透熱灸(小灸)について

 

 艾柱を体表上で点火・燃焼させて温熱性の侵害刺激等を与え、その生体反応により疾病の予防や治癒をはかる灸法。艾は良質艾を用いる。艾柱のサイズの目安には、古くから糸状大、半米粒大、小豆(あずき)大、大豆(だいず)大などがい                                   

 今日では、半米粒大や米粒大の小さい艾柱がよく用いられる。

1.糸状大の透熱灸
 艾柱は、木綿糸程度の太さで、細長い円柱形に近い形状。糸状灸とも呼ばれる。

2.半米粒大の透熱灸
 半米粒大は、日本米(ジャポニカ種)の短粒種の玄米や精白米の半分程度〜少し大き目を包含する。