眠れないのはなぜ?

 

見出し 焦らず理由を突き止めよう!
5人に1人が睡眠不足を訴える現代。眠れない日々が続くと「このままどうにかなってしまうのでは?」という恐怖感に陥る。しかし何年もほとんど眠らなくても、普通に生きている人も現実にいる。「眠れない」事そのものに集中し、闇雲に恐れるのではなく、その原因をまず考えてみよう。そして、もし必要な場合は専門医を訪ねよう!特に急増している「うつ病型」の場合は注意が必要。
アナタは本当にぐっすり眠っているだろうか?

神経症型 本当の意味での不眠ではない。
寝付きが悪い
ため、お茶を飲んだり、本を読んだり、しばしばトイレに行ったり、昼間には昼寝をしたりしている。しかし、一度眠るとたっぷり眠っている事が多い。就寝と起床の時間をきちんと決める事で改善を望める。
うつ病型 本物の不眠症。
寝付きは比較的良いが、2〜3時間すると夜中に目が覚めて苦しい思いをする。憂うつ、イライラ、ぼんやりする、食欲不振、胃腸不良、急にやせる、手足の冷えや熱、自殺願望などのうつ病の症状が見られる場合、早めに専門医へ。とにかく原因のうつ病を改善しよう。
睡眠・覚醒リズム
障害によるもの
何らかの理由によって、1日24時間でカラダを整える体内時計が故障した異常。
昼間、猛烈に眠くなったりする場合は、この障害である可能性が高い。詳しくはこちら!「急増する睡眠・覚醒リズム障害」
睡眠時無呼吸
によるもの
睡眠中に呼吸が抑制され、眠りが浅くなっている。
原因としては、肥満、あごの異常、扁桃腺肥大、睡眠薬・アルコールなど。詳しくはこちら!「危ないいびき・心配ないいびき」
循環器疾患に
よるもの
高血圧、アレルギー、心臓疾患、泌尿器疾患、胃腸障害、肝疾患など、内臓に慢性的な生活習慣病を抱えている場合、その異常を伝える信号が絶えず脳に送られ続け、脳は緊張し睡眠は浅くなる。
生活習慣病は、ひどくなるまで本人がなかなか気付かないもの。健康診断などを受けてみよう。
脳の病気
によるもの
脳動脈硬化症や脳卒中後遺症、痴呆も不眠を併発する事が多い。問題は意識障害なので、その治療を進める。
睡眠環境
によるもの
寝ている間の騒音や光、カラダに良くない寝具などにより、無意識に熟睡を妨げられている事は多い。再点検を!

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