行動だが、もしかしたら大物の片鱗はあるのかも…。
堅物のイメージがある健さん(高倉健)は今のように正月に店が開いていない時代、急にラーメンが食べたいといいお付きの人が東京じゅう探しまわったということがあったみたいで、当時としてはこれも奇行の部類に属していたようだ。
松平健もあれだけ長い間将軍をやっていれば庶民感覚から逸するところもある。急に中華が食べたいと思えば庶民なら中華街に行くまでがせいぜいだが、この人は香港にまで飛んでいってしまった。まぁこの程度ならちょっとした金持ちでもできるが、この人の凄いところは『マツケンサンバ』なる自分の曲を出してしまったことだ。将軍が出すといってしまえば誰も止められなかったのだろう。この1曲だけでは満足できず『マツケンサンバPART2』まで出してしまった。たまたまNHKを観ていたら将軍が出てきて『マツケンサンバPART2』を歌っていた。誰がこんな曲を聴きたいのかよくわからない、当の本人はバックダンサーを従えノリノリで歌っている、周りの反応はお構いなしに自分だけの世界を作ってしまうから、やっぱり将軍は大物だ。
5月2日 ホームシートのはなし 待ちに待った東京競馬場にでかけてきた。
なぜ待ちに待ったかというと東京競馬場はリニューアルで10ヶ月も開催されてなかったからで、この間中山競馬場に1回だけ行ったがどうも府中でないと気分がイマイチ。自分にとって中山はアウェーで府中はホームだからだ。
コースの改修は終わっているもののスタンドの改修は一部のみ、新しいスタンドに入ってみたかったがチケットが獲れず、この日は改修されていないメインスタンドで観戦。新しいスタンドもいいがメインスタンドも悪くない。新しいスタンドがこれから自分のホームシートになるのだろうが、ぼろいメインスタンドのショボイ椅子、狭い机、長年座り慣れているので落ち着く、やっぱりここがホームシートなのだ。
この日は競馬をやるというよりも改装された競馬場を観にいっただけで、馬券で熱くなることはなかった。馬券のことよりも、青々とした芝を見ながらソユーズ(プレティッシモ01)がここで走ってくれないかなぁと思う時間の方が長い。自分の“一生に一度リスト”には出資した馬が府中で勝って欲しいというのがリストアップされているが、いまだにこの夢は実現していない。GTを勝つなんて大きすぎてリストアップもしていなかったことが実現して、府中で勝つという小さな夢が叶わないのだから矛盾している。ソユーズにはその矛盾を解決してもらいたい。
そんなことを考えてるうちに、メインレースが終わり最終レースを残すのみ。最終レースの馬券を買った後、ビールを買う。アルコールを入れると集中力が鈍るので、ここ数年は最終レースの馬券を買うまで禁酒している。とはいえこの日はアルコールが入ってなくても、新しいスタンドのことやソユーズのことで集中力を欠き昼からビールを飲んでも同じだったかもしれない。ビールを売ってるオバちゃんにこのスタンドがいつ新しくなるのか聞くと、平成19年には改装するといっていた。平成19年までにこの慣れ親しんだスタンドが取り壊されると思うと寂しくなる。ビールを飲み終えた頃には、レースも終わり周りには人がいなかった。ビールをゆっくり飲んだせいもあるが、この日は時間が流れるのが早い。
4月25日 選挙のはなし 日曜は選挙だ。そのためここ数日は選挙カーがうるさい!
いつも思うのだが、候補者の名前を連呼するだけでなんの効果があるのか? 連呼したからといって投票するわけでもないし、もしマイナス票があるのならうるさい候補者にマイナス票を入れたい。
家にいれば候補者の事務所から「よろしくお願いします」と電話がかかってくる。こっちの都合もお構いなしにかかってくるから迷惑だ。それでも邪険にするのは悪いと思い「わかりました、がんばって下さい」といい加減な返事をして電話を切る。このがんばって下さいは候補者ではなく、電話をかけてきた人へのものである。
選挙といっても国政選挙ならそれなりの人がやってるからサマになるが、これが区議選の候補者になると町内の人がやってるからショボイくマヌケなことも多い。
自分が子供の頃から毎回当選しているある議員は少なくとも20年前の写真をいまだに選挙用ポスターに使っている。学歴詐称は訴えられるが写真詐称は訴えられないのだろうか?
環境問題を訴えてる候補者が自転車で町を回っていた。環境問題を訴えてるだけあって自転車とはエコロジーと思いきや、のろのろ運転で排気ガスを出す選挙カーが先導しているから意味がない。急な坂道を必死に登っていたが日頃の運動不足がたたったのか自転車は途中から蛇行して走る、環境問題よりはまずは自分の健康作りの方が重要問題なのでは…。
「女性に住みやすい町づくり」を訴えてるオバチャンの候補がいた。キャッチコピーが古すぎ。マドンナでもないのにマドンナ旋風とか言われてたひと昔前の女性議員みたいで時代遅れで本人は気がついているのだろうか?
有名な中学、高校、大学をプロフィールに大々的に載せていた候補者がいた。立派な学歴なんだと5秒ぐらい思ったが、よく考えてみればこれだけの学歴がありながらマヌケな選挙のレベルとは情けない。
戦争問題や経済など大掛かりな問題を訴えてる候補者が多いが、区政でこんなことが重要なのだろうか? そんな寝言のようなことを言ってるよりも駅前の自転車問題やペット問題を訴えた方がよっぽど票が入ると思うのだが…。
4月8日 スーパーの悪魔のはなし 1年ぐらい前から毎週土曜は渋谷に競馬新聞を買いに出かけるようになった。
なぜ、渋谷まで新聞を買いに行くのかといえば、家の前にある使えないコンビニのせいだ。いつも使っている新聞はそのコンビニに3時から4時の間に1部だけ入荷する。運がいい日は買えるが、買えない日も多い、要は誰かと毎回争奪戦をしていることになる。
この見えない争奪戦をしていた相手がわかった、魚屋のおじさんだった。魚屋のおじさんはいい魚は取っておいてくれ、脂ののりが悪い魚は「一見さんなら売るけど、お宅には売れないねぇ」と言って気を使ってくれる。毎週ほぼ全レース買うぐらい競馬を楽しみにし、店が空いた隙に新聞を買っているようで、もちろんコンバットやコンテも応援してくれた。さすがにこんな人とは争えない、コンビにある1部の新聞は魚屋のおじさんに譲って、少しでも早く買える渋谷にでかけることにした。
競馬新聞を買うだけで渋谷へ出かけるには理由が乏しい、そこで乏しい部分を埋めるためにスーパーに寄って買い物をする。
ここのスーパーは大きく、店内を見ているだけでもけっこう時間がかかる。お味噌が300円以下、グラニュー糖が150円以下なら買ってきてと母親からの指令だが、そんな都合のいいことはまずない。手ぶらで帰ることはできないので、仕方なくウチの犬が喜ぶ鳥のから揚げを買う。
広告をみて出かけているわけではないので何が安いのかよくわからないが、午前中に安売りがあるらしく人は多い。商品に群がる人たちを見ると嫌なものを感じる。ここに集まる人たちは自分と人種が違う人たちで馴染めない。
1人のおばちゃんが安売りの商品がないことで店員に怒鳴っていた。店員は「数に限りがあるので」と言って何度も謝るが、おばちゃんは「仕入れる数が少なすぎるのが悪い」と引かない。終いには「店長を出しなさい」と怒鳴りつける。駆けつけた店長はわけのわからないおばちゃんの言い分を聞く、ひと通り怒りをぶちまけたおばちゃんは最後に一言「私が寝坊したのも悪いんだけど、わかればいいのよ」、もの凄いいいぐさで笑ってしまう。結局このおばちゃんが寝坊したのが悪く店に落ち度はない、仕事とはいえこんな悪魔のような客を相手にする店も楽ではない。
レジでは偉そうな店員のおばちゃんが体育教師が使う白い笛を首に下げている。この笛いったいなんのために下げているのか意味がわからないが、さすがに偉そうなだけあってレジさばきは他のレジ係りとは違う。
会計も済ませ、買った商品をビニール袋に詰めるが、このビニール袋が厄介だ。ビニールの口がくっついてなかなか開かず毎回苦戦する。5分ぐらい苦戦していると、見かねたのかさっき怒鳴っていたおばちゃんがビニールの口を明けてくれた。さっきは悪魔と思ったが、それは失言。なんていい人だなんて思って振り返ると、商品を入れる台が混んでいて自分が邪魔だっただけ、決していい人ではない。寝坊の悪魔に助けられたかと思うと物凄く自分が惨めになる。
こんな人種には関わりたくないと思いながらも、次ぎはどんな悪魔が登場するのかと期待しながらついつい出かけてしまう。
3月20日 世界のリーダーのはなし 国連で反対票を入れようとするフランスに抗議するため、アメリカ人がフランスのワインを下水に垂れ流していた。なんてもったいないことをと思いながらテレビを見ていると、次の日はドン・ペリニョンをトイレに垂れ流していた。ワインの時はなんとも思わなかったが、これには沸々と怒りがわいてくる。
自分の“一生に一度はやってみたいこと”リストにドン・ペリを飲むことが含まれているからだ。フルートのグラスで飲むこれが夢で、今まで酒屋で何度も買おうか迷ったあげくいまだに買えないドン・ペリをトイレに流すとは…。惜しげもなくトイレに流し込まれるモノが、自分のノドには簡単に流し込まれない…納得いかないなぁ。
納得がいかないといえば、この戦争もなんだか。
80年代から90年代にかけてベトナム戦争モノの映画をよくみた。デ・ニーロは『ディア・ハンター』、トム・クルーズは『7月4日に生まれて』、でベトナム戦争を扱い戦争の虚しさを見せた。キューブリックの『フルメタル・ジャケット』は見えない敵が実はこんなのだったのかという衝撃と、銃撃戦を終えた兵士が子供のようにミッキーマウスマーチを歌って引き上げていく不気味なシーンはいまだによく覚えている。途中から違う方向に進んでしまったが『ランボー』も話の始まりは戦争後遺症、あの筋肉バカのスタローンでさえ戦争の虚しさ描いていた。戦争の罪悪を教えてくれたのは今戦争を始めようとしているアメリカとは皮肉なことで矛盾を感じる。「正義の戦争」とか言っているが、たしか『7月4日に生まれて』では正義の戦争はないということになってたはずで…。アメリカでリバイバルされることがなくて見ていないのか、よっぽど学習能力がないのか。
そんなベトナム戦争映画が一段落して、2000年前後に『インディペンデンス・デイ』と『アルマゲドン』が出てきた。世界のリーダー・アメリカが一番強く、アメリカにまかせておけばなんとかなる。自己中心的で今回の戦争が起こることを予期していたような作品だ。
イーストウッドは『ブロンコ・ビリー』で、いき過ぎな面はあるがそれでも座員から信頼されるウエスタンショーの座長を演じた。もしイーストウッドがリーダーならこんなことは起きてなかっただろう。
そもそも、アメリカは戦う相手を間違えている。国と戦うという小さなレベルではなく、隕石や宇宙人といった地球レベルのものと戦うのが世界のリーダーのような気がするだが…。
3月13日 マラソン大会のはなし 物凄い音をたてたトラックが走ってきた。なぜか早足になる。この物凄い音のせいだ、この音で高校時代のマラソン大会のことを思い出した。
マラソン大会といえば、スポーツ馬鹿だけが必死に走り帰宅部は適当に走ってればいいものと思うが、そんなに甘いものではない。なにしろ通ってた学校は東京とは名ばかりの都下の学校、学校の周りを10キロ走らされるだけでもうんざりなのに道中は山あり谷ありでかなりキツイ。そのうえある一定の時間になると物凄い音をたてたスクールバスが背後から襲いかかり、遅れた生徒を捕獲する。体の弱い子が捕獲されることは許されても、普通の子供が捕獲されるのは許されない。もし、捕獲されてしまったら屈辱を味わうことになる。
スポーツ馬鹿たちは普段からこんなキツイことに慣れているのでまずバスの餌食になることはなく、体が弱い子は理由があるからバスに乗ることは屈辱ではない、問題はボーダーライン上の自分も含めた帰宅部たちだ。それぞれ策を考え、最初から飛ばして貯金を作る戦法や、最初は後方を走りバスの音が聞こえたらダッシュなど、とにかく捕獲されないように走る。
やるきマンマンでプライドの高いYは「先に行くから」と言って最初から飛ばしてた。30分ぐらいして道端に座り込むYを発見。「もういいよ、捕まったってどうってことない」と開き直り脱落。もしバトルロワイヤルがあったらこんな奴が一番最初に殺されるだろう。
Yのことなど気にせずとにかく走る、最後はバスが背後に迫っていたがなんとか振り切った。校庭で大の字になって倒れていると、バスが遅れて到着。投降した捕虜のようにYが降り、それに続いてKとMが涼しげな顔をして降りてきた。彼らにとっては屈辱かもしれないが、そんなのはどうでもいい。それにしても道中一度も遭うことがなかったKとMがバスに乗ってたのには疑問が残り、なぜか褒められている。後日話を聞いてみると、途中で路肩にはまった車を助けマラソンを放棄したそうだ。なんて運がいいというか要領がいいというか…、こんなタイプがバトルロワイヤルをやれば生き残れるのだろう。結局あの軍事演習のようなマラソン大会で馬鹿をみたのは自分だったのかもしれない。
あれから何年も経つのに、体はバスの物凄い音を忘れていない。
2月28日 リアルディズニーランドのはなし テレビでディズニーランドの特集をやっていた。
ミッキーがカメラに向かって「夢は叶う」といっている後ろで、「夢なんか叶うわけないだろ!」と偶然通りかかったオヤヂが小声でボッソという。ディズニー的にはNGで編集しなければならないのにこんな場面が放送されたのには笑えた。
この夢が叶わないオヤヂは、せっかくの休み家でゴロゴロしてたいのに無理やり子供につき合わされたためつい本音が出てしまったのだろう。オヤヂにしてみれば夢の世界はどうでもよく現実のゴロ寝の方が大切。このテレビを見ていても、夢夢夢と夢の大安売りでウンザリ、そこで考えたのが夢を一切排除した大人のためのリアルディズニーランド。夢夢夢とオヤヂの苦労も知らない子供たちに社会を思い知らせるための超現実的なテーマパークだ。
そもそも、千葉にありながら東京を名乗っているところから間違っている。東京になければいけないが、都心にこんなモノを建設できるわけもない、オレンヂ色の中央線の終点高尾あたりにあるのが現実的でいい、都下ちゃんとはいえここは東京だ。浦安にいるミッキーの白と黒の部分が反転したキャラクターがここの主役ワルミッキー。遅刻はするし有休もしっかり消化するから必ず会えるとは限らない。たまに時間通りにきていても二日酔いでフラフラ、休憩時間は園内のベンチでタバコを吸い、時間になればタイムカードをすぐ押したがり、暑い日や寒い日はパレードに参加しないからどうしよもない奴だ。浦安のミッキーは「夢は叶う」だが、ここのミッキーは「つらいんだよ」の連発。本家ではミニーと仲良くやっているが、ここでは仮面カップル。園内でミッキーと白雪姫が付き合ってるという噂をききつけたミニーはカンカン。客の前では営業のため仲がいいふりをしているが、園内を出ればミッキーを殴る蹴るでボコボコにしている。たまたまこの場面を客に見られた時は、ボロボロのミッキーの横で「プロレスごっこをやってただけ」とすぐにわかるウソをつく。そういうミニーも実はピノキオと付き合ってたりする。ここのミッキーは本当につらい。
ドナルドもいる、その名の通り“怒鳴るど”で客に向かって「ジロジロ見るなよ、こんなところで遊んでるヒマがあるなら勉強でもしろ」と怒鳴り、写真を一緒に撮ってと言えば「ギャラ安いのにそんなことまでできるかよ」と夢を壊すようなことをいう。
シンデレラ城もある、東京電力のデンコちゃんが電力不足のため節制してネというお願いを守ってライトアップされることはない、そのためいつも薄暗い。この季節のパレードは見もので、パレードに参加しているキャラクターは「団結」「ベースアップ」「春闘」と書かれたハチマキをつけて園内を行進する。要求が受け入れられない場合はストも辞さない。間違っても浦安では見られない光景だ。
こんなリアルディズニーランドがあれば「夢なんか叶うわけないだろ!」なんていうオヤヂは満足、オヤヂを無理やり連れて行く子供たちも「また行こうね」なんてことは二度といわないだろう。
2月13日 エロい劇場のはなし 久々に渋谷シネパレスで映画を観た。
劇場は7階、エレベーターで行くのだが、このエレベーターがショボイ。普通、映画館に行くエレベーターはたくさん乗れるものなのだが、ここのはマンション並みのこじんまりとしたもので映画を観る雰囲気はまったしない。他のフロアには人材派遣会社などが入っているから、ドアが開いたら向こう側に受付嬢が座っていてもおかしくないとさえ思える。ほんのちょっとそんなことを期待していたが、着いてみれば普通の小さな劇場だった。スクリーンの位置はいい具合に高く、天井も圧迫感がないので悪くはない。
しかし…、何か違う。
渋谷シネパレスの前身渋谷パレスを知っているから違和感があるのだ。子供の頃、渋谷パレスはエロい映画を上映し小学生には近寄り難い劇場だった。たまに一般映画もやっていたが、ここで映画を観たというだけで小学生の間ではエロ扱いされるので誰も行くことはなかった。中学生になったころ、エロから一般映画に路線変更したが、どうでもいい作品や大きな劇場では混雑しているため急遽追加でここでもやるといった具合で、野球で言えば敗戦処理のような劇場。
小遣いの少ない中学生ならこんな劇場には行かないが、当たるはずもないと送った雑誌の劇場招待券のプレゼントでタダ券が手に入りやっと行く機会ができた。映画を観に行くというよりは劇場見学、劇場は小さくなかったが想像通り薄汚い、そのうえ観に行った映画が『陽炎座』では中学生には難しくやっぱりエロだった。それからも雑誌の劇場招待券のプレゼントに応募したが、なぜかここの劇場の券だけがよく当たり、どうでもいい映画を観せ続けられた。高校生の時なんか、昼から映画を観ていたら途中で眠ってしまい、気がついたらオールナイトになっていたなんてこともあり、よくあんな薄汚いところに8時間近くも居られたものだと今考えても気持ちが悪くなる、それぐらいいい思い出がない場所なのだ。
それから時は流れた、劇場は改装され清潔感が漂いエロのかけらさえない。きれいになってよくなったはずなのだが、子供の頃の記憶が壊されていくのは寂しい。あの薄汚い、エロさ爆発のあの劇場…。
1月31日 ヤワラちゃんのはなし スポーツ新聞の見出しに『ヤワラちゃん婚約でハシャグ』というのがあった。
ヤワラちゃんが学生の頃、ただ柔道が強いだけでYAWARAちゃんって顔でもないのに勝手にヤワラちゃんを名乗るとはなんて図々しい女だと思っていたが、最近の彼女の行動は笑わずにはいられない。もちろん本人に会ったことはなく週刊誌や新聞の記事でどこまで本当かはわからないが…。
最初に笑えたのが、ヤワラちゃんと柔道の吉田が付き合っていたこと。まぁ柔道つながりで知り合ったのだろうが、別れ方が凄かったらしい。ヤワラちゃんは電話好きで吉田にしつこく電話をするため、嫌気がさした吉田が別れ話を持ち出したら大荒れ。想像するには逆上したヤワラちゃんは得意の一本背負いで吉田を投げまくり、気がすんだところで礼儀正しいヤワラちゃんは「ありがとうございました」と一礼したように思う。
この一件のほとぼりが冷めた頃、今度はオリックスの谷と付き合う。オリックスといえばイチローがいなくなり名前が売れてる選手はほとんどいない状態で、何か売りが欲しい。そこで目をつけたのがヤワちゃん。キャンプ地で公開デートなんて考えられないことだが、それを認める球団はよっぽどヤワラちゃんの力を借りたかったんだろう。谷が本当に付き合いたかったかは疑問だが、自分を犠牲にしてまで球団のためを思う谷にはオリックス愛を感じる。本当にヤワラちゃんと付き合いたかったのは谷ではなくオリックスだったんだろう。
ヤワラちゃんは相変わらず電話が好きで、吉田同様に嫌気がさした谷は携帯を着信拒否していたらしい。背負うものがない吉田はここで別れたが、球団を背負う谷は別れ話を切り出せない、それでも結婚については拒む。我慢できないのはヤワラちゃんで、結婚を迫っても首をタテに振らない谷に背負い投げでなんとか結婚に持ち込もうとするがそれでも谷は耐える。最後の手段として、絞め技をかけ谷が気を失った瞬間谷の首が上から下に下がり婚約にこぎつけたとか。
婚約会見で、満面の笑みを浮かべるヤワラちゃんとは対照的に浮かない顔の谷、勝者と敗者といった感じに見えた。ちなみに今年の谷の年俸には結婚のご祝儀込みらしく、契約交渉でもめるチームメイトたちでもこれには誰からもクレームがなかったという。
ほとんどがウソの話だとは思うが、婚約したことは事実で一部本当の話があるかと思うと笑ってしまう。他球団はFAやトレードで戦力強化をしているのに、ヤワラちゃんを引き入れて戦力強化したオリックスの成果が少し楽しみ。
1月24日 スシトレインのはなし 前から気になっている回転寿司がある。
この店は人通りの少ない駅裏にあり、店の前を通って中を見てみると今までで多いときで4人ぐらいしか客は入ってない。そんなに繁盛していないのだからつぶれていいはずなのにいまだに営業している。入って確かめたいが、客入りの悪い寿司屋ほど入るのに勇気がいるものはなく、近所の知人に噂を聞いてみた。
客が1人しかいない時、その客から少し離れた席に座ろうとすると「すみません席詰めてもらえませんか」といわれたという。なぜ離れた席に座ってはいけないのかというと回転しなくてもお寿司を出すためで、この店は回転する機能がありながら回転させる必要がないぐらい繁盛していない。繁盛していないといってもいつも2、3人の客がいるから不思議だ。
「あの店、キムが来るらしいんだよ」という。
「キム?キムってあのキム!」。
「そうあのキム」。
あのグルメな偉大な将軍が来るんだからただの寿司屋じゃないはず。きっと日本各地の寿司屋に工作員を潜入させて、その中から選ばれたのがこの店かぁ。回転寿司でも回転しないのは将軍の命令だったのかも。
「キムに会ったことあるの?」
「まさか、会うはずないよ」
そりゃぁそうでしょ、簡単に一般人と会うわけがない。だから店に人が少ないのもよくわかる。そのうち、美人でもない美人応援団や不気味なおどりを踊る喜び組の人たちも連れてきて、この町は将軍の支配下になってしまうのかだろうか…。
「お付きの人がたくさんいたりするんでしょ?」
「お忍びだから、ひとりで来たみたいだよ。父親の仕事場が近くにあるからたまにくるみたい」
父親の仕事場がこの近所??????、ということはキム違い…。冷静に考えればそんなことがあるはずがない、この会話の1分ぐらいは本当に将軍だと思っていたから情けない。ところで、キムって誰なんだ? 恥ずかしかったが聞いてみた。
「キムって、どこのキム?」
「キムタク」
なんでも略すなと心の中で怒鳴り、それと同時にどうせキムタクはキムタクでもカープのキムタクに違いないと一気にレベルダウンして話を進める。
「広島でもないのに、キムタクがきたっていう噂だけで店ってやっていけちゃうもんなの?」
「広島?あぁニセモノのキムタクじゃなくて本物のキムタク」
「…」
カープのキムタクをニセモノ呼ばわりするとは失礼なといいたいところだが、自分の勘違いがばれて凄く恥ずかしく、この会話は続かず回らない回転寿司の話は終わり。
キムタクがあの回らない回転寿司で食べている姿は想像できないのに、偉大な将軍が食べている姿が想像できてしまうのはなんだか悲しい。
1月16日 年末年始番組のはなし 年末にカゼをひき、それを引きずって年明け。外に出かけることもなく、年末年始はリモコン片手にいつも以上にテレビを見た。
12/29
《大井の競馬中継/MXTV》
この日は地方競馬の大レース・東京大賞典。レースよりもこの日のゲストが気になり見る。前年のゲスト萩原流行は、万馬券を予想しておきながら馬券を買わなかったために、その怒りのホコ先を司会のお兄ちゃんに向け番組をメチャクチャにしていった。そんな失敗を踏まえての人選か?今回のゲストはおとなしめの人。一見ジャイアンツの入来のようにみえたがよく見ると松平健だ。暴れん坊将軍で馬に乗っているからという安易なことでゲストに呼んだのだろうか? 司会のお兄ちゃんは萩原の時はビビリまくりだったが、今回は松平に「将軍の予想は何ですか?」となれなれしくはなす。しかし今回も人選ミス。将軍は無口で受け答えは「ええ」ばかり、これでは司会のお兄ちゃんも困る。結局、何のために呼んだのかわからないまま終わってしまった。
2年続けての人選ミス。今年はどんなゲストを呼ぶのか。
12/30
《ザ・ベストテン2002/TBS》
去年も暮れにやってたような…。5年に一度ぐらいでいいのにと思うがゴダイゴみたさに見てしまう。
前半はベストテンのクイズ。「ヒデキが今でも忘れたいと思っている失言は?」というもの。ヒデキが忘れたくても「最近読んでる小説はSM(F)なんですよ」と答えてしまったことは、当時の小中学生ならあれから何年経っても忘れずに憶えている。
後半は昔のヒット曲と合間に今年のヒット曲。
世良公則が『挽鉄』をアコースティックバージョンで歌ってた。聴きたいのは当時のパワフルなものでがっかりさせられる。他のメンバーの出演はなく、たぶん?いや絶対に仲が悪かったから他のメンバーが出なかったの違いない。そう考えるとアコースティックバージョンでやるのも仕方がない。
ゴダイゴが出てきたのは一番最後。ゴダイゴだけを見るつもりが結局最後まで見てしまう。
12/31
《第53回NHK紅白歌合戦/NHK》
Gacktが「いまどき、がんばれ白組とかいって応援するのもされるのもカッコ悪くて恥ずかしい」と言っていたが、まさにその通り。毎年のことながら小学校の運動会並の応援はやってる方も恥ずかしいと思うが見ている方も恥ずかしい。
今回の紅白は中島みゆきがすべて、まぁこれがあっただけでも例年よりマシ。
《プロ野球珍プレー好プレー大賞2002 ありがとう20周年SP/フジ》
目新しいものはないが、見ていて一番無難なのがこれ。みのもんたは好きではないが、珍プレーのナレーションは好きだ。
いつだったかNHKの「わたしはあきらめない」でみのがフリーアナウンサーになった直後の話をしていた。平日は実家の仕事を手伝うぐらい、アナウンサーの仕事がなかった時にきたのがプロ野球ニュース司会。当時みのは野球をあまり知らなかったが、解説者にフルだけでいいからということでこの仕事を受けた。無難にこなしていたが、ある日運が悪いことに雨で全試合中止になり珍プレーのナレーションをやることになる。野球を知らないみのはクビ覚悟でいいかげんなナレーションをしたらそれが大ウケ。そこからみののサクセスストーリーが始まったといっていた。
今ではどこの局でも珍プレーで面白いナレーションを入れているが、その元祖がみのだと思うとこの人を少し見直す。
《イノキボンバイエ2002最強の格闘王決定戦!/TBS》
ボブ・サップは強い。ただ、関節技で勝つのはなんだか…見たいものと違った。
ボブ・サップは年末年始よくテレビでみた。上半身裸でリングに立つのは当然だが、バラエティでこの寒いのに上半身裸で街中に出るロケはちょっとかわいそう。そんなことをさせてキレないかといつも心配に思う。
《ラーメン店ベスト99/日テレ》
年の終わりに、日曜の午後にでもタレ流ししてるような番組を放送するなんて、投げやりな感じがしてムカツク。
一応見てみたが、これが案外面白い。
こぶ平はラーメンのスープを一口飲んだ瞬間、メガネをおき今にも泣きそうな顔をしていた。食番組というよりはお笑い番組、数少ない視聴者は一斉にウソだろと叫んだに違いない。まるで「美味しんぼ」の実写版。ラーメンで泣けるこぶ平はなんと幸せな男だろう。
それにしても、ラーメンは異様な食べ物だ。他のラーメン番組でもそうだが、誰もコメントせずに黙々と食べる。楽しさはまったくなく暗い。
1/1
《最強運芸能人決定戦。/フジ》
干支、星座、血液型を組み合わせた占い番組。今年の運勢はどうか気になり見ていると576通中の575番目、最悪だ。新年早々暗い気持ちになり、観るんじゃなかった。これだけ運勢が悪いと逆にいいことがあればラッキーぐらいに考える方がいいのかもしれない。
《新春かくし芸大会/フジ》
昔に比べるとかなり地味になったような気がするが、毎年のことながら可もなく不可もなくこれはこれでいい。
ハナ肇が銅像をやっていた頃が懐かしい。
年末年始にこれだけどうでもいいTVを観たかと思うと、なんだかもの凄く疲れた感じがする。残念なのは大食い番組がなくなったこと。
12月18日 有馬記念のはなし いよいよ有馬記念だ。
たった1つのレースで数百億ものお金が動きふだん馬券を買わない人まで巻き込むのだから国民的行事と言っていいだろう。
楽しみの1つにふだん買わない人の予想を聞くこと。いつも馬券を買ってる人ならだいたいどう買うかは想像がつく、しかし買わない人はどう買うのかまったくわからない。たかが馬券でも、買い目からその人の性格やこの1年のツキがあったかなかったか想像できるから面白い。
ふだん買わない友人は4年前の有馬記念を当てた。4000円台の穴馬券を当てたことも凄いが、それ以上に買い目が凄い。正確には覚えていないが「1-2、1-3、2-3、1-4、1-5、2-10」こんな感じの買い目だった。「1-2、1-3、2-3」1と2と3の三つ巴、この3頭の中でも1を重視して「1-4、1-5」を買うのはわかるが「2-10」は?、この?がつく「2-10」が当たりだった。しかもこの1回だけではなく、その前にもこんな感じで当てているのだから偶然にしては出来すぎている。後日なぜ「2-10」を買ったのか聞いたが「なんとなく」ではっきりした答えは返ってこない。当たる時はこんなものなのかもしれないが、よほど博才があるのか勘がいいのかどちらにしても凄い。
そんな?のつく買い方を見て、すごく懐かしいものを感じる。何が懐かしいのか思い出せない。それが最近やっとわかった、十年以上前に亡くなったウチの祖父さんだ。祖父さんがこんな買い方をしていたのだ。「1-2、1-3」と買いながらもなぜか「4-5」も買ってるような人だった。なぜと聞いたら「1と2と3は隊列の前にいる馬、4と5は後ろにいる馬」そんな答えだった。普通勝ちそうな馬同士の組合せを買うが、同じような位置を走っている馬同士を狙い展開を見ていたのだ。
森田芳光監督の『競馬!愛さずにはいられない!』の中に監督の祖母が馬券好きだったことが書いてあったがウチの祖父も同じで、場外馬券場がそう遠くないこの近辺に住んでる年寄りは昔から競馬を楽しむ。冷静な人だったが馬券がハズレると「○○は八百長をやりやがって」とふだんからは想像もつかないくらい熱かった。体が丈夫なうちは自力で買いに出かけていたが寝たきりになってからは毎週買いにいってあげていた。そのためか、いまだに場外に買いに行きたくなる。
そんな祖父にとって特別なレースは有馬記念。昏睡状態でもう起きてこないだろうと誰もが思っていたら、有馬記念の1カ月前に急に起きだしその時の一声が「有馬記念はどうした?」だった。さすがに昏睡が長く月日を間違えていたが、体が有馬記念を感じていたのだろう。その年たしか祖父は有馬記念をハズした。ハズレてよかったのだ、ハズレたことで来年もという気持ちになっていた。しかし、次の有馬記念はなかった。
なんでそこまで有馬記念に執着していたのかといえばここで万馬券を特券いまでいえば千円単位で獲っていたからで、当時の10万円はなかなかの額だっただろし枠連しかなく万馬券も出難い時代に獲ったのだから思い入れが強かったのもよくわかる。
さっき調べてみたらたしかにあった29年前に枠連2-8¥13300これだ。まだ枠順も決まっていないがこんなことを思い出したので自分の買い目とは別に枠連の2-8を仏壇に供えておこう。
自分にとっての有馬記念は相性が悪い。あのオグリキャップの奇跡の復活以来当たった記憶がない。そう考えると今年も…。いやいや今年こそ獲る。予想の方は土曜深夜に更新予定。
12月12日 プレティッシモ01のはなし 12月4日は大安、そして雨、こんな日を待っていた。
先月引退したコンテの見舞金と補償が入り、次に出資する馬の準備はできていたが申し込むタイミングに迷っていた。どの日に申し込んでも走る走らないは関係ないが、自分のできることはそんなことぐらいで、最善の日を選んで活躍しなければあきらめもつく。大安はもちろんのこと自分にとって縁起のいい雨、申し分のない吉日だからこのタイミングで申し込んだ。
6月末、カタログの写真とビデオで60頭ぐらいの馬を見て、その中から何頭かをピックアップした。早めに申し込めばよかったがコンテのこともあり最終的な決断を先延ばしにしていたら後手にまわり、それらの馬たちはどんどん満口になり12月になっても残っていたのはピックアップしたうちの2頭。悪い言い方をすれば売れ残りだが売れ残りだからといってダメな馬とは限らず、選択肢が狭まった分馬選びで迷うことはない。
選んだのはプレティッシモ01、父バブルガムフェロー、牡の栗毛。馬体はよく映り、バランスもよく、母系も悪くないそれがこの馬を選んだ理由だ。心配なのはバブルガムフェロー仔ということ。期待されて種牡馬入りするものの2シーズン目とはいえいまだ重賞を勝った仔はいない。そのことを考えるとコンバットやコンテに比べると大きな期待は持てず1つ勝てればいいかなぁぐらいである。そんな感じだから期待を裏切られることもないだろう。ちなみに、バブルガムフェローの仔はデビュー戦ではまったく走らず、数戦してようやく勝ち上がる馬が多く、母プレティッシモの仔は常に人気にならず10番人気以下はざらでそのわりに1つぐらいは勝てる。その父と母の掛け合わせからイメージすれば、デビュー戦から即勝ち上がることは考えづらく低い人気でまったく走らなくても嘆くこともない。
最初に出資したコンバットはGTも勝ち4勝も上げ出来すぎぐらいの成績だったが、それ以上に期待したコンテは体質が弱く1勝もできず愕然としたことを思えば、ちょうどいいぐらいの馬で間違った選択ではないだろう。
11月29日 変な店のはなし 前にも書いたかもしれないが、家の近所には悪い宗教にでも洗脳されたかのように店員全員で「いらっしゃいませ、こんにちわ」を3回連呼する不気味なコンビニがある。そのコンビニが8月末突然“17年のご愛顧ありがとうございました”の張り紙を掲示し閉店した。店は学校のそばにあったので繁盛はしていたがあれだけ不気味ならクレームはくるだろうし閉店して当然と思いながらも、店員全員で「いらっしゃいませ、こんにちわ」の3回連呼を聞けないのも少し寂しいものがあった。
閉店してから1カ月ぐらいしたら、店は別のチェーンに様変わりしてオープン。それも、以前よりグレードアップしたチェーンになっていたから驚きだ。チェーンが変わればその社風を教育されるから雰囲気も変わるだろうと思う反面、相変わらず店員全員で「いらっしゃいませ、こんにちわ」の3回連呼で出迎えてたらと変な期待が混じりワクワクしながら出かける。店に入るとリーダーらしき人が「いらっしゃいませ、こんにちわ」を叫ぶ、それに続いてバイトの人たちが「いらっしゃいませ、こんにちわ」を唱和。連呼から唱和に変わり前よりグレードアップしている。よく見れば店員は前と同じで、この人たちには社員教育も無駄だった。
これだけではない、「おでんが今できたてですよ」とコンビニとは思えないしつこい売込みをする、といわれもおでんはさっきからできていたような? また「今日はおでんが上手くできてますよ」と店内で大声を張り上げる、「今日は?」ってことはいつもは上手くできてないのかと突っ込みたくなる。まだ店に何人かの客がいる時はいいのだが1人だとキツイ、客が1人だとわかっていながら3人で叫びだし無理やり買わそうとするのだから困ったものだ。
おでんのしつこい勧誘を振り切り、牛乳を持って急いでレジに向かう。レジは2つあり、1つはリーダーらしき人でこいつのところに行けば間違いなく、おでんを勧めることはわかっているから、もう1つの気の弱そうな女の子がいるレジで会計をする。おでんは勧められなかったが、満面の笑みで「クリスマスケーキの試食なんですが」と1口サイズのケーキを出してきた。この店はどうなってるか? ケーキを試食せずに帰ってきたが、他の人に聞くとあのケーキを食べると注文書を無理やり渡されて逃げられない状況になるらしい。
二度と行くかと思うのだが、今度は肉まん?それともおにぎり?何を売り込もうとするのか気になりツイツイ行ってしまう。
とある駅前のマクドナルドも変だった。レジは2つしかないスモールサイズの店、当然従業員も4人と少ない。2つのレジには顔がそっくりの女の子がいてたぶん姉妹なんだろう。ここまではどこのマックでもありそうなのだが、奥からポテトを持ってきた年配の女の人もこの子たちと同じ顔をしてるからビックリ、どう見ても親子だ。もう1人は調理場で顔は見えないが男の人で、とするとこの人が父親? ここは家族で経営しているマックだったのかもしれない。
11月20日 ドラえもんのはなし 新聞にドラえもんの歌が新しくなり子供が憶えにくいという投書が掲載され、文春では“「ドラえもん」リニューアルに全国の子どもたちが泣いている”という記事があった。
これだけ取上げられているとどんな風に変わったのか気になり久々にドラえもんを見る。○○プ○○が歌い変わったことはたしかだが、アレンジされた程度で目くじらを立てるものではなく、よくいえばイマ風になっただけ。新聞に投書したのは30代の母親で、大人に比べれば子供の方が適応力があり子供をダシに使っただけで母親が馴染めないというのが本音だと思う。
歌が終わりドラえもんの本編を見る。前半が新作、後半が旧作の構成で、歌以上にドラえもんは変わっていた。新作の絵はCGを使っているのか?よくできているのに対し旧作は手書きっぽく絵の質はかなり落ちる。一言でいえば旧作はヘタなのだが、そこには味があり自分が子供の頃見たドラえもんはこれだ。当然旧作の方が親しみがあり投書をした母親の気持ちもよくわかる。絵だけではなくストーリーも変わっていた。新作は文春でも触れていたが環境問題なんかも絡めて、どこか説教クサい。それにイヂメ問題の配慮からか、昔はジャイアンがのび太に“ハナでピーナッツを食え”とか“町内を逆立ちで一周”しろとか言って、おいおいジャイアンちょっとやりすぎだぜと思ったが、新作ではそのイヂメもかなりヌルイ。またしずかちゃんの入浴シーンにドキッとさせられることもしばしばあったが、あの程度のエッチなシーンも今では許されずかなり減らされているようだ。
ドラえもんと言えば国民的キャラクターで影響力も大きく優等生でなければいけない。それゆえに昔許されたことが許されなくなればそれに従わなければならず、なんとなく堅苦しくなっている。“動物ビスケット”や“暗記パン”のように子供っぽい発想の道具を使っていたのんきな頃が懐かしい。
そういえば、最近TVで柴田理恵が「のび太の結婚前夜」(25巻)の話を朗読して泣いていた。ドラえもんの中で記憶に残ってる名作と言えば「おばあちゃんのおもいで」(6巻)や「ゾウとおじさん」(5巻)などで、「のび太の結婚前夜」はのび太としずかちゃんが将来結婚する程度にしか憶えていなかった。しかし大人になって読み直すとこれがいい話なのだ。マリッジブルーのしずかちゃんにパパが「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ」から始まり、のび太が人間にとって大事なものを持っていることを話すシーンはなんともいえないものがる。今になって思えば藤子・F・不二雄先生の言葉をしずかちゃんのパパに代弁させ、子供には言葉の奥にあるものがわかりづらいが大人になった時その意味がわかるだろうとしていた藤子・F・不二雄先生の配慮がにくい。あれから何十年経った今、土の中に埋められたタイムカプセルから亡き藤子・F・不二雄先生のこの言葉が出てきたかと思うとより一層の重みを感じたりするのだった。
10月31日 日本シリーズのはなし 日本シリーズはあっけなく終った。
チケットを獲るために朝4時に電話をかけたり、ネットで何度もアクセスしたが無駄な苦労で終ってしまった。ヤフーのオークションではチケットで小金儲けをしようとする奴らが大量に出品している。彼らはプロのダフ屋ではないので、この不景気に適正価格をはるかに越えた値をつけチケットをさばききれないでいるのだから理不尽なものを感じる。さばくために定価割れでも売ろうとする奴もいたが、さすがにこんな奴らからは買う気にはなれい。シリーズも始まりあきらめていたら、月曜の夕方知人から4戦目のチケットを譲ってくれるという電話があった。冗談だと思っていたら火曜の深夜、本当にチケットが届いた。凄く嬉しいのだが、あれだけ苦労しても獲れないものが降って沸いたように手に入るとこれも理不尽なものを感じる。
水曜日西武ドームへ行く。ここ数年東京ドーム以外で野球を観ることはなく西武ドームは初めて、行き方すら“駅すぱあと”で調べるありさま。西武新宿から西武線に乗る、西武線に乗るのも何年かぶりで“はじめてのおつかい”状態。当然のことながら聞きなれない駅名ばかりで不安がいっぱい。電車に乗って30分ぐらい経った時、懐かしい駅名がアナウンスされる「東村山」だ。頭に浮かんだのは股間から白鳥の首がでている志村ケンのバレリーナ姿、もちろんBGMは「東村山音頭」。「♪ひがしむらや〜ま」「♪いっちょめ、いっちょめ」不安がいつのまにか楽しい気持ちになっている。うん?東村山音頭って3丁目?4丁目?まであったのでは、頭の中のBGMは2パターンで数があわない、どれか忘れている。思い出そうとすればするほど、頭の中が「♪いっちょめ、いっちょめ、わーお」を連呼しだし思い出せない。
そうこうしているうちに西武ドームに着く。駅から球場はすぐわかったのだが、席がわからない。東京ドームならチケットの席番号をみればどこかすぐわかるが、初めてでまったくわからない。ようやく席を見つけるが凄く後ろの方、もらったものだから見づらい所でも仕方がない。この席でいいのか心配なのでチケットを係員に見せるとここではないという。じゃぁどこ?と聞く前に頭の中ではこのチケット偽物なのではと疑いだす。係員はチケットを持って下の方に降りていき連行されるようについていくと選手がどんどん大きくなっていく。たどり着いたのはブルペンの前、選手とコーチの話声が聞こえるぐらい前。偽物ではと疑った自分が情けない、せっかく譲ってくれた知人に悪いことをしたような気になる。
チケットには、夜間は寒くなるので服装に注意と遠足のしおりみたいなことが書いてあった。この時期に東京から厚手のコートを着ていくのは恥ずかしかったが、書いてある通りここはドームなのに寒い。数日前の新聞に、西武カブレラ調整試合の途中にバックれるという記事を読み我慢が足りないなんて思っていたがカブレラは正しい、この寒さでは誰でもバックれたくなる。とりあえず東京ドーム同様にビールを飲むが、寒さでビールどころではない。辺りを見回すとみんなコーヒーかホットウイスキーを飲んでいる。ウイスキーはロックで飲むものと考えていたが、この場を凌ぐためには仕方がなくホットを飲むとこれが旨い。寒さのおかげでこの発見があったのだから悪いことばかりでもない、ホットウイスキーはこの冬のマイブームになりそうだ。
試合はジャイアンツが勝ち4連勝で日本一、原の胴上げを目の前で見る。阿部の成長や松井の活躍が評価されているが、原の成長が一番の勝因だろう。1年前長嶋の退任の時、原が小学校の卒業式レベルの挨拶をした時は正直ガッカリした、あれから1年でここまでやれるとは思ってもなかったからいい意味で期待を裏切ってくれた。現役時代チャンスに弱く勝負が決してから無駄なホームランを打つ人で、個人的にはダメな4番の印象が強かったが監督としてはダメな人ではなかった。原が優秀というよりもあれだけの戦力があって使いこなせなかった長嶋がダメ監督だと言う人もいるがこれも一理ある。西武は辛いシリーズになった。松坂投入で西武の采配ミスが指摘されているが、勝負ごとだからミスでもないと思う。それよりも5、6、7戦のチケットを持ってた人たちの恨みを買う松坂は気の毒だ。西武にとって松坂で始まって松坂で終わったシリーズだ。
帰りの電車は満員だ。寒さから逃れた喜びとジャイアンツの優勝で満員も気にならない。これで今年の野球は終わった、しかし何か忘れ物をしたような? 「東村山」がアナウンスされると思い出した。「♪ひがしむらや〜ま」「♪いっちょめ、いっちょめ」以外の「東村山音頭」のことが解決していない。新宿についても思い出せず、いまだ未解決だ。
10月18日 偶然のはなし 10月に入ってからやることなすことすべて裏目。コンテの悪夢からツキに見放されている。案の定、馬券も当たるはずもない。唯一の救いはこんな時当たらないことがわかっているから金額を控えめにしていることだけ。
それなのに土曜の最終レースは自信があり、つい勝負をしてしまう。ゴールほんのちょっと前までは当たりの馬券がゴールを過ぎると1着3着ではずれ。悔しい、悔しい、ほんのちょっとではずれたことよりも、ツイていないのがわかっていながら勝負をしてしまったことが悔しい。お祭りの射的でデッカイ招き猫が落ちないのがわかっていながら狙ってしまうのと同じくらいマヌケなことだ。明日もあると思っても、この落ち込みでは明日のレースを考える余裕もない。
メモを取っている都合上TVをつけっぱなしにしていると、レースは「審議」になっている。とはいえ今までの経験から95%以上馬券に影響することはないから気にもしていなかったら、2着馬が進路妨害で降着。ほんのちょっとで当たりになる馬券がハズレ馬券に変わり、そのハズレ馬券が当たりになってしまうのだからわけがわからない、さっきまでの落ち込みはなんだったんだか?
夜、明日のレースの検討をはじめるが相変わらず当たる感じはしない、こんな時は投資の半分戻ればいいぐらいに考える。それならやめればいいのにと言う人もいるが、やめては意味がない少額でも観戦料を払わないと記憶に残らないからだ。
GT秋華賞は武豊の馬が勝つのは誰でもわかっていることで相手探しのレース。先週から相手はサクラヴィクトリアと決めていたが自信はまったくなくここも観戦料程度にと考えていた。サクラヴィクトリアの血統をなにげなく見ているとこの馬の父はトニービン、母サクラ〜、コンテの親戚ではないにしろどことなく似ている。このレースに出走するまでの過程からデビュー当初は体質が弱かったことが想像でき、体質の弱さもコンテとだぶる。コンテがもしサクラ〜のように体質が強くなっていったら…と考えると、自信はなくても観戦料程度にとどめておくことができなくなる。これも何かの縁か?偶然にも資金が入ったんだから、これで武豊の馬とサクラ〜で勝負する。たとえはずれたとしても、元々ない資金だから気は楽。
結果は珍しく予想通りに決まる。こんな偶然はそうあるものではないが、ちょっとしたことでツキの流れが変わるから不思議なものだ。これでコンテの悪夢が振り払われればいいが…。
10月10日 マイネルコンテのはなし マイネルコンテが3日の調教後に右後脚飛節を骨折し引退した。
10月を過ぎれば未勝利戦もなくなり引退の覚悟はしていたが、まさか骨折でとは想像もしてなかっただけに呆然とするばかり。それも、痛がり三本脚で立つようになってるから最悪の状況だ。できることならこれ以上痛がらなければということを願うばかり。
これも競走馬の宿命、かわいそうだがコンテには運がなかった。
デビュー2戦目、着順は目立たなかったもののあの内容なら1勝はすぐに見えたがその後脚部不安で休養、復帰後1戦を挟んでタイムのかかる馬場を求めてわざわざ函館に遠征させるもその週に限ってなぜか?タイムの速い馬場になってしまうのだから本当に運がない。
コンバットには1つ勝ってくれればぐらいに考えていたが、血統のよさからコンテにはそれ以上あわよくばクラシックも期待していたが、今になってしまえばこの期待の大きさがコンテを潰してしまったようにさえ思える。
デビューもできずに終っていく馬もいるのだから、それに比べれば満足な状態でなく5戦もよく走ってくれた。もし体質が弱くなかったら…そんな夢を魅せてくれたんだから感謝しなければならない。
10月3日 台風の日のテレビのはなし 10月1日の台風は戦後最大級といわれた割にはあっけなかった。
まぁ大きな被害はなくよかったが、こんな日にドームのチケットを持ってたりするからよくない。ドームの中止は今までに4回あり、中止の日のチケットを持つ確率はかなり低いはずなのに、去年に続き2回もこんな低い確率に当たるのだから偶然にしてはできすぎ。ツイてないというよりもここまでくると、ツイてるようにさえ思えてくる。
予定が狂い仕方なくTVを見る。夕方からお決まりのように台風情報のタレ流しでうんざり。こんな時必ず、湘南でサーフィンを楽しむ人たちの映像が流れる。リポーターが危ないのに何故?なんて注意をするように中継をしているが、お前は風紀委員かといいたくなる。それから新宿や渋谷周辺のリポートもいいかげんにして欲しい。ラッシュでごった返してるところにリポーターが行っても邪魔なだけ、あげくの果てには田舎から出てきた子供たちに周りを囲まれて終わりでは…。戦後最大級というからもの凄い波の映像が見られると思っていたら、どこもショボイ映像ばかりで期待を大きく裏切る、ウソでもいいからCGとかを使って凄いものを見せて欲しかった。
7時、野球の時間だ。ドーム球場での中止はありえないため、雨用の番組は新聞にも載っていない、何を放送するのか楽しみだ。期待していたら『どんぶり99連発』? なんで「どんぶり」?センスのなさに愕然。やっぱり、こんな時こそ「珍プレー好プレー」でしょ。ちなみに、ジャイアンツ専門チャンネルのG+ではボクシングをやっていた。『どんぶり99連発』よりはマシだが、やっぱりイマイチ。期待するほうがバカだった。
9月25日 胴上げのはなし ジャイアンツがリーグ優勝を決めた。
24日の試合でジャイアンツが負けスワローズが勝つ以外ジャイアンツの優勝は決まり。対戦するタイガースにとって、ホームグラウンドで屈辱的な相手チームの胴上げを見せられることが試合前からほぼ確定しているからなんだか気の毒だ。「今日は試合をやりたくない、バックれてウチでTVでも見よう」なんて思ってる選手は多数いるだろうが、そこは大人、嫌でも試合をするから偉い。
過去にジャイアンツが甲子園で優勝した時、タイガースファンの乱入で胴上げができなかった。あれから時代が変わったとはいえ、そんな前科があれば今回ももしかしたらという変な期待をしてしまう。たとえ、胴上げが出来たとしても球場から宿舎までの間でタイガースファンとジャイアンツナインの場外乱闘が起こることを想像してしまう。まず標的になりそうなのが今年活躍した阿部か、もちろん防御は万全でプロテクターをつけて阿部は逃げるだろう。松井もこんなところで揉め事に巻き込まれたくないし、由伸もケガの後だけに全速で逃げるに違いない。二岡、上原は役にたたないだろうし、江藤はガタイはいいけど気が弱そうで頼りにはならない。こんな修羅場で見せ場を作るのはやっぱり清原だろう。ことし乱闘で出遅れながらも星野監督に掴みかかり、美味しいところをよく知っている。入来もいい、清原と同じPL出身でキレると何をするかわからない、乱闘要員向きだ。仁志もいい、小兵ながら気の強さで活躍が期待できる。
そんなことを考えてるうちにスワローズが負けて優勝は確定、試合も9回表が終わり1対2でジャイアンツがリード胴上げは時間の問題。ウチでは胴上げのことよりも原が泣くか泣かないかで盛り上がる。このイニングに入って原は涙腺をゆるめ泣く態勢に入っている。そんな時、まさかのホームランで追いつかれる。原は苦笑いをしているが、腹の中では「涙腺をゆるめたオレって…」と嘆いているに違いない。
延長戦に入っても勝負はつかず気がつけば10時過ぎ、今日は『ナースのお仕事』の日だ。それも2時間20分のスペシャル、この状態では試合が終らなければ放送ができない。野球に感心のない少数の人が「いつ始まるんだ!」とフジTVに苦情の電話を入れていることと思うが、しかし試合を打ち切ればそれ以上の苦情の電話がかかることは目に見え、フジTVは結局苦情の電話を受けるはめになる。また、いつもなら深夜早めに放送を終了しているフジTVがこんな時に限って朝の4:30まで番組を入れているからついてない、このまま野球が終らなかったら後の番組がどうなるのか気になるし『ナースのお仕事』が明け方にやってたら不気味だ。
そうこうしているうちに12回ウラ、ジャイアンツの勝ちはなく引き分けか負けしかない。引き分けで胴上げならまぁわかるが、負けて胴上げ? 嫌な予感は的中しタイガースのサヨナラ勝ち。タイガースのサヨナラ勝ちの余韻がさめたところで胴上げはカッコ悪すぎる。長嶋が最後に優勝した時は大逆転で劇的な胴上げだっただけに、原がマヌケに見えてしかたがない。しかし、長嶋は華がある人だったのに対して原は地味、現役時代もここ一番に勝負弱い人だったから、これも原らしい胴上げだったのかもしれない。
こんなに疲れる試合だと、さすがに『ナースのお仕事』を見る体力はなくフジTVの以降の番組のこともどうでもよくなる。
日本シリーズでは、原の采配以上に涙腺をゆるめるタイミングに注目したい。
9月18日 選択肢のはなし 松井のホームランには驚かされる。一瞬、松井らしくない平凡なホームランだなぁと思っていたら、スローで見ると天井にぶち当ててスタンドに入るのだか凄い以外に言い方がない。
ところで、数日前松井の高校時代の映像が流れていた、それを見ると「エっ」と言いたくなるような凄い顔、それに加えて体には似合わぬ高い声は不気味だった。本人も当時の映像は流してもらいたくないだろうし、流すなら顔にモザイクをかけるぐらいの処理はして欲しいと願っているに違いないぐらい凄い。
さすがに最近は見慣れたせいもあってそれほど驚くこともないが、もし松井が野球の選手以外の仕事だったらどうなっていたのだろう。少なくともあの顔で営業では客から恐れられ仕事が取れず毎日上司に怒られっぱなしだろうし、これといって向いてるような職業も浮かばない。本人の夢はパイロットらしいが、遅刻ぐせがひどく定刻どおり飛ばすことができるか不安。(ちなみに松井は新人時代、寝坊や遅刻で電話番などの雑用をまったくやらず、控えの村田選手が代わりにやっていたらしく、そのため松井はどんなに活躍しても村田には頭があがらないらしい)今の地位でこそ遅刻も寝坊も許されるが、もし野球の選手以外の仕事では成功したとは思えず、最善の進路を選んだということだろう。
清原の場合、子供の時の夢が叶い野球の選手になったが、もしなれなかったら父の後を継いで電気屋になっていたと言う。電気屋と言われてもあまりピンとこないが、それよりも組の構成員といわれた方がよっぽど似合っている。あの威圧感からすれば構成員になっていればいまごろ幹部になっていたことと思うが、世のためを考えれば野球をやってくれて平和でいい。
高橋由伸はもし野球の選手でなければ不動産屋になっていただろうと言う。由伸の感じからすれば、清原や松井に比べ一般社会には馴染みやすく野球以外でも成功はしそうだが、今の時代大手の不動産屋は不良物件を多く抱える不動産屋で成功するにはかなり厳しい。サザエさんにでてくる花沢不動産程度なら成功はしそうだが、これでは由伸には似合わず、やっぱり野球の選手が最善の就職先だったのだろう。
この3人に共通して言えることは選択肢を間違えなかったこと。清原はライオンズからFAでジャイアンツに入団した、当初は失敗かと思われたがどん底から這い上がってくる姿は今まで以上に好感をもたれ、結局清原はここでも選択肢も間違えなかった。今年松井は残留かメジャーどちらの選ぶのかで世間は注目しているが、どっちを選んでも成功しそうで面白くな。何かの間違えで「野球は腰掛でやってました、子供の頃の夢を叶えるためにFAしてJALに入社します」なんて言い出したら面白い…(JALとJASの統合はこのための下地かも)。ただでさえ不況の航空業界、活性化には繋がることは間違いなく、たとえ時間通りに飛べなくてもいつも満席になりそう。…そんなはずはないと思っても、ついつい大ドンデン返しを考えてしまう。
9月11日 筆箱のはなし 明け方、目が醒めなかなか眠れないのでTVを見る。
どこのチャンネルもTVショッピングばかり、その中の1つでウサン臭い外国人がエアベッドを紹介していた。なんでもこのベッド寝心地がよく丈夫らしい。そこまではウンウンといいながら見ていたのだが、丈夫さを証明するためになぜか?ベッドの上をトラックが通る。要はトラックが通っても壊れないことを伝えたかったようだが、ベッドがそんなに丈夫である必要があるのか理解に苦しむ。
トラックが通っても壊れないベッドの紹介を見て、小学生の時のKクンを思い出す。
ある日Kクンは兄から譲り受けたプラスチックの古ぼけた筆箱を持ってきた。そう、あの象が踏んでも壊れない筆箱なのだ。バカな小学生たちは、象が踏んでも壊れない筆箱を何とか破壊しようとした。まずはクラスで一番デブの子に踏ませ、それでも壊れず2、3人の子供が束になって踏んだがそれでも壊れない。さすが象が踏んでも壊れないだけのことはありKクンがスネ夫のように自慢しだした時、クラスで一番小さなMクンが床に置かれた筆箱めがけて机の上からおもいっきりジャンプ、遂に筆箱が壊れた。唖然とするKクンと象に勝ったと喜ぶバカな子供たちの対照的な光景は今でも憶えている。
それにしても、日本の小学校でまず教室で象が走り回ることはないのになぜ?象が踏んでも壊れないほど丈夫な筆箱が発売されたのか、あの時から25年ぐらいたった今になって急に気になりだす。
串間努の『まぼろし小学校』を読み直すと当時のことが書いてあった。正式名称は「アーム筆入れ」で昭和40年から発売されている。たしか自分たちが小学生の時はなんの意味があったのかよくわからない両面筆箱が主流で、そのためそれよりも前世代の「アーム筆入れ」はあまり見かけず珍しかった。
経営者からは「壊れないものを作ったら買い換えなくなって需要が減る」と言われたり、国会議員からは「象が踏んでも壊れない」なんてウソだろとクレームをつけられるなど発売までにはいろいろなエピソードがあったらしい。結局、国会議員にトンカチで叩かせ壊れないことからPTA協議会から推薦を貰い、「需要が減る」といわれていたが実際はバカな子供たちが壊しまくってかなり売れたという。また、発売当初は上野動物園の象をCMに使おうとしたら民間には貸し出してもらえなかったが、有名になると貸してもらうことができたらしい。
どうでもいいことを調べているうちに朝になる。
TVでやってたエアベッドを壊す奴はいるのだろうか?
少なくとも1人ぐらい実験と称して寝るためではなく壊した優越感のために買う奴がいるような気がする。
8月28日 名前のはなし 定期検診で耳鼻科に出かける。2年ぐらい行かない間に病院のシステムも変わってしまい、頭の回転が悪いと新しいものについていけなくて困ってしまう。まぁそれでも事前に予約をしておいたので診察で待たされることがなくなったのだから新しいシステムも悪くない。ただ、診察が終わった後の清算は厄介だ。受付で貰ったファイルを清算窓口に出し、伝票を発行してもらってから会計にもっていく、凄く面倒だ。それも清算窓口にファイルを提出してから伝票が発行されるまでけっこう待たされる。
清算窓口の後ろの方には電光掲示板があり「只今の待ち時間15分」の文字と文字ニュースが交互に流れて表示されている。たかだか清算で15分も待たせるなんて…、ここで待っている30人ぐらいの人がみんな同じことを思っているのだろう。
こんなことで待たされているのかと思うと、電光掲示板には15分と表示されていても、もしかしたら何かの手違いで3分ぐらいで自分の伝票だけ早くできているのではないかと超楽天的な考えになり、清算で呼ばれる名前を真剣に聞く。しかし、そんな都合のいいことはなく、遅くなることはあっても早くなることはない。
清算で「コバヤシさんコバヤシサチコさん」とコールされる。「コバヤシサチコ、小林幸子?」、あの小林幸子?のはずは98%ぐらいないと思っても派手な服を着た人が伝票を取りに来るのではないかと期待してしまう。伝票を取りに来たのは、小林幸子とは180度違う地味なおばさんのコバヤシサチコ。期待はしてなくてもここまで地味だと気が抜けてしまう。しばらくすると「ノグチさんノグチヒデヨさん」とコールされる。コバヤシサチコの後だけにもう期待はしないし、あの野口英世はもういないから100%違う、それでもノグチヒデヨはどんな人か注目してしまう。名前のインパクトから伝票を待っている人30人ぐらいの視線はノグチヒデヨさんに向けられるが、案の定伝票を取りに来たのは偉人とはほど遠いごくごく普通の50代ぐらいのおじさん。周りの人の心の中で「なんだよ、これがノグチヒデヨかよ」と言っているのが聞こえてきそうだ。ノグチヒデヨさんは伝票を受け取ると周りになぜか一礼してしまうのだから、その声が聞こえたのだろう。ノグチヒデヨさんにしたら子供のころからこんな目にあっていたに違いないく慣れている感じさえあった。
それにしてもこの名前、親が野口英世のような人になって欲しいとつけたのは容易に想像がつく。親から子供へ最初のプレゼントは名前だが、このプレゼントは重すぎる。このプレゼントの重さに耐えてウン十年生きている誰だかよく知らない期待はずれのノグチヒデオさんがなんだか偉いように思えてきた。
8月23日 誕生日記念!!のはなし 月曜の夜は前週の競馬新聞と週刊誌の結果を照らし合わせる。要は反省をしているのだ。子供の頃、復習をしなさいと言われてまったくやらなかったのに、この歳になってこんな意味のないことで復習をしているからおかしなものだ。
先週、その反省が早く終わり週刊誌の他のページに目を通す。週刊誌には全国の競馬場の主要レースの結果も掲載されてあり、何気なく見ていると“えっ”と思わず言いたくなるレース名を発見。通常見ているJRAなら花の名や地名、季節の名称などがレース名に使われているが、7/30の上山競馬では“かすみちゃん28歳誕生日記念!!”“たすけ亭カップ”なんていう冗談みたいなレースが行われていたのだ。記念といえば「有馬」がすぐ思い出すが、「かすみちゃん」と言われても…いったい誰なのかわからないし、28歳誕生日と言われても…、おまけに!が2つもついている。“たすけ亭”(たすけて?)狂牛病で経営不振の焼肉屋の店名だろうか?。この変なレース名が気になり過去の上山競馬のレース名を調べると7/15に「古川恵一24歳誕生日特別」「山川真弓16歳、元康13歳バースデー記念」というレースがあった。どうでもいいことだが真弓、元康は誕生日が近いばっかりに親がひとくくりにしたのだろう、子供にしてみたら分けてもらいたかったなどと思っているに違いなく、これで兄弟喧嘩にならなければいいが。想像するにはある程度お金を払えばレース名をつけられるのだろう。
このレース名で記録が残るから勝った馬もたまったもんじゃない。競馬は記憶力が必要なもので、「○○レースの××は強かった」なんて憶えているが、「かすみちゃん28歳誕生日記念!!は××が強かった」なんて言われても関係者は恥ずかしく、だったら勝たなければよかったなんて思っているのだろうか?。
それにしても、来年は“かすみちゃん29歳誕生日記念!!”が行われるのか気になる。
8月15日 マイネルコンバットのはなし クラブからクリーム色の封筒が届いた。
遂にこの日がきたのだ、マイネルコンバットの引退を知らせるものだ。いつかはくるのものだが、実際に封筒が届くとなんともいえない寂しさがある。封筒の中の手紙には重い屈腱炎で復帰のメドが立たないことと今後の経費の清算のことが事務的に書かれていた。コンバットに関わって4年も経つのに紙切れ1枚で処理されてしまうのだからあっけない。このあっけなさが余計寂しく感じさせるのだろう。
部屋に飾ってある、ジャパンダートダービーを勝った時のパネルを見るとコンバットがまだプリンセススマイル97と呼ばれていた頃北海道に会いに行ったことを思い出す。2両編成の列車は車体のボロさからは想像できないぐらい速く海沿いを走る。強い海風を受けると今にも飛ばされるんではないのかと不安とも恐怖心ともなんともいえないものがあった、そんな怖い思いをしながらコンバットに会いにいった。
牧場で遊びまわるコンバットはシロウトが見てもこれは1勝はするだろうと思わせるいい馬体だった。柵の傍に近づいてきたコンバットのハナをなでながら「府中の芝で一度でいいから一番でゴールしてくれ」と何度も言い聞かせた。もの言わぬ馬に話し掛けるのはなんとも不気味な光景だが自然と話し掛けたくなるから不思議なものである。もうそれから4年も経つ。結局その願いは叶わなかったが、4勝もあげたし、その中にはGTや障害での勝利も含まれているのだから本当によく走ってくれた。
引退後種牡馬になってくれればとは思っていたがなかなかそうはうまくいかず、今後は乗馬になる予定らしい。GT馬とはいえ種牡馬になるには成績はもの足りずこれも仕方がない、むしろこのご時世で行く先があるだけでも幸せなのかもしれない。
「引退した出資馬には会い行かない」という人がいた。引退した馬の後を追うと辛くなるだけだからだと言う。冷たい言い方のようにもとれるが、なんとなくこの意味が理解できる。会いに行けば複雑な気持ちになることは目に見えている。それでもコンバットに会いに行こうかと思う。ただ、引退してすぐは他の出資していた人たちが行くだろうから、もう少し経って行く人の数が少なくなった頃、もの言わぬコンバットにねぎらいの声をかけることになるのだろう。
7月23日 「新潮文庫の100冊」のはなし 本屋に行く。この時を待っていましたとばかりに夏目漱石や森おう(文字が出ない)外、芥川龍之介の本が平積みになっているコーナー出現するのだからもう夏なのだ。小中学生の頃興味のない本を強制的に読まされた嫌な思い出が蘇る。20歳を越えてからようやく夏目漱石や森おう外、芥川龍之介を読んだが、これらは小中学生には難しいものが多く、それに100年近く昔のものを読まされても今とは違いすぎて夏休みの宿題には無理があるように思うのだが…。
うん?嫌々ながらも読書感想の宿題はやったような記憶はあるが小中学生の時夏目漱石や森おう外、芥川龍之介を読んだの記憶はない、なぜ感想文が書けたの思い出せない。
本屋を出る時レジの横にある「新潮文庫の100冊」の小冊子をなにげなく貰って帰る。これだ!20年近く前の記憶が蘇る、これを読んで感想文を書いていたのにちがいない。小冊子にはあらすじが書いてありこれと本の後ろにある解説を見て適当に書いていたのだ。 家に帰りどんな本が100冊なのか見る。「我輩は猫である」「山椒大夫」「坊ちゃん」「こころ」「羅生門」など、恥ずかしながらどれも読んだ記憶はないのだが「新潮文庫の100冊」の小冊子のおかげか?はなしはどれも知っている。ちなみに今の「新潮文庫の100冊」には辻仁成、柳美里、宮部みゆき、ビートたけしの作品が選ばれ多少リニューアルされてるようだ。辻仁成あたりはあと数十年すれば国語の教科書の文学史に出てきてもおかしくないのだろう。
それにしても、「新潮文庫の100冊」の小冊子を作る人は大変だ、特に100冊分のキャッチをつける人には頭が下がる。しかし、がんばってはいるがこう数が多いと適当につけてしまったようなものもある。“「金八先生」よりもっといい。昔はこんな人、いたんだなあ…”なんだこりゃぁ?、“来る日も来る日も 砂・砂・砂”当たり前だが内容がまったく見えない?と思わず突っ込んでしまいたくなる(何の作品だか夏の宿題と思って考えてください有名な作品です)。これだけたくさんのキャッチをつけた人にはご苦労さまと言いたい。
6月27日 敏感な武蔵丸のはなし 数週間前の新聞に、小学生が一緒に食事をしてみたいスポーツ選手のアンケート結果が掲載されていた。上位は中田、イチローでそれに続いていたのが松井、高橋尚子だった。中田、イチローともに一流選手であっても口が重く、サッカーや野球の話をしても難しそうで一緒に食事してもたいして面白くないと思うのだが…。自分だったら、力士かプロレスラーと食事をしてみたい。なんていっても食べっぷりは一見の価値はあるはず。
そんな時、武蔵丸と一緒に食事をしたという知人の話を訊いた。
お酒の方はかなり控えめにしていたようだが、食べっぷりの方は期待を裏切らない人間離れしたものだそうだ。話もなかなか面白く、お勘定もお付きの人が払ってくれてくれたというのだから、さぞや大満足と思いきや知人は「いい人なんだけど、でもね」と続きがあった。食事が終わった後、武蔵丸は上機嫌で「カラオケに行こう」と言い出し、ご馳走までしてもらって断る理由もなくみんなついていったそうなのだが…。
カラオケは力士用とも思えるゆったりした作りの部屋で想像していた窮屈になることもない。楽しく歌い始めて盛り上がってきた頃、冬場にも関わらず暖房のついてないことに気がついた誰かが暖房を入れた。少しすると武蔵丸は「暑くない」とみんなに同意をもとめ、誰も反対することなく暖房を弱めた。また少しすると、寒くなってきて誰かが暖房を入れると、さっきまで陽気な武蔵丸が「誰だ!暖房を入れた奴は」と激怒(かなり怖いらしい)。武蔵丸は異常なぐらい温度に敏感で暑がりだったのだ。楽しいカラオケから一変して怒った武蔵丸は犯人探しを始め場は最悪の状態。お付きの人がその場をなんとかしたが、その後、暖房をつけることは許されず拷問のようなカラオケが続けられた。「いい人なんだけどね」だそうだ。知人が想像するには夏場は冷凍車で場所入りしてるんじゃないかという。武蔵丸の相手をできるのはエスキモーぐらいかもしれない。
6月14日 ワールドカップの続きのはなし 今週の競馬ブックのかなざわいっせいのコラムにもあったが、ビール好きにはサッカーはホント難儀なスポーツである。何が難儀かといえばトイレに行くタイミング。せっかく観ていてもゴールシーンを見逃したら悔いが残るし、かといって30を過ぎてオモラシをしてしまう訳にもいかない、ビールを飲まなければ解決する問題だがそうはいかずテレビの前でも微妙な攻防が行われている。
ロシア戦、後半に備えてハーフタイムでトイレに行く。これで万全と思ったら後半20分過ぎトイレに行きたくなる。ビールを飲んでもある程度までは我慢できるのだが、一度トイレに行ってしまうとその後はタクシーのメーター並に我慢が効かなくなるのだ。それでもここは我慢、必死に耐えて耐えて耐え抜く。ロスタイムなんかどうでもいいから早く終われと願うばかり、後半はかなり堪えたが日本選手以上の頑張りでなんとかオモラシを阻止、日本が勝ったこと以上にトイレにいける喜びの方が大きかった。終わってみれば、後半すぐにゴールが決まっただけでそれほど我慢することなもなかったことを思うと虚しくなる。もしゴールが途中で決まってたらモラしていた可能性はありそれを考えると怖い。
トイレに行けないぐらい真剣に見ているわりにはプレイに関してはよくわからない、前にも書いたが興味はプレイ以外のこと。ロシア戦で気になったのはトルシエ監督。誰かに似てるんだよなぁとずっと考えていたら、三谷幸喜に似ていることに気がつき解決。自分の推測ではトルシエは子供の頃いじめっ子に宿題を押し付けられるようなダメダメな子。ダメなトルシエがなぜ今のような地位を築いたかといえば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように息子が未来からきて助けてくれたと思われる。日本にこれだけ居るのに日本語を話さないのは、子供時代日本人にいじめられたためその仕返しで日本語を話さないと誓ったに違いない。そんなことを考えていくとトイレに行く時間もないのである。
ロシア戦で気になったのはトルシエだけでなく首相の背広。ブルー一色のスタンドで地味な背広に申し訳ない程度にブルーのネクタイをしているようでは国民の支持を受けられない。やっぱり、ここはひと昔前の漫才師のようにドハデのブルーのジャケットと着ないと…。
それからサッカーを見ていると、どうもユニフォームを引っ張るプレイが気になる。あれさえなければ何とかなっていたのではと思うことが多い。そこで秘策を考えた、選手はユニフォームを着用せず全身ペイント。そうすれば中田も稲本も全身ブルーにペイントすれば引っ張られることはない。凄い名案だと思いそのことを人に話したら失笑される。もしユニフォームを着なければボールが体に当たると痛いだろと言われるが、そこは根性(根性論は好きではないが)で勝つためには仕方がないと言い張る。そうすると、汗でペイントが落ちたらどうするの?と言われ、それも我慢と言い張る。汗でペイントが落ちたら真剣勝負じゃなくてお笑いだよと言われ仕方なく納得するが、名案だと思うのだが…。
6月6日 ワールドカップのはなし ワールドカップはどうでもいいと思っていたが、始まってみればそれなりに楽しんでいる。とはいえ元々サッカーにウトイため、興味はゲームの内容よりはもっぱらグランド外のこと。
まず最初に魅せてくれたのはカメルーン。来る来ないで、一般のまじめなニュースまでもが取り上げるんだから見せ場十分。遠足の日にクラスで必ず一人ぐらい遅刻する奴がいるのと同じで、あれだけ国があれば遅刻をする国があっても当然のように思う。悪びれた感じもなく来日してくるあたりもなかなかいい。流れそうになった高校生との親善試合を後日やっていい人たちだぁという風に報道されているが、よくよく考えてみれば遅刻したのが悪く、いい人どころか当たり前のことをしているだけ。
次はセネガル選手の万引き事件。これって、修学旅行の生徒が土産屋で万引きするのと同じレベル。代表選手が万引きをするなんてスポーツマンらしくないなんて記事があったが、ガッカリしたのは万引きをしたことよりも捕まったこと。サッカー選手なら万引きした後ダッシュで逃げ切ってもらいたかった。捕まったことでたいしたことがないと見ていたら、フランスに勝ったりするから万引きの時は本気でダッシュしていなかったのだろう。
ベルギーは監督が会見中にビールを飲み、ベルギー国内の映像でも市民はビールを飲む。それもビールのCMのように美味しそうに飲むから、サッカーよりもベルギービールの方が気になる。なんでも自国からわざわざビールを持ち込み、決勝までいっても大丈夫な量があるらしい。とにかく、試合の内容よりもベルギービールは美味しいんだということが印象に残った。
印象に残るといえば、青いTシャツだらけの日本サポーターの中にいる青以外のTシャツを着た日本人。TVに映るとどうもマヌケに見える。今の時代、青いTシャツが買えなかったわけでもないだろうから、単なる案外目立ちたがり屋なのかもしれない。ちなみに今手元に青いTシャツがある、一番絞りのシールを集めて勝ちTが当たったのだ。ただ何十種類もある勝ちTの中で一番イケてない柄だったりするから困ったものだ。あまりのイケてなさに袋から出しもせず、今着なければ一生このTシャツの出番はなさそう。
明日はイングランド対アルゼンチン戦、試合後フーリガンによってススキノが戦場になるらしい。野次馬根性でどんなことが起こるのか楽しみだが、死者がでない程度に暴れることを期待。
5月30日 ドトールのはなし 1つ目の用事を済ませると急に雨が降ってきた。こんな時に限って次の用事までに時間があったりする。仕方なくどこかで時間をつぶさなければならないが周りを見渡すと、スターバックスとドトールがあり、迷わずドトールに入る。どうもスターバックスはタバコを吸えないのに加え敷居が高く、あのちやほやされた感じも好きではない。
コーヒーを頼んだ後、ミルクレープも気になり追加する。甘さ控えめのケーキが多い中それとは逆行するようにここのミルクレープは甘い、不二家のショ−トケーキと同じくらい下品な甘さだ、1口目はおいしく感じても3口目では確実に飽きる。まぁそれがわかっていても時々食べたくなる。
コーヒーと下品なくらい甘いミルクレープを持って2階に上がると周りはカップルだらけ、とはいってもこのカップルたちは世間一般のカップルとは少し違い若い女性と怪しい感じの男。BGMが映画「ひまわり」の曲だったりするからなおさら異様な雰囲気だ。
席に座って新聞を読んでも周りのカップルたちのことが気になる。気にしなくても聞こえてくるのが後ろのテーブルの話、しきりに男が「大丈夫、ばれないから」を連発、話の内容からたぶんAVの勧誘だろう。今度は斜め前のテーブルの会話に耳を傾けるとここでは「手っ取り早く稼げるから」と男が言いどうもキャバクラ関係の人のようだ。ここの2階はドトールと言う名の面接会場。
この怪しい男たちに共通するのは軽いノリで一方的に話し自分のペースに持ち込む。さすがプロの話術と感心させられてしまい、自分にもこんな才能があったらもっと世の中を上手く渡れただろうなぁと羨ましくさえ思える。
観葉植物を挟んだ横のカップルは、風俗関係らしい。客を獲った獲らないからはじまり、新人の○○は態度が悪いまで、女性が一方的に社員らしい男につっかかる。男は眉間にしわを寄せて黙り込むだけ。このピンチに男はどう対処するか続きを知りたい…こんな時に限ってちょうど時間になる。
店を出てから考える。スターバックスではこんな話が行われているか?たぶんされていないのだろう。下品な甘さのミルクレープを出すドトールならではのもので、こんなドトールが好きだったりする。
5月16日 障害のはなし 気を使ってくれた人もいるので、土曜のマイネルコンバットのレースについて触れておいた方がいいのだろう。
コンバットは2年前、ジャパンダートダービー(GT)を勝ってから精彩を欠きその後さっぱり成績は上がらない。体が思うように絞れず本調子で出走できなかったこともあるが、冷静に見ても負けすぎ。ただ、まだ老け込む歳でもなく何かきっかけをつかめばということで選択したのが障害(ジャンプ)レース。
障害レースとは、基本的に平地のレースで頭打ちの成績の馬が多く出走する。平地で未勝利の馬もいれば重賞を走っていた馬も出走し、簡単に考えれば後者の方が圧倒的に有利のはずなのだが、飛越のうまい下手で必ずしもそうでもない。平地に比べ障害は落馬が多く危険なレースで転べば最悪の事態になる可能性もある。そのため障害レースを進んで使いたいと考える関係者はほとんどいなく、ましてやコンバットのようにGTを勝った馬が障害にでることは稀で、記憶にある限りではブゼンキャンドル(エリザベス女王杯)、コガネタイフウ(阪神3歳S)の2頭ぐらいしか思い浮かばない。
前日の雨で土曜の馬場コンディション不良、滑りやすく転びやすい状態。それに加えてコンバットのツメは大きく、ツメが芝に触れる部分が多いため余計に滑りやすい。頭の中で悪いことばかりよぎる。それでも直線まで先頭集団につけてくれればなんとかなるのかなぁなんて甘い考えもあった。しかし、そんな甘い考えもレースが始まってすぐに消えた。信じられないことに最初の障害でバランスを崩して騎手を落としてしまった。
騎手を落とした馬は自らレースを止めるがコンバットは走り続けた。そんな走る姿に観客からは笑い恥ずかしくてたまらない、いい加減に止まってくれと思っても走り続ける。他の馬たちがゴールし終えても止まらず、見かねた他の馬の騎手が進路を塞いでようやく取り押さえられる。レースが終わっているのに走っているのだから笑われても仕方がないが、何もわからないで走り続ける姿は心打たれるものがある。本人はやる気があったのだろう。まぁ恥をかかされたが無事でいられたことはなにより。
レース後コンバットの進路を妨害した馬が失格になる。場内に流される映像を見るとよくわかり、失格した馬が斜めに飛んでコンバットの進路を妨害していた。運がいいのか悪いのかわからないが、ぶつけられたとき反対側に馬がいたために転ばずにすんだのだ。失格した馬を恨む気持ちもあるが、馬名がアイノフォーエバーじゃぁ恨む気にもならない。
コンバットが障害を使ったことには賛否両論あるが、個人的には否定はしていない。今回は残念な結果に終わってしまったが、あれだけあきらめないで走ってる姿を見るとまだまだやれる感じもするし本人も走りたいのだろう。次走2戦目の目標は勝ち負けと言いたいところだが、まずは無事完走。これに尽きる。
5月8日 記念ボールのはなし 先週、東京ドームに出かける。
平日ではあったがゴールデンウイークの真ん中のため子供が多い。親は子供と一緒に野球を観て親子のコミュニケーションを深めようなんて都合のいい考えで連れてくるのだろう。今までこんな光景を何度も見たが、ほとんどの場合子供は試合の中盤で飽きてしまい親の理想とはほど遠いものに終わる。隣の席はパターン通りのお父さんと息子。試合の展開も気になるがこの親子も気になる。
ドームの独特な雰囲気に息子は興奮。これがひと段落したころちょうど試合が始まりこのタイミングを見計らってたお父さんは子供にお弁当を差し出す。この時子供に食べさすお弁当はもちろんジャビット弁当。子供は喜びお父さんはしっかり点数稼ぎ。しかし、息子はジャビット弁当を半分ぐらい食べたところでお父さんにパス。お父さんはもったない精神からか自分のお弁当を食べてからジャビット弁当を片付ける。いい歳した大人がジャビット弁当を食べている姿は情けないがこれで息子のポイント稼げるのなら仕方ないとあきらめているのだろう。
お父さんが食べ終えたころ、息子はたこ焼きが食べたいと言い出す。お母さんの堅い財布とは違いお父さんの財布はゆるゆる、息子のパシリになって走って買ってくる。一口食べただけで息子は飽き父親にパス。父親はこれを食べ出すが、食べ終わらないうちに今度はフライドチキンを要求。ここまでくれば父親も怒るだろうと思ったら喜んで買いに行く。バカな父親なのだが、喜んで買いに行くパシリを見れたことは感動。その後味をしめた息子は父親をイヂメるように次から次へと食べ物を要求、それも一口だけしか食べないのだからたちが悪い。父親のヒザの上には食べ物が積まれ、汗を流しながら食べる姿はまるでフードーファイター。父親は食べながらこの悪魔に早く眠くなってくれと祈っているのことだろう。
試合も後半になり願いがかなって息子はウトウトしだす。父親もこれでゆっくり試合が見れると気を抜いた?瞬間、ドスッという鈍い音と同時に「ブゲェエ」という人間とは思えない悲鳴が聞こえた。ファールボールが父親に直撃。今まで何度も観に行っているがこんな近くでファールボールに当たる人を見たのは初めて、幸いなことに太ももに当たり大事にはいたらなかった。これでボールを獲っていれば息子にいいところを見せられたのだろうが、無情にも転がったボールは斜め後ろの若い男に獲られ大失態。係員が駆けつけるが大丈夫と追い返すも、本当は体も心もかなり痛いはず…お父さんは我慢。息子の「かっこ悪い」の一言でお父さんはサスガに我慢できずブチキレ、「お前を守るためにお父さんがボールに当たったんだ」と息子に怒鳴る。しかし、このお父さんがボールに当たった位置と息子が座っていた位置を見れば苦しい言い訳で、ボールから逃げたお父さんが運悪く当たったのが正解。それに気づいた周りの人たちは声には出さないが大爆笑。
さっきハイエナのようにボールを獲っていった若い男はこの情けないお父さんの姿に見かねてボールを息子に渡す。その時「お父さんのファインプレイには感動した」と皮肉にもとれるような言葉を添え、これにも周りは無言の大爆笑。息子はボールをくれた若い男に感謝のまなざしを、父親には冷たい視線を送る。
きっと記念のボールは、息子が大きくなってもテレビの上とかで大切に保管され、ボールを見るたびにこの日の父親の失態が話題になるのだろう。
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