熱中症について
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熱中症とはどんな病気?
暑さで体温が一定に保てなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れて異常が表れた状態をこう呼びます。
症状によって主に3種類あり、
「熱疲労」 倦怠(けんたい)感、めまい、吐き気
「熱けいれん」 けいれんやこむら返り
「熱射病」 反応が鈍い、言動がおかしいなどの意識障害

○厚生労働省によると、熱中症による死者数は増加傾向にあり、
15〜19歳は運動時、
30〜59歳は労働中、
65歳以上の高齢者は家や居住施設での死者が大半を占めます。
死者の6割は高齢者です。

なぜ死者に高齢者が多いの?
体内の水分が若い世代より少なく代謝機能も落ちるため、発汗による体温調整ができにくいのです。加齢でのどの渇きを覚えにくく、水分補給が遅れがちになることも原因です。

しかし、必ずしも高齢者ばかりではなく若い人(中学生・高校生・・・)の死亡例もあります。これは、汗をかかない体質に原因があるものと思われます。日頃から身体を動かす習慣をつける事が大切です。

熱中症になりやすい環境は?
熱中症には気温と湿度が深く関係しています。
例えば、湿度が20%と低ければ、気温33度でも危険性は低いですが、湿度が90%もあるような多湿環境では、気温が22度でも危険性が高まります。
また、直接日光に当たらない室内でも、こうした環境に長くいれば熱中症になる可能性があります。

熱中症はどうやって防ぐの?
十分な水分と塩分の補給を・・・
天気予報で自分の居場所の危険度をチェックすること。
涼しい服装で、暑さに体を慣らすこと。
多湿なら室内でも危険です。
体調が悪い場合は外出を控える事。

周囲の人が熱中症になったらどうすればいい?
熱疲労の場合 涼しい場所に移動させ、水分を補給し足を頭より高い位置に保つ事。
熱けいれんの場合 スポーツドリンクを飲ませるなど塩分を補給する。
熱射病の場合 死亡の危険がある緊急事態なので、一刻も早く医師の手当てを受ける必要があります。首やわきの下を水や氷などで冷やしながら救急車を呼んでください。