13.好転反応について                                                          

新陳代謝活発化の現れ

やめずに分量の加減を                                                                

 玄米酵素を食べることによって、普段の食事で不足がちなビタミン・ミネラル・酵素などを補うことができます。それによって体内の新陳代謝が活発になり、細胞が活性化しますので、一時的に解毒排泄作用が起こってきます。これが好転反応といわれているものです。体質改善反応またはめんけん反応とも言います。

 世界最古の医学辞典である『黄帝内経』では、こうした反応を"氣の巡り"ととらえていて、体の大掃除の状態と説明しています。
 反応の出方や日数は各自によって違いますが、食べ始めて1週間から1か月くらいで起きることが多いようです。

 主なものは、眠気やだるさ・かゆみなどですが、慢性病のある人や体質的に問題のある人に強く現れやすいようです。慢性病が治りやすい急性症状に変化することによって起こる場合もあります。大半は3日から2週間で収まりますが、頑固な慢性病の場合、まれには1〜2か月にわたることもあります。

 これは自分の体を自分で治そうとする力(自然治癒力)が高まってきた証拠ですから、心配はありません。中には、何も感じられなかったり、逆に何回か同じような反応を繰り返す場合もあります。

 好転反応が出た時は、以下を参考として下さい。
1.軽い場合は、そのまま続けます。
2.仕事に支障のある場合は、一時中断するか、食べる分量または回数を減らしてみる。
3.反応が収まってきたら、また徐々に増やす。

 好転反応は字のごとく、良い方向に転ずる反応です。様子を見ながら上手に乗り切ることが大切です。