2002.06.29 原 善伸 GGサロンコンサート
今回トゥリーナの全曲演奏ということだったが、改めて考えてみるとギター曲はこれしかないのである。意外にギター曲は少ないのであった。
原氏の演奏は、今回首都圏に行く直前に仙台で聴いて以来、2度目である。氏の演奏は「確実な演奏」という印象を持った。どちらかというと、模範的な演奏、いかにも先生の演奏という感じである。そういえば氏は音大だったかで教鞭をとっていると聞く。
前半のトゥリーナは、全体的にフラメンコ的な曲調が多く、小気味良いラスゲアートや速いパッセージに氏の力量が伺えた。
後半の小品は、事前の発表ではソルの「マルボロー・・・」他の演奏となっており、氏のCDでの「マルボロー・・・」の演奏がすごい気に入っていただけに、小品の演奏はちょっと残念であった。ただご本人自身が、前半のプロで精力を使い果たしてしまうので・・・という様なコメントもあったが。
あと気がついたのが、聴衆。普通のGGのコンサートとはだいぶ違っていて、多分、氏の教室の生徒さんが多かったのではないかと思う。もっとも数は多かったが・・・。他の方のコンサートでもあのくらい入ってほしいものである。
2002.11.17
トゥリーナ ソナタ
セビリア幻想曲
ファンダンギーリョ
タレガ賛歌
ラファガ
(休憩)
ヴィラ・ロボス 前奏曲第1番
ブローウェル 舞踏礼賛
11月のある日
ディアンス タンゴ・アン・スカイ
マイヤーズ カヴァティーナ