Ko A155-10   アクア・パテ キット  図説(1)
AQUA Full-Spachtel (アクア・フル・シュパヒテル)有機溶剤を含有しない木材用充填材キット(ムク材・合板・化粧版に有用)

9. Ko711  コレクトゥア・アンレーザー;液状やすり
150ml. 写真
外)10. 木製道具箱(キット・ケース)
アクア・フル・シュパヒテル(アクア・パテ)1,2 
A155 156 ぶな 色    ブッヒェ・ナトゥーア 
A155 111 くるみ(濃い) ヌスバウム・ドゥンケル  
A155 161 はんのき(装飾・デコラ)エーレ・ミッテル
A155 103  桜・チェリー キルシェバウム
A155 178  かえで アホーン・ナトゥーア
A155 758 黒(深い)ティーフ・シュヴァルツ
A155 302 オーク(なら)アイヒェ・ルステイカル2
A155 113 マホガニー(明るい) マホゴニー・ヘル
A155 206  松・パイン  キーファー・ミッテル
A155 300 純白    ライン・ヴァイス  
3. Ko163  ラック・ホーベル(パテかんな)  
4. Ko422 ト リコット(コットン;綿布)A5 5枚
5. 練り板・小(調合ボード・ミニ;パテ色見調合用)
.練りへら(赤プラスチック製;パテ作業用)5枚 
.フェルト付きコルクブロック(紙やすり研磨用)
8. Ko412  ミクロ・シュライフ・リネン
(微粒サンド・クロス) 2400,3200,4000番 各1枚
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ドリル穴と深いうち傷 アクア・パテを充填(少
し盛上げるような感じ
で)充填。
乾いたら150番から
240番位の紙やすり
で切削

コレクトァ・アンレーザー
をかける

ミクロ・シュライフ・リネン(2400
番)で研磨
(プロの補修の場合、
此処でインク、フェラーエックス
による木目の筆入れ、背景色の
加筆、クリア塗布を行います
 アクア・パテを直接傷口・隙間に充填します。練りへら(赤いシュパヒテル)で充填部が平滑になるように傷口
に押し込みます(水分の蒸発により若干凹むことを考えて充填。周りより幾分盛り上がっている位が適当)。
引っ掻き傷、浅いへこみなら30分から1時間程(乾燥にヘアドライヤー使用の場合、10分前後で乾燥・硬化しま
深い傷、角等の大きな充填の場合は一晩自然乾燥させるのが無難です。ドリル穴などを充填して
、ドライアーを30分固定して乾燥を試みても、内側が硬化していない場合があります)硬化した表面を150番
から240番位のサンドペーパーでパテの盛り上がった部分を切削して、周囲と同じ平面となるように平滑化し
ます。 表面が通常のフローリング材程度の堅さがあるもので有れば、ラック・ホーベルが切削、平滑化に大変
有用です(やすりで、表面が平らになってから使用。かんな歯のひっかかりを避ける。むく材の場合はカンナ
傷が付きやすく不適当です)。
 周囲に薄く固着したパテはコルクブロックをトリコットで包み、コレクトゥア・アンレーザーをトリコットに染み込
ませてふき取る事で、除去出来ます(白木、むく材は染み込むのでサンドペーパーのみ使用)。仕上段階で紙
やすりを1000番〜2400番〜4000番(ミクロ・シュライフ・リネン)などに上げることで、表面が堅く、艶やかに
なります(むくの白木の場合、粗めのやすりがけのままが効果的な場合多)この段階で、十分色が合っていれ
ば、木目の筆入れ無しでもかなり自然に見えます。
ポリ合板に近い、てかてかな表面の場合はミクロ・シュライフ・リネンの使用が効果的。必要に応じて、フェラー
エックスやカラーパレット、透明スプレーで着色・表面仕上げをします。割れや、幅木、階段などの隙間埋めな
ど、白木らしい質感が望ましい所、充填量が多い個所、に効果的です。
@パテ粒子が細かく、固着性に優れているので、浅い傷(深さ1mm程度)多数の現場ではまとめて充
填、自然乾燥で
30分から1時間。ドライヤー使用により1015分前後で切削可能。
A深いうち傷(3mm以上)、ドリル穴白木の割れ、大きな欠けの充填の時は、一晩の自然乾燥が
望ましい(深い傷の強制乾燥は表面のみの乾燥となりやすい為)
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        Ko A155-10   アクア・パテ キット  
          
AQUA Full-Spachtel (アクア・フル・シュパヒテル) 
 2001年11月版
図説(2) 木・割れの充填
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白木に良く見受けられる割れ(割
れが色彩的に周囲と同化して見え
なくならないように斜めから撮影)。
かえで(178)松(206)を混合して填。
割れ周辺にパテが多く付かないよ
うにテープで養生(テープは軽く貼
るようにしないと、はがすとき木材
を一緒に引き剥がすので注意)。充
填部が周囲より少し高くなるよう
に盛ったら、テープは除去。
一晩自然乾燥させてから、100番
〜240番の紙やすりで切削。水分
の蒸発により硬化するパテなので
、充填した当初より表面が幾分下
がり、若干のひび割れが見られる
事があるが、内部までのひび割れ
は少ない。
紙やすりによる切削は、粗目の
100番〜240番で止めておいた
方が、無垢材の自然な質感に
近くなる場合が多い(この写真
の場合、筆による木目の筆入
れは無し。充填・切削のみ。
(プロの作業の場合、パテ同士の混合による色合わせに、必要に応じてフェラー・エックスを加えた調色も効果的です。)


図説(3)階段、巾木の隙間
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階段、巾木とフローリング
の間に発生しがちな隙間。
マスキングテープで養生した後、
アクアパテのくるみ・ダーク(111)
をチューブから搾り出して充填。
充填後、表面をパテヘラ、又は指等
でなぞり、隙間が無いように充填(部
位によっては、パテ硬化時の痩せが
出る場合が有るので、硬化後再度
充填すると効果的。テープは硬化前
にはずす。
はみ出した部分をコレクトウァ・
アンレーザーで除去。着色が
有用な場合は軽く着色すれば更
に可。
隙間の充填は、隙間奥に詰め木を入れないと、ソフトワックス等の着色充填材は隙間周辺になかなか固着
しない為、補修個所が多い場合には、見た目よりかなりの労力を要する作業となりがちでしたが、アクア・
パテの場合、コーキングのような手軽さで、詰め物無しで(隙間の大きさにもよります)充填出来る場合が
多く、硬化すると、その場にかなりしっかり固着するので、作業効率は格段に向上します(隙間の巾が2mm
以上の場合は半日から、一晩の自然乾燥をお勧めします)。
(プロの作業の場合、一旦アクア・パテで充填、コレクトゥア・アンレーザー処理をした後、必要に応じて、ソフト
ワックスの充填、若干の着色、クリアスプレー処理を施すことで一段と作業の完成度が上がります。)
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