不妊症と生活習慣について
不妊症の原因では『原因がわからない』というのが一番多いのです。もし、原因がはっきりとわかれば不妊治療がこれだけ流行るはずはないのです。
婦人科で不妊治療を行って、もちろん妊娠したという人もいますが、全ての人が妊娠できたというわけではなく妊娠できなかったという人もかなりいるのです。
ただ、不妊症の大きな原因は、生活習慣と密接な関係があるとも言われています。
排卵障害や勃起不全や夫婦生活の減少の背景には、生活習慣が密接に関わっているのです。 ですから不妊治療に頼るだけではいけません。
生活習慣を見直す必要があります。 荒れた畑にどんなに栄養を与えても、よい野菜はとれません。子宝も同じであり、赤ちゃんが身籠もりやすい身体をつくることがとても大切になるのです。
生活習慣に合わせた不妊症の改善について
◆冷え症
身体が冷えると、病気を発症しやすくなります。
冷え症の原因は、ホルモンバランスの乱れにより自律神経が乱れて血液の流れが悪くなることから生じます。
冷えにより、身体の免疫力を下げてしまうことは医学的にはっきりしています。つまり病気を起こしやすい身体の状態になります。赤ちゃんが宿るには不適切な体質になるのです。
◆睡眠
最近は、夜遅くまで働く人、働いていなくても深夜まで起きている人も多いと聞きます。
健康な身体の状態であれば、自然に眠くなるのですが、深夜になってもなかなか眠れない人が大変増えています。
女性のホルモンバランスは、実は睡眠と深い関係があるのです。睡眠が不十分だと、ホルモンにも乱れを生じるため不妊症の原因の一つとも言われています。
規則正しい睡眠を心掛けるようにしましょう。
◆ストレス
ストレスは、不眠症、自律神経失調症、冷え症の原因にもつながります。
ただ、ストレスを溜めないようにしましょうといっても現代はストレス社会、どうしてもストレスは溜まってしまいます。 やはり、ストレスをためない為の工夫を行う必要があります。
◆食養法
体を温める食べ物を取りましょう。赤、黒、黄色、橙色の食べ物を中心に摂取して下さい。野菜→ニンジン、かぼちゃ、にんにく、よもぎ(もぐさの成分)、レンコン、しょうが・・・・・・
果物→栗、りんご、さくらんぼ、ぶどう、プルーン・・・・
魚介類→ひじき、わかめ、のり、こんぶ・・・・・
脂っこいもの、辛いもの、甘いもの等はなるべく避けたほうが良いでしょう。
野菜は、お湯を通して温野菜にする工夫をして食べて下さい。