2003.10.25 金谷幸三 ギターリサイタル in 横浜
−レーゾン・デートル 1/f−
今年2度目の金谷さんのコンサートである。もうほとんど追っかけと化している。・・・が、それに値する演奏家だと思っている。それとは別にもう一つのお楽しみがさきえちゃんプロデュースの第2回目のコンサートであり、ほとんどネットギター界のオフ会か?とも思えるほど知り合いが集まった。次週のプレオフ会とでも言う様な感じであった。
今回のメインの曲はポンセのスペインのフォリア。何せ大曲。25分位はあるこの曲をどう料理するのかが聴き物であった。そして結果は期待を遥かに上回る熱演であった。この長い曲を飽きさせない、集中力のある演奏であったと思う。
また、今回注目していたのが7月の時にもあった、プレリュード・フーガ・アレグロ。同じ曲を持って来るからには、そこに何かの意図があると思う。私は勝手に7月のリベンジと解釈したが。プレリュードでは危うい所もあったが、アレグロの推進力あるテンポと表現は素晴らしかった。とにかくコンサートの質としては、ここの所の中では一番良かった様に思われた。
アンコールは本家「魔笛」と舞踏礼賛のアスティナート。今回、アンコールで魔笛を弾いて、初めてテーマとして完成するプログラムとのコメントがあった。「魔笛」の主題と「スペインのフォリア」の主題をメインい据えた曲目ということだろう。
今回もさきえ嬢の奮闘も空しく、客入りはいまいち。なんとほとんど半分以上が打ち上げに参加(つまりほとんど知り合い)という状況でしたが、よく頑張りました。打ち上げはほとんどオフ会の乗りで楽しかったでした。
2003.11.24
オアナ ティエント
ソル 魔笛による6つのアリア
デュアート イギリス組曲
バッハ プレリュード・フーガ・アレグロ
休憩
ポンセ ロマンティックなアンダンテ
野平一郎 アラベスク第4番
ポンセ スペインのフォリアによる変奏とフーガ