Y30 トランク水漏れ修理

 

2014-9、トランク水漏れ修理をします。

スペアヤイヤの入っている所に水が溜まる程の水漏れがあります。

 

トランク右奥上。ここから滴っています。

多分窓枠のメッキモールの下が錆びて穴が開いています。

窓枠のゴムは既に購入済み。

大がかりな修理が予想されるので腰が重い…。

 

こちらも。

トランク左のトランクリッドのウェザーストリップが破けてます。

ゴムがチューブ状になっていて、トランクを閉めるとチューブがつぶれる事によってトランクの気密を保つ事になってます。

ここからチューブに水が入ったとしたら、↓ここから排水されます。

トランクの内側です。本来は空気抜きの穴なので内側で良いのですが。

スペアタイヤの所にいっぱい水が溜まる原因は主にここではないかと思っています。

ゴム用接着剤で接着してみました。

気密出来ていなさそうだし、すぐまた破れそうなので、上からゴムシートを貼りつけてみました。

が、ゴムが厚すぎたのかすぐ剥がれてしまいます。

次に自転車のタイヤ補修のパッチをつけてみたのですが、やはりすぐ剥がれてしまいます。

やっぱり厚いからいけない様で。

なので、薄いゴムという事で、子供から風船をもらって貼りつけてみました。

美しくない…。百均のゴム風船の耐久性も気になります。

まぁとりあえず。

 

他にも原因と思われる所はあります。

ウェザーストリップが刺さっている板金が錆びて一部壁が欠損。

ここが水漏れの原因なのであれば溶接しないといけません…。

錆も多いので錆止めもしないと。

ウェザーストリップの溝(板金に刺さる所)には灰色のシリコンシール剤が塗られていたのですがちょっと塗り方が中途半端で…。

かえって溝に入ってしまった水が出てこないで板金のサビが進行してしまっている様な。

他にも。

トランク回り、サビが多いので早くなんとかしないと。

 

2014-11-3

やっぱり百均風船はこんなもんです。

ところでこんな物を見つけました。

LOCTITE 黒ゴム接着剤

ゴム長靴の補修とかに使える様です。期待出来ます。

百均風船と接着剤を剥がしてから黒ゴム接着剤を試してみました。

なかなかいい感じです。ウェザーストリップは新品同様に蘇りました。

→2020-8、6年経ちましたが何も問題ありません。バッチリです。

 

2015-6-13、梅雨を目前にしてもうちょっと水漏れ対策。ウェザーストリップ回り。

ここから結構漏れているっぽい。現状相変わらずスペアタイヤの所に水が溜まります。

ついでに周辺のサビ補修。

板金の繋ぎ目のシール剤がヒビだらけで水が浸みて板金が錆びてしまっています。

拡大。

タッチアップした跡がありますが…。サビの上から塗ったのでしょうね。意味無しです。

リューターでワイヤーブラシの真鍮とスチールを駆使してサビ取り。

シール剤もサビ取りの必要がある所は削ります。

そして再シール。純正指定のPITWORK シーカフレックス 221T ホワイト

シール剤は予想以上に流動性が高く、美しく仕上げられませんでした…。

雨水が溜まる所ではないのでサビはありませんが、ここ↑もヒビだらけなので上塗りしておきます。

そして塗装。

プラサフを吹いてからホワイト326で塗装。

シール剤の上へも塗装します。

ウェザーストリップがはまる壁の欠損してしまった部分は、結局溶接はやりませんでした。

もし溶接するのであれば、きちんと平面が出ていないとウェザーストリップの防水性能(壁の板金に対しての)に期待が出来ません。

私の溶接技術では無理があります。

あ、パテは当然強度的に駄目です。

それから、そもそもこの30年前の(であろう)ウェザーストリップに防水性能を期待してはいけないような気がします。

なのでシリコンシーラント(セメダイン8000 クリア)でがっつり防水してしまいます。

板金の壁から5mm程の所に隙間無く1周。

もちろん欠損部分は念入りに。

これでもうウェザーストリップの下の板金に浸水する事は無いハズです。

これでウェザーストリップ部分は完成。

雨漏りはバッチリ止まりました。

何故か窓枠からの漏れも殆ど無くなった様な気がします。

きっとここからは元々少量の水漏れだったのだと思います。

 

2016-12、窓枠のモールの下のサビ修理をやりました。

トランク回りはサビの再発も無く防水もバッチリです。

 

→2020-8、トランク回りのサビは再発しませんが、

テールランプ裏からサビ汁が出てきました…。

テールランプ裏のシール剤の劣化による物だと思います。

 

 

 

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