11月29日、予定日の朝、検診に行った。
まさか、今晩から入院なんて思ってもいなかった。
モニターをつけたら、慶人の心拍数が1回下がったので、
今晩は検査入院だって。
予定日になっているので、たぶんこのまま
出産の方向になるだろうって。
家に帰り、荷物を持って再び病院へ向かった。
この日の晩と翌朝、1回ずつ心拍数が下がった。
先生の「このまま出しましょう」っていう一言で
お産が始まった。
翌々日、12月1日。
その後、心拍数も下がらず、普通分娩のGOサイン。
会社から駆け付けたパパと実家から来てくれたママ方の
おばあちゃんの心配をよそに
16時14分、3170gの元気な男の子が生まれた。
大きな産声もあげた。
パパとおばあちゃんにだっこされ、
その後ママのお隣にねんねした。
慶人は生まれて何時間も経っていないのに、
指を口元にもっていった。
「ママ、だっこする?」って聞かれたけど、
産み終えた達成感と脱力感で何もする気になれなかった。
もっと落ち着いてから、ゆっくりだっこしよう。
そう思って、隣で寝かせてもらった。
今思えば、ちゃんと抱きしめておけば良かった。
後悔しても、もうおそい・・・。
生まれて3時間後の慶人。
病気も知らずに喜びで一杯だった。
興奮状態がぬけなくて、この晩は一睡もできなかった。
翌日の授乳指導のこと等を考えると、
わくわくしてなおさら目が冴えた。
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