<脉状診と臨床シリーズ>  

脉状診の臨床 「脉診による鍼灸治療法」

・・・・・・脉状診と脉証の臨床実践・・・・・・・・

A5判 本文532ページ   定価 5,000円(送料込)

私は「七脉状診の臨床」を提唱している。 脉診は人迎気口診を臨床実践している。
その目的は、鍼灸の臨床に病理・病証を取り入れれば、経絡・経穴が本来的に持つ治病力を最大限に活用できる鍼法は、選経選穴論にあるものと確信しているからである。また、選経選穴の真価を最大限に臨床実践が可能な脉状診は人迎気口脉診にあるものと考えるからである。これこそ、鍼灸医学の治療学構築における基本的主柱になるものと考え本書を執筆してきた。

「脉状診の臨床」シリーズは、全3巻でB5判と大判であり総ページも800ページ程あり携帯等に不便を感じていた。

今回発行した、脉状診の臨床「脉診による鍼灸治療法」は、脉状診シリーズ全3巻を集約・再整理したものである。少しでも携帯に便利なように、A5判普及版として編集したが530ページとなってしまった。臨床の座右に置き、参考にしていただければ幸いである。 

 2011年6月1日

脉状診の臨床「脉診による鍼灸治療法」

はじめに
鍼灸医学の価値は、東洋の伝統を踏まえた臨床学術の継承と発展にあると私は思っている。それは、東洋の風土に培って体系されてきた全人的調整医学であり、決して解剖学的修繕医学や手術中心・薬中心の医学などではない。その為、日本の伝統鍼灸医学は以下の内容を包含するものとしている。
1. 古代中国の医学思想を基礎とした臨床医学である事。
2. 日本の風土に培われ発展し構築された臨床医学である事。
3. 身土不二を基礎とした全人的調整を目的とした臨床医学である事。
4. 人間医学であるから、人間の手指等による体表観察を重視した臨床医学である事。

『素問』第62調経論は、古典医学を臨床実践する上でも大変に重要な篇である。調経論には、精気の虚が病気だという事や四病型の基本病証論だけではなく、虚実補瀉・気血・経脈・邪についての考え方も述べられているが、五蔵の精気不足・有余に対する病証と補瀉について考えてみる。
調経論にては肺の精気は気であるとし、これが有余・不足したときはどのように考えていたのか。有余するということは肺気が鬱して喘咳、逆気しのぼせる。いわゆる肺熱上気となる。不足とは肺気が少なく呼吸が浅くなる病証。いわゆる少気となる。それからもう一つの病証は「魄気微泄」といって、皮膚にやや生気がなくなり肺気がわずかにもれている病証がある。
このような有余・不足・魄気微泄の病証に対して、調経論ではどのような鍼刺法を行っていたのか。有余、いわゆる上気の病証に対しては経脈を軽く瀉す手法。不足、少気の病証は軽く経脈を補う手法。魄気微泄の病証に対しては、鍼先を皮膚に軽く接触するだけの手法を主張している。 特に「魄気微泄」の病証は日常臨床にて多く扱う病症である。ここ数年は気候不順で寒暖の差が激しい日を繰り返している。来院する患者も、陽気虚の病証を訴える者が多い。これと言ったはっきりとした病症を現してはいないが、原気不足や倦怠感が取れない、身体が中々温まらない等々を訴える患者が多く来院している。この様な病証こそ肺気虚による「魄気微泄」の状態を現していると思う。この様な病証は、『難経』76難にある衛気の手法で対処すべきである。 漢方における病証の基本は寒熱虚実論にあると考えている。どこの経脈に熱があり冷えがあるのか、臓にも熱が有り冷えがある。腑は必ず熱かといえばそうではなく冷えもある。

四診法で捉えた寒熱が気の停滞によるものなのか、血の量が少なくなった為か、津液のアンバランス、たとえば食事の不摂生にあったり薬を飲みすぎた為なのか・・・。臨床現場では気血津液の過不足が問題となるのだ。
また、漢方には奔豚だとか反胃だとか色々な病証があるが、現す病証にはその裏側に病理が隠されている。その病理の大本は、気血津液の虚実や過不足・停滞こそが決め手となるのだ。
伝統鍼灸の光を消さずに後世につなぐ為にも、この様な研修方法を着実に進めていくことが今後とも重要になろう。 今回発行した、脉状診の臨床「脉診による鍼灸治療法」は、伝統鍼灸医学の中核である脉状診の臨床実践書として編集したものである。臨床の座右に置き参考にしていただければ幸いである。  

2011年6月1日 

目  次

<第一章>序論
【1】臨床脉診の修得について
1.はじめに  2.脉診文献の多様性と臨床脉診について
3.鍼灸臨床における病理  4.浮沈脉の脉証と病理
5.脉状診と脉差診(虚実診)について  6.まとめ
【2】脉診の基礎概論
1.「素問」三部九候論に述べられている脉診
2.[素問]脉要精微論に述べられている脉診   3.人迎脈口診
4.「難経」の脉診法   
@脉診の部位  A難経の三部九候論  B胃気について
C五臓の脉  D菽法脉診について  E四時の旺脉
F季節の三陰三陽に旺ずる脉 G脉診の際に気を付ける事
【3】難経の特質と全体構成
1.難経について  2.難経の特質  3.難経の全体構成  
4.難経の主な註解書
【4】難経刺法論
70.71.72.74.76.78.79.80難の和訓と要点
【5】素問・霊枢における気の考察
1.はじめに  2.気の分類   3.気の生理と病理 
4.気の診断的意義    5.気の治療上での応用 
6.「内経」に於ける気の分類
【6】経穴についての資料
1.名称   2.数   3.分類  4.経穴の臨床的意義
5.経穴の取穴方法
【7】15脉状の特徴と臨床的意義
1.15脉状の特徴   2.15脉状の臨床的意義についての文献
◇五臓平脉の文献表
<資料-1>中脉論・胃気論についての文献
<資料-2>四時・五臓正脉論の文献
<資料-3>祖脉・28脉状分類についての文献
<資料-4>滑脉・しょく脉・弦脉の文献
【8】鍼灸病証学について
1.病証学とは何か   2.虚実について    3. 気血について
4.陰虚・陽虚について    5.陰血虚・陽血虚と陰気虚・陽気虚
【9】気血津液の具体的触覚
1.気血津液の具体的触覚について
@気(陽気)   A血(陰気)  B津液(陽気・陰気)
2.臨床応用と運用について
@顔面の望診  A尺膚診  B下腿診  C胸腹部診  D背候診  E前、側頸部診  
<参考> @汗について  A手足厥冷と煩熱について
【10】病証解説と参考資料                                                            

1.虚証病証   2.実証病証   <参考資料>
【11】基本刺鍼修練のコツ

<第二章>臨床運用編
【1】臨床病証考察
1. 津液の病証   2. 体表観察と病証   3. 気の病証  4. 寒熱の病証  
5. 冷えの病証 
【2】臨床病症の病理考察
1.肩こり症    2.不眠症   3.自律神経失調症  4.食欲不振  5.冷え症  6.頭痛と頭重  
7.便秘と下痢  8.腰痛症  9.肩関節痛(五十肩)
【3】泌尿器病証の臨床
1.はじめに   2.浮腫と小便不利  3.排尿異常  4.夜間排尿、小便閉、尿失禁   5.まとめ
【4】循環器病証の臨床
1.はじめに  2.血圧について  3.証について  4.病理について 5.心臓疾患  6.賁豚気・せい仲・驚気
7.臨床上の注意と選穴について   8.症例    9.まとめ
【5】高血圧病症の症例                                                                      1.はじめに  2.高血圧病症の整理  3.伝統鍼灸の治病理論  4.症例   5.まとめ
【6】顔面神経麻痺の症例
1.はじめに  2.病因と病理  3.蔵府経絡について  4.症例   5.考察
【7】下合穴の臨床
1.はじめに  2.臨床実践における選穴の意義  3.下合穴の考察(霊枢・本兪編第二)  4.臨床実践   5.症例報告  6.まとめ
【8】風証の臨床
1.風と「かぜ」について  2.感傷中と風邪の衛気営血への侵襲   3.五臓・胃と風論について(「医方大成論)より)
4.横田観風氏における「風」の考え方  5.風証の病症と病証について 6.外風病証・内風病証について 7.口眼か斜(顔面神経麻痺)の症例
※知熱大灸について
【9】気血津液の臨床病証
1.気の臨床病証  2.血の臨床病証   3.津液の臨床病証
【10】腰痛治療の失敗とかぜ治療について
【11】末期胃がん患者の一言
【12】大腿部を「小腹・少腹」とする古典文献

<第三章>選経選穴論と脉状診の実践
【1】素難医学の陰陽五行論
1.はじめに  2.素問   3.霊樞  4.難経  
@五行穴の確立  A五行穴病証の確立  B難経の治療法則  C難経医学の目的
<参考資料>難経の全内容一覧  
2難経が論ずる選経、選穴論 
1. 45難について  2. 49・69難について 3. 50難について   4. 33・64難について   5. 63・65・68難について  
6. 62・66難について 7. 69・79難について 8. 67難について   9. 73難について  10. 70・74難について  11. 75難について
12. 77難について
【3】難経68・69難の選穴論に対する問題点
1. 68難について    2. 69難について  
【4】選穴論の研究
1. 病気の根本は精気の虚にあり  2. 選穴の意味  3. 経穴について  4. 臨床選穴論  
@選穴論の基本  A穴性論の基本は五味論にある  B五味論の選穴論的考察
<参考>素問における五味論の文献
1.蔵気法時論  2.陰陽応象大論  3.五蔵生成論  4.生気通天論  5.六節蔵象論
【5】要穴選穴の基本表
1. 五行穴について  2. 12原穴について 3. 募兪穴について  4. 15絡穴について  5. げき穴について   6. 八会穴について  7. 下合穴について   8. 熱兪穴について  9. 水兪穴について
【6】要穴選穴の基本表作成  
1. 五気と蔵気    2. 病理と病証-1
<資料1 要穴選穴の基本表>
<資料2 基本証の病証>  
@陽虚外寒証  A陰虚内熱証   B陽盛外熱証  C陰盛内寒証
3. 病理と病証-2  
@五兪穴病証 <資料3 鍼灸聚英の五兪穴病証表> 
A下合穴の選穴 <資料4 下合穴表>  
B絡穴の病証と選穴 <資料5 15絡穴表>
C募兪穴の病証と選穴  Dげき穴の病証と選穴
E原穴の病証と選穴
F八会穴・熱兪穴・水兪穴の病証と選穴 <資料6 八会穴表>
【7】脉状と脉証
1. 祖脉について   2. 祖脉の臨床的意義
<参考資料>七脉状の文献と臨床的意義
【8】病理と脉証
1. 病理の重要性について
<資料7 基本証の病理・病証・選穴・治法表-1.2>
2. 陰虚・陽虚と寒熱について
3. 伝統鍼灸医学の流れ  4. 臨床と気血営衛
<資料8 人体の気の構造>
@衛の病理   A栄の病理
<資料9 陽気の循環>
<資料10 陽気の発散・停滞>
B血の病理   C津液の病理
【9】脉状と脉証、虚脉・実脉の考察 
1. 証の基本と病理  
@精気の虚について  A陰虚の重要性  B調経論について  C証(病理)の基本について
2. 脉状と脉証
@脉状と脉証の意味論   A八祖脉の重要性と陰陽脉分類  B六祖脉の「虚実脉」について…七脉状論の提唱 
C弦脉の重要性について
3. 虚脉の考察  
@虚の意味論    A虚の種類
4. 虚脉の臨床考察
@虚脉と虚熱   A浮沈脉との関係  B蔵府と虚脉の特徴
5. 実脉の考察
@実の意味論   A実の種類
6. 実脉の臨床考察
@基本的診方  A浮沈脉との関係   B蔵府との関係
【10】七脉状と脉証の臨床考察 
1. 浮脉の臨床考察
@浮脉の意味論   A浮虚の脉証  ◆陰虚証について
B浮虚の病因と病理   C浮実の脉証について  D浮実の病因と病理   E浮脉の脉証における臨床応用
2. 沈脉の臨床考察 
@沈脉の意味論  A沈脉の脉証   ◆陽虚証について  B沈脉の病因と病理  C沈実の脉証について 
D陰実証と陰盛証について   E沈実の病因と病理   F沈脉の臨床考察
3. 遅脉について
@遅脉総論   A遅脉の病位  B遅脉の病因と病理
4. 数脉について 
@数脉総論   A数脉の病証  B数脉の病因と病理
5. 滑脉について
@滑脉総論   A滑脉とは(脉状と脉診)   B滑脉の病理と病症 
C病脉としての滑脉について  D脉位と滑脉の臨床
6. しょく脉について
@しょく脉総論   Aしょく脉とは(脉状と脉診)   Bしょく脉の病理と病症
C脉位としょく脉の臨床考察
7. 弦脉について  
@弦脉総論    A弦脉とは(脉状と脉診)   B弦脉の生理  C弦脉の病理と病症   D脉位と弦脉の臨床考察
<参考資料>滑脉しょく脉・弦脉の文献
【11】脉状と脉証の臨床的意義
1. 脉状と脉証の意味    2. 七脉状と寒熱論
◆コラム 「恬憺虚無ナレバ眞氣之ニ從イ・・・」  

<第四章>臨床研究編
【1】衛気営気・血津液の病理と病証
1.臨床と気血営衛について  2.衛気の病理と病証  3.営気の病理と病証  4.血の病理と病証  5.津液の病理と病証
【2】衛気営気の臨床手法について
1.はじめに  2.基本刺鍼の重要性   3.自然体について  4.押手の構え方(押手の意義)   5.刺手の構え方(刺手の意義)
6.気血津液と手法    7.衛気・営気の手法    8.補の手(押手づくり)   9.標治法としての営衛の考え方
〈参考〉衛気・営気の手法を難経より
    衛気営気の証別手法
【3】陰陽剛柔選穴の考察
1.運気学説  2.生旺募の三才(万物の変化の過程)   3. [難経]三十三難について   4.気血津液論と剛柔論
5.相剋の生理と剛柔の病理    6.証と剛柔について  7.考察
<参考>池田太喜男氏の資料
【4】気血津液の臨床病証
1.気の臨床病証   2.血の臨床病証    3.津液の臨床病証                                               

【5】脉診の変遷と人迎気口脉診について
【6】人迎気口診の臨床資料
1.人迎気口脉診法の基本
人迎気口診の脉証と病証<表1>
2.人迎気口脉診の取り方
3.内傷病証と外傷病証(選経論の基本)
@「三因極一病証方論」の内傷・外傷について
A「三因極一病証方論」による邪の侵襲と内傷病の伝変について
B臨床病証(虚証)の選経基本について
C虚証の病証経過による四段階(滑?脉の順逆病証)と選経について
虚証病証の選経基本表<表2>
燥証病証の選経基本表<表3>
燥証について
4.主病証と滑脉、しょく脉について
主病証と滑脉・しょく脉の関係表<表4>

病理解説@滑脉に順応する主病証について   Aしょく脉に順応する主病証について  B実脉病証(風熱,傷寒実熱、傷寒)の順脉病証表 <表5>
急性風邪(肺虚陽実証)の選経選穴について
C虚脉病証の滑脉、しょく脉の順逆病証表<表6>
5.人迎気口診の選穴について
6.実証(外傷病証)の病証経過と選経選穴について
陽実・陰実病証の選経基本表<表7>
7三焦、三焦経の基本選穴<表8>
8.病邪脉による選穴の基本<表8>
9季節の気(時邪)の選経選穴表<表10>
10.八会穴について 
気口人迎の病証表<表11>
五行穴・五要穴一覧表<表12>
五臓の正脉・大過脉・不及脉と五悪、五役、五主<表13>
11.脉証と背兪穴、募穴の選穴について
@外傷病証が主病証の選穴→募穴   A内傷病証が主病証の選穴→兪穴
12.傷寒の治療について
@傷寒とは  A治療について  Bその後の治療は「傷寒」の選経選穴で行う  C傷寒病が改善されない場合の経過について
13.人迎気口診の腹証について<表14>
14.難経49,50,68難の選経選穴の基本<表15>
15.脉証と脉状・症状の関係表<表16>                                                           
【7】臨床病症の脉証・主証との関係表                                                              臨床病症、基本脉証・主証、病因・病証の要点、備考の臨床考察
【8】漢方医学の基本思想 (命門学説と相火論、三焦・三焦経の考察)
1.はじめに  2.陰陽五行について  3.君火と相火について  4.心と腎との交流
参考-1 三焦の相火について
参考-2 上焦・中焦・下焦の生理について
5.命門学説について
@左腎右命門説  A腎間命門説  B腎間動気説  C命門君火説  D命門「真陰の蔵」説   
◆まとめ
6.命門学説の臨床応用
@土は水を剋する  A命火は脾土を生ずる   
◆まとめ

<第五章>医考
【1】日本伝統医学について
1.伝統医学の成立[黄帝内経]について
2.中国伝統医学の基本文献について   3.臨床理論について   4.「医心方」編纂と日本における医学研修について
5.宗王朝の成立と日本漢方医学への影響   6.金元明時代の医学革新について  7.田代三喜、曲直瀬道三の登場
【2】吉益東洞の医学について
【3】中国伝統医学について
1.医学のはじまり   2.鍼灸技術の発生について   3.伝統医学への胎動「左伝」   4.伝統医学の誕生
5.伝統医学の成立「黄帝内経」について   6.薬物治療への道「神農本草経」   7.伝統医学への体系「難経」
8.臨床医学の確立「傷寒論」の出版
【4】難経医学の脉診再考
1.はじめに    2.難経の脉診   3.内経の三大脉論  4.脉診の目的   5.脉診法の発見  6.寸口脉診について
7.六部定位脉診法の成立に対する考察   8.経脈の成立  9.素問・霊枢・難経の成立  
10.九鍼十二原論(古鍼経)と素問の三部九候診   11.扁鵲学派について   12.素問の三部九候脉診   
13.素問における尺寸脉診について 
【5】歴史人物のお脉拝見
1.足利尊氏   2.杉田玄白  3.夏目漱石  4.正岡子規

<参考付録>
【1】<随想>伝統鍼灸医学との出合い
1.故福島弘道先生との出合い  2.東洋はり医学会に入会  3.「経絡鍼療」を編集  4.故島田隆司氏との出合い
5.池田政一氏との出合いと「古典の学び方」   6.鍼灸の臨床に病理を! 7.東洋はり医学会を退会
8.漢方鍼医会を創設   9.学会誌「漢方鍼医」を編集   10.おわりに 「漢方鍼医」をめざす
【2】巻頭言・所感・追悼文
1.漢方医学の治病理論   2.漢方はり治療と難経医学   3.医は意なり (古語)   4.道元禅師の教えに学ぶ
5.病因としての邪気論について   6.伝統鍼灸に於ける病気とは  7.てき儻不羈ということ  8.日本伝統鍼灸大学創設の夢 
9.漢方鍼医会イズムにつて   10.追悼-1 漢方はり治療理論と八木素萌生  
11.追悼-2 島田先生の功績について  12.追悼-3 小泉先生と漢方鍼会   13.追悼-4 福島弘道先生ご逝去さ                           【3】<参考>伝統を受け継ぐと言うこと(竹山晋一郎) 
【4】鍼灸医学の参考図書案内
1.鍼灸医学(臨床)基礎   2.東洋医学 論説篇   3.「黄帝内経」と「難経」等の古典解説書
4.いわゆる「古典」の復刻本・翻訳本・解説本    5.「鍼灸」と「診断」の基礎知識   6.「経絡」と「経穴」
7.「中国医学の古典」読解のための必須アイテム   8.一般教養書   9.医学史と東洋医学
10.読んでおきたい雑誌    11.持っておきたい辞書

【5】<参考資料>インターネット上の医学古典文献サイト

◆あとがき