キャンピングトレーラー RAPIDO club 31T キャンパートロリー

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中古で購入したラピードに、Camper Trolley CT1500 がついてきました。

MOVER TECHNOLOGY APS 製。2014年にkronings (デンマーク) と合併した様です。

2013-9製、CT1500、Load stress 300kg max、Hauling capacity 1,500kg maxです。

ちょっと新品は日本では買えない様な高価な物です。

メーカー直販では1,095ユーロ=\140k程ですが重たいので日本までの送料が330ユーロ=\42k程かかります。

ただ、残念な事に充電器が欠品してます…。

 

2020-9、今腰が痛くて22kgもあるキャンパートロリーを持ち上げる事が出来ないので、

とりあえずリモコンから修理する事にします。

バッテリー残量表示のLEDが1個欠けてます。

まぁ放っておいてもキャンパートロリーを使えないわけじゃないんですけど。

電池交換する為にネジを外して裏蓋を分解する構造です。

ネジが全部ありません…。テープで留めてあります。あとでネジを手配する事にします。

→ねじはこちらのM2.3x10mmのタップビスがぴったりでした。

LEDが死んでしまっているだけな様です。良かった。

交換します。折角なので紫のチップにしてみます。

全部点きました。チップタイプにしてしまったのでオーバーレイパネルから距離があります。

LED表示が1個減ったのか2個減ったのか判別できなさそうですが、まぁいいでしょう。

 

後日。腰がちょっと良くなったので本体を分解しています。

DCコネクター側のパネルを外すと、リチウム電池が出てきました。

LP148-5000。定格14.8V (3.7V x4)、5Ahです。2013-3製のリチウムポリマー電池です。

なんと、DCコネクタに直結されています。外部ヒューズも無く。びっくり。

DCコネクタ端に現在の電池残量の15.28Vが見えました。

そんな設計あり?DCコネクタでショートしたらこのリチウム電池は爆発するのでは?

頑丈な防爆ケースに入っているから大丈夫という考えでしょうか?

それとも電池パックに内蔵されている保護回路に全てを期待しているのでしょうか。

普通はそれ以外に2重3重の保護回路を設けるハズなんですが。

まぁでもメーカーがそう言うんだったらとりあえずそれに従います。

でも危ないのでFUSEだけは入れておきます

 

webで純正の充電アダプターを検索してみます。

純正品はACK1610、46.50ユーロ、\6,000程で売っています。16.8V (4.2V x4)/1Aです。

別途送料が214ユーロ=\30k近くかかります。買いません。

アリで同じ仕様の物を買いました。4直のリチウム電池充電用で16.8V/1Aです。US$3.53でした。

届くまで時間がかかるので、とりあえずKENWOODの安定化電源PA18-3Aで16.8V/1Aで充電しておきます。

→2020-10、追記。中国から充電器が届きました。

溶着ではなくプラスビス止めだったので、分解して中身を見てみます。

FUSEの代わりに抵抗が入っています。FUSE高いですからねぇ。

2次側にはLM358が居ます。

出力特性を見てみます。韓国製オシロ OWON SDS5032E中国製35W電子負荷を使います。

1chが出力電圧、2chは0.2ohmで出力電流を測定しています。0.25A/divになります。

負荷が軽くなると16.90V(テスター読み)まで上がります。4.225V/セルです。

1Aまできっちり出力電圧を出してもらいたい所ですが…。まぁ充電はしてくれるでしょう。

 それでは実際にキャンパートロリーを充電してみます。

と思ったら…。DCプラグが刺さりません…。

アダプターのプラグのスペックには5.5mm x 2.1mmとあったのですが、

キャンパートロリー側のDCジャックのピンが2.5mmでした。

アダプターを5.5mm x 2.5mmのプラグに交換、満充電までちゃんと充電できました。

 

それから内部の圧着端子が合っていません。

このファストン端子のオスは本来ハウジングに使うタイプです。

絶縁カバーに導電部が収まりません。この上からビニールテープを巻いてありました。

経年劣化でビニールテープが剥がれてしまったらリチウム電池はショートして爆発です。

危ないので圧着端子は余計なエッジを切り落として加工して熱収縮チューブを追加して、

ビニールテープ無しでも導電部が露出しない様にした上で元通りビニールテープを巻いておきました。

 

更にDCコネクタが外れかかっています。

何故か本来付けるべきワッシャが無くナットだけです。

ナットが樹脂パネルを削って緩んでしまったんですね。

ワッシャとバネワッシャを付けて緩まない様にしておきたい所ですが、とりあえず増し締めだけしておきます。

 

あとはキャタピラの劣化具合が気になります。

まぁ古い物なのでしょうがないですね。

最悪千切れてしまったら純正品を購入するしかないんですかね。

 

2020-12、キャンパートロリーを使おうとしたらリモコンの電池が無くなってしまっていました…。

新品マンガン電池入れて3か月しか経っていないのに。

リモコンの消費電流を測定してみます。

動作中は発信の有無に関らず38mA/3.0V程、暗電流は0.6mA/3.0Vでした。

マンガン単三乾電池の電池容量を調べてみたら、10mAの負荷で100h程の様です。

0.6mAでは1700h程、70日間、2か月ちょっとになります。

妥当だったんですね…。リモコンの設計に問題がありそうです。

しかも電池交換する為にはプラスの精密ドライバーが必要になります。そんなの車載していません…。

という事で、ネジ止め出来ません。使う時に電池入れて、使い終わったら抜いておきます。

 

2021-6、使っている途中でリモコンが効かなくなってしまいました…。キャンパートロリーが使えません…。

リモコンは全てのLEDが点滅しています。何かのエラーでしょうか。10秒程点滅した後にOFFになってしまいます。

電源ON(↑ボタン)以外の全ての操作を受け付けていない様です。

ハードウェアの故障でしょうか。分解して見てみますが特にアヤシイ箇所は見つかりません。

取扱説明書はこちらにありました。

webには似たような取扱説明書がいくつか見つかりましたが、うちのリモコンはこちらの取扱説明書が該当する様です。

熟読してみます。

もしかしてリモコンがキャンパートロリー本体とのペアリングの情報を忘れちゃったのかな?

リモコンのペアリング情報の消去をやってみますが、操作を受け付けてくれません。

キャンパートロリー本体の方はペアリング情報は覚えている様なので、

逆に本体の方のペアリング情報を消去してみます。電源ボタンを15秒押し続けます。

本体のペアリング情報は消去出来た様なので、今度は改めてペアリングしてみます。リモコンの電源をONにします。

するとリモコンとキャンパートロリー本体は正常にペアリングしてくれましたっ。動きますっ。

またリモコンで動かせる様になりました。良かったー。

 

 

 

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