| Mr.Enrico Fumia |

エンリコ・フミア。1948年生まれ。 ピニンファリーナ在籍時代にALFA164を世に送り出した、文字通り「ALFA164の生みの親」である。近年のアルファロメオであれば、GTV、Spiderも氏のデザインである。 現在、氏はAlberto Calliano氏と共にMASTER DESIGN INTERNATIONALを興されている。
私が所属するALFA164 OWNER'S CLUBの主催者であるNOBU 結城氏のコネクションによ り、 幸運にも、ALFA164オーナーにとっては神様的存在であるE・フミア氏と直接お会いする機会を得た。東京都内某所にてお会いできたE・フミア氏は年齢を感じさせないとてもエネルギッシュな方で、 ピニンファリーナの副所長をも務められた全く持って"凄い"経歴をお持ちであるにもかかわらずとてもフレンドリーな方でもあった。それを良いことに、私は図々しくもALFA164のスケッチと沢山のサインを頂いた。快く引き受けてくれた氏には最大限の感謝をするとともに、これらは私の"宝物" と なった。
氏が164を最初にスケッチしたのは33歳の時であったそうだが、今、私が正にその年齢である。その若さであの繊細でダイナミックなデザインを描かれたというのは感心を通り越して感動ですらある。 "無"の状態から形あるものを創り出すのはとてつもない量のエネルギーとパワーを必要とする。 ましてやALFA164は当時財政難に喘いでいたアルファロメオ起死回生の役を担ったモ デルであり、そういう意味においても、氏が背負った期待は計り知れないものであったことは容易に想像できる。 加えて、開発途中にアルファロメオがフィアットに買収され、大幅な設計変更を余儀なくされたという164の開発ストーリーを知っている身からすれば、万が一、私がその立場であったとすれば、やり遂げられただろうかと考えてしま う。 果たして、ALFA164は商業的には大成功を納め、以後、内外の多くのクルマに様々な影響を残すこととなる。それは氏の類い希な才能と、統率力、そして達成力によって得られるべくして得 ら れた結果であった。
氏に直接お伺いすることができた開発エピソードは大変興味深いモノであったし、何よりも氏の人柄(人間性)を知ることができたのは大変な収穫であった。そして、それまで以上に私のALFA164に対する愛情は深くなったのである。
Thank you! Mr.Enrico Fumia .
Thank you! ALFA164.
<東京都内某所にて行われた「E・FUMIA氏を囲む会」にて>
ALFA164を描くE・FUMIA氏。
既に私の目は感動のあまりに"ウツロ"であります。
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ALFA164を描き終えたE・FUMIA氏と握手。
あぁ、このスケッチは私の宝物ですぅ!
E・FUMIA氏にスケッチしていただいたALFA164。
その下には「to my japanese friend kei」の文字が!(感激!!)
更に図々しくも、ALFA164のカタログ、164O.C.で作製したポンチョにもサインを頂きました。
カタログには「to my japanese friend kei 」の文字が!
ポンチョには「enjoy! your 164 life!」の文字が!