竹とんぼ通信 子ども達のホームページ
平成13年2月10日 みんなで作った「古民家の詩」を読み上げる
目次 | ||
1 | たてまえ | 上棟式(たてまえ)のインタビュー |
2 | せんせい | 小島先生と子ども達 |
3 | うた | 子ども達のつくった古民家の詩 |
7月15日 上棟式(たてまえ)に参加して (^。^)§^。^§子ども達にインタビュー
「今日、上棟式に参加して、どうでしたか」 もちまきが楽しかったよ。上から投げられたおもちをとることが出来た。 学校の近くに来年古民家が出来るので、地域の人達と一緒にいろいろな行事に参加していきたいです。 古民家に一番近い学校は和泉小学校だけど、狛江市のいろいろな小学生や中学生が楽しんで、ここに集まって、たくさんの人達から昔のことを教えてもらいたいです。 |
狛江市古民家復元行事 「上棟式に参加して」 和泉小の子ども達のかかわりを通して 和泉小学校 小島美津子 2001年7月15日、日曜日の 暑いあつい昼すぎ。午後2時から上棟式は始まる。30分も前から和泉小学校の子ども達は集まって、古民家の骨組みになる柱やはりを見つめ、これから始まる伝統的な行事を待ちかねていた。次々と狛江市の大人達が会場にやってきて、建設現場を取り囲み始めた。人を掻き分けないと前へ進めないほどの込み方になってきた。それでも、開始時間には、和泉小学校の児童も20名ほど集まっていた。 和泉小学校は、今年4月に統廃合して、新しくスタートした開校1年目の学校である。古民家とのかかわりあいは今から1年前で、狛江第八小学校の3年生がはじめて持った。 2000年の春、古民家の予定地を訪れたときは、ただ広い空き地があり大きなイチョウの木が何本も立っていた。古い看板が散らかって捨てられ、青い大きな倉庫が目立っていた。草がボウボウと茂り、長い蔓の茎が地面いっぱいに広がり、綱引きをして遊んでいた子供たちもいた。周辺にはジャングルのような竹やぶが広がり、腰を曲げて入り込むと、「トカゲをみつけた!」といって大騒ぎになった。イチョウの木の裏には、桑の木が密集してトンネルのように覆いかぶさり涼しい木陰を作ってくれていた。そばには大きな石がごろんと置いてあるので、子供たちはそこに寝転んだり、座ったり、のんびりと散策を楽しんだ.タンポポやふきの畑を見つけた子供たちは、花飾りを作って頭に飾り、正方形の色タイルを見つけた子供たちは絵を描こうと大切に持って帰った。このままでも十分楽しめる空き地であったことを、今までは知らなかった。入り口にある1本のロープが子供たちを寄せつけなかったのであろう。 学校近くに古民家が建つと聞いて、どんな古民家にしていくか地域住民の意見を聞きながら運営していくということで、ぜひ子供たちの意見も聞いてほしいと思い、総合学習の時間に取り組み始めた。「ひまわりの苗を植えたい」「雑草を抜きに行きたい」「古民家はこんな風にしてほしい」「桑の木を守りたい」次々と子供たちの意見を実現してもらった。古民家ワークショップの皆様へ、今度はお礼の行事参加となった。春休み中の「土こね」、そして6月には和泉小学校となって、4年生全員の「土こね」を体験した。ワークショップの人達や市役所の担当の方、そして工事現場の人たちに大変お世話になった。特に、よい記念にもなり子供たちにとっても一緒に参加していると実感が持てるようになったのは、「こんな古民家にしてほしいな」の巨大ポスターの製作、発表会、市役所ロビーでの展示会で、新聞にも取り上げてもらった。今は、工事現場のフェンスに掲示されている。続いて「着工お祝いの詩」の子供たちによる発表と、ホームページ掲載、古民家復元ワークショップの新聞の「竹とんぼ」欄に八小の活動記録を報告してもらった。次々と子供たちの様子をいろいろな方面からピックアップしてくださったことが励みになった。 2001年度に入っては、七夕飾りのイベントに参加させてもらい、和泉小学校の2〜4年生の一人一人の短冊や飾りを竹に結びつけた。上棟式では、子ども達にもお祝いのお餅を撒いていただき、その上インタービューのチャンスも与えてくれた。古民家の行事が子ども達の生活に密着してきたという実感がする。 ここでうれしい話がある。第八小学校のとき、古民家にかかわっていたクラスの1人が転校していった。「夏休みに、古民家の土壁塗りをするよ」というニュースを友達から聞いて、家族で8月19日に間に合うように、もう狛江に来ているのだ。古民家にかかわったことで、狛江という町を中心に、友達がいつまでもつながっていくといいなと思った。「また来年も来てね、古民家でこんな行事をするから」ということで、毎年誘ってあげてほしい。転校や転勤していった人は、「古民家で会おう、みんなのふるさとだから」と夏の行事にして、その日をいつも開けていてほしい。そんな夢がもう実現しようとしている。狛江に住んでいる人達はもちろん、狛江とかかわりのあった人達、狛江が大好きな人達!! 遠くに離れていても、古民家はみんなの心のふるさととして、みんなで作り上げていくという気持ちで見守り、参加していきましょう。 (2001/8/19 小島) |
平成12年から完成までの2年間、子どもたちは狛江古民家復元事業に強い関心を持ち協力してくれました。
これを感謝し、狛江古民家復元ワークショップより感謝状を進呈いたします。平成14年4月27日
(この感謝状の写真をクリックすると大きく見やすい写真になります)
古民家の詩 狛江第八小学校三年生 |
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空き地でついに工事が 始まった。
草や木が なくなって 畑みたいに 広くなっていた。 前、ぼく達が 行ったときは、草がボウボウで虫たちがいっぱいいた。 バッタカマキリハチ モンシロチョウ それに トカゲやキノコ 松ぼっくりも いっぱいあった。
ぼく達三年生は 空き地となかよし 私達が植えたひまわり 市役所にかざられて うれしかったよ。 古民家に 池と川がある日本の庭があるといいな。 かいだんをつけて、屋根うらに登れたらいいな。 えんがわもあったらいいな。井戸もあったらいいな。 火ばちやいろりはあるかな。 古民家ができると思うと 今から わくわくしてしまう。 早く古民家ができてほしいな。工事のおじさんと やれるなら ぼく達も手伝うよ。私達も手伝うよ。 昔の家が 昔のように そのまま建っている そんな古民家を 狛江にいつまでも いつまでも 残る 古民家を ぜひ作ってください。 みんなで楽しく 遊べる古民家を。 みんなでいっしょに作りましょう。 |