2004.5.28 新井伴典 GGサロンコンサート

トローバ 組曲「スペインの城」より
  吟遊詩人の唄
  松のロマンス
  セゴビアの王城
ヴィラ=ロボス ワルツ・ショーロ
前奏曲第3番
ガヴォット・ショーロ
前奏曲第1番
トゥリーナ ソナタ Op61
     (休憩)
バッハ(新井編) 無伴奏チェロ組曲第3番
イルマル バーデン・ジャズ組曲
    (アンコール)
トローバ トリーハ
ディアンス サウダージ第1番−第3番


 2004年初めてのギターコンサートでした。今回は江戸オフの前日にケンタローさんと秘密練習(笑)をした後に、二人でGGサロンに向かいましたが、さすがに車だと時間が読めなく、裏道を駆使して開演ぎりぎりに入れました。客入りは上々の様で、用意した座席いすはほぼ埋まっていました。
スペインの城は最近新井編で出版した曲集。手の内に入った確実な演奏でした。ビラ=ロボスも聴きなれた小品ですが新井節が見え隠れする感じ。ただ技術的なところで些細なミスが散見されたのがこの辺の曲。それほど他は完璧でした。あと今回改めて感じたのが、新井さんの演奏(音)は野太い音だということ。なんとなく外見から受ける音のイメージって繊細そうな感じを受けていたので、なおさらそう感じました。

後半のバッハはご本人の編曲。チェロ3番をホ長調だなんてどういう編曲なんだろうと思ったら、2フレカポ。イ長調の運指で行けますね。でも高音は大変そう。そして締めのバーデンジャズ。新井さんはディアンスやこういうノリで聴かせる曲が一番合う方だと思います。この曲でものボサノバのリズムがかっこよく決まってました。
でも驚いたのがアンコールのディアンス。サウダージ第1番と言って始まった(確かに知らない曲)のにいつの間にか、第3番が始まっているし。第1番も全て弾いてから3番に行ったのか。この辺は結局不明のままでした。でも演奏は遊び心満載でやっぱりこの日一番と思ってしまいました。