不妊症の身体的原因

不妊症の身体的な原因
不妊症の原因は、何も女性だけに原因があるわけではありません。男性側にも原因があるケースも多いのです。
不妊症の原因は、女性の側に1/3、男性の側に1/3、男女両方に原因がある場合は1/3と言われています。
不妊症の原因は、それぞれいくつかの原因が考えられます。 まずは、医学的な見地から、男女別の不妊症の主な原因を紹介致します。

◆女性不妊の原因
1.排卵障害
自力で排卵を起こせなくなる症状。
排卵障害の原因に「卵巣機能の低下」「高プロラクチン血症」「多嚢胞性卵巣」があります。
2.卵管障害
精子を運ぶ細い管(卵管)に腫れや炎症ができて、卵子と精子の出会いに障害を生じる症状。女性不妊の原因の30%を占めていると言われています。
3.子宮着床障害
卵子と精子が受精し、受精卵ができても、受精卵が子宮内に着床できない現象をいいます。

◆男性不妊の原因
1.精子の減少
精子の異常には、精子減少症、無精子症、精子死滅症、精子過剰症の4つがあります。
2.通過障害
精子の通り道である精管が疾病などにより炎症を生じ、狭くなり精子が通りにくい状態をいいます。
3.性行障害
主に勃起障害をいいます。
原因は、発育不全や外傷がありますが、近年ストレスによる勃起障害が増えています。