カーオーディオ
2004年5月3日
この連休に2階の押入れを整理していると昔、好きだったカーオーディオの自作アンプリファイヤが出てきたのでご紹介したいと思います。このカーオーディオセットは1989年時代のものです。特にこだわった点は、アンプリファイヤです。メインアンプをセパレートに前後、2台搭載し、サブアンプに1台を搭載しました。搭載車種はグロリア330で、この車はバッテリーも大きかったことからこのようなアンプを搭載できたのだと思います。しかし、このアンプを搭載するとリッター当たり、2Kmも燃費が悪くなりましたね。走行中はアンメータにて充電/放電を絶えず気にしていました。
 そんなカーオーディオにこっていた時代の宝物を以下に紹介いたします。
まずはアンプリファイヤから紹介します。    
全景はこんな感じです。これをグロリア330のトランクに乗せていました。

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左からフロント用のアンプ、中央がリア用のアンプで右側がサブアンプです。
大きさは幅 :83Cm、奥行 :35Cm、高さ :15Cm (ゴム足含)です。重量は27kgf もあります。重量内訳はアンプ部が17kgf、板金部が10kgf です。2階から下に下ろすだけでも腰が痛くなりました。若い時には何でもなかったのですが、やはり年には敵わない。 本当に腰痛になった!!
そして、これらの出し入れで
筋肉痛になってしまいました。

カバーを取り外すとこんな感じです。

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← 板金部は小生が図面を引き、板金会社に作成して貰ったものです。ベース部は板厚 t=2.0の鉄板に黒色着色の亜鉛メッキを施し、カバー部は板厚 t=1.6の鉄板に同じくメッキ処理を行っています。
無論、アンプは KENWOOD (旧,トリオ) からの購入品ですが・・・後は全て自作です。
↑ スピーカーに行く端子だけでもこの数です。クリアーな音にこだわったためAWG#14線のダブル配線です。圧着が上手く出来ている?でしょうか。。。
 
↑ バッテリー直後のヒューズポックスです。
15Aのヒューズを5本並列接続しています。このヒューズがぶっ飛ぶ時にはバッテリーがぶっ飛ぶような気がして・・・大丈夫です、緻密な計算の元に設計されています(笑)。
↑片系の電源ケーブルです。極太、AWG#10の線材をダブルで使用、端子部は6個にディレーティングをしています。 ↑ ケーブルフォーミングが綺麗だと何となく音もクリアーな気分(笑)
 

↑ サブアンプはKENWOODのKAC-7020

↑ メインアンプはKENWOODのKAC-9020
← 何だか分からないが、すごい事が書いてある。「HIGH POWER NATURAL SAUND STEREO AMPLIFIER SYSTEM」・・・と、意味は分からないが、「何でもすごいアンプ」と書いてあるのだろう・・・(笑) 小生が、いろいろなオーディオカタログや和英辞典を一生懸命調べて書きました・・・(笑)
↑ 取り合えず、何にも使えないのでこのように立てかけておこう。このようなことを宝の持ち腐れとでも言うのだろう。
 
★ このアンプを使用しての感想は、もう15年前のことだからはっきり覚えていないが、すごく力があるサウンドで、またパンチのある音色で聞くことができます。カセットデッキのような直流成分が入力に入ると直ぐにスピーカーのコーン紙が破れてスピーカーが壊れるというデメリットがあります(笑)。こんな問題回避から、やはりこの時代からCDを使用していましたね。
次はCDプレーヤーとグラフィックイコライザーを紹介します。   
 
↑ 次にこんなCDプレーヤーとグラフィックイコライザーとまたまたアンプが出てきました。これならこの場所(作業場)で聞けると思い、早速、最小構成で火を入れました。するとCDプレイヤーから高音で「ピーーー」という音が鳴り響き、リセット等何もやっても駄目でした。 ↑ 早速、カバーを外し、機構的な面や外観等をチェックしましたが、一向に現象は変わらず仕舞いでした。
 確か15年前はきちんと動作していたので経年変化による故障と思います。CDスピンドルも回転しないので制御系かなぁ・・・とも思い、またクリスタルがあるのでクリスタルの寿命かなぁ・・・とも思ったのですが修理している暇も無いのでこのままに。分解して分かったことは、このドライブは全てSONY の OEM でした。
↓ これがグラフィックイコライザです。小生はこれら製品が中間に介在すること自体があまり好きではなかったのですが、フロント、リア、サブウーファー等を分岐したり、コントロールするためにやむを得ず購入した次第です。
 
これらの機器の紹介です。
CDプレーヤー KDC-9(出始めでもあり、この時代に10万円もしました。今は考えられません)
グライコ  KGC-5408
アンプ KAC-7200
FM付グライコ KGC-7418
メーカ−は全てKENWOOD です。
 どうしてもインターフェースの互換をとるためにも同一メーカーになってしまいますね。

← 更に2階の戸袋を探すとこんな立派なものが出てきました。しかも未使用です。

→ 早速、火を入れてみようとDC12Vを探したが見当たりません。説明書を見ると別売りチューナー部 (KTC-7061)と接続しないと駄目なようで、購入は1991年3月となっていました。多分、何らかの理由であきらめたのかも知れません。このほかにカセットデッキなどがあったような気がしますが・・・今日は見当たりませんでした。

取扱いマニュアル
次はスピーカの紹介です。
取り合えず、空箱から何までを全て出して見ました。 ↑ 最初はこのスピーカーでした。安いだけあってパワーがありません。因みにPIONEERです。

★ PIONEER TS-V69です。リア部に使用していました。埋込型の3ウェイスピーカー、低音コーン口径は164mm×236mmの楕円型です。
↑ 楕円は円型よりもコーン紙の歪が少なく大音量に向いています。 ↑ グロリア330は、ハードトップタイプだったのでリアガラスに当たり、やっとの思いで搭載した記憶があります。 ↑ こうして見てもやっぱりデカイ。
国産3BOXカーでワイドに広げて搭載できる車は無いかも・・・

このスピーカーの特徴は大変パンチがあり、そしてクリアーで閉まった感じがします。大音量でも「ビビリ」音のような共振は全くありません。30度程度傾いているので中高音が大変良いです。 ← TS-V69の周波数特性です。
総重量は11.13Kgとダイキャストキャビネットで大変重いです。

★ PIONEER TS-V16です。フロント部に使用していました。埋込型の3ウェイスピーカー、低音コーン口径は160mm×160mmの真円型です。
↑ 真円型で大変おしゃれです。 ↑ この時代にベンツなどに良く搭載されていました。デザインがシンプルなのでベンツなどの高級車に似合いです。 ↑ ツィーター、スコーカーがウーファーの上にきっちり決まっています。

このスピーカーの特徴はTS-V69と似た音色ですが、TS-V69と比較すると、若干、音量不足です。しかしバスレフでありながらクリアーで閉まった感じはありますね。ダイキャスキャビネットなので大音量でも「ビビリ」音のような共振は全くありません。やはり30度程度傾いているので中高音が大変良いです。 ← TS-V16の周波数特性です。
総重量は7.82Kgとダイキャストキャビネットで大変重いです。

★ KENWOOD のサブウーハーです。16cm.スピーカーの埋込型です。
カバーはご覧の通り安っぽいです。
しかし、コーンはハニカム形状で見た目が頑丈そうです。
主なスペック
 ・Maximum input 100W
 ・Inpedance 4Ω
 ・Weight 1.4Kg・f
KENWOOD の KFC-6060 です。
周波数特性から500Hzを中心に100Hzから2KHzまでをフォローしているようです。
最後に・・・・
 現在の作業場のオーディオ環境は以下の通りです。アンプはヤマハCA-1000V、スピーカーはBOSE キューブ型スピーカー501Z、CDプレーヤーはDENONです。最近ではCDプレーヤーが著しく音とびがするので、今回整理したカーオーディオから流用できないか考えたのですが肝心のCDプレーヤーが故障しているので、暫くはあきらめることにします。
↑ YAMAHA CA-1000VのアンプとDENONのCDプレーヤー、そして右のブラックボックスは何処に置いてもバランス良く重低音を奏でるBOSE社のスピーカーです。 ↑ フェラーリーテスタロッサの両サイドにあるのはBOSE社のキューブスピーカーです。下のスピーカーは真っ直ぐ前に向け、上のスピーカーは奥行きを出すために斜め後ろに向けています。 ↑ 作業場でラジオを聴くときは、昔懐かしいラジカセで聴いています。コンパクトで大変便利です。

★ 今日は取り合えず、ご覧のように3畳しかない小さい作業場にぶち込んで置いて、連休後にでもぼちぼち整理しようと考えています。